二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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ポケットモンスター_ナナイロ冒険記_第二部
日時: 2016/09/30 18:01
名前: こーすけ ◆TG/gZwenNc (ID: 7sIm71nw)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode=view&no=27982

どうも、こーすけです!今回から第二部の始まりです。
え?なんの第二部かって初見の人はURLから飛んでくれれば分かると思いますw

【小説観覧注意】

・作者はド素人です。文章力ゼロです

・荒らし、悪口やめてください

・オリキャラ募集は現在行っておりません。今作の登場人物は前作を見てください

・感想を待っております

・更新はかなり不定期です。現在は週一のペースで頑張ってます
一ヶ月更新が無かったら死んだと思ってください

・ブラックな描写(ブラックユーモア)が大量にあります。暴言、暴力、殺戮、理不尽、恐怖政治、血祭り、飲食物を粗末にする等は当たり前のようにあります

・人間×ポケモンの写があります(遂に接吻しました)

・親切な方誤字などあったら教えてください

・設定ブレブレです。

これが苦手な方は左上の矢印ボタンを押すといいと思いますw

【目次】
第27話『サイホーンレース』>>1>>4>>6
第28話『ヒメと姫、竜と黒』>>11>>13>>18
第29話『ドラゴン使いと謎の二人組』>>24>>25>>26
第30話『最終兵器』>>31>>38>>39>>40>>41
第31話『灼熱サイホーンレース!』>>44>>45>>46>>49>>51>>52
第32話『タマゴ騒動』>>59>>60>>62>>63
第33話『バトル大会!』>>64>>65>>66
第34話『監獄洞窟』>>94>>100>>101>>102
第35話『新アイテム』>>104>>105>>114
第36話『決勝戦』>>120>>125>>128
第37話『闇に飲まれよ!』>>133>>134
第38話『首領』>>135>>136>>137>>138
第39話『ナナリー』>>139>>142>>143>>144>>145
第40話『誘拐』>>147>>149>>150
第41話『黄色の超能力者』>>162>>164>>165
第42話『化石発掘大作戦』>>166>>167>>169
第43話『氷の化身』>>172>>173>>174>>175>>177
第44話『極悪の華』>>179>>180>>183>>186
【短編目次】
リュウト×ディアンシーが中心
短編その10『しりとり』>>53
短編その11『独占欲』>>92
短編その12『駄目?』>>103
短編その13『温まろう』>>109
番外編『ディアンシーちゃんのハロウィン』>>146

【平和組の短編】
その1>>61

【ドSコンビ+ディアンシーの短編】
その1>>151
その2>>170
その3>>171

>>67皆様のオリキャラ、ダンジョンです。

追記
8/8で一周年を迎えました!!皆様ありがとう!
一周年の挨拶>>32
二周年の挨拶>>168

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Re: 【ダンジョン募集】ポケットモンスター_ナナイロ冒険記_第二部 ( No.101 )
日時: 2015/09/14 22:18
名前: こーすけ ◆TG/gZwenNc (ID: VXkkD50w)


・・・・・・

ズイカクはグライガーを繰り出した!ショウカクはハガネールを繰り出した!

「やるしかないようね。ユンゲラー」
「ううっ、頑張ります!行ってメタング!」

シモーナはユンゲラーをリムはメタングを繰り出す。先に攻撃を仕掛けてきたのは再びズイカクのグライガーだ。

「グライガー、ユンゲラーにハサミギロチン!!」

グライガーはハサミのような手をカバッと大きく開きユンゲラーの首を狙い突っ込むユンゲラーは体をしゃがませ一直線に突っ込んでくるグライガーを回避する。

「完全に殺しにかかってくるわね。こいつ」
「お手伝いします!メタングお願い!」
「おっと、てめえの相手はこのショウカク様だ。ハガネールメタングをたたきつけろ!」

ハガネールがその巨大の尻尾でメタングを思いっきり叩きつけるが効果はいまひとつだ。メタングはハガネールにアイアンヘッドをかます。ハガネールはバランスを崩し倒れてしまうその場を見逃さずメタングはきあいだまをハガネールに叩きつける。

「ガネェェェ!」
「おい、しっかりしやがれ!」
「ショウカクてめえ!相性てもんを考えろよな!」
「す、すまねえズイカク。よし、ハガネール『じしん』だ!」

倒れていたハガネールは立ち上がり大地を大きく揺らす相方のグライガーはひこうタイプなのでじしんの影響を全くもって受けない。はがねタイプのメタングには大きなダメージを受ける。元々脆い洞窟なので今の地震の影響で上から石が落ちてくる

「よし今だ!ショウカク!」
「おうよ、ズイカク、ハガネール!いわなだれ!」

ハガネールはバン!と地面をおもいっきり叩き更に岩の量を増やす。シモーナ達は岩の下敷きにしようという作戦だろう

「メタング!ラスターカノン!」

メタングからは銀色の光が発射され落下してくる岩を一つずつ丁寧に壊していく

「げげげっ!作戦失敗だぞズイカク!?」
「一々そんな事で騒ぐんじゃあねえぜショウカク!」

岩で潰そうとする作戦が失敗し焦り始めるショウカクとは裏腹にこんなのは想定内とズイカクは相方とは違い冷静だ。

「ユンゲラー、サイコキネシス」
「させねえぜ!グライガー、シザークロス」

グライガーは両手をクロスさせ爪でユンゲラーを叩き斬る。ユンゲラーは膝を付く

「あぁ!?シ、シモーナさんい、今助けますね!メタング!!」
「メタン!」
「ハガネール、ジャイロボール!」

ハガネールは自分の長く巨体の体を丸め素早く回転しメタングに体当たりする。メタングは効果いまひとつだったとはいえ大きなダメージを起きた。ジャイロボールは素早さが低ければ低いほど攻撃力が上がる技素早さが殆どないハガネールが繰り出せば破壊力はとんでもない。

「く……。サイケこうせん!」
「グライガー、すなかけ!」

ユンゲラーは目から七色の光を発射させようとした時にグライガーが砂を巻き上げユンゲラーの目を潰しサイケこうせんを阻止する。

「そのまますなおこし!」
「グラガガガッ!!」

更に砂をフィールド場に巻き。天気を『すなあらし』に変えた。ハガネールはすなあらしの影響を受けない。

「目が開けない……っ」

すなあらしのせいで目を開ける事が出来なくなったシモーナ、リム。
ふところからホウエン産の『ゴーゴーゴーグル』を装着するズイカクとショウカク

「備えあれば」
「憂いなしだぜぇええーー!!ズイカク!」
「サイコカッター…」

ユンゲラーは念力の刃をグライガー向けて放つがグライガーには当たらない。

「なにっ…なんですって…?」
「け〜けけけっ!このズイカク様のグライガーの特性は『すながくれ』だぜ!!」

特性『すながくれ』は天気がすなあらしの状態の時回避率が上がるのだ。

「…ふぇええ!?そういえばハガネールがいない!?」
「だったら会わせてやるぜっ!!」

ハガネールの姿がない事に気がつくリムキョロキョロと周囲を見渡してもショウカクのハガネールはいない。ゴゴゴと地面から音が聞こえドバーーン!!と地底からハガネールが現れメタングに突進する。『あなをほる』だ。

効果は抜群である。メタングは無念のリタイヤリムはすぐにメタングをモンスターボールに戻す。フラッシュをしているドーミラーを先頭に出すわけにはいかないので新しいポケモンをボールから出す。

出てきたのはきりかぶポケモンの『ボクレー』

「貴方変なのばっかり手持ちにいれてるわね。ボクレー、メタング、ドーミラーと…」
「うぅっ、よく言われます…でも私はそうは思わないですみんな可愛い私のパートナーですから」
「このズイカク様を無視してんじゃねえぞてめえらぁああ!ハサミギロチン!」

グライガーがハサミのような手を再び大きく広げユンゲラーを真っ二つにしようと突っ込む。

「ユンゲラー、ボクレーを盾にしなさい」
「!?」

ユンゲラーはボクレーの後ろに隠れハサミギロチンを回避する。

「ちっ!」
「な、なんて酷いことするんですか!!」
「いいじゃない効果ないんだから」

自分のボクレーを身代わりにつかったというのが許せないリムだが全く反省の色を出さないシモーナ

「喧嘩なんかしてたらやられるわよこいつらかなり強いわ」
「終わったらいっぱい文句言いますよ〜」

シモーナの言う通り言い合いをしてる場合ではないこの二人ただ雑魚したっぱだと思っていたが強いかなりの強者。人は見かけによらないとはまさにこの事。

「ショウカク……そろそろ、奴らもピークが来てるな」
「ああ、ズイカク…やっちまおう。十分遊んだしな!」

ヒソヒソと二人が何か話している。

「ユンゲラー、サイコカッ…!!?」
「な、なんですかこれ!?」

二人は足を何かに掴まれた足をつかんでいる物は紫色のドロドロの屁泥なポケモン『ベトベトン』だ。

「ベドベドォォォ……」
「そいつはこのズイカク様のベトベトンだぜっ!最初から『とける』で地面と一体化しててお前らを捕まえるチャンスをうかがってたんだ!」
「はぁ……始めっから私達は『負けて』いたのね…」

・・・・・

Re: 【ダンジョン募集】ポケットモンスター_ナナイロ冒険記_第二部 ( No.102 )
日時: 2015/09/16 22:33
名前: こーすけ ◆TG/gZwenNc (ID: VXkkD50w)


・・・・・

ズイカクとショウカクに敗北をしてしまったシモーナ達ベトヘドンに掴まれながらズイカク達に奥に連れて行かれる、そしてムラサメ達がいる場所へと到着した

「あう…ここを見ると胸がきゅぅっとなります…」

リムが見たのは使われなくなって錆や汚れが目立つ牢屋ここに彼女も昔入れられていた。

「おい、ムラサメ様達の所についても変な事するんじゃねーぞ。まぁ出来ねえだろうがな」

一応忠告だけしておいたショウカク彼女達はベトベトンに体を掴まれて身動き一つ出来ないし、一応モンスターボールを全て取り上げている

シモーナは言葉を一言も発さない、どうやって抜け出すのか考えているのかそれとも諦めて悟っているのかはわからない。数分歩いた先にはムラサメ、そしてしたっぱ団員達がいたブラック団達がいる周りにはコンピューターや色んな機械などが置かれている

「あらぁ、待ってたわよシモーナちゃぁ〜んそして!」
「・・・久しぶりね、オカマ野郎」
「酷いわシモーナちゃんたら、でもアタシシモーナちゃんみたいな女嫌いじゃないわ」

ムラサメがシモーナを歓迎するシモーナは視線をづらし彼に暴言を吐くがムラサメには全く効果はない。むしろ若干喜んでいるムラサメは口調自体はオネエだがゲイではなく女好き。

「き、聞かせてください…オカマさん…ここで一体なにを?」
「見ず知らずの小娘にそんな呼び方される覚えはないけど、まあいいわ…ここはもう使われなくなった監獄…だからアタシ達が改装して新たに奴隷市場にしてやろーって事よ

今回のブラック団達の目的はこの監獄洞窟を改造し奴隷市場にするのが目的である。

「……あの悪夢をまた蘇らせるって言うんですか…!?私のような人達を出せるの…!」
「関係ないわね。それにこの前『神秘のジャングル』って場所でアタシの部下の部下達が大量殺戮が行われて今人手不足なのよ。捕まえた奴隷共はそのまま団員になって貰うわ」
「ふん、いい気味ね…彼がやってくれたのかしら?」

ニヤッとシモーナは笑う『彼』と言うのはリュウトの事だろう。

「ふん!!その小僧アタシは会った事まだないけど相当生意気な事してるみたいじゃあない!ボスは目の敵にしてるわそのリュウトとかいう小僧を。さて話は終わりよシモーナちゃんアンタはアタシ達と一緒に本部に来てもらうわよ」
「ムラサメ様!ヘリの用意が出来ました!!」

ルミがビシッとムラサメの前で敬礼した。シモーナを連行する為のヘリを外に用意していたらしい。

「ご苦労ルミちゃん、さぁ行くわよ」
「あのムラサメ様?こっちのガキはどうしましょう?」

こっちと言うのはリムの事だ。ショウカクが恐る恐る聞いてみた

「そんなの本部に連れて行けるわけないでしょ?もういいわその辺に捨て時なさい」
「は、はい。ベトヘドン」

ベトベトンがリムを離しその辺に投げ捨てる。ムラサメの後ろにルミ、そしてズイカク、ショウカク。シモーナを捉えてるズイカクのベトベトンが続く

「あんた達!あたし達がちょっと離れるからってザボるんじゃあないわよ!!」
「「「はっ!!」」」

洞窟の改造をする為に残る他の団員達にキツくサボるなと言い聞かせておくムラサメ。

「(ううっ……このままじゃシモーナさんが…それにまた私みたいにあの悪夢を見る人達が増える…!私は…!!)」

リムはムクッと立ち上がった。

「こ、こんのおおおっ!」
「うげぇ!?」

リムは自分とシモーナのモンスターボールを持っているズイカクにタックルをかましたズイカクは勢いで倒れてしまい奪ったモンスターボールを全て落とす。リムはすかさずそれを拾い上げポケモンを繰り出す。手持ちのドーミラーを出した

「ドーミラー、フラッシュ!!」
「ミララッ!!」

ドーミラーは再び光る先程以上の光りムラサメ達の目を眩ませる。シモーナを掴んでいたベトベトンは力が緩んでしまいシモーナを放してしまう

「シ、シモーナさん逃げてください!!ここは私が…!」
「逃げる?冗談じゃないわ。こいつらのボスは私の母親殺し逃げるわけにはいかないのよ」

シモーナの母親はブラック団に殺されているシモーナがブラック団を追い回すのは母の仇を取る為だ

「ふ、ふっふふ…シモーナアンタはなにも分かってないわね…。あたし達を付け回す癖して『ナナリーシティ』には行っていないのね…おっと口が過ぎたわ」
「?」

このオカマは一体なにを言っているんだと言う目で見る。『ナナリーシティ』聞いた事のない筈なのに何処か懐かしさを感じた。

「くっ!お前達なにをしている捕まえろ!?」

ルミが大声を上げて作業している他の団員達にそう言うが動きたくても他の連中も目がやられてしまっている。

「さて、ムラサメ…あんた達ごとこの最悪な洞窟を消しとばしてあげるわ…こんなやり方やりたくはなかったけど…ね。」

ヒョイと一つのモンスターボールからポケモン出した。出てきたポケモンはモンスターボール同様上が赤で下が白色そしてまん丸。モンスターボールのモチーフになったポケモンではないかと言われている……。

『マルマイン』だ

「こんな時の為に捕まえておいたわ……。『だいばくはつ』」
「ちょっ…まちっ…!」

「マルマァアアアアアアア!!」

マルマインはピカッと光大爆発した。全てを巻き込こんだ……。

【第34話:END→第35話に続く】

余談
眠いです。とにかく眠いですwなんかよく分からん展開ですけどまあいつもの事だから許してください。今回出てきたブラック団のズイカクとショウカクは言わなくても分かると思いますが。実際にあった空母「瑞鶴」と「翔鶴」です。誤字あったら言ってください直すと思います

Re: 【ダンジョン募集】ポケットモンスター_ナナイロ冒険記_第二部 ( No.103 )
日時: 2015/09/18 20:19
名前: こーすけ ◆TG/gZwenNc (ID: VXkkD50w)


短編その12『駄目?』

・・・・

アリサとカズキに勝利した後控え室での出来事。

「たくっ…あのバカップル共め…」

リュウトはカズキ達の愚痴を言いながら缶ジュースの蓋を開けグビグビと飲む。隣にいるヒメは缶ジュースを持ったままで飲む様子はなくずっと下を向いている

「……飲まねえのか?ミックスオレ好きだろ?」
「リュ、リュウト……その…やっぱり駄目ですか?」

駄目?一体何のことだろうか?とこれが漫画だったら頭の上にハテナのマークでも浮いているだろう、ヒメの声は少し震えて悲しそうだ。

「…………やっぱり、人間じゃないと駄目なんですか?」
「・・・・・え?」

リュウトは思わずキョトンとしてしまった。思いもよらない一言だったからだ。

「そのさっきのカップルトレーナーをとても羨ましそうにしてました。リュウトも『人間』のコイビトがほしいって事ですか?わたくしはポケモンだからリュウトのコイビトには…わたくしが人間だったら」

これは遠回しに告白されてるんではないかと思うリュウト。やれやれと首の後ろに手を置き「はぁ…」と溜め息をした。

「別に…『人間』だとか『ポケモン』だとか関係ねえだろ気持ちの問題じゃねーの?あと!わたくしが人間だったらってのは間違ってるぞ。俺はポケモンのお前が好きなんだ。きっとポケモンじゃなかったらお前に会えなかったと思うぜ」

リュウトの真っ直ぐな視線に恥ずかしく目を逸らしてしまうヒメ。

「まあ、どうしても人間になるっていうなら綺麗なお姉さんになれよ、ばいんばいんだぞ」
「なんで最後の最後で雰囲気をぶち壊すんですかアナタは!?」

ヒメはバシッとリュウトの身体を叩いた。

・・・・

END

余談
不思議の超ダンジョン発売おめでとうございます。ポケダンの小説書いてみたくなったりなかったりですw僕も近いうちに買いたいと思いますw

Re: 【ダンジョン募集】ポケットモンスター_ナナイロ冒険記_第二部 ( No.104 )
日時: 2015/09/19 09:58
名前: こーすけ ◆TG/gZwenNc (ID: VXkkD50w)


【第35話:新アイテム】

・・・・・

「これがマイケルさんのアイテムです」

係員にアルバート社製の新生アイテムを受け取るリュウト。それを見ると頬を膨らませプイとソッポを向くヒメ、その膨らんでいる頬をツンツンと指でつつく

「なに怒ったハリーセンみてえになってんだよお前は?」
「リュウトはしらないんですか?アルバート社は黒い噂で跡が立たないんですよ」
「あくまで噂だろ?実際に見たわけじゃねえだろ?あの社長も人柄よさそうだったじゃねーか」

リュウトはアルバート社の事はよく知らず黒い噂も信用していなかった、あの社長エビルの人柄もとても良さそうに見えた。その『人柄』が良さそうと言う言葉に突っかかる
エビルの瞳の奥はとても残酷ななにかがある。

「それより、次はどの二体で挑むかだ。」

二回戦目はポケモン二体の持ち物有りのシングルバトルだ。どの二体で行くか悩みどころだ。

「わたくしは出ませんよ?」
「元々出場できねえだろお前は?」

むぐっと痛い所を突かれてしまったヒメ。今回はレベル30までのポケモンが参加できる大会なのだ
ポーーンと腰についているボールからこの前産まれたばっかりの『トゲピー』が勝手に飛び出してきた。

「ピー!」
「いやいや、お前は無理だろ…まだ産まれたばっかで低レベルだしよ」

トゲピーは自分も出たいとアピールをしているようだ。シャドーボクシングをリュウトとヒメに披露する。だがまだ低レベルな為流石にバトルに出すわけにはいかないので駄目だと言うトゲピーはぷく〜と頬を膨らませた

「お前もハリーセンになるな。とりあえずラッちゃんとモンモンで今回は行こう」
「ぴ〜〜!」

このトゲピーこんなおてんばでやんちゃだったけと思いながらツンとトゲピーの頬を突く

・・・・・

そして、二回戦の第3試合リュウトの出番がやってきた。リュウトは係員に渡されたアイテムを取り出しラッちゃんとモンモンに持たせた。ラッちゃんのアイテムは輪っかのようなもので、モンモンは紫色で?マークが描かれている球

「これ、どうゆうアイテムなんだよ?」
「さあ?」

首を傾げるヒメとラッちゃんとモンモン、そんな会話をしていると相手も入場して来た。相手は黒と緑のセーラー服を着ているエリートトレーナーだ。

「私はユウナよ、お互い頑張りましょうよろしくね」
「あ、あぁ」

二人は握手を交わす。そして司会者のダンが試合開始のゴングを鳴らした。

「モンモン!」
「ハトーボー!」

リュウトの一番手はエルフーンのモンモン、そしてユウナはハトーボー
図鑑取り出しハトーボーを確認する。

『ハトーボーの すむ もりの おくには あらそいのない へいわな くにが あると しんじられている。』

「相性的に不利ですよリュウト?そしてハトーボーのアイテムはあの体に巻いてある鎖でしょーか?」

モンモンとハトーボーでは相性的に不利であるそして相手のハトーボーの体には鎖のような物が巻いてある、今回の試合は交代禁止というルールがある完全に選択ミスをし思わず唇を噛む

「あの鎖がどんな能力があるかわからないけど…ハトーボー先制攻撃よ。でんこうせっか!」
「ボォォォ〜〜〜!」

ハートボーは高速で相手に突っ込みタックルをかますモンモンはハートボーのでんこうせっかを喰らい吹き飛び倒れる

「モ、モンモン?なにしてるんですか?なぜ避けなかったんですか?」

モンモンはヒメの呼びかけにも応答しないその上に倒れたまんまである。

「お、おいモンモン?」

流石のリュウトも心配し声を掛けるモンモンはやっと立ち上がり二人を安心させる

「よし、モンモンムーンフォース。……おい?」
「フ〜〜〜〜〜ン?????」

モンモンがリュウトの方を向くとモンモンの目はグルグルの渦巻きマークになってフラフラで立っているのもやっとな状態である

「こ、これは…」
「混乱ですね…」
「フ〜〜〜ン?????」

・・・・・

Re: 【ダンジョン募集】ポケットモンスター_ナナイロ冒険記_第二部 ( No.105 )
日時: 2015/09/20 09:28
名前: こーすけ ◆TG/gZwenNc (ID: VXkkD50w)


・・・・・

持たせたアイテムのせいか混乱の状態になっているモンモン。相手の愛所も悪い上に混乱酷い状態だ。目を回しフラフラとなっている

「おーっとマイケル選手のエルフーンの持ち物はどうやら。『こんらんのたま』持っていると混乱状態になるアイテムです!!」

ダンがモンモンのアイテムについて解説した。

「そんなのありか…?」
「混乱になるだけじゃない筈です。何かあるはずです」

混乱になるだけというデメリットだけではなく必ず他にメリットがあると踏んでいるヒメだが今の所そんな様子を見えない。

「ホトーボー、エアカッター」

ハトーボーは鋭い風を巻き起こしモンモンはその鋭い風に何度も斬りつけられる。
こうかは抜群だ。その上にわけもわからず自分をも攻撃している。

「くっ、頼む…ムーンフォース!」
「……!フーーンッ!!」

回っていた目が一瞬元に戻りハトーボー狙いムーンフォースを放つ

「避けるのよ」
「ボォオオオオッ!」

先程とは比べものにならないスピードでモンモンのムーンフォースを避けたハートボー。その速さに誰もが驚いた

「(さっきよりも断然にスピードが上がってやがる…あの鎖のせいか??)」

どうやらハトーボーが身につけている鎖はどうやらポケモンの素早さを上がる道具らしい、せっかく攻撃出来たのに避けられたらなんの意味もない

ドガァァァァッ!!!

「な、なにっ!?」

急にデカイ音が会場中に響いた。モンモンの撃って避けられたらムーンフォースが天井に大穴を開けた。リュウトとヒメはそのとんでもない威力に口をポカーンと開けている、モンモンのムーンフォースはここまでの威力はない…つまりこんらんのたまの力だろう。

「こんらんの玉は攻撃、特攻を上げる代わりに混乱になるって事ですか。いばるの効果と同じですね」

仕掛けがわかったヒメは混乱の玉のメリットをリュウトに説明する。なるほどと納得するリュウト

「くっ…あんなのに当たったら一溜まりもないわっ!ハトーボー、攻撃を確実に避けつつ攻撃を与えるわよ」
「ボォォォ!」

ハトーボーは更に素早さが上がり物凄い速さでモンモンを何度も翼で叩きつける。
モンモンはハトーボーに攻撃しようとしてもわけもわからず自分を攻撃してしまう

「不味い、非常に不味いぞヒメ…この前お前が作ったチョコくらい不味いぞ」
「一言余計ですようるさいです」
「フ〜〜〜〜ン?」

ポカポカポカと自分の体を叩くエルフーン。もはや体がボロボロに近いモンモン次攻撃を食らったらきっとノックダウンするだろう

「エアカッター!」
「ムーンフォースで決めろ!」

ハトーボーのエアカッター。鋭い風を吹き起こすモンモンは再び一瞬だけ正気に戻りハトーボーに向けてムーンフォースを放つ。こんらんの玉で特攻が上がったムーンフォースはエアカッターを突き破り。今度は避けられる事なくハトーボーにぶち当てた

「ハトーボー!!」
「ボ、ボォオオオッ!!」

今のムーンフォースを食らってまだ立ち上がるハトーボー。流石のリュウトも「げっ」と声を漏らす

「あの鳥公まだ立ち上がれんのかよ」
「根性だけはありますね。」
「モンモン、次こそ決め…」
「フンフ〜〜ン?」

再びフラフラの混乱状態に戻っているモンモン。リュウトは「あちゃ〜」と右手を顔に乗せる

「ハトーボーとどめ!」

ハトーボーのとどめの一撃がモンモンに下されモンモンは戦闘不能となった。

「やったわ。ハトーボー!ハトーボー?」
「ボ、ボォオオオ…」

とどめを刺した瞬間ハートボーも倒れ戦闘不能となってしまった。どっちのポケモンもほぼ同時と言ってもいいタイミングで戦闘不能になり会場は「わあああ!」と盛り上がる

「今入った情報によりますと。ハトーボーの身につけていた持ち物は『いのちのくさり』素早さが上がる代わりにHPを削る。いのちのたまの素早さ版です!ムーンフォースで大ダメージを喰らい耐えたけどいのちのくさりの効果により戦闘不能だー!」

ダンがハトーボーの鎖について説明をする。これで二人ともポケモンは一体ずつとなった!

・・・・・


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