二次創作小説(新・総合)

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北大路さくら劇場 終幕!!
日時: 2022/01/01 08:49
名前: モンブラン博士 (ID: pRqGJiiJ)

この作品は北大路さくらちゃんの魅力を少しでも多くの人に知って貰いたいと思い、執筆することにしました。カッコイイさくらちゃん、可愛いさくらちゃん。色々なさくらちゃんを堪能してほしいです!
それでは北大路さくら劇場、開幕です!!

Re: 北大路さくら劇場 ( No.32 )
日時: 2021/11/28 07:55
名前: モンブラン博士 (ID: pRqGJiiJ)

小泉花陽ちゃんは頬が餅のようにとても柔らかいので、色々な人からよく突かれます。ぷにぷにした感触が最高との評判で幼馴染の凛ちゃんや希ちゃんなどにプニプニされているのですが、花陽ちゃんとしては触られるのも良いけれどたまには誰かの頬を突いてみたいという欲がありました。
そんなことを考えているある日のこと。花陽ちゃんは北大路さくらちゃんと一緒に大好物のおにぎりを作っていました。
楽しく作れてお腹も満たせるので花陽ちゃんはおにぎり作りが好きでした。
鮭や梅、そこまで甘くない醤油で煮た昆布など様々な具材を詰めたおにぎりが出来上がっていきます。
ふんわりと優しく包むようにして握っていくと空気が含まれよりおいしくなるのです。
作り終えた後はもちろん食べます。
白い湯気が立つおにぎりを掴んで食べてみると、お米の優しい甘さと軽い食感が花陽ちゃんの心を満たしていきます。

「ふわぁ~!幸せ~!」
「美味しゅうございます」

ふたりで美味しくおにぎりを食べ終わったところで、普段は内気な花陽ちゃんがこんなことを訊ねました。

「あの、さくらちゃん、もし良かったらでいいんだけど・・・・・・ほっぺ触ってみても・・・・・・いいかな?」

ちょっと恥ずかしいので言葉が途切れ途切れになってしまいましたが、どうにか自分の要望を告げますと、さくらちゃんは頷き。

「花陽様さえよろしければ存分に触っていただいても結構ですわ」

さくらちゃんから了解を頂き、人差し指でさくらちゃんの頬に触れますと。プニッとした柔らかな感触が指に伝わってきます。
普段は触られ放題の自分が逆に触っているということが花陽ちゃんには新鮮でした。
すると、さくらちゃんが自ら頬を寄せてきてすりすりしてくるではありませんか。まるで甘えたがりの子猫のようです。
お餅のように柔らかなふたりの頬が触れ合い、花陽ちゃんは一瞬だけ姉妹になったかのような感覚を覚えるのでした。

おわり。

Re: 北大路さくら劇場 ( No.33 )
日時: 2021/11/28 08:13
名前: モンブラン博士 (ID: pRqGJiiJ)

今日のさくらは珍しく機嫌が悪い様子だった。普段は温厚なはずの彼女がぷうっと頬を膨らませ、腕を組んで私とは正反対の方向を向いている。黙ってばかりで何も話してくれないので私は自分から話しかけてみることにした。

「さくらちゃん、どうしたの?もしかして怒ってる?」
「さくらは怒ってなどいませんわ」

少しムキになって反論しているのを見ると本人に自覚がないだけで、相当に怒っていることは間違いない。
ではなぜ怒っているのか理由を考えてみよう。
私は別に冷蔵庫にあった和菓子を勝手に食べたわけではないし、彼女を怒らせるようなことをした覚えもない。
カレンダーの日付は4月7日で、これと言って変わらない1日・・・・・・あっ!!
この時、私はさくらが怒った理由を気づいてしまったのだ。
昨日、4月6日はさくらの誕生日である。しかし私はそれをすっかり忘れていたのである。
一緒に祝ってもらいたかっただろうにそれを全く気付かれず完全に忘れていたとあっては怒るのも無理はない。
最愛の人の誕生日さえ忘れてしまうとは、自分の記憶力の欠如が嫌になってくる。

「ごめん!さくらちゃん!昨日、君の誕生日だったね!今からでも埋め合わせできないかな?」
「それでしたら、今日1日、私に付き合ってくださいませ」
「うん!」

おわり。

Re: 北大路さくら劇場 ( No.34 )
日時: 2021/11/28 10:27
名前: モンブラン博士 (ID: pRqGJiiJ)

ぐつぐつと煮えたぎった赤い鍋を北大路さくらは呆然とした表情で見つめている。
唐辛子がたっぷりと投入された赤い鍋を前にどう反応していいのか困っているのだ。
隣には満面の笑みを浮かべた紅林珠璃が立っている。

「どうぞ、召し上がれ!」

腕に自信のある珠璃が会釈をして食べるように促すと、さくらはほんの少し躊躇いながらも汁の中に箸をつける。
深紅のスープを掻きまわして掴んだのは緑色の、ピーマンにも似た、けれど細長い野菜のような具材だった。

「いただきます」

一口かじった途端、脳天まで燃え滾りそうなほどの激烈な辛さがさくらの舌を刺激する。

「辛いです!!」

涙目になりながら傍に置いてあったペットボトルの水を飲み干す。
細長い野菜のようなものの正体は青唐辛子だったのだ。

Re: 北大路さくら劇場 ( No.35 )
日時: 2021/12/03 05:02
名前: モンブラン博士 (ID: pRqGJiiJ)

「一緒にかのんちゃんの家でハンバーグ食べに行かない?」

渡辺曜の明るい提案に誘われて北大路さくらは澁谷かのんの実家の喫茶店へと来た。
席につくなり渡辺はメニューを軽く見て明るい声で言う。

「チーズハンバーグ1つ!さくらさんはどうするの?」
「わ、私は曜様と同じものでよろしいですわ」
「ほんとに?遠慮しなくていいんだよ?」

曜はにこにこと笑って訊ねる。曜の言葉にさくらは安心感を覚えた。今までは他人に合わせることが善だと思っていたが、曜の前では遠慮することなく本音で話すことができる。
「それではお言葉に甘えまして、デミグラスソースハンバーグをいただきます」

~間~

「美味しい!やっぱりかのんちゃんのところで食べるハンバーグは最高だよ!」

味を褒められハンバーグを作ったかのんは赤面する。相手が喜ぶことをサラッと言えるのが渡辺の魅力のひとつである。

「さくらちゃんも食べて食べて!」

曜に促されさくらも自分のハンバーグを食べてみるとデミグラスソースの旨味と分厚いながらも柔らかいハンバーグの肉質、中に入れられた細かく刻まれた玉ねぎの甘さがマッチして、これまで食べたどのハンバーグよりもダントツで美味しく感じられた。
「はい。おすそわけ」
曜はチーズハンバーグをフォークで突き刺し、さくらに食べさせてみる。チーズのとろりとした食感と塩味、ハンバーグの肉汁が合わさり、これも絶品であった。

「大変美味しゅうございます。曜様と一緒に頂いているからでしょうか」
「ひとりで食べるよりふたりで食べると美味しさが何倍にもなるんだよ!全速前進!ヨーソロー!」
「ですね!」

ふたりはハンバーグを食べながら笑い合い、楽しいひと時を過ごすのだった。

おわり。

Re: 北大路さくら劇場 ( No.36 )
日時: 2021/12/12 18:10
名前: モンブラン博士 (ID: pRqGJiiJ)

さくら「真姫様はトマトがお好きなのですか?」

真姫「そうよ。でも、それがどうかしたの」

さくら「いえ、お気に触りましたら申し訳ございません。先日、美味しそうにトマトジュースを召し上がっていましたから気になっていたのです」

真姫「そうだったの。別に謝ることないじゃない」

さくら「安心いたしました。それで、真姫様さえよろしければなのですが、美味しいトマトジュースが飲めるお店に一度行ってみたいなと思いまして」

真姫「いいじゃない! 今、行きましょう」

さくら「ふふっ、真姫様がお喜びになられてこのさくらも嬉しいです」


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