二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- オリキャラ設定集と小話
- 日時: 2014/10/29 10:53
- 名前: エスト ◆yExe7MqAhc (ID: cFBA8MLZ)
(代・ω・)どうも初めまして、エストとか言う者です。まぁ代理もっきゅとでも呼んでk←
オリキャラや版権をごっちゃまぜにした小話をまぁ適当につらつらと書いていきます。
更新速度無いに等しいけどねー←
オリキャラはこちら >>
名前:ミア=ブルームフィールド
性別:女
年齢:15歳
性格:明るく、負けず嫌い。少々猪突猛進的な部分あり。大事な場面では多少ツンデレが入ったりする
外見:藍色のポニーテールに青い目、黒と赤を基調とした小さめのゴシックドレスを着用。背の高さは大体150cm前後
元になったキャラ:『プリティーリズム・ディアマイフューチャー』の主人公『上葉みあ』
戦闘スタイル:両手に剣を一本ずつ持って戦う『双剣士』のスタイル
現在までの経緯:
ごく普通の環境で普通に育ったミア。ある日少女は偶然彼(以下に記載)の姿を目撃し、自分が強いんだということを示すために彼に戦いを挑もうとするも、いっつもやられてしまう。
それ以降ずっと彼をライバル視しているとか(勝手に
台詞サンプル:
「あたしはミア。どんなことが起きても突っ走るよ!」
「みぃつけたぁー!!今日こそ、今日こそあたしが勝ぁーつ!!あたしが一番ーっ!」
「な……べ、別にアンタにお礼を言われるようなことなんかしてないわよ!あたしがやりたかっただけよ、やりたかっただけ!」
逃走中でのスタイル:基本的にミッションは参加。ただし運要素のあるミッション(2つのレバーのうち1つはハンター放出など)は参加しないことがある。自首はしない
ダブルイ=ヴィスラング=フォード(ミアのいう彼)
性別:男
年齢:19歳
性格:ぶっきらぼうで少々誤解されがちだけど根は普通にいい人。仲間をひどく傷つけられたり陥れられたりするとキレる。あとなかなか表情に出さないけど照れ屋だったりする
外見:茶髪青目、緑のシャツの上に黒いジャンバー、青のズボン。背中に愛用の剣を背負っている
戦闘スタイル:剣による攻撃に特化した『剣闘士』スタイル
現在までの経緯(ネタバレあり):
血のつながらない妹(以下に記載)とともに各地を転々としているただの旅人剣士。
1年前に彼がとある世界……魔女界で生まれたことが判明し、その世界を救った英雄であるのだが、彼はそれを放棄。あくまで旅人のスタンスを崩さない。
魔女界で生まれたため、半分は魔女の血が流れており、変身して戦っていた時期があったが、魔女界を救ったと同時に、変身中に戦う力は完全に失われた……のだが、神の悪戯か、変身する能力自体は残ってしまったというオチ。
しかしリクエスト話にて再び魔女っ娘に変身して戦う力を得てしまった悲劇←
現在はライブにダンスなど、音楽業界に関する練習を行っている。
台詞サンプル
「オレは気ままに旅している方が性に合ってるんだよ」
「……ま、その諦めの悪さがお前の強さかもしれないな……」
「てめぇ……!!リコリスとミアを傷つけやがったなっ!!貴様のような下衆野郎は許さねぇ!!冥界の果てで懺悔しやがれ!!!」
逃走中でのスタイル:ミッションは必ず参加。自首はしない
備考:女難の相ありなのに女性に好かれまくり。一級フラグ建築士なのに超一級恋愛フラグクラッシャー
……だったのだが、デート体験にてフラグクラッシャーがついに消滅した
異世界の人物との交流経験(ただし女性のみ):
QMA(ルキア、アロエ、ユリ、アイコ、メディア、ミュー、マヤ)
ポップン(にじっ娘、ミニッツ、ポエット)
モバマス(安部菜々)
家族構成(NEW!):母(魔女界の女王様)、姉(女王様の娘)、妹(血は繋がっていない)
恋仲:夢野みらい
変身で性転換の共通点:観束総二←→テイルレッド
リコリス=エルネシア=フォード
性別:女
年齢:16歳
性格:明朗快活で優しい。母性が強く子供が好きな一面も
外見:金長髪緑目、白ワンピ着用。頭に羽の髪飾り
戦闘スタイル:魔法による攻撃・回復・補助を扱う『魔道士』スタイル
現在までの経緯:
5歳の頃自分に宿る魔力のせいで村を追われそうになり、自分でその生まれた村を滅ぼしてしまった。
あれからしばらく虚ろな状態になっていたが、兄の献身により無事に回復。
現在は兄とともに旅先で仕事をこなしながら生活をしている、これまたただの旅人魔道士。
現在は自分よりも兄の恋の行方を心配しているとか←
逃走中ではゲームマスターも担当。
台詞サンプル:
「こういう時って、なんだか嫌な予感がするのよね」
「ねぇお兄ちゃん、これからどこに行くの?」
「まったくもぉ……お兄ちゃんってほんと鈍いんだから……」
逃走中でのスタイル:ミッションは必ず参加。ペアを組む時は兄優先。自首はしない
ミーティア=エル=セフィリス(6/24 NEW!)
性別:女
年齢:14歳
性格:おとなしめで、誰に対しても一歩引いて接する
外見:少し長めの茶髪に水色の目、簡素な空色のジャンパースカートに紋様が描かれた水色のマントを着用
実はオリキャラ勢の中で唯一B85以上でスタイルがかなりいい
戦闘スタイル:契約した様々な精霊を召喚し、戦わせる『精霊使い』
現在までの経緯:
9年前に魔族に襲われ、すんでのところで当時10歳だったダブルイに助けられた時から好意を抱く。
その後、友達にもらった本を捲った時に放たれた光により、自身に精霊と契約する力を得てしまい、各地の精霊を見つける旅に。
道中、再びダブルイと会い、彼と共に旅をしていたこともあった様子。
しかし、結局想いを伝えることができず、悪夢に苛まれてしまうがそこも彼に助けられ、彼から「想いには答えられない」と振られてしまうも、吹っ切れたようだ。
逃走中ではゲームマスター補佐も担当。
台詞サンプル:
「えっと……頑張ります」
「私、これでも皆さんの役に立てるでしょうか……」
「かないませんね……あなたには」
逃走中でのスタイル:腕力が必要になるミッションは参加しない(というかできない)、自首は時と場合による
スズ(9/3 New!)
性別:女
年齢:13歳
性格:無邪気で元気いっぱいだがかなりのイタズラ好き。あと女の子に対してのみ軽度のキス魔(!?)
外見:水色の短めのツインテールに透き通るような青い目、服は桃色のジャンパースカート。身長は140cmと小柄
戦闘スタイル:攻撃・回復・補助と一通り使いこなす万能タイプだが、その方法が一辺倒
現在までの経緯:
とある王国で冒険を続けていたところ、突如他国へ旅立つ決意をしたとか。
幼い頃からシャボン玉で遊ぶのが大好きで、いつの間にかシャボン玉による独自の技や魔法を編み出すまでに至った天性の才能を持つ。
可愛い女の子が大好きらしく、見かけては肌身離さず持っているシャボン玉セットで泡まみれにしたり閉じ込めたりしてはその様子を見て楽しんでいる(もっとも使わずとも出せるのだが)。
なお、本人に悪気はないので余計にタチが悪いとか(ダブルイ談)。
ちなみに上記の4名とは唯一何の接点も持たない
台詞サンプル:
「あたし、スズ!よろしくねー♪」
「えへへー♪あたしのシャボン玉のとりこになっちゃえ♪」
「むぅー……つまんないつまんないつまんなーい!!」
版権キャラはタイトルのみ記載
・pop'n music
・アイドルマスターシンデレラガールズ
・スマブラ
・QMA
・ブレイブルー
・ぷよぷよテトリス
・艦隊これくしょん
・ヴァンガード(主要キャラ&多分ユニットはバミューダ限定っぽい)
・彼女がフラグを折られたら
・ご注文はうさぎですか?
・日向美ビタースイーツ♪
・精霊使いの剣舞(NEW!)
・俺、ツインテールになります。(NEW!)
※ただ今更新速度超低下中……
ご意見・ご要望はお気軽にこのスレにどうぞ
ダブルイ「宣伝すんな」
目次
裸族(QMA)出現 >>1
BBCS2ギャグルート再現(モテメガネ) >>4-7
スズ初登場回 >>8-10
モバマスアイドルが来た経緯 >>11
ヘタレ治療法 >>14 >>18 >>24-25 >>51
超小ネタ >>19
BBキャラ初登場回(裸族有) >>20
新規幼女アイドル参入 >>33
ヤンデレの勘違い >>46
花言葉 >>58
他人から見たオリキャラ >>60
版権キャラ参入 >>68
リクエスト話
From グレイディア様(完了) >>36-37 >>52-54
From りゅーと様(完了) >>40-42 >>71-72 >>74-75 >>80
From アリン様(完了) >>61
使用武器やスキルなどの説明(八雲様のリクエスト含む) >>45
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- Re: オリキャラ設定集と小話(リクエスト話展開中) ( No.38 )
- 日時: 2013/12/02 11:04
- 名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: pND9SC4/)
重い……;こういう話は、結構苦手なんですよね……リコリスも苦労してたんだな……
ダブルイも8歳なんて思えない台詞を述べるもんだ。100%同意するけど。
——え?この話でシスコンどもが暴走するんじゃないかって(特にリコリスとダブルイのシーンで)?
ご心配なく。この話を見る前に眠らせておきました(麻酔針で)。
旅館の話を更新しました。——なんか、ダブルイとミアのカップリングが主流にみえるな、オイ(旅館の話でです);
どういう意味なのかは見れば解ります。では、次のお話を待っています。
- Re: オリキャラ設定集と小話 ( No.39 )
- 日時: 2013/12/02 21:05
- 名前: エスト ◆yExe7MqAhc (ID: 62e0Birk)
(代・ω・)やっぱりギャグ物って難しいね
八雲さん>
この話のように、自分は基本ギャグよりシリアスの方が気持ち的に書きやすいタイプだったりします。いや、なんつーかギャグって書くの苦手で←
ダブルイ「当時は頭が回らなかったんだよな;必死に説得する方法を考えた結果がこれだとか、我ながら情けない;」
リコリス「そんなこと無いわよ……」
(代・ω・)話は見ました。やっぱり鈍感じゃねーかバカヤロー
ダブルイ「オレの方見て真顔で言うなこの饅頭」
- リクエスト話2・魔女っ娘再誕(前) ( No.40 )
- 日時: 2013/12/03 22:04
- 名前: エスト ◆yExe7MqAhc (ID: 62e0Birk)
(代・ω・)次はりゅーとさんのリクエスト話・1−2を展開いたします
ダブルイ「おいいいいいい!!この流れつったらグレイディアさんの1−3を先にするんじゃねぇのかああああ!!」
(代・ω・)順番通りにやると誰が言った
ダブルイ「orz」
(代・ω・)この話は1年〜数ヶ月前の出来事です。もちろん視点も時々変わるのでよくご覧ください
リコリス「まさかあんなことになるとは思わなかったわよ……;」
ダブルイ「orzzz」
(代・ω・)タイトルにもある通り、彼にとってはマジで黒歴史www何故かは話を見ればわかります。あと最初の回想部分はものすごい端折ります
これはオレとリコリスしか知らない秘密。
オレには、半分魔女の血が流れており、妹と血は繋がっていない。
そう、本当の魔女である女性と人間の男性との間に生まれた『ハーフウィッチ』という、この世界では稀有な存在だ。
もちろん、魔女は魔女達の住む世界—魔女界という—にいたのだが……どういうわけか、一時期人間界へ降り立ったことがあったらしく、その時に出会った一人の男と恋に落ち、男と共に魔女界へ戻り、結婚して赤ちゃんを……つまり、オレを産んだ。
……そう。オレは、魔女界で生まれたのだ。
その後、どういうわけか生まれたばかりのオレは人間界のとある夫婦に預けられた。その夫婦こそが、数年後に産まれるであろうリコリスの両親だったのだ。
—時は流れて、オレが18歳になった時。
妹と散歩をしていたら、変な小道具を見つけた。どう見ても女の子が使う可愛らしいコンパクトだ。
ダブルイ「うわっ!!」
誰かが落としたのだろうコンパクトを手に取った瞬間、強烈な光を発し、現れた小さな妖精……リンが、衝撃的事実を告げてしまう。
リン『あなたが新しい魔女っ娘ねー!』
……これが、生涯のトラウマとして深く心に刻み込まれた瞬間だった。
魔女界の危機を救ってほしいと妖精に懇願されたうえに魔女っ娘に変身できる能力を手に入れてしまったダブルイは、もうヤケになりながら魔女っ娘……『ルイ子』として危機を救うべく奔走する。もちろんリコリスも微力ながら助力したのは言うまでもない。一人じゃ無理だし←
それにしても『変身した時の姿が5〜6歳ほど若返っていたり』、『服装がピンクを基調したひらひらのいかにもな魔法少女服だったり』、『声質が完全に少女のそれなので女の子の喋り方の訓練をさせられたり』と、凄まじく恥ずかしかったのは記憶に新しい。
その後、ついに諸悪の根源を倒し、魔女界は平和を取り戻したのだが、そこでこの魔女界を統べる女王様と側近の一人が衝撃的な発言パート2をかますことになる。
(※この時、普通の姿に戻ってます)
女王様「……よくやってくれました。これで、魔女界に平穏な日々が戻ってきましたね」
ダブルイ「……オレ一人じゃ何もできませんでした。リコリスと、リリア(側近の魔女、ダブルイより年上)、そしてリンの助けがあったから、ここまで頑張ることができたんです」
しかしダブルイは何か違和感を感じていた。この女王様と側近、何か雰囲気が似ている……と薄々思っていたのだ。
リリア「ありがとうね。女王様……いいえ、お母様の娘として、例を言わせてもらうわ」
リコリス「えっ!?お、母娘……!?」
一緒についてきていたリコリスが驚愕した。どことなく雰囲気が似ていると思ったが、そういうことだったのか。
リリア「ところでダブルイ……と言ったかしら?あたしのフルネーム、なんだかわかる?」
ダブルイ「……え?」
——まさか。
リリア「あたしの名前は……リリア=アステール=ヴィスラングよ」
ダブルイ「なっ……!!そ、その苗字は、オレの……」
……オレのミドルネームと、全く同じだ。じゃ、じゃあ、女王様とリリアが母娘っていうことは……!!
女王様「たいへん成長しましたね、私の息子……ダブルイ」
ダブルイ「……かあ、さん……姉さん……!?」
リコリス「えぇぇぇぇ!?!?!?!?」
……つまりだ。
女王様とリリアは、オレの『実の』母親と姉なのだ……
その後、力を使い果たしたコンパクトは回収され、変身する必要がなくなりホッとしたのかと思いきや、
リリア「とりあえずこの宝石を渡しておくね」
ダブルイ「え?」
リリア「これを使えば魔女っ娘にはなれずとも変身はできるから♪」
ダブルイ「おいいいいいいいいいいいい!!!!!!」
リコリス「よ、よかったねお兄ちゃん」
ダブルイ「よくねぇよ!!;;」
見当違いのフォローも否定したくなるのは当然だった←
よりによって魔力の残滓をこの宝石に凝縮しておいたとは。さすがダブルイの姉、抜け目がない。
リリア「掲げればいつでもルイ子に変身できるから、大丈夫よ」
ダブルイ「いや、何が大丈夫なのか詳しく説明してくれ、切実に」
リリア「結構ノリ気だったくせに」
ダブルイ「おいこら;;」
反論はしたものの、実は内心少しノってたことを見透かされたw
女王様「しかし、本当によいのですか?ここはあなたの故郷なのですよ」
ダブルイ「……ごめん、母さん。オレはまだここには戻れない」
リリア「……」
リリアが何かを察したのか、
リリア「いいわ。別に人間界にはいつでも遊びに行けるもの」
人間界と魔女界をつなぐ『門』がある限り、いつでも世界を行き来できる。人間と魔女の交流が盛んになるのは、喜ばしいことだろう。
リリア「でも、時々こっちに顔見せなさいよ?お姉さんさびしくて泣いちゃうから」
ダブルイ「嘘つけ;絶対オレをネタに使うだろうに;;」
そして兄妹は魔女界を後にし、人間界へ戻っていくのだが……
再び魔女っ娘の力を得て変身することになるのは、少しだけ後のことだった。
- リクエスト話2・魔女っ娘再誕(中) ( No.41 )
- 日時: 2013/12/03 21:32
- 名前: エスト ◆yExe7MqAhc (ID: 62e0Birk)
魔女界が平和を取り戻して数ヶ月後。時間軸で言えば現在(寮に多数の版権キャラと共に暮らす時間軸)に当たる。
あれからダブルイは魔女の力について何も語っていない。そりゃそうだ、平和だから……
ジン「兄さああああああん!!!殺し合おうよ兄さああああああん!!!」
ルナ「このロリコン賞金首ー!!獣兵衛様に近づくなー!!」
ラグナ「だーっ!!ジン、プラチナ!てめぇらうるせぇー!!!」
……一部物騒すぎる関わりもあるが←
—さて。
今日はにじっ娘はライブのお仕事。そしてそのライブのバックダンサーとして千佳と千枝が選ばれたため、5人は今この寮にいない。
リコリス「お兄ちゃん、どうしたの?」
ダブルイ「……ん?まぁ……ふと、思い出して」
ダブルイとリコリスは、近くの公園で休んでいた。
宝石を取り出して思い出したのは、もちろん『魔女っ娘』のこと。あれほどトラウマだと思ってたとはいえ、こうして思い返せるほどには克服したと言える(言えねぇよbyダブルイ)。
リコリス「……やっぱり、恥ずかしかった?」
ダブルイ「ずっと恥ずかしいっつーの;でもまぁ、新しい自分になれるってのは、それはそれで珍しい体験と言えなくもないんだけど;」
当然だろう。何せ『男』が『女』に変身……つまり性転換に酷似した現象を引き起こしてしまったのだから。
ダブルイ「でも、魔女界を……オレの故郷を救うにはそうするしかなかった……皮肉だよな;;」
リコリス「魔女の力でしか倒せない魔物ばっかりだったものね;無理もないわ;」
—ライブ会場・LIVEステージ控室—
にじっ娘と千佳・千枝のマーチングバンドコンビはライブの準備をしていた。
そら「今日のライブも頑張りましょ。千佳ちゃんと千枝ちゃんも、バックダンサーとはいえわたし達と一緒にやるんだから、しっかりね」
千佳「はーい!」
千枝「はいっ、頑張ります!」
リーダーのそらが皆に檄を飛ばし、準備が整ったのでいざステージへ……
しかし。
—どおおおおおおおん!!!
一同『きゃー!!』
突如轟音が聞こえ、部屋全体が一瞬大きく揺れた!
MZD「お、お前ら、落ち着いて聞け!魔物が……魔物がここを襲撃している!!」
慌てて控室に入ってきたのは今日のライブを仕切るMZDだった。
みらい「ええっ!?」
ひかり「う、嘘でしょ!?なんで魔物が……!!」
MZD「慌てるな!慌てて外に出ても魔物に襲われるだけだ!しかしなぜ、今こんな時にここを的確に狙って襲ってきた……?」
—ずどおおおおおおおん!!!
MZD「うわあっ!!くそっ!!」
再び凄まじい轟音が鳴り響き部屋が揺れる。MZDはバランスを崩しながらも体勢を立て直した。
千枝「こ、怖いです……千枝たち、どうなるの……?」
千佳「うぅ……ぐすっ……」
さすがに年少組にはよほど衝撃的だったのか、今にも泣きだしそうだった……。
—ほぼ同時刻。
リコリス「……あら?向こうで何か……!?」
リコリスがふと辺りを見回すと、偶然遠くで巨大な何かが暴れているのを発見した。
ダブルイ「あれは……まさか、魔獣の生き残り……!?」
彼はその姿に見覚えがあった。
魔女界を救うために何度も戦った様々な魔獣、今回ライブ会場を襲っているのは以前に倒し損ねて逃げられた1体だったのだ。
ダブルイ「くそっ、魔獣だから自慢の剣も、アカデミーで学んだ魔法(今後記載予定)も通用しない……どうすれば……!!」
このまま魔獣が暴れているのを見ているしかないのか……と、その時だった。
リリア「ダブルイーっ!!」
空間転移でやってきたのは彼の実姉・リリアだ。
ダブルイ「ね、姉さん!!どうして!!」
リリア「話は後!あの魔獣を倒したいんでしょ!」
ダブルイ「ま、まぁそうだが……まさか;;」
リリア「これを使って!再び魔女っ娘として戦うことができるわ!」
ダブルイ「……やっぱりそうなるのかorz」
結局、ダブルイは姉から授かった魔力の源を宝石に注ぎ、再び魔女っ娘に変身して戦う力を得たのだ。
ダブルイ「仕方ねぇ……やってやるっ!!」
そしてダブルイは宝石を掲げ、変身する……魔女っ娘『ルイ子』に。
控室では5人が怯えていた。スタッフたちが必死に落ち着かせようとするも、震えが止まらない。
ひかり「このまま、ライブができないなんて……」
そら「ど、どうしたら……いいの……」
みらい「……ダブルイ、さん……助けて……!!」
——ふと、騒音が止んだ。
千枝「……お、収まった……?」
—……わああああああああああ!!!
千佳「この声……ステージを見に来てくれたファン達の声?」
しかし、何かがおかしいと皆が思った。このファン達の声は悲鳴ではなく……『声援』だと。
一体誰に向けて声援を送っていたのか……それはすぐに分かった。
そら「あ、あれっ!!」
そらが控室の窓を開けて外を指さす。そこにいたのは……!!
みらい「……あ……っ!!」
そこには魔獣と相対する一人の少女が……!!
- リクエスト話2・魔女っ娘再誕(後) ( No.42 )
- 日時: 2013/12/03 21:34
- 名前: エスト ◆yExe7MqAhc (ID: 62e0Birk)
ルイ子「そこまでよ!人々の幸せを踏みにじろうとする存在っ!!このわたしが成敗してあげるわ!!」
弓を構えながらルイ子が飛び、振り向きざまに魔法の矢を連射し魔獣の巨体に命中させていく。
魔獣が雄たけびをあげながらぐらつくが、体勢を立て直して突進攻撃を仕掛ける。
しかし巨体なせいなのか動きが遅く、ルイ子には丸見えで攻撃をかわすのは容易だった。
……いや、そこまで容易ではない。何せ近くにはライブ会場があるのだ。
人々を護りながら戦わなければならないため、常に魔獣の視線をライブ会場から遠ざける必要があるためだ。
ルイ子「動けなくしてやるわよ……ブリザードレインっ!!」
弓から杖に武器を変形して魔法体制に入ったルイ子が詠唱する。局所的な吹雪を降らせ、魔獣の足元を凍りつかせる!
うまくヒットしたのか、魔獣の足元から膝辺りまでが完全に凍りつき、動けなくすることができた。
——魔獣が吠える。
ルイ子「く……悪あがきするなんてね!でも、これで終わりよ!!」
止めとばかりにルイ子は武器を杖から剣に切り替え、
ルイ子「たあーっ!!」
凄まじい勢いで突撃し、桜色の光をまとった剣が魔獣を真っ二つに!!
……絶叫をあげながら真っ二つにされた魔獣は消滅していった……。
千枝「い、今の……見ました?」
千佳「うん!見た!見たよ!ねぇねぇそらおねえちゃんたち……あれ?」
にじっ娘は既に現場へと向かっていった。千佳と千枝も慌てて後を追う。
ダブルイ「はぁ、はぁ……」
流石に久しぶりの変身だったのか、魔力の消費を抑制しづらかったのか……戦闘後、すぐに変身を解除した。
みらい「……だ、ダブルイさーん!」
やってきたのはにじっ娘だった。まさか皆の今日の仕事場がここだとは思わなかったのだろう、ダブルイは驚いてしまう。
ダブルイ「えっ!?みらい達!?どうしてここに!;;」
ひかり「今日ここでライブをやるはずだったんだけど、急に魔物が襲ってきて……」
そら「……倒してくれたんだ。あの時みたいに」
ダブルイ「……」
彼は思い出す。初めてにじっ娘と会った日のことを。
そういえばその時も、魔獣に襲われてたところをこうして助けたんだっけ……。
みらい「ありがとう……ほんとにありがとう!」
ダブルイ「み、みらい!?うわぁっ!!///////」
感極まったみらいがダブルイに抱きついた。ダブルイは慌てて離れようとするも、みらいがしっかり抱きついて離れてくれない。
そら「あーもー、みらいったらしょうがないわねー(・∀・)」
ひかり「本当はあたし達もこうしたいんだけど……恋人が相手じゃあ、敵わないなぁ(・∀・)」
ダブルイ「茶化すなー!!///////」
???「えー!?ど、どういうことー!?」
???「さ、さっきの人がいません!!」
遅れて現れた二人を見て、ダブルイの血の気が引いた←
ダブルイ「ち、千佳……千枝……!?まさか二人も同じライブの仕事……!?」
実は知らされていなかったらしい
千佳「そうだよー。ねぇねぇ、さっきの人は?」
千枝「可愛い上にカッコ良かったです……あの、会わせて下さい!」
ダブルイ「うっ……;;」
その様子を見たそらがからかうような発言をする。
そら「見せてやったら?もうバレてるようなものだし」
ダブルイ「お、おいおい!!勘弁してくれ!!;;」
ひかり「だって、ねぇ。戦ってた場面からずーっと見てたもん」
みらい「降参したらどうです?くすくす♪」
にじっ娘の畳み掛ける口撃でダブルイはついに折れてしまった。
ダブルイ「……はぁ;;いずれバレるとは思ってたけど……あの女の子の正体は……オレだ;;」
千佳千枝『え……えぇぇぇぇ!?!?』
そりゃ年少組は驚くだろうなw知らなかったしw
千佳「ねぇねぇ!!もう一回見せて!もう一回!!」
千枝「見たいです……もう一度」
ダブルイ「うぅ……;;」
みらい「くすくす♪」
また一つ彼の弱みを握ったみらいであった←
(代・ω・)以上、りゅーとさんリクエストの魔女っ娘再登場の話でした。ちょっと長いので3つに分けました
ダブルイ「覚醒関係ないんじゃね?」
(代・ω・)再び魔女っ娘として覚醒する……と考えれば
ダブルイ「こじつけしすぎ;」
(代・ω・)話として成り立っているか疑問ではありますがとりあえずこういうことで
リコリス「やっぱりトラウマはトラウマね;;」
みらい「くすくす♪」
ダブルイ「勘弁してくれ……;;」
(代・ω・)b てことで感想あればお願いします
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