二次創作小説(新・総合)
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- ごちうさ モンブラン風味 作者募集!
- 日時: 2020/10/28 12:08
- 名前: モンブラン博士 ◆HlTwbpva6k (ID: daUscfqD)
- 参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
ご注文はうさぎですか?の二次創作を執筆したいと思います!ごちうさのキャラを描くのは初めてですが、読者を心がぴょんぴょんするんじゃあああ状態にさせられるよう、頑張ります!
お話の募集用紙>>44
- Re: ごちうさ モンブラン風味 ( No.43 )
- 日時: 2020/10/28 12:00
- 名前: モンブラン博士 ◆HlTwbpva6k (ID: daUscfqD)
- 参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
長い間放置していましたが、復活します!そしてみなさんが喜びそうな企画も始動予定なのでお楽しみに!
- Re: ごちうさ モンブラン風味 ( No.44 )
- 日時: 2020/10/28 12:07
- 名前: モンブラン博士 ◆HlTwbpva6k (ID: daUscfqD)
- 参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
読者の皆様のリクエストに合わせて、お話を書いてみたいと思います!
名前
性別
フルール・ド・ラパンで何をしたいか?(ご自由にどうぞ)
以上になります!
- Re: ごちうさ モンブラン風味 作者募集! ( No.45 )
- 日時: 2020/10/28 15:07
- 名前: モンブラン博士 ◆HlTwbpva6k (ID: daUscfqD)
- 参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
「ふわああああああ~」
ふっくらと炊かれた白くてつやつやのごはんをお茶碗に入れ、卵の白身と黄身を投入し、お箸でよくかき混ぜます。
この日のシャロさんの夕ご飯は好物の卵かけご飯です。
お金が無いシャロさんは今日のお夕飯はこれだけなのですが、彼女にとっては魂が飛びそうになるほどのご馳走なのです。
「いただきます!」
ごはんをすくって一口。
ごはんの柔らかさと黄身の甘さ、ねっとりとした白身の独特の感触が口の中を包み込み、彼女はまるで天にも昇るような気持ちになりました。
「幸せ・・・・・・」
お嬢様として印象付けられている彼女はこのような食事で喜びを噛みしめているなど他人に知られたら、それこそイメージダウンに繋がります。なので、これは誰にも言えない、彼女だけの秘密なのです。
美味しい、美味しいと何度も言いながら箸を進めるうちにお茶碗は空っぽに。
卵はひとつしかありませんから、もう卵かけご飯は食べられません。
けれど炊き立てのご飯はまだまだあります。
卵はなくとも白いご飯を頬張り、何杯目かに突入した時、シャロさんは違和感を覚えました。自分が入れるよりも先にご飯が投入されているのです。
箸でつついてみますとふかふかしています。そして小さな黒豆が2つ――
「ってアンタはチノちゃんの頭の上に乗っかっている変な生物~!!」
いつの間にか家に来ていたティッピーの姿に仰天するシャロさんでした。
- Re: ごちうさ モンブラン風味 作者募集! ( No.46 )
- 日時: 2020/10/28 15:23
- 名前: モンブラン博士 ◆HlTwbpva6k (ID: daUscfqD)
- 参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
「負けぬぞ不動!」
「俺もだ、カイザー!」
スター流の戦士、不動仁王とカイザー=ブレッドは互いに飛び出し、一歩も引かぬ殴り合いを展開します。殴り合いで決着がつかぬとみると、不動は足払いを繰り出してカイザーのバランスを崩させ、隙を突いてアッパーを顎に命中。
吹き飛ばされ地面に落下するカイザーに、不動が追撃をします。寸前で回避し、間合いをとると、ここで彼は己の最高技を発動しました。
「天に祈り、己の過ちを悔いて来世に生まれ変わるが良い! 太陽の拳!」
「ぐあああああああああッ!」
絶叫と共に不動の視界が真っ白になりました。
勝者 カイザー=ブレッド
テレビ画面に表示されたキャラ名とゼロになった自分のキャラクターのライフを見て、リゼさんは愕然としました。
ここはリゼさんの家。
ゲームで楽しく遊ぶリゼさんとシャロさんの姿がありました。
「またリゼ先輩に勝ちましたね」
「シャロ、ゲーム上手いんだな」
「初めてですよ」
「私が下手なのか、シャロが天才なのか・・・・・・よし、今度は私は美琴を選ぶぞ!」
「それでは私はスターを選びましょう」
再び対戦の幕が上がります。勝利を手にするのはどちらになるのでしょうか。
- Re: ごちうさ モンブラン風味 作者募集! ( No.47 )
- 日時: 2020/10/29 15:14
- 名前: モンブラン博士 ◆HlTwbpva6k (ID: daUscfqD)
- 参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
巷では青山さんの執筆した怪盗ラパンシリーズが大人気。
アニメ化がされたこともあり、その人気に乗じてフルール・ド・ラパンでもコラボをはじめました。シャロさんもラパンのコスプレをして役になりきり、お客様をもてなします。
「怪盗ラパン、参上!」
アニメを観て徹底研究したシャロさんはラパンそのものと言っても過言ではありません。そもそも、ラパン自体がシャロさんをモデルにして青山さんが製作したキャラクターなのですから、瓜二つなのも頷けます。
さて、この日もいつものようにシャロさんが働いていますと、一人のお客さんがやってきました。白い軍服にガリガリに痩せた体、立派な髭が特徴の老紳士です。
「あなたはジャドウ=グレイ!?」
「左様」
「あなたが来店するなんて珍しいですね」
「左様」
「今日はゆっくり心と体を癒してくださいね」
ジャドウは注文したハーブティーを飲みながら、何やらゴロゴロと言葉を転がしていましたが、やがてシャロさんを見てはっきりとした声で言いました。
「時に小娘よ。お前は桐間紗路・・・・・・否、またの名を怪盗ラパンと言うそうだな」
「シャロが本名よ!」
「怪盗ラパンよ。折り入って頼みがある。スター様のハートを奪ってきてくれぬか」
「どうしてよ?」
「スター様が吾輩以外の者に心を奪われるのが我慢できんのだ」
「・・・・・・嫉妬ね」
「分かりやすく表現するならばそうだ」
「あなたもいい年をしているのだから、そういうことは自分で解決した方がいいわよ」
「フフフフフフ。この店は心と体を癒すと謳っておきながら、吾輩の心を癒せぬではないか。看板に偽りありと世間に流すが、それでもいいかね?」
「さすがは悪のスペシャリスト、そう簡単には引かないわね。でも!
この怪盗ラパンに挑戦状をたたきつけたからには、受けようじゃない。
私に盗めないものは無いのよ!」
ビシッとポーズを決めて宣言するシャロさんにジャドウはわざとらしく手を叩き。
「それではお前に任せるとしよう。達成できぬ場合は、分かっておろうな?」
「ま、ま、任せない!」
ジャドウの貫禄に圧倒されながらも店員の意地で了解しました。
後日。
「スターさん。今日もくつろいでいってくださいね♪」
「そうするよ、シャロちゃん。それでは、ハーブティーをひとつ」
「かしこまりました!」
シャロさんは予告通りスターさんのハートを奪うことに成功しました。
え。ジャドウはどうなったのか、ですって?
フルール・ド・ラパンの外の窓からハンカチを噛みしめて悔しそうに中の様子を伺っているのです。