二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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ポケットモンスター_ナナイロ冒険記_第二部
日時: 2016/09/30 18:01
名前: こーすけ ◆TG/gZwenNc (ID: 7sIm71nw)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode=view&no=27982

どうも、こーすけです!今回から第二部の始まりです。
え?なんの第二部かって初見の人はURLから飛んでくれれば分かると思いますw

【小説観覧注意】

・作者はド素人です。文章力ゼロです

・荒らし、悪口やめてください

・オリキャラ募集は現在行っておりません。今作の登場人物は前作を見てください

・感想を待っております

・更新はかなり不定期です。現在は週一のペースで頑張ってます
一ヶ月更新が無かったら死んだと思ってください

・ブラックな描写(ブラックユーモア)が大量にあります。暴言、暴力、殺戮、理不尽、恐怖政治、血祭り、飲食物を粗末にする等は当たり前のようにあります

・人間×ポケモンの写があります(遂に接吻しました)

・親切な方誤字などあったら教えてください

・設定ブレブレです。

これが苦手な方は左上の矢印ボタンを押すといいと思いますw

【目次】
第27話『サイホーンレース』>>1>>4>>6
第28話『ヒメと姫、竜と黒』>>11>>13>>18
第29話『ドラゴン使いと謎の二人組』>>24>>25>>26
第30話『最終兵器』>>31>>38>>39>>40>>41
第31話『灼熱サイホーンレース!』>>44>>45>>46>>49>>51>>52
第32話『タマゴ騒動』>>59>>60>>62>>63
第33話『バトル大会!』>>64>>65>>66
第34話『監獄洞窟』>>94>>100>>101>>102
第35話『新アイテム』>>104>>105>>114
第36話『決勝戦』>>120>>125>>128
第37話『闇に飲まれよ!』>>133>>134
第38話『首領』>>135>>136>>137>>138
第39話『ナナリー』>>139>>142>>143>>144>>145
第40話『誘拐』>>147>>149>>150
第41話『黄色の超能力者』>>162>>164>>165
第42話『化石発掘大作戦』>>166>>167>>169
第43話『氷の化身』>>172>>173>>174>>175>>177
第44話『極悪の華』>>179>>180>>183>>186
【短編目次】
リュウト×ディアンシーが中心
短編その10『しりとり』>>53
短編その11『独占欲』>>92
短編その12『駄目?』>>103
短編その13『温まろう』>>109
番外編『ディアンシーちゃんのハロウィン』>>146

【平和組の短編】
その1>>61

【ドSコンビ+ディアンシーの短編】
その1>>151
その2>>170
その3>>171

>>67皆様のオリキャラ、ダンジョンです。

追記
8/8で一周年を迎えました!!皆様ありがとう!
一周年の挨拶>>32
二周年の挨拶>>168

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Re: 【祝】ポケットモンスター_ナナイロ冒険記_第二部【一周年】 ( No.61 )
日時: 2015/08/24 05:04
名前: こーすけ ◆TG/gZwenNc (ID: .YMuudtY)

平和組による短編その1『ショートケーキ』

ーーリュウト宅

「ちょっと、お兄ちゃん!私の冷蔵庫に入れといたケーキ見なかった…って食べるてるし!?」

茶髪で長く可愛らしいサイドテールをし今時のファッションをしている少女リュウトの妹『アミ』。正直兄とは似ても似つかない顔つきだ。そんなアミがリュウトの部屋に入りなくなった自分のケーキを聞こうとしたら既に食っていた。

「なんだ。お前は部屋に入っては大声を上げて?ん?これお前のなのか?」
「そうだよ!?わざわざプレミシティ行ってまで買った限定50個のプレミアショートケーキ!!もう酷い!半分も食べてるしっ!?」

リュウトがアミの限定ケーキを食べてしまったのだ。アミは少し涙目になっている

「泣くなよ、だって名前書いてなかったじゃん書いてなかったら普通誰のでもないと思うじゃん?だったら食べてもいいと思うだろ?」
「思わないよ!?勝手に食べるって事がまずありえないから!!…待って二つあったんだけどもう一つは?」
「ふぁい?」

リュウトの後ろにいたヒメが顔をひょこと出した。口の中に何かが入っているよく見ると口の周りにはクリームが…。アミは口をパクパクさせ信じられないと言う顔をしている

「コイキングのモノマネ?」
「違うよ!馬鹿お兄ちゃん!馬鹿馬鹿!馬鹿お兄ちゃん!最低、変態!」
「変態は今関係ねえだろ。確かにお前のニーソ勝手に借りる事あるけど」
「今とんでもない爆弾発言ありましたよ?」

リュウトが最後にとんでもない発言をしたがアミは軽くスルー。ヒメはケーキよりニーソについて怒るべきだと思った。

「アミ。こっち向け」
「なに……もがっ」

リュウトはアミの口の中にまだ食べていなかった苺を入れた。

「俺が悪かったから許せよな可愛い顔がオコリザルになるぞ。」
「どういう事なの…それ…ま、まぁ許してあげるよ」
「今ので許しちゃうんですか〜やっぱアミはブラコン…」
「ち、違う!?///」
「違うの?俺はシスコンだけどな」
「馬鹿っ!?もう知らないからっ!?」

部屋を飛び出していくアミ。顔は赤くなっていた。
兄妹仲良いなと思うヒメであった。

・・・・・

END

余談
平和組とはリュウト兄妹、ヒメの二人と一匹で結成されたトリオです
これからはリュウト×ヒメのイチャイチャ短編だけでなく。この平和組による平和過ぎるのほほんとした日常短編も投稿します。ポケモン関係ないとか言わないそこ。あと若干アミを主役にした小説を書きたいそれかリュウト兄妹をオリキャラ投稿させてみたい

Re: 【祝】ポケットモンスター_ナナイロ冒険記_第二部【一周年】 ( No.62 )
日時: 2015/08/25 02:55
名前: こーすけ ◆TG/gZwenNc (ID: 49hs5bxt)

・・・・・

バルジーナのタマゴを盗んだ泥棒を探しにこの名もない山を下っているがこれといった手かがりはほぼない

「たくっ、探すっていったってなぁ…もうタマゴは返して貰ったしもうよくね?このまま無視して行こうぜ」
「そんな事したらバルジーナが何しだすかしりませんよ?」

「そんな事言ったって」と思いながらぽりぽりと頭を掻く盗まれたのはバルジーナの不注意なわけだし。盗んだ奴の手掛かりもねえしどうすればと考えていると岩陰から品のない笑い声が聞こえた。ひょこと覗いてみると

「いっひっひっ、こんなに簡単にタマゴが手に入るなんてなぁぁぁぁ。これでバルチャイは俺のもんだぜぇぇぇぇぇぃぃぃぃ」
「あれ、てめえ何処かで……」

岩陰の後ろに隠れていたのはタマゴを持って笑っている短パン小僧がいた。リュウトはこの短パン小僧何処かで見た記憶があった。短パン小僧はリュウトに気づく。リュウトも短パン小僧の顔を改めてみてなにかに気づく

「「あっ!?」」

リュウトは思い出したこの短パン小僧『はばたきの森』であったクソガキである。ラッちゃんをオニスズメで苛め殺そうとしたクズトレーナー代表格の一人だ(第2話を参照)

「お前ははばたきの森であった生意気に僕を吹っ飛ばしたトレーナーじゃぁぁぁなぁぁぁいかぁぁぁっ!?」
「そういうてめえはオニスズメの短パン小僧」

正確には吹っ飛ばしたのはヒメである。こいつがタマゴ盗みの犯人で間違いなさそうだこんな近くにいるとはバルジーナは灯台下暗しだ。

「おい、お前なんでバルジーナのタマゴを盗んだ?」
「そんなの決まってるじゃないかぁぁっ、産まれてくるバルチャイをバルジーナに進化させて高く売るんだよこの地方じゃバルジーナは珍しいからなぁぁぁぁ」

こいつの目的はヒメの言った通り金であったこの地方じゃ野生のバルチャイは少ないらしくマニアに売ったら高く売れるらしい。金の為ならなんでもする人間のクズそのものだ。しかも歳はリュウトより下であろうこいつはそんな歳からこんな考えの持ち主とは親はロクでもない奴なんだろう

「全く……やれやれ、おいそのタマゴ返してもらうぜ。」
「はぁぁ〜〜?嫌に決まってんだろマヌケっ!!脳みそ腐ってるのかウスノロ!!」
「素直に返すわけありませんわ、リュウトここは前みたいにぶっ飛ばして…」

ヒメがピョンと短パン小僧の前に出る。短パン小僧は余裕そうにふっふっふと笑う

「この前みたいに行くと思わない方がいいよぉぉぉ〜〜僕もあれから色んなポケモンを嬲ってレベル上げたしねぇぇい」

ニヤッと極悪ヅラを見せるヒメは「はぁ…」と溜め息をつくさっさとKOしてしまおうとするがリュウトがヒメを止める。

「なぜ止めるんです?」
「別にこのままお前が殺しちまってもいいが。それだとどうも納得いかねえみてえなんだ。こいつが…」

リュウトの腰についている一つのモンスターボールは早く飛び出たいと言わんばかりにガタガタと揺れている。ヒメはそれを見てこくりたと頷く

「てめえの悪行同じ人間として俺が直々に成敗して地獄に叩き落としてやるよ」
「はぁぁぁぁぁ?意味わかんねえ事言ってんじゃねぇぇぇぇぞぉぉぉ?このトンチキ野郎が!」

短パン小僧はモンスターボールからオニドリルを繰り出したきっとあの時のオニスズメが進化したのだろう。対するリュウトが出したのは

「行け、ラッちゃん!リベンジマッチだっ!!」
「ラァッタ!!!!」

ラッちゃんは勢い良くモンスターボールから飛び出すラッちゃんは鼻息が荒いついにあの時の恨みを晴らす時が来たのだ。

「へぇぇぇぇぇ〜〜〜あの時のゴミ屑コラッタだな?随分立派なになったじゃぁぁぁん?嘘だよっナスがっ!!薄汚ねえポケモンなんか出してんじゃぁぁねぇぇぞ!カス!」
「てめえ小学生かよ悪口がひねりなさ過ぎんだよ」

ボロクソ言われているがリュウトもラッちゃんも全く動じていない並みの人間だったらブチ切れして攻撃を仕掛けているだろうがリュウトはブラック団やらとの戦いのおかげか人の二倍ほどの冷静さを手に入れている。短パン小僧は「チッ…」と舌打ちをする

「そうだ。せっかくだから俺の名前君にぃぃぃ教えてあげるよぉぉ。僕の名前はソウタ。ウスノロ君の名前はぁぁぁ?」
「聞いてないけど?。マイケルだ」

リュウトは『マイケル』に偽名を名乗るこんなのに本名を伝えたくないのだろう。短パン小僧「そうか、そうかそうなんだぁぁぁ」と興味なさそうに言う。

「もういいかな?じゃあ行くぞ。ラッちゃんすてみタックル」
「ラッァァッ!!」

ラッちゃんは全身に力を込めオニドリル向かって突進する。突っ込んでくる時とても速くオニドリルは避けきれずすてみタックルを喰らう。

「オニドォ……!」
「あぁぁ〜!?オニドリル!?」

オニドリルはすぐに体制を持ち直す。ラッちゃんはすてみタックル使用後に来る反動の痛みを表情に出さないこいつを倒して忌々しい過去のトラウマを克服するのだ

「かみつく」
「つつく!!」

ラッタをその嘴で串刺しにしようとラッタと突っ込んでくるが逆にそれを利用されつつかれる瞬間にラッちゃんがオニドリルの嘴に噛み付く!嘴はピキピキとヒビが入る。何処かでみたシュチュエーションだ。

「またヒビがはいちゃいましたね」
「ラッッタァ!!」

ラッタはオニドリルを短パン小僧向けて投げ飛ばす。どがっ!!とオニドリルは短パン小僧に叩きつけられる短パン小僧はふらつき思わず足を踏み外し崖から落ち奈落の底へと落ちていった。

「まあいいかこんなところまで警察こねえだろ。死んで清々するような奴だったしな。おっこいつひでんマシンかいりき持ってやがった」

リュウトは短パン小僧の残ったカバンを物色するとひでんマシン『かいりき』を手に入れた。

・・・・・

Re: 【祝】ポケットモンスター_ナナイロ冒険記_第二部【一周年】 ( No.63 )
日時: 2015/08/25 04:52
名前: こーすけ ◆TG/gZwenNc (ID: 49hs5bxt)

・・・・・

「おい、こら取り戻してきたぞ」

短パン小僧からタマゴを取り返しバルジーナの前に置く。バルジーナはパァァァと明るい表情へと変わる。

「良かったですね!バルジーナ!」
「バルゥゥ!……バル?」

バルジーナはじーっとタマゴを見つめ始めた。リュウトとヒメは首を傾げる急にどうしたのだろうか、3つのタマゴがピキッと割れ中からバルチャイの赤ん坊が出てきた!

「「「チャイチャイ!」」」
「バ、バルゥゥ!」
「タイミング良すぎんだろ」
「御都合主義当たり前それがこの作品ですからね。」

取り返し持ってきた瞬間に生まれタイミングが良すぎるとツッコミ。ヒメは御都合主義は基本と言うメタ発言の嵐だ。こうしてタマゴ事件は解決したのであった……。

・・・・・

ーー7番道路

「はぁ…全く時間を食っちまったな、でもそろそろツギハギシティだ。ツギハギシティはジムもあるらしい。」
「とりあえずわたくしは街に着いたらご飯にしたいです最近はカップ麺ばっかでしたしレストランでご飯が食べたいです」

ヒメとそんな世間話をしているとピキッと見覚えのある音がリュックから聞こえた。急いでリュックからタマゴを出すとタマゴにはヒビが入っていたこれはもう産まれる合図だ。そしてタマゴの中から出てきたのは……

「タ、タマゴ?」

タマゴから生まれてきたのはなんとタマゴだった。しかも白く赤やら青の模様がついている殻のタマゴだ。
タマゴから短い手と足…そして頭が生えてきた。そしてそのタマゴはリュウト達に可愛らしい笑顔を見せた

「トゲピィ!」

「な、なんじゃこいつは……」

生まれてきたタマゴのようなポケモン『トゲピー』に困惑するリュウトであった。

・・・・・

ーー谷底

「くっそぉぉぉぉぉ〜あの野郎僕をこんな所に叩き落としやがってぇぇぇぇ」

谷底では落っこちた短パン小僧がどうにかこの崖登って帰ろうとするも断崖絶壁例え一週間登ったとしてもたどり着かないだろう。そんな高さから落ちたのになぜか生きてる短パン小僧。

「バルゥゥゥゥゥ!!!!」
「「「チャァァァァイ!!!」」」

何と先程のバルジーナと子供のバルチャイ達が短パン小僧に復讐する為にやってきた。リュウトに犯人は崖下にいると伝えられたのだ。

「げぇぇぇぇぇっ!!?やめ、たすけっ……ぎゃああああああああ!!!!」

バルジーナ達に襲われた短パン小僧…そのあと死んだのか生きているのかは誰も知らない。行方不明というニュースにもならなかったらしい……。

・・・・・

【第32話:END→第33話にも続く】

余談
その4は眠い目を擦りながら書いたのでかなり酷い出来です。まぁ大目に許してくださいそして今回からイブの代わりにタマゴから生まれたトゲピーがパーティに加わります、フェアリー多すぎじゃねって?リュウトはフェアリータイプに好かれる体質とでも思ってください。次回からはツギハギシティ編が始まります。誤字があったらよろしくです、そして33話が夏休み最後の更新になると思います!
夏休み後は更新は一応頑張って一ヶ月に二回くらいのペースでがんばります。やる気次第ではそれ以上になるかもです

Re: 【祝】ポケットモンスター_ナナイロ冒険記_第二部【一周年】 ( No.64 )
日時: 2015/08/26 01:16
名前: こーすけ ◆TG/gZwenNc (ID: npB6/xR8)


【第33話:バトル大会!】

・・・・・

ーーツギハギシティ

色々あったがよくやくツギハギシティに着きポケモンセンターのロビーで寛いでいた。
新しく加わったトゲピーの頬っぺたをつんつんとしたり抓ったりしたりしている

「ピィィ〜」
「なんなんだよ、こいつは…」

こんなちっこいのがイブに代わってこれからの戦力なのかと思うと思いやられる。
そんな主人の気持ちなど分かるはずもなく楽しそうに笑っているトゲピー。

「とにかくこいつの名前も考えなきゃな…トゲ…いや、ピィ…それだと別のポケモンになるか。う〜〜ん」
「?」

ドゲピーのニックネームを考えるこれだ!と言ったピッタリな奴が閃かないそんなリュウトの元に回復が終わったヒメが他の3つのモンスターボールを持ってやってきた。
ヒメは戻ってくる前に「面白い物」を見つけたと言いリュウトの素手を引っ張る

「分かった分かった。どれだ?」
「これですわ!」

ヒメは貼ってあるポスターをリュウトに見せた。ポスターには「ポケモンバトル大会。ピチューカップ開催!」と書かれていた。

「バトル大会ぃ?この街で?何々…ルールは1〜30レベルのみのポケモンで戦うとしか書かれてねえぞなんて適当な」
「わたくし達も参加しましょう!面白そうですわ」
「嫌だよやる意味が分からん」

ヒメはこの大会に出ようとリュウトに言ってみるが。即「出ない」と返答したその時間わずか2秒。しかしこんな面白そうな事参加しないなんて勿体無いヒメもヒメで折れない

「でも、この大会出ればトゲピーのレベルも上げるんじゃないですか?」
「そんなもん群れポケモンを一掃すればいい話だ」

二人は「ぐぬぬ…」と睨み合う両者全く引こうとしない。ここでリュウトがとどめの一言

「それに1〜30レベルだから。お前参加出来ないぞ」
「………あ」

この大会は最大で30レベルが制限。現時点でヒメのレベルは50自らの参加は不可能だ。

「そういうわけだ諦めろ。じゃあちょっと街の探索でも行こうぜ」

ひょいとトゲピーを持ち上げ抱っこし街の探索にポケセンを出ようとするまだ納得のいかないヒメ。

「置いてくぞ〜〜」
「あぁっ、待ってください!」

・・・・・

「なんかお祭りだな……。」

街を歩いていると出店や沢山のバトル大会の参加者であろトレーナー達が歩いている。
ドンと肩と肩がぶつかってしまう。

「いてぇ…てめえどこ見て歩いて…」
「あぁん!?そりゃこっちの台詞だクソが!!」

リュウトがぶつかったのはスキンヘッドで見るからに不良の男であった。また面倒な事になりそうだと心の中で思う。

「俺のグラエナが丁度血を求めてるんだぜ。ケッケッケ」
「グラエナって血を求む種族じゃねえだろ」
「やっかましいわ!口の減らねえガキだぜ!」
「リュウトはこういうのに本当よく絡まれますよね。」

確かに彼はこういう頭の悪そうな悪人トレーナーに絡まれやすいこんなの引き寄せる体質なんて真っ平ゴメンである。

「死にらせクソガキがぁっ!!」
「こんな所で殺したらすぐ務所行く事にあるぞてめー」

スキンヘッドの男はモンスターボールを構えグラエナを出そうとした時。

「やめてくださいっ!!こんな所で!」
「なんだぁっ?」

リュウト、ヒメ、そしてスキンヘッドが声がする方に顔を向けるそこにはメガネを掛けた黒髪の青年がいた。

「誰だてめえ」
「本当に誰だよ…」
「さぁ?」

急に現れた青年に戸惑うリュウト達。

「僕が誰とかどうでもいいだろう、ここは喧嘩する場所じゃない人の迷惑を考えろよな!」
「チッ…わーったよ!おい小僧命拾いしたな。」

リュウトは「てめえがな」と言おうとしてしまったがそんな事したらあの馬鹿の堪忍袋が本当に切れるかも知れないから言うのはやめた。メガネの青年がリュウト達に近づく

「災難な目に遭ったな。僕はブリーダーの『タイヘイ』よろしく」
「だから名前なんて聞いてなんだけど?……マイケルです」

メガネの青年…ポケモンブリーダーの『タイヘイ』はニコッと笑って手をリュウトの前に出す。リュウトは短パン小僧に名乗った偽名をタイヘイにも名乗るどうせもう会わないだろうと思ったのだ。

「・・・・握手はしねえぞ。男はあんま好きじゃねえんだよ」
「あはは…会って早々嫌われちゃったか。所で…珍しいポケモンを持ってるんだな君」
「わたくしですか?まぁよく言われますよ!!」

珍しいと言われドヤ顔をするヒメ。

「所で君達もバトル大会に出場するのか?」
「……てめえブリーダーなのにバトルするのか?」
「普段はしないんだけどせっかく来たんだからしてみようかなって…。でも、この大会の一回戦はダブルバトルなんだパートナーを探してたんだ」

嫌な予感がしたリュウト。頼むから自分が思っているような事にはならない事を祈る

「せっかく会ったのもなにかの縁だ俺のパートナーになってくれないか?マイケル?」

やっぱりこうなったか答えはNOに決まってるこの爽やか笑顔に一発入れたくなった。
普通こんな初対面の人間を誘うかこのメガネ?

「そうと決まれば受付をすましてこようぜ!」
「はい?ちょっとてめえこらっ…勝手に決めんな!引っ張るな!」
「強引なメガネですね……。」

・・・・・

Re: 【祝】ポケットモンスター_ナナイロ冒険記_第二部【一周年】 ( No.65 )
日時: 2015/08/27 04:50
名前: こーすけ ◆TG/gZwenNc (ID: npB6/xR8)


・・・・・

ーーバトル大会の会場の控え室。

会ったばっかりのブリーダータイヘイに連れられバトル大会に出場する事になってしまった。タイヘイは自分の分とリュウトの分の受付を済ませてきてしまった。しかもリュウトは『マイケル』と言う偽名での出場

「広い会場ですね〜サイホーンレースの会場とどっちが広いんでしょうか?」

ヒメは会場の中をきょろきょろと見渡すこの前のサイホーンレース場との広さを比べる。リュウトは勝手に受け付けを済まされ若干鬱気味こうなってしまったのなら仕方ない負けるのは気に食わない為出るからには優勝を目指す事にする。

「おーい、マイケル!そろそろ始まるぞ!」
「わーったよ。今行くから」

タイヘイのあの爽やかな笑顔がムカつくメガネ叩き割ってやろうかと心の中で思う。ヒメはリュウトの右の肩に捕まる

「頑張ってくださいね。『マイケル』」
「やっかましいわい」

・・・・・

「さぁ、始まりました!バトル大会ピチューカップ!今宵この大会で優勝する勇者は一体誰になるのか!?あっ、紹介が遅れました!私はこの大会の総合司会者『ダンズ』と申します。では一回戦ダブルバトル一試合目開始ィィィ!!」

開会式が終わり試合の一試合目が始まった…。リュウトは少しだけあの司会者が気になった。顔に勿論見覚えはないあんな髭面で禿げている50代かそれ以上かの男なんて知ってるわけないのだがなにかが気になった。名前の『ダンズ』……そういえば同じような名前の奴がいたようないなかったような気がしなくもないし、いた気もする。

「マイケルそろそろ俺達の試合4試合目だ」
「あ、あぁ」

そんな考え事をしていたらもう出番が回ってきた。そろそろ本名を教えてやろうとした時ヒメが口を塞いだ。

「な、なにすんだよ…」
「このままもう少しマイケルと名乗りましょう面白いですし」
「お前も性格悪いな」
「?」

・・・・・

「では、一回戦第四試合。マイケル選手&タイヘイ選手vsアリサ選手&カズキ選手の戦いだ〜〜!」

リュウトとタイヘイの試合相手はアリサとカズキと言う学生2人だ。アリサは幸せそうにカズキの右腕に抱きついている。カズキは照れ臭そうにしているがとても幸せそうだ。

「カズキ先輩〜〜!!私達のラブラブパワーで勝っちゃいましょう〜〜〜!」
「ああ!俺達のコンビネーションみせてやろうっ!」

どうやらこの二人はカップルのようである。このイチャつきがリュウトの導火線に火をつけてしまった

「戦場でイチャついてんじゃねーぞ。ダボ共が…」
「ま、まあまあ落ち着けよマイケル」
「そうですよ。自分がモテないからって見苦しいです」

まさかヒメにまで言われるとは思ってもいなかった。というか味方がいない事に不満を持つ

「では、試合開始〜〜!!」
「捻り潰して海に沈めてやれっ、ロロッ!」
「行くんだ。ピッピ!」

リュウトはロロを出しタイヘイはピッピを出した。対する相手はブラッキーとエーフィだ。リュウトのロロ試合前に予め洗濯機にフォルムチェンジさせておいた。

「マイケル、俺が援護に回るからお前はドンドン攻撃してくれ」
「了解した。先制攻撃ハイドロポンプ!!」
「ロトトトトッーー!!!」

真ん中の蓋が開き思いっきり水が噴射される。水ポケモン最強技の『ハイドロポンプ』だ。洗濯機にフォルムチェンジした事により覚えたのだ。しかしエーフィ、ブラッキーはヒラリと華麗にドロポンを避けた

「攻撃しちゃっていいですね!カズキ先輩〜〜!」
「勿論だよアリサ俺が援護に回るよ」
「や〜〜ん!ありがとうございますっカズキ先輩愛してるっ♪」
「さっさとやれぇえええ!!!この※※※※※がぁ!!」

この二人の予想を覆すバカップルぷりにリュウトも堪忍袋が切れ遂に放送禁止用語が飛び出てしまった。※※※※←この枠になんの言葉が入るのかは皆さんの想像に任せます。
タイヘイとヒメと観客達は引いているが、カズキとアリサはモノともしていない

「エーフィ、サイコショック!」
「打ち消してやれ、でんげきは!」

エーフィは念力波はロロ向けて放つ、ロロはでんげきはを放つ!サイコショックとでんげきはがぶつかり合い大爆発を起こす

「アリサ!目を瞑るんだ。爆風がアリサの目に入ったら大変だ。」
「カズキ先輩……大好き…。」
「一々イチャつくんじゃねえ!ロロ、シャドーボール!!」
「こっちも援護するぞっ!ピッピ!」

ロロは黒い球体を作り出しエーフィ向けて放つ、ピッピはロロの援護に回る

「ブラッキー!どくどくをお見舞いしてやるんだ!」
「ブラッ!」

ブラッキーは口からヘドロをロロに吐き出す。べチャッと顔面にヘドロがくっ付き目が使えなくなってしまったのはこっちの方である

「あぁ、ロトムの顔に毒素が付いちゃいましたよ!」
「ぐっ、こんな技を…」
「ピッピ、おうふくビンタ!」
「リフレクター!」

エーフィ達の前に分厚い光の壁が現れ、物理技であるおうふくビンタを半減にした!

「これやばいんじゃねえかタイヘイ?」
「あぁ、負ける気がしてきたよ」
「絶体絶命ですね。」

ロロは顔面に毒素がひっ付き目が見えなくなり攻撃しても当たるか当たらないか運になってしまい。リフレクターで物理技を半減にさせられた

「ロッ…ト…!」
「……タイヘイ、お前のピッピ…」
「……!わかった!」

ロロは猛毒で徐々に体力が削られていく。ピッピもエーフィの攻撃を避けるのに精一杯だ。するとリュウトがタイヘイに耳打ちでなにかを伝えた

「そろそろトドメと行こうかアリサ…」
「は〜い♪カズキ先輩〜♪」
「ブラッキー、ロトムにイカサマ!」
「そして、サイコショック!」
「フィィ!!」
「ブララッ!!」

・・・・・


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