二次創作小説(新・総合)
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- 逃走中#CR02 渋谷の松野大作戦 【完結】
- 日時: 2020/04/07 22:06
- 名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: Rn9Xbmu5)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7a/index.cgi?mode=view&no=1297
どうもです、灯焔です。
調子づいて続いてしまった逃走中#CR02。今回から作者募集の逃走者も参加して盛り上がりは右肩上がり(?)!
今回のエリアは、『セブンスドラゴン2020』という作品のダンジョンの1つ『渋谷 繁花樹海』。樹海と化した渋谷を舞台に、逃走者とハンターの駆け引きが始まる―――!
無事コネクトワールドを守る四神が揃い、世界の融合の謎の解明へと一歩踏み出した運営本部。
前回の最後に起きた大砲ケーキ事件から救ってもらった十四松が、『自分も戦えるようになればあのケーキを叩けるのかな』とか思っている様子。
そしてまた新たに『混ぜられた』世界の住人が、運営本部へと集う…。様々な思いが交差して、世界は進んでいきます。
<ルール>
逃走エリア:『渋谷 繁花樹海』 エリア紹介 >>1
東京の中心街の1つともいえる『渋谷』が、竜の力で樹海と化してしまっているエリア。
普段の渋谷とは違い、どこもかしこも木々が生い茂っており、エリア内には登れてしまう巨木も存在する。
また、今回エリアに使用するのは地上のエリアのみになる為、地下への侵入は不可。
OPゲーム終了後から5分までは『駅前交差点』『道玄坂』『渋谷通り』での逃走しか出来ない。
逃走時間:90分
賞金:54万(1秒100円)
ハンター:初期2体(OPゲーム会場のハンターボックスに2体)
<参加者>
【pop'n musicシリーズ】より (3人) 詳細 >>2
ユーリ
ポエット
タイマー
【ファイアーエムブレムシリーズ】より (3人) 詳細 >>3
アイク
ロイ
クロム
【星のカービィシリーズ】より (3人) 詳細 >>4
カービィ
デデデ大王
メタナイト
【ダンガンロンパシリーズ】より (3人) 詳細 >>5
霧切響子
七海千秋
最原終一
【beatmania IIDXシリーズ】より (3人) 詳細 >>6
キュベリア
ルシェ
マモニス
【作者枠】 (3人) 詳細 >>7
junris
ウィオ
葉月
【逃走中#01 MVP】 (2人) 詳細 >>8
エーデルガルト
芽兎めう
計20名
逃走中#CR03 次回作出場権(シード枠)争奪予想アンケート実施中!
※締め切りました
逃走中#CR03 次回参加者募集中!&確保MVP投票受付中!
※締め切りました
MVP&作者枠発表 >>138
※『お手伝い』として参加してくださる方向けの案内※
版権キャラ応募用紙 >>139 ※4/7(火) 20時まで
◎AfterBreakTime
①『政府特務機関、叢雲』 >>9
②『カフェと邪神と道化師と』 >>19
③『氷の堕天使』 >>26
④『純白の古代兵器、襲来』 >>36-37
⑤『星々と暗闇の協奏曲』 >>54
⑥『ローティーンは何を願う』 >>74
⑦『汽笛はルーンの光を乗せて』 >>93
⑧『風の公女と滅びし暗殺者』 >>106 >>110
⑨『打ち上げ』 >>140-141 >>145-146
以上、逃走中#CR 運営本部がお送り致します。
- Re: 逃走中#CR02 渋谷の松野大作戦 ( No.114 )
- 日時: 2020/04/01 22:04
- 名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: fMHQuj5n)
【01:48】
~牢獄ルーム~
ロイ「駄目だった…。ごめん、やり切れなくて…」
クロム「いやいや。お前は充分よくやったぞ!お疲れ様だ!」
あともう少しのところで力が出せずくたびれた顔で戻って来たロイ。
同じFE仲間のクロムを始め、牢獄ルームでは彼をねぎらう声が次々と聞こえてきました。
カービィ「特にミッション②とミッション③のブレーンっぷりは凄かったよねー!デデデも見習えば?」
デデデ「フン!今回は手柄をワケーヤツに譲ってやっただけだ!感謝しやがれよロイ!」
ロイ「あはは…。デデデ大王は相変わらずですね…」
霧切「貴方って、私とそう年齢も変わらなさそうだし…。余程両親の教育が良いのね」
最原「間違いなく今回の『裏の主人公』って感じだったね」
メタナイト「…そろそろ『表の主人公』の結末がどうなるか見守ろうじゃないか。見ろ、時間が1分30秒を切っているぞ」
牢獄ルームのみんなとまだ残っていたカンナに激励を受け、思わず照れるロイ。
そして、メタナイトが残り2人を見守ろうとスマホのタイマーを見せながら言いました。
【01:23】
ルシェ「わわ、もうゲーム終了まで1分30秒切ってるんだ…!いよいよ、って感じだね」
アイク「タイマーも七海もミッションに貢献していたからな。どちらも逃走成功してほしいところだが」
めう「前はミミミとエデデが2人逃走成功出来ためう!今回もきっと2人とも逃走成功できるめう!」
エーデル「…それはどうかしらね?前回とは状況も戦況も全然違う幕引きになるのよ?―――もしかしたら、全滅もあり得るかもしれないわね」
葉月「…エーデルちゃん、もしかしてカービィにハンターなすり付けられたの今でも怒ってる?」
エーデル「あら?私がそんな顔をしているように見えるのかしら?」
ウィオ「その『笑顔』が怖いんだよ」
jun「と、とにかく!あと1分30秒、2人が逃走成功できるよう祈ろう!」
いつの間にか残り時間も1分30秒を切っています。
それぞれの思惑が交差する中、逃走成功するのは誰なのか―――?!
【01:00】
~逃走エリア~
ゲーム終了まで後1分。残る逃走者は―――。
タイマー「あと1分…!もうここから動かないぞ…!」
ニャミの彼氏で歌って喋れるアーティスト、タイマー。
七海「体力も走力も自信ないけど…。開けたところにいよう。何があっても動けるように」
『超高校級のゲーマー』、七海千秋。
どちらも自分が出来ることを最大限にした結果の生き残りの2名。
―――さあ、ここが正念場です。頑張ってください!
【00:30】
タイマー「…………」
七海「油断禁物…だと、思うよ?」
ハンターSA「…………」
ハンターTR「…………」
ハンターDE「…………」
ハンターPA「…………」
最終局面へと向かう2人に待ち構える4体のハンター。
残り30秒、凌ぐことは出来るのか―――?!
ハンターDE「…………!!!」
どちらかがハンターに見つかりました!
見つかったのは―――
~道玄坂路地~
ダッダッダッダッダ!!!!!
ROCK ON【TIMER】
ピーーーーーーーーーーーー
タイマー「わーーーっ、見つかったーーー!!!」
ゲーム終了まで隠れることを選択していたタイマー!
ハンターに気付きすぐに離れようと逃げ出しますが、ハンターは既に彼の至近距離まで接近していました…。
ポンッ
【00:24】
タイマー 確保 残り1名
タイマー「あ~あ…。ニャミちゃ~ん、ごめぇ~ん…」
残り24秒でタイマー、確保!!お疲れ様でした…!
ピリリ ピリリ
~牢獄ルーム~
ポエット「つうちだー!」
ユーリ「読むぞ。『タイマー 確保 残り1名』 た、タイマー!!!」
jun「そんなぁ…!タイマーまで確保されちゃった…!」
キュベリア「そこの白髪女の言葉がマジになっちゃうかもねー?」
霧切「七海さんはやる時にはやる子よ。そんなことにならないと私達は祈っているわ」
マモニス「そうですとも!いざという時にとっても頼りになるいい子なんですよ!キュベリア様と似てるからって逃走成功できないとか考えてませんよね?」
キュベリア「別に似てるとか考えてねーんだけど…。…見ろよ、残り15秒だぜ」
ロイ「それじゃ、10秒になったらカウントダウンと行こう!!」
カービィ「おっけー!」
葉月「まっかせなさい!」
【00:10】
ルシェ「10!!!」
デデデ「9!!!」
ポエット「8!!!」
マモニス「7!!!」
ウィオ「6!!!」
七海『あと、ちょっと……!』
最原「5!!!」
クロム「4!!!」
【00:03】
『3!!!』
【00:02】
『2!!!』
【00:01】
『1!!!』
【00:00】GAME SET!!
ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
七海千秋
【逃走成功 CONGRATULATION!!!】
七海「…あれ?何の音かな……終わってる。私、逃げ切ったんだ…!ゲーム、クリアしたんだ…!やったよ、日向君!みんな!」
マルス『七海さん、逃走成功本当におめでとう!
牢獄ルームにいる人達も全員OPゲーム会場がある場所まで集まってね!』
サクヤ『OP会場にて表彰式。そして、初回と同じく次回逃走中の募集等お知らせを行います!こうご期待ですよ!』
七海さん、やり切りましたー!逃走成功おめでとうございます!
次回、表彰式&次回逃走中の参加者募集のお知らせです!
- 保留組の大冒険 ⑤ ( No.115 )
- 日時: 2020/04/01 22:05
- 名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: fMHQuj5n)
~道玄坂下路地~
十四松「にーさーん!最後のコンフュカッターの起動おわったよー!」
カラ松「よぉし!でかしたぞ十四松!これであのデカイ竜の鱗粉は止まったはずだ!」
チョロ松「僕達松野家のチームワーク、見たか!」
やると決めてからの松野家は早かった。13班が留めておいてくれているのもありましたが、誰がなんと言わずとも各々の担当エリアを決め、素早くコンフュカッターを起動しに行ったのでした。
その動きはキリノからしても驚愕だったようで、彼は『磨けば光る原石』だと思ったのだそうな。
キリノ『3人とも、よくやってくれました。僕の計算に狂いが無ければ…これで、相手の鱗粉を阻止することができます!』
MZD『13班も順調に帝竜にダメージ与えて行ってるぜ!もう少しで倒せそうだ!』
キリノ『神様もご協力ありがとうございます。あとのナビゲーションは僕が引き継ぎますので、神様は通常業務に戻ってくださっても構いませんよ』
MZD『え、マジ?結構ナビ楽しかったから最後まで付き合おうかーとか言おうと思ったけど、こっちもこっちで大変そうだから有り難く引き継ぐわ。…そんじゃ、後始末よろしくな』
キリノ、帝竜の状況を見てMZDからナビゲーターを引き継ぎました。
彼は3人に安全な場所にいるように指示し、そのまま保留組の通信を切り13班のサポートへと向かって行ったのでした。
…通信機から何も聞こえなくなったことを確認し、物陰から13班を見守る保留組。
―――その戦いっぷりは、圧倒的でした。
ノア「せあああああっ!!『スピネイジブロウ』!!!」
キョウカ「脇が甘いぞ!!!『モミジ斬り』!!!」
ノアとキョウカの強力な一撃がスリーピーホロウを襲います。
既に得意の鱗粉と、13班によって羽を片方そがれてしまい戦力が低くなっている帝竜。抵抗しようと羽根ををはばたかせますが、彼らにはそよ風も同じ。全く効きません。
形勢逆転したことが面白くないのか、べリアはかなり不機嫌そうに帝竜に文句を言っています。
べリア「なんなのよ、なんなのよ、なんなのよ~!この渋谷を滅茶苦茶にして、渋谷のニンゲンを同士討ちさせた実力はどうしたのヨ~!!!」
コハク「ザーンネンだったなァ、道化師サンよォ。人間ってのは失敗から学ぶ生きモンだ。このコンフュカッターだって、過去にそういう悲惨な事件があったから…沢山の人間の犠牲から成り立ってる『人間の知恵』なンだ。それを甘く見てるテメェに、俺ら13班が負けるはずねェだろォ?」
べリア「…『ニンゲンが学ぶ生き物』、ねェ?なら、どうして争いは止まらないのかしら?なら、どうして危機が訪れた時に人間は自分だけが助かろうとするのかしら?…どうして、『ニンゲンは魔族を差別するのかしら』?」
コハク「あァ?」
コハクに正論をかまされ押し黙るべリア。かと思ったら、ブツブツと何か小言を発しています。
どうやら彼女、人間に相当恨みを持っているようで…。過去に何があったのかは知りませんが、その恨みを今の関係のない人間にぶちまけるなんて論外です。
そもそも道化師、本部にちょっかいかけてる時点で人間も神も魔族も敵に回しています。
べリア「ニンゲンが学ぶ生き物だったら、こんな私利私欲にまみれた世界なんて出来ていないんじゃないかしらァ?どこかの世界で病気を世界中に撒き散らすことだって無かったはずよねェ?自分の保身や欲が目的で他人に迷惑をかけるどこが『ニンゲンが学ぶ生き物』なのヨ!!!」
コハク「…だからと言って、カンケーねェヤツを巻き込むのはお門違いだろうが。テメーらが渋谷で暴れやがったせいで逃走者にもゲームにも多大な迷惑が掛かってンだ。そのツケ、しっかり払ってもらわねェとなァ?」
べリア「アンタ達が苦しみ悶えアタシ達に助けを求め絶望する姿を見られるなら…アタシは何だってするわよ。アタシが信頼するのは『メフィスト様』。そして、双子の弟『ベリト』だけヨ。アンタの指図なんか受けないワ!」
キョウカ「お前…昔の私にそっくりだ。視野が狭いところが特に、な」
ノア「俺だって元の世界では1万2000年前から来た異端者だった。でもみんな、そんな俺を受け入れてくれた!!!だからお前だって視野を広げれば―――」
べリア「広げたって無駄なものは無駄!!!他人に感謝もせず、ただ不満をぶちまけるだけのニンゲンなんか―――全て、消えてしまえばいいのヨ!!!」
13班の説得も、彼女の心には届きません。
そして―――彼女の悲痛な叫びは、陰で見守っていた3人の心にも深く突き刺さっていました。
チョロ松「……なんか、赤塚にいた頃の僕達を思い出すね。べリアの言ってたこと」
カラ松「確かにオレ達は今まで私利私欲で動き、親に金をせびるクズニートだった。正にアイツの言う通り、『私利私欲にまみれた汚い人間』そのものだ。…きっと、気を抜けば今だってすぐにニート生活に戻ってしまうかもしれない。身体がそれを求めてしまっているからな」
十四松「でも!ぼくたち、サクヤさんやかみさま―――みんなと出会って変わったよね!ちゃんとしゅーしょくも出来たし!真面目にはたらいてるし!やること、投げ出さなくなった!『学んだ』んだよ、ぼくたち!」
チョロ松「十四松…」
十四松「きっとこれから、ぼくも、カラ松にーさんも、チョロ松にーさんも、たぶん一松にーさん、トド松だって…仕事を投げ出して、ニート生活に戻った方が楽だって思う場面がいっぱいあるかもしれない。でも…投げだしたら、ぼくたちを受け入れてくれた人達を裏切っちゃう…。ぼくはそんなのいやだよ。…だから、ぼくたちはこれから変わるんだ。『この武器と一緒に』」
カラ松「…あぁ。十四松の言う通りだ。オレ達はそれに気付けていなかっただけの原石!きっかけさえあれば前に進めたんだ!その与えてくれたきっかけを…オレは無駄にしたくはない。…だから、オレは……彼女の心にもそれを教えてあげたい」
チョロ松「確かに僕達が変わるってことはよくわかったけど、どうしてあの女を説得しようなんて判断になるんだよ!あいつ、今だって帝竜を操っ『うわあああああああ!!!!』 ノアさん?!」
べリアの言っていること、確かに自分達にも当てはまる―――。今まで惰性を貪って来た3人は、そう思っていました。
しかし、今は違う。自分達の背中を押し、信じてくれる仲間達がいる。そして…共に道を歩んでくれる、応援してくれる、兄弟達がいる!
『人間は学ばない生き物』ではない。特にカラ松はべリアにそのことを教えてあげたそうでした。
しかし…。ノアの悲鳴が空に舞う。彼らが13班の方を見てみると…苦しそうに呻きながら魔法を放つべリアの姿がありました。べリアの拘束魔法にかかってしまったのでしょう、ノアとキョウカが黒い茨に覆われています。
呪術は恨みの力を媒体とし、更に効力を強める魔法…。
キョウカ「くそっ…この茨、複雑に絡みついて取れない…!ノアも引っかかっているから精神系の魔法じゃないぞ!」
ノア「これじゃ身動きが取れない…!」
コハク「(異常状態じゃねェからリカヴァは使えない…どうすれば―――)」
べリア「……あっははははは、無様よねェ。あんなにヒーロー気取りしてた『13ハン』も、所詮そこまでなのね。―――さあ、アンタもろとも消えなさい。『スリーピーホロウ』!!!」
苦しみながらも勝ち誇ったようにべリアは笑います。動けなくなった13班を嘲笑い、既に体力が少ないスリーピーホロウに捨て身の一撃を指示します!!!
スリーピーホロウ、13班にとどめを刺す為に残っている羽に全ての力を集中させます―――
ノア「もう、駄目なのかよッ……!」
キョウカ「諦めるな…!私達はやるんだっ……!」
コハク「俺が囮になって茨にエンチャントかけるか―――『うおおおおおおおおおっ!!!!!!』―――?!」
ふと、後ろから聞こえる3つの声。
コハクは振り向きます。そして―――驚きました。
コハク「お、お前ら―――」
保留組『そこをどけえええええええええ!!!!!!』
3人の身体が、光っていました。まるで、『龍を倒す、そして少女を救う』ことを体現しているかのように。
13班の『勝ちたい』という気持ちに、答えるかのように。
―――3つの光は竜の前に立ちます。そして、叫んだのです。
チョロ松『僕達は前に進む!!!どんな困難があったとしても!!!』
十四松『信じてくれる人達がいるからがんばれる!!!それを、おねーさんにもわかってほしい!!!』
カラ松『俺は、帝竜を倒す為だけにこの力は使わない!!!お前『も』救う為にこの力を使う!!!』
保留組『『俺達のメガニート砲』、発射!!!!!』
3つの光は、光線となり――――――帝竜を、貫いた。
帝竜は貫かれたところからばらばらと崩れ落ち……最後には、赤い花を散らせ消滅したのだった。
チョロ松「あっ やりすぎた……?」
キョウカ「やりすぎてない。寧ろお前達…凄いな!そんな力が備わっていたとは!すぐにでも13班に入れるぞ!」
ノア「いや入れない入れない。でも…お前らの力のお陰で俺達が助かったのは事実だよ。本当にありがとう」
十四松「ぼくだけのちからじゃないよー!みんなのちからが合わさっての『ニート砲』だよ!」
チョロ松「…そのネーミングセンスを何とかしてほしいなぁ」
空から花がちらちらと舞う光景を背景に、13班の特攻組と若葉松が勝利をたたえ合います。
そして―――カラ松とコハクは、戦意を失い床にへたり込む少女に近付いていました。
カラ松「…お前がどれだけオレ達人間に恨みを持っているのか…オレには分からない。だけど、お前の言っていた『学ばない人間』を見て来た気持ちは凄く分かる気がするんだ。だって…オレが、かつてそうだったから」
コハク「オレも他人に褒められた人生送ってねェからなァ。…クク、テメェの言っているような『クズ人間』に、分類されるかもしれねェな?でもよォ、オレもこいつもきっかけがあって人生が変わった。他の奴ら信じて生きていこうって決められた。『学ばない人間』がいたとしても、『学ぶきっかけ』さえあれば人は変わるンだよ」
べリア「…だから何だってワケ?アンタ達がそんなこと言ってもアタシは信じない。…アンタ達みたいになれるんだったらこんな気持ち…持たなくて済んでるモノ」
カラ松「だから、さ。今からでも変われるんだよ。オレも、お前も。…一緒に来てくれないか?うちには色んな種族の仲間がいるし、お前をきっと受け入れてくれ『甘いこと言ってんじゃないワヨ』」
カラ松が差し伸ばした手。それを、べリアは勢いよく跳ねのけました。
そして、睨むような表情で2人に告げ、消えてしましました。
べリア「覚えておきなさい。アタシはメフィスト様に仕える双子の『道化師』が1人、べリア。…アタシの目的は、薄汚い人間と神を全て滅ぼすこと。…一部の甘い罠になんて、絶対にかからないわ。
……『永久』に、ね!!!」
彼女が転移魔法を使った後、そこにはそよそよと木々を揺らす風だけが吹いていました。
払われた手を優しくさすり、カラ松は困った表情でコハクに問います。
カラ松「…届かなかったのか、オレの言葉は」
コハク「いンやァ?もしオマエの言葉がアイツに完全に届いてなかったとしたら、オマエもう死ンでンぞ。…手ェ振り払われただけってンなら、少しは心に響いたンじゃねェの?」
カラ松「そうだったら、いいんだけどなぁ…」
カラ松はそう呟きながら、爽やかな青を取り戻した空を、見つめ続けていたのでした。
ノア「おーい!本部から『そろそろ帰れ』って指示来てるぞー!突っ立ってるなら俺達先に帰るからなー!」
コハク「方向音痴のキョウカサンと天に見放されるレベルで運が悪いノアクンの2人で無事に本部に帰れるンですかねェ?」
キョウカ「それは聞き捨てならないなコハク!今はチョロ松殿と十四松殿、それにカラ松殿もいるから大丈夫だぞ!」
チョロ松「あぁ、そのことなんだけど…。君達にとっては残念なお知らせかもしれないよ」
ノア「なんだよ?」
チョロ松「―――カラ松も相当に運悪いから。多分ノアさんレベルで」
コハク「……ククク、これは野宿確定かなァ?」
ノア「―――はぁーーーーーーーーー?!?!?!?!?」
6人の帰り道に、ノアの叫び声が鳴り響くのに時間がかかることはなかったそうな……。
保留組の大冒険『渋谷の松野大作戦』 THE END.
- 表彰式&次回参加者募集のお知らせ ① ( No.116 )
- 日時: 2020/04/01 22:36
- 名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: fMHQuj5n)
~渋谷 繁花樹海 OPゲーム会場~
サクヤ「七海さん、おかえりなさい。逃走成功お見事です。おめでとうございます」
七海「ありがとうございます。…まさか私が逃げ切っちゃうとはねー。今でも信じられない気持ちでいっぱいだけど、とっても嬉しいよ」
霧切「私達が序盤で捕まってしまって一時はどうなるかと肝が冷えたけれど、七海さんを信じてて良かったわ。本当におめでとう」
最原「祝、ダンガンロンパシリーズからの初逃走成功者だね、おめでとう七海さん!きっと希望ヶ峰学園でも今頃みんなで大喜びしているはずだよ!」
七海「…実は今年、ダンガンロンパ10周年の記念すべき年なんだよねー。何かと記念になる年が多い今回で逃走成功出来たってのは、結構大きいことかな……と、思うよ」
ロイ「そうだったんだ!FEも30周年を今年迎えるけど、ダンガンロンパもだったんだね…」
クロム「そんな盛大な年に俺達が交流出来たことは誇りだ!正に俺達のき『俺達の絆だ』……アイク、俺の決め台詞を取るな!!!」
アイク「お前が言うより俺が言った方が盛り上がるだろう」
マモニス「ま、まぁまぁ…。こうして歴史が紡がれていく瞬間に立ち会えて、私感激して……うぅ、涙が止まらないよぉ~~~~~!!!」
ルシェ「なんでそうなるんだよ…。それにしても今回は大変だったよねぇ~。カオス軍団の邪魔は入るし、道化師によって帝竜復活しちゃうし。最終的には何とかなったからいいけどさ~、これからも気を付けていくに越したことなくな~い?
…まぁ、見てる分には超楽しかったから僕は別に良いんだけどね♪」
ポエット「でもルシェさんもかなりドキドキしてたしあせったよね~?」
キュベリア「暴露されてやんのwww」
ルシェ「ポエットちゃん、それは言っちゃ駄目~!」
ユーリ「タイマーもかなり惜しかったな。残り20秒近くで確保されてしまうとは」
タイマー「ニャミちゃんの無念を晴らせず、だよ…。あの時間であの場所だと距離が遠くても結局捕まってたような気がするなぁ…」
カービィ「牢獄ルームはかなりの緊迫感で盛り上がってたけどねー!」
デデデ「通知が鳴るたびに心臓が跳ねる感じ、今でも忘れられねーぜ…。牢獄にいても全然安心できなかったじゃねーか!」
メタナイト「…まぁ、わたしはうまいものがたくさんくえたからいいがな」(既にスイーツを頬張っている)
カービィ「あーっ!メタナイトフライング駄目なんだー!ボクもフライングするー!」
デデデ「オメーは食おうとすんな!!!」
MZD「はいはい、そろそろ表彰式へ移るぞー!
今回、見事90分の長丁場を見事最後まで逃げ切った七海千秋に賞金54万円の贈呈だ!七海、表彰式に上がってくれ!!」
七海は運営本部から賞金54万円を手渡された!
七海「ありがとうございます。賞金、取ったどー!」
サクヤ「本当におめでとうございます。それでは続きまして、次回の逃走者の『作者枠』の募集と『今大会のMVP』の投票に移りたいと思います。…そういえば兄貴、先程から姿が見えないんですがどうかしたのですか?」
マルス「控室に向かったのを見たのが最後だから…『ゲート』をいじっているんじゃないかな?」
そういえば会場にアクラルがいません。マルスの言葉通りなら現在も修理を進めているようですが。
見て下さる視聴者様も増えてまいりましたし、これは急ピッチで進めないといけないと業務の合間合間を縫ってやってはいるようですね。
……話をしていると、ふと入口からふわっとした赤メッシュの入った白い髪が。話題の本人ですね。
サクヤ「…兄貴、遅いですよ。修理なのは分かりますが表彰式には出ていただかないと困ります」
アクラル「直った!ゲート直った!!」
サクヤ「……は?直った?」
MZD「な、直った?!お前あのゲート修理するのもうちょっと時間かかるって…」
アクラル「前にヴィルが(^ω^)をゲートで呼び出しちまった事件あっただろ?あの時に捻じ曲げた魔力を利用して修理してたら、やらなきゃいけない工程をいくつかすっ飛ばせてな!間に合ったんだよ!修理!」
アカギ「…でもあれって神の力か、それに匹敵する力じゃないと適応しないはずだったよ…な?」
ヴィル「それに、何故お前が私の魔力を応用できたのかも疑問に残っているぞ。…まさか、お前も『魔』に堕ちていたり『しませんしません堕ちてません!!!』…ならばいいが」
マモニス「あれっ?ってことは…次の逃走中から普通に『異世界からお手伝いを呼べる』ってことですよね?」
サクヤ「そうなりますねぇ。観客もこれまで以上に呼び込めるようになりますし、この世界の逃走中が盛り上がっていくことは間違いないでしょう。それに恥じないよう、我々も運営を進めていかねばなりませんね」
葉月「おーっ!これからはもっと沢山の作者さんと交流できるってことなのね!」
ウィオ「序盤の方で捕まってしまったから、参加できるなら次回リベンジしたいなぁ…」
jun「僕も!確保に関しては悔いは…ちょっとはあるけど、楽しかったから次も参加出来るならしたい!」
葉月「私も私も!」
サクヤ「落ち着いてくださいお三方。参加したい気持ちは分かりますが、こちらにも『規定』というものがございますので聞いてくださいませ。という訳でえむぜさん、『MVP』の説明を改めてお願いいたします」
MZD「おっけー!それじゃ各MVPのルール説明に入るぜ!逃走成功者に授与される54万円とは別に、10万円が貰える『MVP』の枠を今回も募集するよ!
『MVP』は2種類あって、そのどちらも『視聴者のみんなからの投票』で決定してもらう形式になってるんだけど…今回『逃走MVP』に関しては逃走成功者が『七海千秋』1人しかいないから、自動的にMVPは七海になるぜ。ということで、みんなに投票してもらうMVPは『確保MVP』1種類になるから、そこはご了承お願いするな!」
ヴィル「今回皆に決めていただくのは『確保MVP』。今回残念ながら確保されてしまった逃走者の中で、『最も活躍したと思う人物』1名に投票してくれ。
…ただし、以下の逃走者を『確保MVP』として選択することは出来ない為注意してくれ」
※『確保MVP』として投票が出来ない確保者
・カービィ
・デデデ大王
・junris
・ウィオ
・葉月
カービィ「ボクとデデデは次の作品のミニドラマに出る関係上、MVPに選ばれたら困るから今回除外なんだよね!」
アクラル「で、作者陣に関しては他の作者間との不公平を無くす為にこれからも投票対象外になるはずだから、申し訳ないけどご了承願うぜ!」
ヴィル「投票の結果は、次回の作者陣の決定と共に発表する予定だ。どうか気軽にご投票、よろしく頼む」
サクヤ「また、逃走MVPに輝いた七海さん、そして確保MVPに選ばれた1名には次回の逃走中への参加権利が与えられます。楽しみにしててくださいね」
アカギ「…それと、もう1つ。前回の逃走中#CR01の時に応募してくれた作者さんのステータスはこっちで保管して…あるから、わざわざもう1度書く必要はない。次のスレッドにどの項目を記入して応募すればいいかを明記しておく…から、あんまり気構える必要はなくて…その、気軽に応募してってくれると…嬉しい」
サクヤ「それでは、次のスレッドにて作者様の募集と予想アンケートの結果発表と参りましょう」
- Re: 逃走中#CR02 渋谷の松野大作戦 ( No.117 )
- 日時: 2020/04/01 22:37
- 名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: fMHQuj5n)
サクヤ「はい、というわけでまずは予想アンケートの結果発表になります。
以下の様な結果になりましたよ」
①逃げ切り達成者
七海千秋
②自首成功者
なし
③最初に捕まる参加者
最原終一
④最後に捕まる参加者
タイマー
MZD「えーっと、データの集計の結果…Ga.さんが②を的中したな!おめでとう!でも、残念ながら3つ以上的中した人は現れなかったみたいだな…」
マルス「それじゃあ、次にいくよ。次回の逃走中に参加したい作者様を募集するよ!
次回も今回と同じように、3人ずつ各ジャンルから呼ぶ予定です。なので、作者チームも3名募集する予定だよ!仮に、4人以上集まってしまった場合は抽選で選考させていただきます。ごめんね…。また、今回参加してくれた『junrisさん、ウィオさん、葉月さん』の3名は、もし4人以上集まった場合には『未参加の作者さん』を優先的に選考させていただくので、そこはご了承をお願いするよ。
早い者勝ちじゃないから、ゆっくり落ち着いて応募してね。あと、合わせて確保MVPの投票もするから是非答えてほしいな!」
ベレス「また、上でも言ったけど前回、逃走中#CR01の時に募集してくれた人達のステータスはこっちで保管してあるから、こっちで指定された項目だけを答えて応募をお願いするよ。よろしくね」
ヴィル「締切は4月5日(日)の20時までだ。締め切りを過ぎた時、もし参加者数に満たない場合は延長する可能性があるかもしれんが、基本的には締切を厳守してくれ。
守れない場合は問答無用で立ち入り禁止だ。厳しいかもしれんが、皆が楽しむ逃走中を作っていく為だ。ご協力お願いする」
ソティス「おぉ、忘れぬうちに申しておかぬとな!今回から、『運営本部のお手伝い』の募集も2人程開始するぞ!じゃが、こちらにも色々手筈があってのう。『逃走中の応募者』と『運営本部の手伝い』を同時に行うことは不可能なのじゃ。必ずどちらかを選んで応募をお願いするぞ!…厳しいことを言うようじゃが、選考から漏れたと言ってお手伝いに回れるという甘えた考えは捨てるのじゃ!」
アクラル「沢山の応募、待ってるからなー!!」
- 応募用紙 ( No.118 )
- 日時: 2020/04/01 22:41
- 名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: fMHQuj5n)
リピカ「こちらの応募用紙に必要事項を書くのさ!くれぐれも締切厳守でお願いするぞ!
また、一部の作者さんに関しては一部の番号だけを埋めていただく形になるから、ご理解よろしくなのさ!」
【桜木霊歌様 ウィオ様 junris様 YUMA様 葉月様 Ga.様 konakun.様】
※逃走者としての応募の場合
① ⑪ ⑫ ⑬ ⑭ ⑮ の項目にお答えください。
※お手伝いとしての応募の場合
① ⑫ ⑬ ⑮ の項目にお答えください。
【それ以外の応募者】
全ての項目を記入してください。
☆応募用紙☆
①逃走者orお手伝いどちらに応募しますか?:(ソティスのセリフ参照。逃走中の参加者/運営本部の手伝いどちらかを選択してください。『両方』は駄目です)
②【名前】(略称<ある場合のみ。ゲーム中はこちらで表記いたします>)
③性別:
④一人称/二人称:
⑤性格:(なるべく具体的にお願いします)
⑥容姿:(なるべく具体的にお願いします)
⑦プレイスタイル
・基本の行動(ミッションが起こっていない間など普段の行動)
・ミッションへの参加姿勢
・自首はするかどうか
等、具体的に書いていただけると嬉しいです。
⑧ステータス
(当てはまる分を黒の星で埋めてください。
『星の数は合計20まで(ネタ枠は除外)』『★5の能力は2つまで』以上のルールをお守りください。)
走力 :☆☆☆☆☆
体力 :☆☆☆☆☆
知力 :☆☆☆☆☆
運 :☆☆☆☆☆
行動力:☆☆☆☆☆
(ネタ枠):(★5にするほど好きなもの、得意なことをお書きください)
※上記ネタ枠は『神と幽玄紳士狂信度:★★★★★』とネタ(なのか?)で書いてもらっても『記憶力:★★★★★』など真面目にアピールしたい能力でも何でも構いません。好きなように書いてください。
⑨属性:(火/水/風/土/雷/氷/光/闇/無 から1つ選択可能。次回のミッションに使用する可能性がある為、必ず書いてください)
⑩ココロネの色:(赤/青/緑/紫/黄/桃/橙/水色/黄緑/白/黒 から1つ選択可能。自分のイメージカラーを想像してお書きください。次回のミッションに使用する可能性がある為、必ず書いて下さい)
⑪意気込み:(ここに書いたセリフが次回の逃走者のコメントに反映されます)
⑫確保MVP:(ヴィルヘルムのセリフ参照。1人まで。選べない確保者がいますのでご注意ください)
⑬サンプルボイス:(5つほどいただけると嬉しいです)
⑭ペアになりたい逃走者:(次回『逃走中#CR03』の参加予定者リストの中でペアになりたい逃走者を1名のみお答えください。次回執筆の参考にします)
⑮備考:(灯焔に言いたいことがあればどうぞ。灯焔への質問、確認事項もここでお願いします。)
石丸「以上だぞ!締切は上記にも記載したが4月5日(日)の20時までだ。時間はたっぷりあるので、焦って不備を作ってしまわないようにな!
それでは、沢山のご応募お待ちしています!!!」
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