二次創作小説(新・総合)

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逃走中#CR02 渋谷の松野大作戦 【完結】
日時: 2020/04/07 22:06
名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: Rn9Xbmu5)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7a/index.cgi?mode=view&no=1297

どうもです、灯焔です。
調子づいて続いてしまった逃走中#CR02。今回から作者募集の逃走者も参加して盛り上がりは右肩上がり(?)!
今回のエリアは、『セブンスドラゴン2020』という作品のダンジョンの1つ『渋谷 繁花樹海』。樹海と化した渋谷を舞台に、逃走者とハンターの駆け引きが始まる―――!

無事コネクトワールドを守る四神が揃い、世界の融合の謎の解明へと一歩踏み出した運営本部。
前回の最後に起きた大砲ケーキ事件から救ってもらった十四松が、『自分も戦えるようになればあのケーキを叩けるのかな』とか思っている様子。
そしてまた新たに『混ぜられた』世界の住人が、運営本部へと集う…。様々な思いが交差して、世界は進んでいきます。



<ルール>
逃走エリア:『渋谷 繁花樹海』 エリア紹介 >>1
東京の中心街の1つともいえる『渋谷』が、竜の力で樹海と化してしまっているエリア。
普段の渋谷とは違い、どこもかしこも木々が生い茂っており、エリア内には登れてしまう巨木も存在する。
また、今回エリアに使用するのは地上のエリアのみになる為、地下への侵入は不可。
OPゲーム終了後から5分までは『駅前交差点』『道玄坂』『渋谷通り』での逃走しか出来ない。


逃走時間:90分

賞金:54万(1秒100円)

ハンター:初期2体(OPゲーム会場のハンターボックスに2体)


<参加者>

【pop'n musicシリーズ】より (3人) 詳細 >>2
ユーリ
ポエット
タイマー

【ファイアーエムブレムシリーズ】より (3人) 詳細 >>3
アイク
ロイ
クロム

【星のカービィシリーズ】より (3人) 詳細 >>4
カービィ
デデデ大王
メタナイト

【ダンガンロンパシリーズ】より (3人) 詳細 >>5
霧切響子
七海千秋
最原終一

【beatmania IIDXシリーズ】より (3人) 詳細 >>6
キュベリア
ルシェ
マモニス

【作者枠】 (3人) 詳細 >>7
junris
ウィオ
葉月

【逃走中#01 MVP】 (2人) 詳細 >>8
エーデルガルト
芽兎めう

計20名



逃走中#CR03 次回作出場権(シード枠)争奪予想アンケート実施中!
※締め切りました

逃走中#CR03 次回参加者募集中!&確保MVP投票受付中!
※締め切りました
MVP&作者枠発表 >>138

※『お手伝い』として参加してくださる方向けの案内※
版権キャラ応募用紙 >>139 ※4/7(火) 20時まで



◎AfterBreakTime

 ①『政府特務機関、叢雲』 >>9
 ②『カフェと邪神と道化師と』 >>19
 ③『氷の堕天使』 >>26
 ④『純白の古代兵器、襲来』 >>36-37
 ⑤『星々と暗闇の協奏曲』 >>54
 ⑥『ローティーンは何を願う』 >>74
 ⑦『汽笛はルーンの光を乗せて』 >>93
 ⑧『風の公女と滅びし暗殺者』 >>106 >>110
 ⑨『打ち上げ』 >>140-141 >>145-146





以上、逃走中#CR 運営本部がお送り致します。

ABT⑥『ローティーンは何を願う』 ( No.74 )
日時: 2020/03/22 22:04
名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: 7qD3vIK8)

さて、勉強熱心なクルークは本部に入ってから何をするんでしょうか。
少し様子を見てみましょう。

------------------------



~運営本部 住居区 書庫~



バンワド「…こちらが本部の書庫になります。運営本部に許可を得た人達であれば自由にご利用可能なので、是非ご活用ください!それではボクは業務に戻りますので!失礼します!」

クルーク「うん、ありがとう。…お仕事頑張ってね」

バンワド「えへへへ~、頑張りますよ~!」



流石本の虫。クルーク、早速石丸くんが言っていた書庫に興味を惹かれ、バンワドを呼んで連れてきてもらったようです。
バンワドが可愛らしく敬礼をして去っていくのを見送りながら、彼は書庫への一歩を踏み出します。中は、当然の如くびっしりと詰められた古今東西の本。本。本…。中央に簡易的にテーブルや椅子、ソファーも置いてあり、読書も可能なようですね。
かぎ慣れた古い本の香りにプリサイス図書館を思い出しながらも、自分の魔法に役立ちそうな本を探す為彼は早速本棚を漁ることにしました。



クルーク「…それにしても、よくこれだけの本を集めたなぁ。歴史書に小説、料理本なんかもあるぞ…」



そりゃまあね。ここにある蔵書は各支部から譲ってもらったものや、城からこっそり持ってきたものが所狭しと詰められています。ジャンルも関係なく増えていくので、棚に詰められている本もバラバラ。これでは目的の本が見つかるはずがありません。



クルーク「(サクヤさんに頼んで書庫の整理、やろうかなぁ…)」



自分のお眼鏡に叶いそうな本が見つからず、途方に暮れるクルーク。
そんな彼の背後から急に声がしました。



『あれ?クルークじゃん、何か探し物?』

クルーク「うひゃい?!……なんだ神様か、おどかさないでください」

MZD「あー、ワリィワリィ。『JOKER』についての文献確認しに来たら、一生懸命本棚とにらめっこしてるお前さん見つけたからさ。これは『目的の本見つかってねーな』と思って声かけたんだ。びっくりさせたらごめんな?」

クルーク「全く以て言葉の通りなので全然大丈夫です…。置いてる本の種類もバラバラだし、一度整理したほうがいいですよね…」

MZD「あはは…。色んなヤツ等が関係なしに置いていくからなー。今度本部総出でジャンル分けでもすっか」



背後から声をかけてきたのはMZD。どうやら『JOKER』についての情報を得に書庫までやってきた様子。
クルークが途方に暮れていたのを見かね、心配していたみたいですね。彼が放った言葉には「確かに」と頷き、今度整理をしようと約束を立ててくれました。
彼が探している本の種類を聞き出すと、MZDは探していた棚とは反対側の本棚へと歩いていき、指を鳴らしました。すると、1つの厚みのある本が宙に浮かび、彼の手の中に納まります。
…中をぱらぱらと確認したMZDは小さく頷き、クルークの元へ戻り本を手渡しました。



MZD「はい、これ。星の魔法…は直接書いてないけど、ヒントになりそうな方程式くらいは編み出せるんじゃねーかな?」

クルーク「ありがとうございます。えっと…『音無町 星の記録』?―――単なる星図鑑じゃないんですか?」

MZD「実際はそうなんだけど、昔オレが星を操ろうとして編み出した魔法の方程式が書かれてるのそういや寄贈したなって思い出して。良かったら使ってよ」

クルーク「本当だ…。星々を導き出して敵に攻撃する魔法の方程式とか…詳しく書いてある…」



クルーク、彼に促され少しだけページをめくっています。
そこには星座の画像と共に、MZDが書き残したであろう星を導く方程式が確かに書いてあります。
かなり簡易的で雑な文字ですが、クルークには何となくその意味が理解できていました。これはこの場で読み終えてはならないと早々に本を閉じ、サクヤから借りたケースに本を仕舞いました。
……ふと、彼は思います。『音無町』はポップンワールドには無かったはずなのに、どうして彼は知っているのだろうと。



クルーク「…そういえば神様、この本の『音無町』ってどんなところなんですか?……って、ポップンワールドにそんなところないから分かるわけありませんよね」

MZD「確かに『ポップンワールド』にはねーなー。でも、オレ『その街』出身だから。…クルークには話したっけ。オレが『元人間の神様』だってこと」

クルーク「言伝には。…でも、詳しくは知りません」

MZD「…………。誰にも言わないって約束できる?」

クルーク「え?」



そう言うと、彼はクルークの手を引きテーブルのところまで連れて行き『立ち話もなんだし、座ろうぜ』と誘ってきました。訳も分からずクルークがその場に座ると、彼は「どこから話したもんかなー」と首を傾げました。…いや、話すって言ったの貴方でしょう。
…しばらくの沈黙の後、腹を決めたようにMZDは話を切り出してきました。



MZD「クルーク、家族に大切にはされてる?」

クルーク「…何ですか突然。当然、大切にされてますよ。大切にされてない子供なんているんですか?」

MZD「残念ながらいるんだなぁ。…それは置いといて。オレ、人間だった頃―――物心ついたか、ついてないか……5歳くらいの時かな。火事で両親亡くしたんだ」

クルーク「えっ…?!」

MZD「…生まれつき『神の世界』でオレのこと注目してたっぽくて。オレのこと『神にする』ってなった時に、両親と、それに連なってオレの面倒見てくれる人達がどーしても邪魔だったらしくて。でも、オレが赤ん坊の頃に周りを消しちゃうと、後々面倒なことになるだろ?だから、オレが『自分の意志で』何かをやれるようになる年齢まで泳がせて…そして、神々は火事を引き起こして親を奪ったんだ」

クルーク「…………」

MZD「その頃のオレは何も知らなくてさぁ。自分の両親奪ったヤツらに『たすけて』って必死に願ってたよ。そして、オレは母方の伯父さんに引き取られて育った。でも、育ててくれた伯父さんと叔母さんも…3年後、事故で死んだ。その後の反応は手のひら返し。『少年』は『他人に死を招かせる死神の子』として噂が広がって、若年8歳で独り身になり、施設に預けられました」



MZDが語り始めたのは自分がまだ人間だった頃の話。実は天の声も1回サクヤと共に聞いたのですが、まあ壮絶すぎて。聞き終わったころにはもういい、もういいとサクヤと一緒に泣いていました。それくらい酷いんです。生まれた時から『神様になること』を運命づけられていて、その道を歩かせる為に小さい頃から親や信頼できる大人を奪われて…。
ちなみに、サクヤも同じような経験をしたことがあるからか、彼の身の上話を聞き終わった時の表情は―――見るに堪えません。



MZD「施設でも少年にまつわる悪い噂は絶えることがありませんでした。それを示すかのように、少年と仲良くなった数少ない子供達は次々と様々な原因で謎の死を迎え、遂に施設の人間に言われました。『もう他人と関わるな。お前と関わった人間は死ぬ』と。つまり、人格否定と突き放し両方が少年の心をダイレクトアタックしたワケだなー。少年は否定されたショックから『人と接すること』に恐怖を覚え、ひとりぼっちになってしまいました。その後、少年が11歳になるまで施設で極力人と関わらずに生きてきたのです」

クルーク「……つらか、ったんだね」

MZD「『つらい』か。当時はそんなこと考える余裕も無かったなぁ。…続き、な?
   …そんなこんなで少年期を過ごしていた11歳の少年は、ある日『願いをかなえてくれるピエロさん』がいるとの噂を施設で聞きます。何でも、ピエロと会った子供の願いが必ず叶い、その子は楽園に連れていかれるそうなのです。……まぁ、当の本人曰く『新しい魔法を使用するのに新鮮な子供の血液が必要だった』のが事の真相だけど。そんなことつゆも知らない哀れな少年は、自分の願いを叶えて貰う為にピエロ探しを始めることにしました」

クルーク「その、『願い』って?」



クルーク、至極当然な質問をMZDにぶつけます。しかし、彼にはあまり良い思いがないのか顔をしかめます。慌てて弁解しようとするクルークでしたが、彼にはその質問が飛んでくることが分かっていたようで。『気にしなくていい』と彼の頭をぽんぽんと触れた後、話を続けました。



MZD「ピエロを探し回っていたとある日、遂に少年は探していた『仮面の道化師』を見つけました。ま、相手にはカモが来たと思われたんだろうなー。嫌に優しく『願いはないか』って聞かれたよ。…それで、少年はこう答えたのです。


  『道化師さんと友達になりたい』と。それが少年の願いでした。


  大人から否定され、他人と極力関わらず生きてきた少年にも、親に愛された、そして伯父や叔母から貰った愛が忘れられるはずありませんでした。だから…欲しかったんです。心を許せる友達が。…何で『友達が欲しい』じゃなくて、『道化師さんと友達になりたい』なんて言ったのかはよく分からないけど。
  
  …で、その一撃は道化師に凄い効いたみたいで。仮面で表情は良く分からなかったけど、とんでもなく動揺したのは今でも覚えてる。何を思ったか道化師は少年の願いを無視して、自分の魔法で少年を殺そうとしました。でも…『神々』がそれを許しませんでした。道化師の魔力、そして神々によって捻じ曲げられた少年の神の力…それと、色々な思考とか感情が混ざり合い……『少年に、道化師の強い呪縛がかかりました』。『双方の魂が未来永劫、世界に縛り付けられる呪縛』が」

クルーク「それって…俗にいう『輪廻転生』が出来なくなった…ってことですよね?それじゃあ、今いる神様って…」

MZD「まーだ話は終わってないんだなー。
   少年殺害に失敗した道化師はそのままどこかに消え去ってしまい、その場には呪縛がかけられた少年だけが残っていました。その2年後―――少年は正式に『神として』迎えられることが決まり、少年はトラック事故に巻き込まれ、13年の大変短い生涯を終えました。…でも、魂が天界に昇ることはなかったんだな」

クルーク「呪縛のせい…ですね」

MZD「御名答。さっすが、優秀な魔導使いだ。その後、少年の魂を天界に連れて行ったのが『全知全能の神』って言われてる『ゼウス』って神様だった。少年は、そこでゼウスに謝罪を受けました。『幼い子にこんな過酷な運命を背負わせて、すまなかった』と。そして、ゼウスは何故自分の周りの人間が続々と死んでいくかの真相を彼に話しました。

   ……知った時すっげーショックだったよ。信じてたものに裏切られた気分で。こっちは『神になりたい』なんて望んでないのに、神の気まぐれで人一人の人生がぐちゃぐちゃになるんだぜ?そんなの耐えられないよな。普通なら絶対。

   …泣き喚く少年を、ゼウスはただ慰めることしかできませんでした。ちなみに人間を神にする行為って、天界ではあんまり好き好んでやられてるわけじゃないんだ。でも、悪気があってやってるわけじゃないからゼウスも止められない。…そう、言われた」

クルーク「…でも、今神様は神になってるわけですよね?それは…どうして?」

MZD「ゼウスはせめてもの償いとして、道化師にかけられた少年の呪縛を解こうとしました。ですが…少年が解くことを拒否したのです。あの時道化師が動揺したのには何か意味がある、少年はそう感じていました。…そこで、ゼウスは少年に『神様になること』を提案したのです。輪廻転生も出来ない、成仏も出来ない。それならば神になるしかない、と。

   …『少年』ことオレはその提案に乗った。オレみたいな悲劇をもう二度と生み出さない為に…そんな、世界を創るって決めた。それに、道化師も同じ呪縛をかけられているのなら、どうにかして助けたいって気持ちもあった。道化師の人生を捻じ曲げたのは他でもないオレ自身だからな。だからゼウスに1つだけお願いをしたんだ。『自分の魂と道化師の魂を自分の創る世界に縛り付けてくれ』って。
  
   ―――こうして、音の神『MZD』と、ポップンワールドが誕生したのです」



話し続けて疲れたのか、MZDは大きく息を吐き出しました。自分にとってもいい思い出ではないのに、何故クルークに話したのか…。それは、彼にしか分からないことです。
クルークは彼の話を途中から相槌を打ちながら黙って聞いていました。MZDが気付いた頃には、目尻に涙が浮かんでいたのが見えました。



MZD「泣かせるつもりはなかったんだけど…あぁ、ごめん!あー、えっと、ハンカチハンカチ…」

クルーク「大丈夫です…。…その『道化師さん』って、今どこで何をしているんですか?ちゃんと生きているんですよね?」

MZD「…心配してくれるの?優しいじゃん。…元気かどうかは本人にしか分かんないと思うけど、しっかり生きてるよ。『オレのこの呪縛が無くならない限りは』未来永劫、ずっと」

クルーク「あの、単刀直入に言ってもいいですか。そのお話に出てきた『道化師』って、『JOKER』のことじゃないですか?」

MZD「……優秀すぎるのも困りものだねぇ」

クルーク「だって神様がここに最初に来た目的って、『JOKER』のことを調べに、ですよね。…それでそのお話ってことは…絶対関係あるんじゃないかって思ったんです」

MZD「まあね。……クルーク、今から言うことは誰にも言わないでね?」

クルーク「はい」



MZD、いつにもまして真面目な顔でクルークに優しく言葉をこう告げたのです。





MZD『『JOKER』は今生きてる。だから、べリアが言ってた『JOKERの創生』は必ず失敗する』

クルーク「失敗…。あの、『JOKER』って、もしかして」

MZD「―――お願いだから、今は黙ってて。サクヤ以外に今バレたら、色々とヤバいから」

クルーク「……わかり、ました」

MZD「―――よし!いい子だ。変な気分にさせたお詫びに何か甘いモン食べにキッチン行くかー。ヴィルには全然敵わないけど、オレも家事炊事はある程度出来るんでね」



同年代のローティーンな身体の少年に撫でられる気持ちはいかがなんでしょうかクルーク。
サングラスの下の表情は分からず、飄々とした態度を続けるMZD。…でも、焦っていたのは確かに読み取れます。



クルーク「…暖かいものが良いな。暖かくて、甘いもの…」

MZD「手軽に出来るのといえばー…、ホットチョコサンドにするかー。ふふん、神の料理食えること誇りに思いなよ?」

クルーク「―――あの、神様。『JOKER』のこと、どう思ってるの?」



周りに気付かれないようにこっそりと伝えた彼に、MZDは少しの沈黙の後、小さく返しました。



MZD「…本当の兄ちゃんみたいに優しくて、頼りになるヤツ」





もしかして、リサを唆したのはMZDを神様にした神々の連中なんですかねー。分からないことだらけです。
心の中の妙な不安を抱えながら、2人は食堂へと向かって歩いて行ったのでした。

Re: 逃走中#CR02 渋谷の松野大作戦 ( No.75 )
日時: 2020/03/23 13:36
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: idqv/Y0h)

今回もコメントさせていただきます。おろさんです。


・・・あの女あああああああああ!!!!図にのりやがってええええええええええ!!!

霊夢「なんで私のお祓いやお祈りが効かないのよ・・・OTL」

ロボット「当たり前だ;そもそも呪文が全然違ったし;」


・・・それにしても、そちらのMZDにはそんなことがあったとは。知りませんでしたねぇ。


ルイージ「と言うことはこっちのMZDも・・・」

MZD「・・・そうとは限らねぇぜ?」


と言うわけで、ベリア一同がズタボロにされればいいのに・・・って個人的に思ってます。
それでは失礼しました。

Re: 逃走中#CR02 渋谷の松野大作戦 ( No.76 )
日時: 2020/03/23 22:06
名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: 7qD3vIK8)

どうもです。灯焔です。
昨日更新したABT、これからの展開をより楽しむ為に是非覚えておくといいと思います。



>>おろさん 様

どうもです。いつもコメントありがとうございます。

はい、べリアさんがやらかしました。目的はお守り自体だったようですね…。
うーん…異世界を繋ぐゲートがうんともすんとも言わないのでお祓いやお祈りの類が届いてないのかも…しれませんね?

天地がひっくり返ってもうちのえむぜさんだけなので安心してくださいな。
まぁ、結構重たい事情を経験しているからなのかもしれませんね。こちらのMZDが真面目なのは…。
彼は自分が『面白い』と思うこと以上に他人の幸せを願う子です。それが、たとえ『自分が犠牲になる』事柄でさえも…。

今回でズタボロに出来そうな気がしませんが、長い目で追って行きましょう。





心温まるコメント、ありがとうございます。

Re: 逃走中#CR02 渋谷の松野大作戦 ( No.77 )
日時: 2020/03/23 22:08
名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: 7qD3vIK8)

【28:38】





~宮下路地~





タイマー「なんか、残りの30分ただ逃げ続けるだけじゃない気がするのは僕だけなのかな…」

jun「僕も同じ気持ちだよタイマーさん。カービィの口からお守りを引き抜いた奴…絶対何か企んでるよ」



べリアによるカービィ襲撃の後、8人はまとまって逃げるとハンターに見つかりやすいとのことからその場で解散をしました。
タイマーとjunはこの際だからとしばらく一緒に行動することを選んだようです。現在、2人は宮下路地にてハンターを警戒しながら辺りを見回しています。



タイマー「…そういえば気になってたんだけど、そっちの世界の僕凄い破壊力持ってるよね…。多分怒りの力か何かだと思うけど、僕には想像もつかないや」

jun「こっちのタイマーがまともで助かったよ…。さっきサクヤさんから秘密裏に連絡があったんだけど、葉月さんとルシェさんが捕まった原因知って暴れそうになったって。寸のところで止まってくれて安心したけど…」

タイマー「なんだそりゃ?!確かに確保された原因が網タイツ2人のピアノ体操第一って言えば怒るのも無理はないけど…。僕だってそういう衣装は撮影でよく着るよ?」

jun「えっ?」

タイマー「ほら。『H○T LI○IT』のリミックスの撮影とかで結構奇抜な衣装も着たりするし…ゴムみたいな素材だけの衣装もちらほらオーダーメイドしてるよ?僕」



隠せてない隠せてない。



jun「…………」



------------------------


(junrisの脳内)


海に浮かんだ星型のステージで、黒い布のような服(?)を身体に巻き付けたタイマーが歌っている…。


タイマー「YO! SAY 夏が胸を刺激する ナマ足魅惑の マーメイド♪」


------------------------



jun「(……ゲーム終わって帰っても自分の世界のタイマーには黙っておこう)」

タイマー「???」(不思議そうに首を傾げている)



何を想像しているんですか。確かにタイマーの元ネタは某T.M.Revoなんとかさんですが。
自分の世界に帰っても今タイマーが言ったことは自分の世界のタイマーには絶対に口外しないことを固く胸に誓ったjunrisなのでした。









【27:15】





~道玄坂上路地~





ユーリ「…………」



こちらは大きな木の陰で何者かの様子を伺っているユーリ。
ハンターでも見つけて隠れているんですかね?



ユーリ「違う。ハンターではない。先程カービィを襲った奴らが何か話しているのだ。静かにしてくれ」



それは失礼しました。天の声もそれでは失礼して、様子を見てみるとしましょう。
ユーリの目線の先にいたのは、確かに先程カービィを襲った道化師であるべリア。そして―――





べリア『も~っ、『メフィスト様』ったらおっそ~い!アタシが『コレ』を手に入れる為にどれだけ苦労したか分かってないワケ~?』

メフィスト『あっは、ワルイワルイ。けどまさかあのピンクボールが吸い込んじまってたとはなぁ。とんだくたびれもうけってヤツか?ククッ!』

べリア『あ~っ、ゼッタイ心配してないヤツじゃんそれ~!ま、でもアタシは目的を果たせたから別にいいケド~。それで~?これでどうやって『JOKER』を誕生させるのヨ~?』

ユーリ「(あの男…大きな帽子を被っている赤と紫の髪の男が『メフィスト』か)」



べリアが憤慨しながら話している相手―――赤と紫が混じったような禍々しい色をした髪の毛を垂らした、大きな帽子を被った『派手な衣装の男』。べリアが『メフィスト様』と呼んでいることから、彼がべリアの上司…道化師的な集まりのリーダーに間違いありませんね。
彼はべリアが先程奪取したお守りを受け取り、未だ不機嫌な彼女を優しくなでて宥めていました。



メフィスト『そういやさぁ、べリア。知ってるかぁ?この『渋谷』には、トンデモねぇ竜が眠っているってウワサ。何でも、『鱗粉で他人の思考を錯乱し、殺し合わせる』面白い能力をもつ竜が封じられているんだってよぉ』

べリア『ナニソレ超イケてんじゃん~?…でもぉ、それと『JOKER』創生がどう関係してくるワケぇ?』

メフィスト『ま、見てなって』



事情が理解できないべリアを放置し、彼はお守りに自らの魔力を注ぎ始めました。
深緑だったお守りは徐々に禍々しい赤黒い色になり、まるで心臓の様な形へと姿を変えました。
そして―――彼は人間が理解しつかないような呪文を唱えた後、叫びました。






メフィスト『道化師の名の元に命ず。死の淵から目覚めよ。幻視夢喰の帝竜!!!『スリーピーホロウ』!!!』

ユーリ「(くっ……!)」






メフィストが叫んだと共に、禍々しい光が彼の周りを覆います!思わず目をふさぐユーリ。
彼が再び目を開けた時―――そこには、彼らの近くには―――





ユーリ「な、なんだ、あれは―――!」






――――――蝶のような姿をした、おどろおどろしい気配を纏う竜が空を舞っていました……!





メフィスト『さぁて?それじゃあ……試しに、『あの吸血鬼』潰してくれよぉ!!』

ユーリ「くそっ、気付かれたか…!」





~メインサーバ~



ノア「なんでアイツが復活してるんだよ?!」

ヴィル「…知っているのか?」

キョウカ「知っているも何も、我々が元の世界にいた時に二度倒している『帝竜』だ。まさか、三度目の復活を遂げるとは―――!」

コハク「……GMサンよォ、逃走者に通知しといてくれねェ?アイツの『鱗粉』には触れンなって。それから―――キリノに連絡して、最後のミッション扱いで『アレ』の発動頼むわ」

サクヤ「承知しました。通知とミッションに関しては任せてください。えむぜさん、キリノさんへの連絡をお願いします」

MZD「おっけー。…そんで、13班はどうするの?」

コハク「どうするってェ?あのクソ竜―――三度復活したならァ?





    『三度潰すしかねェよなァ!!!』」





ぎゃー!!恐れていたことが……!あの帝竜原作のゲームでも散々やらかしてくれましたからねぇ。
メフィストに見つかりユーリ、大ピンチ!そして、帝竜の『鱗粉』が、逃走者を襲い始める…!

Re: 逃走中#CR02 渋谷の松野大作戦 ( No.78 )
日時: 2020/03/24 09:15
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: N0SZnmuB)

どうも。おろさんです。



・・・って、とんでもないことになってもぉたぁぉぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!


大地「あんなやつが暴れたら・・・畜生!今すぐにでも助けにいきてぇのに・・・」

うた「お父さん!助けにいけたとしても、あの竜に近づくは本当にマズイよ!」

大地「くっ・・・仕方ない。送れるかはわかんねぇが、スネークにたのんでスナイパーライフルを灯焔さんのところに・・・」

うた「送るな;」

と言うわけで、送れるならスナイパーライフルを差し入れに送るつもりです。


それでは失礼しました。


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