二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- 夢ズマ◇謎の天才少女◇ 脅威の侵略者編【06/27 >>6】
- 日時: 2016/01/14 02:03
- 名前: 世梨果 ◆t4bgREaztQ (ID: KzKevu2R)
フットボールフロンティアで優勝に輝いた雷門中サッカー部。しかし、そこに空から黒い流星の様な物が降ってくる。雷門中に戻った彼らが見たものは、破壊された校舎と倒れたOB達だった。
自らを宇宙人と名乗る謎のチーム「エイリア学園」は、サッカーによる世界征服を宣言し、稲妻町のあらゆる学校を破壊する。
新監督“吉良瞳子”と副監督“雨城零”を迎えた雷門イレブンは、日本中から共に戦う仲間を集め、エイリア学園に立ち向かう———…
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おはこんにちばんは。
そして初めましてorご無沙汰です。
世梨果です。
この小説は以前わたしが作っていた小説の改訂版なんですが、昔の小説は文章が恥ずかしいので見ないで下さい。
【お知らせ】
・02/27>>149
【返信】 new↑ ↓old
・世詩瑠s>>54-55
【目次】 old↑ ↓new
オリキャラ設定>>1
第27話「宇宙人が来た!」 >>2-5 >>2 >>3 >>4 次回予告>>5
第28話「出撃!雷門イレブン!!」 >>6-8 >>6 >>7 次回予告>>8
第29話「倒せ!黒の11人!!」 >>9-12 >>9 >>10 >>11 次回予告>>12
第30話「脅威!エイリア学園!!」 >>13-17 >>13 >>14 >>15 >>16 次回予告>>17
第31話「伝説のストライカーを探せ!」 >>18-23 >>18 >>19 >>20 >>21 >>22 次回予告>>23
第32話「雪原のプリンス!」 >>24-27 >>24 >>25 >>26 次回予告>>27
第33話「エースストライカーは誰だ!」 >>28-32 >>28 >>29 >>30 >>31 次回予告>>32
第34話「衝撃!エイリア学園!!」 >>33-35 >>33 >>34 次回予告>>35
第35話「イプシロン来襲!」 >>36-39 >>36 >>37 >>38 次回予告>>39
第36話「かくされた力!」 >>40-42 >>40 >>41 次回予告>>42
第37話「帝国の逆襲・前編!!」 >>43-46 >>43 >>44 >>45 次回予告>>46
第38話「帝国の逆襲・後編!!」 >>47-49 >>47 >>48 次回予告>>49
第39話「最後のワイバーンブリザード!」 >>50-53 >>50 >>51 >>52 次回予告>>53
第40話「一之瀬!最大の危機!!」 >>56-59 >>56 >>57 >>58 次回予告>>59
第41話「デザームの罠!」 >>60-63 >>60 >>61 >>62 次回予告>>63
第42話「激闘!最凶イプシロン!!」 >>64-66 >>64 >>65 次回予告>>66
第43話「じいちゃんの究極奥義!」 >>67-69 >>67 >>68 次回予告>>69
第44話「もうひとつのマジン・ザ・ハンド」 >>70-72 >>70 >>71 次回予告>>72
第45話「激震!最強のジェネシス!!」 >>73-76 >>73 >>74 >>75 次回予告>>76
第46話「キャプテンの試練!」 >>77-79 >>77 >>78 次回予告>>79
第47話「南海の大決闘!」 >>80-82 >>80 >>81 次回予告>>82
第48話「炎のストライカー!」 >>83-85 >>83 >>84 次回予告>>85
第49話「ノリノリ!リズムサッカー!!」 >>86-88 >>86 >>87 次回予告>>88
第50話「うなれ!正義の鉄拳!!」 >>89-91 >>89 >>90 次回予告>>91
第51話「逆襲! イプシロン改!!」 >>92-93 >>92 次回予告>>93
第52話「復活の爆炎!!」 >>94-96 >>94 >>95 次回予告>>96
第53話「凍てつく闇・ダイヤモンドダスト!」>>97-99 >>97 >>98 次回予告>>99
第54話「最強の助っ人アフロディ!」 >>100-103 >>100 >>101 >>102 次回予告>>103
第55話「円堂・新たなる挑戦!」 >>104-106 >>104 >>105 次回予告>>106
第56話「対決!円堂vs豪炎寺!!」 >>107-109 >>107 >>108 次回予告>>109
第57話「奇跡のチーム!ザ・カオス!!」 >>110-112 >>110 >>111 次回予告>>112
第58話「炸裂!ファイアブリザード!!」 >>113-115 >>113 >>114 次回予告>>115
第59話「ついに来た!エイリア学園!!」 >>116-119 >>116 >>117 >>118 次回予告>>119
第60話「エイリア学園の正体!」 >>120-124 >>120 >>121 >>122 >>123 次回予告>>124
第61話「最終決戦!ザ・ジェネシス・前編!!」>>125-128 >>125 >>126 >>127 次回予告>>128
第62話「最終決戦!ザ・ジェネシス・後編!!」>>129-131 >>129 >>130 次回予告>>131
第63話「終わりなき脅威!」 >>132-137 >>132 >>133 >>134 >>135 >>136 次回予告>>137
第64話「激突!雷門vs雷門!!」 >>138-142 >>138 >>139 >>140 >>141 >>142
第65話「友情の究極奥義!」 >>143-145 >>143 >>144 次回予告>>145
世界へ!>>147
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- 続き ( No.14 )
- 日時: 2013/02/21 22:02
- 名前: 世梨果 ◆t4bgREaztQ (ID: ekp2OEpi)
ピーーーッ!
ドリブルであがるゲイルを染岡と土門が止めに行くが、簡単にかわされる。
染・土「…;」
鬼道「(本当に無いのか…奴等に付け入る隙は…)」
一之瀬はグリンゴに向かうが、グリンゴはかわしてゲイルにパス。
鬼道「…?」
ゲイルはギグにパスした。
鬼道「!!
(まさか奴等…!)」
鬼道は何かに気付いた。
ギグは一旦、後方に居たゲイルにパスする。
だがそれを鬼道がカットした。
風・豪・土・円「!」
瞳子「! …」
少し驚く瞳子。
[おおっと鬼道がカットしたぁ!!]
鬼道「…豪炎寺!」
円堂「よし、フリーだ!」
豪炎寺「…ファイアトルネード! …!」
回転時、男達が目に映る。
ボールはゴールポストに当たってエリア外へ行った。
[外した!?豪炎寺がファイアトルネードを外しましたぁ!!]
豪炎寺「…;」
染岡「ご、豪炎寺が…;」
目金「ファイアトルネードを外すなんて…;」
円堂「………」
驚愕する選手達。
男達はにやりと笑う。
春奈「惜しーい!もう少しだったのに!」
豪炎寺「……」
瞳子「……」
円堂「どんまいどんまい!次は決めていこうぜ!」
円堂が元気付けるように言った。
零「外したんだー、彼奴。」
ポッケに手を突っ込み、ベンチにドカッと座る零。
春奈「零君!帰ってたの?」
零「今ね。」
零は瞳子の方を見、何かを確認したかのようにベンチに就いた。
鬼道「(やはり思ったとおりだ…)
風丸、次に俺が取ったらあがってくれ。」
風丸「ぇ?」
鬼道は守備位置に戻り、豪炎寺にも何か伝えていた。
零「…鬼道さんは気付いたみたいっすね。」
瞳子「………」
(抜かし)
[失敗です!何と雷門中、またもや必殺技決まらず!]
「「「…;」」」
土門「そんな事ってあるのかよ…豪炎寺が、2回も外すなんて…;」
瞳子「………」
豪炎寺「……;」
男達「………((ニヤ」
零「………」
瞳子は調子の悪そうな豪炎寺を見、男達は豪炎寺を見てにやにやと笑っている。
零はその男達を真顔——軽そうな笑みで見ていた。
ピッピーーーッ!!
[ここでホイッスル!13−0!エイリア学園が大きくリードして前半終了です!!]
.
円堂「…攻撃パターン?」
鬼道「例えば、あのMFが中盤でボールを取った時、一度右のDFに下げて、ディフェンスで体勢を立て直す。左のMFがライン際でボールを取った時は、後ろのDFを通して、女のMFに渡す。」
一之瀬「そうか、それで彼処に来るって分かったのか…」
塔子「何時の間にそんな事を…!」
円堂「凄ェぜ鬼道!やっぱりお前は天才ゲームメイカーだ!」
皆が鬼道を褒めている間、豪炎寺は男達を見ていた。
風丸「これならいけるな!(零「いけるって何が?」!」
口々に鬼道を褒める雷門イレブンに、零が口出しした。
豪炎寺も思わず其方を見る。
風丸「…何だよ。」
零「たったそれだけの情報で敵を倒せると思ってんスか?プレイは出来ても、身体はボロボロですよ?」
左足を組み、左足の上に肘をついて言う零。
染岡「いきなり何言い出してんだ!」
零「うわーお、ほぼ答えは言ってるってのに。どんだけ低脳。アンタは分かると思ってたましたがね、天才ゲームメイカーさん?」
鬼道「……」
零は挑発的に鬼道を見る。
鬼道は少し悔しそうに零を見た。
零「鬼道さんの言う通り、ジェミニストームの攻撃には一定のパターンがあります。」
秋「ぇ…零君も、気付いてたの?」
零「見てれば分かりますよ。ねぇ監督。」
瞳子「ええ。」
秋「ぁ、すみません…;」
秋は俯いた。
零「…アンタ達、今自分がどういう状態だと思います?」
土門「状態?」
周りを見る雷門イレブン。
零「簡単に言えば、攻撃パターンっていう情報のみを武器に、アンタ等はボロボロな身体で戦おうとしているって事。んな事無理でしょ?」
円堂「じゃあどうすればいいんだよ。」
零「それは監督の仕事。」
零は瞳子に話を振った。
瞳子「…此方のディフェンスを全てここまであげて、全員攻撃するのよ。」
監督の作戦は、DFをギリギリまであげて、全員で攻撃するというモノだった。
「「「!?」」」
土門「そ、そんなにあげるんですか?」
風丸「でもそれじゃあ、DFが居ないも同然!それこそ奴等に抜かれでもしたら、終わりじゃないですか!!」
反論を買う瞳子。
だがそんな事は気にせず、
瞳子「だったら、抜かれないようにする事ね。」
とだけ言って、ベンチに戻った。
塔子「何なのあの監督!何で零は従ってるんだ!?」
円堂「いやぁ、俺もよく分かんないんだけどさぁ…でもまぁ、とにかくやってみようぜ!SPフィクサーズに勝てたのも、監督の作戦があったからなんだしさ!!」
鬼道「………」
鬼道はベンチの方をじっと見ていた。
.
(抜かし・CM)
.
- 続き ( No.15 )
- 日時: 2013/03/10 15:13
- 名前: 世梨果 ◆t4bgREaztQ (ID: ekp2OEpi)
リーム・ディアムのシュートで攻撃される円堂。
雷門イレブンは見ているしかなかった。
[エイリア学園怒涛の攻撃!!全員あがっている雷門中、何も出来ません…!]
豪炎寺「くっ…」
秋「監督…零君…;」
塔子「っどうすんだよ鬼道!このままじゃ円堂がもたないよ!」
鬼道に問いかける塔子。それに続いて一之瀬も。
一之瀬「やっぱり無理なんだよ、こんなフォーメーション!!」
鬼道「…
(分からない。監督も零も、一体俺にどうしろと…)」
鬼道は瞳子と零が座っているベンチの方を見つめた。
鬼道「(どう考えても、攻撃だけでゲームを組み立てるなんて不可能…。……“不可能”?)」
(抜かし)
ピッピッピーーーッ!!
[ここで試合終了!エイリア学園、32−0で圧勝です!!]
秋「円堂君…!;」
円堂に駆け寄るマネージャー達。
秋「大丈夫…?円堂君!;」
秋の声は微かに震えていた。
雷門イレブンの後ろの方では、怪しい光に包まれているジェミニストーム。
レーゼ「…」
零「…」
レーゼ・零「………」
零とレーゼはお互いを見合い、レーゼは少し寂しそうな表情をしている。
風丸「……?」
風丸だけが、2人がお互いを見合っていることに気付いていた。
そしてジェミニストームは消え入った。
豪炎寺「………っ;」
瞳子「………」
.
夕方———
円堂・マネージャー・零は、キャラバンの中に居た。
秋「はい。」
円堂「いっつ…;」
円堂の背中に湿布を貼る秋。
春奈「零君、何調べてるの?」
零「株価。1分でも変わっちゃうから、目を離したら終わりだ。」
春奈「……;」
1人離れた場所でパソコンをしている眼鏡を掛けた零は、画面から目を離さずに春奈の質問に答えた。
.
塔子「ごめんよ皆。あたしが一緒に戦おうなんて言わなきゃ、こんな事にはならなかったんだ…」
風丸「塔子のせいじゃない。…俺達に、力が無かったんだ…」
それぞれ反省をしている。豪炎寺は1人、木に寄りかかっていた。
風丸「…円堂、大丈夫かな…」
土門「かなりシュート喰らってたよな…」
キャラバンを見つめる雷門イレブン。
染岡がいきなり声を張り上げて言った。
染岡「納得いかないぜ…何なんだよ彼奴等!!DFをあんなとこまであげるなんて…」
木に拳をぶつける染岡。
染岡「“どうぞ点取って下さい”って言ってるようなもんじゃないか…!折角鬼道が奴等の攻撃パターン見抜いたのによ…」
目金「結果は32−0で完敗。1回目の時より酷い負け方ですからね…」
壁山「SPフィクサーズとの時は、凄い監督だと思ったのに…」
染岡「特に副監督…試合中居なくなった癖に、いきなり偉そうに指示しやがって…。理事長に連絡して、監督を変えて貰う!」
染岡は振り返り、そう言った。
だが、そんな染岡を鬼道が引き止めた。
鬼道「待て染岡。」
染岡「何だよ鬼道。…まさかお前、あの2人の肩を持つんじゃないだろうな!あんな訳分かんない奴等の!!」
鬼道「そういう訳じゃない。だが、結論を出すのは、監督達の考えを知ってからでも遅くはない。」
風丸「考え?」
豪炎寺「…」
豪炎寺は顔をあげた。
- 続き ( No.16 )
- 日時: 2012/07/24 20:02
- 名前: 世梨果 ◆t4bgREaztQ (ID: ekp2OEpi)
染岡「何だよ、考えって…」
鬼道は監督の考えを話し始めた。
鬼道「零の言ってた通り、前半を終えた時点で、俺達の体力は限界に達していた。…もし後半、あのまま俺の作戦で試合を続けていたら、どうなっていた?」
風丸「どうって…。…!」
ジェミニストームと最初に戦った時の事を思い出す。
風丸「俺達も、マックスや半田達みたいに、病院行き…;」
鬼道「ああ、確実にな。」
一之瀬「じゃあ監督達は、俺達を守るために…?」
栗松「そういう事だったんでヤンスかぁ!!」
土門「…でも、本当にそれで良かったのか?」
意見が纏まり出した皆に、土門が抗議する。
土門「どんな状況でも全力で戦う。それが俺達のサッカーだろ!」
「「「………」」」
染岡「フッ、土門の言う通りだぜ!円堂を犠牲にして俺達だけ助かって、そんなの雷門のサッカーじゃねぇ!((ガラッ「それは違う!」
「「「?」」」
声のした方に目をやる。
円堂だった。
「「「円堂!/キャプテン!」」」
円堂に続いてマネージャー達も出てきて、キャラバンに残っているのは零だけになった。
塔子「円堂、動いて大丈夫なのか!?」
円堂「平気平気!こんな傷屁でも無ぇって!…痛っつ…;」
腕を挙げて見せたが、まだ傷が痛むため顔を顰める。
夏未「調子に乗り過ぎよ。」
夏未が呆れて言った。
染岡「で、どういう事なんだよ。それは違うって。」
円堂「監督と零は、奴等を使って、俺を特訓してくれたんだ。」
一之瀬「特訓?」
円堂「ああ!奴等のシュートを受け止めるためには、実際に受けながら特訓するのが、1番の近道だからな!お陰で最後の最後、ちょっとだけ奴等のシュートが見えた!」
風丸「! 本当か円堂!」
円堂「うん!それに奴等の必殺技も経験出来た!凄かったよなぁ、あの必殺技!今でも手がヒリヒリしてらぁ。…でも思ったんだ俺。これなら取れない事はない。もっともっと特訓して、力を付ければ必ず取れるって!」
目金「つまりあの2人は、今日の試合を捨てて、次の試合に勝つために、僕達の身を守り、円堂君にキーパーの練習をさせていたという事ですね!」
綺麗に纏める目金。
染岡「…鬼道、そうなのか?」
鬼道「ああ。」
染岡「……そういう事だったのか…」
豪炎寺「…」
豪炎寺は俯く。
壁山「やっぱり、監督って凄い人ッス!…あ、監督…」
瞳子が戻ってきた。
雷門イレブンに歩み寄り、豪炎寺の方を見て言った。
瞳子「豪炎寺君。」
豪炎寺「! ……」
瞳子「…貴方には、チームを離れて貰います。」
豪炎寺「!」
円堂「!?」
栗松「い、今何て言ったでヤンスか監督。離れろとか何とか…」
春奈「ど、どういう事ですか…?;」
秋「さ、さぁ…」
動揺する雷門イレブン。
瞳子「………」
豪炎寺「……!」
豪炎寺は何かに気付き、踵を返した。
円堂「ちょ、ちょっと待てよ豪炎寺!;…どういう事ですか、監督。豪炎寺に出て行けなんて…」
風丸「そうですよ監督!豪炎寺は雷門のエースストライカー。豪炎寺が居なきゃ、彼奴等には……」
反論する雷門イレブン。
土門「もしかして今日の試合でミスったからか…?」
円堂「! そうなんですか、監督!それで豪炎寺に出て行けって…」
風丸「ちゃんと説明して下さい!」
瞳子「…私の使命は、史上最強チームを作る事。そのチームに豪炎寺君は必要無い。それだけです。」
「「「!!」」」
円堂「でも、それじゃ説明に…! 豪炎寺!」
豪炎寺は円堂が言っている間に何処かへ去って行った。
円堂「…っ!」
秋「! 円堂君!」
円堂は豪炎寺を追って走っていく。
その時、零がキャラバンを降りたのに誰も気付かなかった。
.
(抜かし)
.
豪炎寺はとぼとぼと歩いている。
———ザッ
誰かが豪炎寺の前に現れた。
豪炎寺「っ!…お前;」
.
(ED)
.
- 次回予告 ( No.17 )
- 日時: 2012/04/05 18:31
- 名前: 世梨果 ◆t4bgREaztQ (ID: ekp2OEpi)
豪炎寺が雷門イレブンから去った…
だけど、悲しんでばかりはいられない。
凄いストライカーを求めて…
走れ!!イナズマキャラバン!北海道へ!!
次回イナズマイレブン、
「伝説のストライカーを探せ!」
これが超次元サッカーだ!!
キャプテン、今日の格言!
「どんまいどんまい!次は決めて行こうぜ!!」
以上!!
- 第31話「伝説のストライカーを探せ!」 ( No.18 )
- 日時: 2013/03/13 18:26
- 名前: 世梨果 ◆t4bgREaztQ (ID: ekp2OEpi)
もう日は暮れ、辺りはすっかり暗くなっている。
染岡「監督!何で豪炎寺を追い出すんですか!」
瞳子「…“必要無い”。ただそれだけよ。」
染岡「……っ、あのなぁ!!」
鬼道「もう止めろ。」
鬼道は染岡の肩を掴んだ。
鬼道「そんな事をしても、豪炎寺は戻って来ない。」
染岡「っ……(一之瀬「染岡。」!」
2人は一之瀬を見る。
一之瀬「……」
染岡「っ! ………クソッ!」
一之瀬は静かに頷く。
染岡は腹いせに地面を蹴った。
目金「…! 円堂君。」
「「「!」」」
円堂が帰って来た。
一之瀬「円堂、豪炎寺は?」
円堂「……行っちまった。」
ぽつりと言う円堂に、染岡が食って掛かる。
染岡「何で止めなかったんだよ!」
円堂「……彼奴は、絶対、戻って来るよ。」
「「「………」」」
沈黙。
土門が唇を割った。
土門「何だよ、豪炎寺の奴…1人でゲームセットか。(円堂「違う。」
円堂「別れはゲームセットじゃない。出会いのための、キックオフだ!」
円堂は顔を上げて言った。
瞳子「…((pllpllpll ! ((ピッ」
響木からのメールだった。
瞳子「…“北海道、白恋中のエースストライカー・吹雪士郎をチームに引き入れ、戦力アップを計れ。”」
円堂「!」
.
(OP)
.
キャラバンの外では、瞳子と古株が北海道へのルートについて話し合っている。
円堂「…で、その吹雪士郎って誰だ?」
一之瀬「何で響木さんは、其奴をチームに入れろって言うんだ…」
カタカタ———
春奈はパソコンで吹雪士郎の事を調べている。
春奈「! 分かりました!!」
パソコンを持った春奈を中心に、皆集まってくる。
染岡「“熊殺しの吹雪”?」
鬼道「“1試合10点。たった1人で叩き出した”…」
一之瀬「“熊よりデカい”?」
風丸「“ブリザードの吹雪という異名を持つ”…?」
栗松「噂ばっかりでヤンス…」
円堂の頭を夏未が退けた。
夏未「これで吹雪士郎の事が分かったって言えるの?」
春奈「でも、これが限界なんです…画像も公式記録も無くて…(鬼道「何故…」!」
鬼道「フットボールフロンティアには参加しなかったんだろうか…」
鬼道は顎に手を置いて考える。
春奈「さぁ…」
円堂「…よーっし、この目で確かめてやろうぜ!その吹雪って奴の実力を!」
ガラッ———
キャラバンのドアが勢いよく開いた。
一部「!!」
秋「零君!」
ドアの前に立っていたのは零。
零はゆっくりと中に入る。
春奈「何処に行ってたの?」
零「何処でもいいだろ。」
春奈達の脇を通り過ぎ、自分の席に就く零。
風丸「居なかったから驚いたんだぞ?」
零「監督に許可は取ったんだ。僕がどうしようが勝手でしょ。」
零は嘲笑いながら、足を組み、携帯を開いている。
一之瀬「俺達は聞いてなかったけど…;」
零「他人事でしょ? 放っといて下さい。…地球にはこんな言葉がある。“触らぬ神に祟り無し”。何ちゃって。」
愉快そうにケラケラと笑う零。皆はムッとした表情になる。
だが零は無視して春奈に目をやった。
零「音無。吹雪士郎のデータは諦めな。」
春奈「ぇ…」
零「“絶対に”…、出てこないからさ。“闇夜の綿”って言ってねー。」
他人事のように適当に言う零に、皆は無言になる。
円堂が沈黙を破った。
円堂「…零って、よく分かんないな。」
染岡「ケッ、何が他人事だよ。折角皆が心配してやってんのに、ふざけやがって…」
風丸「………」
風丸は困ったような顔をしていた。
.
キャラバンの殆どの者達は寝ている。
起きているのはマネージャー・零・染岡と土門、塔子だ。
秋と春奈はマネジメント、夏未は特に何も。零はパソコンを弄っている。
パソコンの画面には、エイリア学園に破壊された学校の画像が映っている。その画像の中の瓦礫の陰になってる場所にカーソルを移動させ、拡大して見ていた。
土門は周りに迷惑がかからないようにコソッと染岡に話しかけた。
土門「なぁ、伝説のエースストライカー吹雪って、どんな奴だと思う?」
染岡「ウチのエースストライカーは豪炎寺に決まってるだろ!」
土門「あ、あぁ;」
染岡は豪炎寺の席を見つめ、そして瞳子の方を睨んだ。
土門「………」
plllllplll((ピッ
塔子の携帯が鳴った。
塔子「…ああ、スミス?…え。パパが見つかった!?」
「「「!?」」」
その声で雷門イレブンは全員起きた。
.
『謎の宇宙人達に攫われていた、財前総理が、解放され、無事に保護されました。しかしこの数日間、何処に居たのか等の詳細は、明らかになっていません。』
春奈のパソコンの画面を見ている雷門イレブン。
零だけは自分のパソコンで見ていた。
秋「よかったじゃない。」
春奈「お父さんに会えますね!」
塔子「…東京には戻らないよ。」
マネージャー「え?」
塔子「あんな奴等は絶対許せない!」
ジェミニストームとの試合を思い出す。
塔子「…だから、皆と一緒にサッカーで戦う!円堂、一緒に戦おう!」
円堂「…よし、地上最強チームになろうぜ!」
塔子と円堂は拳をぶつけ合った。
マネージャー達は呆れる。
零「…ふぅ。」
零は肘を窓枠に突き、2人を見上げていた。
.
.
.
今度は零以外の者は全員寝ている。
零は1人、暗い中パソコンを点け、何かを調べているらしい。1人でいるにも拘らず、笑顔だった。
そしてそのまま朝になった。
.
.
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