二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- パークの歴史家の摩訶な手記
- 日時: 2019/03/14 22:24
- 名前: 日に日 (ID: 1HWfNnl0)
これはジャパリパークのある出来事。
パークのある一角の小さな小屋。そこにはライガーという不思議なけものがいた
彼女はパークの出来事を日記助けるのが趣味で、いつか世界の謎を解き明かそうと頑張っている
体は大きくけれど強くはない、けど優しい、ヒトに造られたけm
「って、なんなのこれ⁉」
(天の声という奴ですよ)
そして今日も、新たな不思議を解き明かすべく西に東に駆け回るのだった。
その果てに、大事件に巻き込まれようとも
- Re: パークの歴史家の摩訶な手記 ( No.28 )
- 日時: 2019/03/26 16:26
- 名前: 日に日 (ID: 1HWfNnl0)
タチコマ達が戦っている頃、ライガーはというと、「此処は何処なのー!?」経緯を説明すると、古びたマンホールを踏み抜いて落下し、そのまま流されて川に落ち、何とか岸辺にたどり着いた。のはいいが、その衝撃でパピのコンパスと通話機能が故障してしまい、道の迷ってしまった。
大声で叫び、パピの耳に内蔵されている発煙機を作動させたが、誰も反応は無い。
実は他のフレンズはある目的があって皆移動していたのだ。(11話参照) そんなこと知らないライガーは当てもなく森を彷徨う羽目に、そして運の悪いことに、そこに何かが転がり込んできた。それはタチコマ達に追い詰められてばらけた3人組の一体。
全身真っ黒で、目だけがビーストのように赤く光っている。それはライガーを見るなり何かを構える。
ライガーはとっさに後ずさりし、それの手元に目をやる。それは紛れもなく、
- Re: パークの歴史家の摩訶な手記 ( No.29 )
- 日時: 2019/03/26 16:44
- 名前: 日に日 (ID: 1HWfNnl0)
拳銃、そしてその銃口は、もちろんライガーを狙っている。咄嗟に身を翻すライガー、その顔の真横を熱が通過する。普通のフレンズなら、その音と光でパニックになっていてもおかしくない。そうならなかったのは、ライガーがよくタチコマ達と絡んでいて、慣れていたのが功を制したのだ。
とはいえ劣勢に変わりはない。ライガーは、根本的に戦いに向いていない生物だ。
その筈だった。本来なら二発目を打たれ、致命傷を負うことは避けられない。周りの木々は細く、ライガーの巨体を隠すのは無理だ。なのに、その二発目はライガーに当たった途端、砕け散った。それも驚いたが、ライガーも驚いた。そしてライガーは、同時に自分の背中のリュックから漏れる声を聞いていた、パピはスピーカーが無くて話せないはずなのに。
ライガーは知らなかったのだ。パピがラッキービースト出ないことを。
- Re: パークの歴史家の摩訶な手記 ( No.30 )
- 日時: 2019/03/26 17:59
- 名前: 日に日 (ID: 1HWfNnl0)
パピの正体。それはブラックバーサーカービーストとと呼ばれたフレンズの強化アイテム。かつて人の派閥の一つがフレンズを軍事兵器にするために作り出したもの。
ライガーはもちろん、誰も知らなくて当然だ。かつて最高機密だった上、あの異変で全て失われたものなのだから。ともかくパピはその機能を解放した。ライガーの体の周りに光る緑の輪が出現すると同時にライガーの両椀にサンドスターロウが纏わりつき、そのまま変異硬化して巨大な豪腕を形成する。同様に頭にも同じ事が起き、巨大な角と翼を形成する。ライガーの両目からは血の色の光が漏れて、自身の異形を曝け出す。黒いそれは(これは予想以じょウ)と言うなり背から触手状のセルリアンを多数展開して襲いかかるが、それらは全てライガーの豪腕に引きちぎられ、斬り裂かれ、跡形もなくなる。等のライガー自身はと言うと……
- Re: パークの歴史家の摩訶な手記 ( No.31 )
- 日時: 2019/03/26 20:20
- 名前: 日に日 (ID: 1HWfNnl0)
……気を失っているような事態だった。
今ライガーの体を動かしているのは本人ではなく、パピに内蔵されている戦闘システムだった。ライガーの意識は別の所にあった。
実際には、その豪腕で殴りかかり、木をへし折って振り回して、更に翼から溶岩を吹き出して目の前の黒いそれを追い詰めているのだが。
黒いそれは驚愕の表情を浮かべ、逃げ出そうとするが、自身の呼び出したセルリアンを逆に操られてボコボコにされて倒れふす。黒いそれが死を悟ったその時。
ライガーの動きが止まり、そのまま倒れ伏す。それを見届けて、黒いそれは這々の体で走り去って行ってしまったのだった。パピの電池が切れ、ライガーの姿も意識も元に戻る。しばらくして。
「あれ、あいつはどこに………?」
ライガーは立ち上がって辺りを伺う。両手も頭も元どおりになっている。「あれ?パピ電池切れ?」おかしい。まだバッテリーは余裕があったのに。ライガーはそのまま歩き出した。
- Re: パークの歴史家の摩訶な手記 ( No.32 )
- 日時: 2019/03/27 15:59
- 名前: 日に日 (ID: 1HWfNnl0)
黒いそれの襲撃を跳ね除けたライガーは、一人で考え事をしながら歩いていた。もちろんさっきのことだ。あの時自分は間違いなく撃たれている筈なのだ。なのに、怪我一つなく、黒い何者かも居なくなりおまけに周囲は荒れ果て、自分を中心に爆発したようになっていた。あーでも無いこーでも無いと考えている内に、森を抜けて、開けた場所に出る。そこには四角い大きな建物が突っ立っていた。躊躇なく建物に入るライガー。しかし、疲れが押し寄せてきて、そのまま夢の中にまで入って行ってしまったのだった。
……………
夢の中、自分の手を見る。幼げな猫の手。フレンズになる前の手。周りを見渡すと、緑の壁がそびえ立つ。振り向けば沢山のレンズが自分を囲む。そして誰かに掴まれる。その手の主人は…………
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