二次創作小説(新・総合)
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- 北大路さくら劇場 終幕!!
- 日時: 2022/01/01 08:49
- 名前: モンブラン博士 (ID: pRqGJiiJ)
この作品は北大路さくらちゃんの魅力を少しでも多くの人に知って貰いたいと思い、執筆することにしました。カッコイイさくらちゃん、可愛いさくらちゃん。色々なさくらちゃんを堪能してほしいです!
それでは北大路さくら劇場、開幕です!!
- Re: 北大路さくら劇場 ( No.1 )
- 日時: 2021/11/16 14:50
- 名前: モンブラン博士 (ID: pRqGJiiJ)
渋川剛気は渋川流柔術を立ち上げ、実戦で合気を使用できる老武術家だ。
ごま塩の頭に皺だらけの細身で小柄な老人と言った風体だが、外見に反して非常に好戦的で強いので始末に負えない。その彼に対し、深々と頭を下げて対峙するのは歌舞伎の名門として知られる北大路家の令嬢、北大路さくらだ。
152㎝と渋川と比較的変わらぬ背丈の華奢な少女は赤を基調としたへそ出しのドレスに身を包み、穏やかな笑みを浮かべながら渋川の出方を待つ。およそ格闘技とは縁のない生活を送ってきたであろう少女が渋川と立ち会っているのである。
「渋川様、いかがなされたのですか?」
「ホッホッホ。先手はお嬢さんに譲りますよ」
「本当に宜しいのですか」
「このワシに気遣いは無用じゃよ」
「それではご遠慮なく攻撃に移らせていただきます」
さくらは瞬時に間合いを詰め、蹴りを見舞った。
しかしそれを予想していたかのように身体を沈めた渋川の足払いによってさくらのバランスが崩れる。するとすかさず畳へと倒れた彼女の胸元目がけて渋川の腕が伸びてきたが、さくらはまるで瞬間移動したかのような速度でしゃがみこんだかと思うと渋川の手を掴み取り、そのまま彼の腕を引きつつ腰を落とすように自分の力を加えていく。
そうはさせじと彼は掴まれた手を振りほどき後退しようとするが、目にも止まらぬ速さで再度腕を掴まれ投げ飛ばされてしまう。
床に叩きつけられる寸前に身を翻して衝突を回避した渋川だが、頬に冷たい汗が流れ、後方に飛んで間合いを多く取る。
どれほど速度があろうとも殺気のある攻撃ならば渋川は瞬時に対応ができる。
しかしさくらの攻撃には殺気が無い。
先ほどの僅かな攻防だけで実力も自分に伯仲していることを察してしまった。
表面上は好々爺を演じているが本性は好戦的な渋川とは異なり、さくらの内面は水面のように穏やかそのものだ。北大路さくらはアイドルとして活動する少女に過ぎない。
その彼女に達人である自分が手玉に取られつつある現実。
しかも彼女は武道の経験など無いはずだと言うのだから余計タチが悪い。
(やはり一筋縄ではいかんのう)

