二次創作小説(新・総合)
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- 北大路さくら劇場 終幕!!
- 日時: 2022/01/01 08:49
- 名前: モンブラン博士 (ID: pRqGJiiJ)
この作品は北大路さくらちゃんの魅力を少しでも多くの人に知って貰いたいと思い、執筆することにしました。カッコイイさくらちゃん、可愛いさくらちゃん。色々なさくらちゃんを堪能してほしいです!
それでは北大路さくら劇場、開幕です!!
- Re: 北大路さくら劇場 ( No.27 )
- 日時: 2021/11/26 05:12
- 名前: モンブラン博士 (ID: pRqGJiiJ)
とても寒い冬の夜のことだった。モンブラン博士と北大路さくらは隣同士で眠ろうとしていたのだが、あまりにも寒くて目が覚めてしまう。さくらの小さな背中が寒さのせいで小刻みに震えている。彼女は寒さを耐えようとしているのだ。薄暗い中、その光景を見た博士は温かい布団をそっとさくらにかけてあげる。
さくらは優しい温もりにハッと目を開けて。
「モンブラン様・・・・・・」
「ふたり一緒に布団に入れば寒さもしのげるはずだよ」
「はい。そうだと思います」
さくらは博士の手をぎゅっと握り、ふたりはそのまま夢の世界へと旅立っていくのだった。
おわり。
- Re: 北大路さくら劇場 ( No.28 )
- 日時: 2021/11/26 05:20
- 名前: モンブラン博士 (ID: pRqGJiiJ)
冬真っ盛りのある日、北大路さくらと桐間紗路は温かなコタツの中に足を入れて暖をとっていた。
コタツの中心に置かれているのは定番のみかん――ではなく、抹茶味の雪見だいふくだ。
「さくらは食べないの?」
片目を閉じて訊く紗路にさくらは優しく微笑み。
「私は良いのです。紗路様、お召し上がりください」
「我慢しなくてもいいのよ。好きでしょ、抹茶味」
「ですが、紗路様を差し置いて私だけが召し上がるなど、とんでもないことでございますわ」
「さくら、あーん」
紗路はさくらの態度にじれったさを感じたのか、大福をフォークで突き刺し口の前にもっていく。
紗路の意図を理解してか口を開けて大福を頬張るとさくらの口の中に抹茶の程よい苦みとアイスの冷たい甘さが広がっていく。
思わず頬が緩むさくらに紗路はくすくすと笑い。
「美味しかったでしょ。好きなものを我慢せずに食べるのも健康の秘訣よ」
「気を遣わせてしまって大変申し訳ありません!」
「謝ることは無いわよ。ほんとにあなたって子は性格が良すぎるわよ」
紗路はさくらの頭をポンポンと軽く撫でて可愛がるのだった。
- Re: 北大路さくら劇場 ( No.29 )
- 日時: 2021/11/26 09:49
- 名前: モンブラン博士 (ID: pRqGJiiJ)
「あの、少しお腹とか空いていませんか? もし良かったらあちらの甘味屋さんで甘い物でも食べていきませんか?」
私は北大路さくらとデートをしていた。デートといっても適当に街を歩くだけなのだが、何気ない街の風景もさくらと一緒に見ていると違ったものに見えるから不思議だ。今日のさくらは名前に相応しく、桃色のニット帽子にジャンパー、薄い紺色のチェックのミニスカートというコーデで決めている。歌舞伎の名門だけあって和服が似合うのは当然なのだが洋装も似合っている。
雪のように白く繊細な太腿がスカートから覗き、寒くはないだろうかと心配になるが、アイドルたるものお洒落には多少の寒さなど気にしないだろうと考え、それ以上の詮索はしないことにした。
昼を回った頃、冒頭の提案をさくらがしてきたのである。
あくまでも控えめに訊ねるところが、彼女らしくもあって可愛いと思う。甘いものが食べたいというのも年ごろの少女らしい。
普段は非常に礼儀正しく年齢以上に大人びて見えることもあるだけにこういう一面を見ると嬉しい気分にさせられる。
私はすぐに了承し甘味屋で休憩を取ることにした。
店の中は木造で暖かい雰囲気だった。オレンジ色の電灯が人の心を和らげているのだろうか。あまりにも眩しすぎるとかえって興奮してしまうのだが温かい光を浴びると人はリラックスできるのである。柔らかな生地の椅子に向かい合い腰を下ろしてメニューを眺める。ゆっくりと眺め、私はプリンをさくらはみたらし団子を注文した。注文が終わってから、ふたりで近状を報告する。
さくらはこの前ぽわぽわプリリンのメンバーである神谷しおんと共にカラオケに初めて行ったらしく楽しかったと言った。
それまでカラオケに連れていかれたことさえないとは、いかに名家のお嬢様の柵とは言え息苦しくはないのだろうか。
本人の知らないところで少しずつ無意識に制限をかけられているのだ。本人は今のままでも幸せなのかもしれないが、カラオケにさえ行ったことがないとは世間のズレというか生きている世界の違いというものを感じずにはいられない。
私は緑茶を飲みながら、美味しさと少しの苦みに溜息を吐き出した。
無邪気にそして心底幸せそうにみたらし団子を頬張るさくら。ひとつひとつ丁寧に食べ、手で口を抑えて食べる姿は洗練された教育の賜物と思う一方で、あまりにも上品過ぎて私の食べ方のあまりの品の無さに申し訳なさを覚えてしまう。
もしかすると顔には出さないだけでさくらは内心では私の振舞いを相当に不快に思っているのではないだろうか。
などと考えているとさくらの手がにゅっと伸びてきた。見ると銀色のスプーンの中に抹茶パフェが掬われている。
「お口を開けてくださいませんか」
ここで無下に断っては彼女を傷つけるだけに終わってしまう。断る理由もないので彼女が掬ったパフェを食べる。
うん、旨い。
「喜んでいただけて嬉しいですわ」
「こっちも嬉しかったよ。お礼と言っては何だけど、このあと、カラオケに行かない?」
「私のような経験が少ない者が行ってもよろしいのでしょうか。歌唱のご迷惑になりそうな気がして申し訳ないのです」
カラオケは誰でも気軽に楽しめるところが魅力だ。さくらはどうも自分の能力を過小評価というか控えめに見積もる癖があるらしい。日本人的な謙遜の文化と言えば確かにその通りではあるのだが。
私は努めて明るく言った。
「歌ってみればわかるよ!!」
・・・・・・カラオケはさくらがマイクを握った途端、北大路劇場と本来の歌唱を交互に切り替え熱唱し、全て95点以上という圧倒的な採点を叩き出したのだった。対する私は80点が2曲だけ。これはますます精進しなければ。
- Re: 北大路さくら劇場 ( No.30 )
- 日時: 2021/11/26 17:20
- 名前: モンブラン博士 (ID: pRqGJiiJ)
西木野真姫は暇を持て余していた。μ’sの練習も休みですることが無い。宿題も片付けてしまったしメンバーの誰かと遊びに行くという案も良いではあるが自分から誘うとなると寂しい子のように感じられて誇り高い自分には耐えられない。かといってこのままベッドの上でスマホを眺めているというのもあまりにも芸がない。
いつもの癖で髪の毛をくるくると弄んでいると、一件のニュースが眼に入った。
「ぽわぽわプリリンのライブ?」
ぽわぽわプリリンは有栖川おとめ、北大路さくら、神谷しおんの3人で結成されたアイドルグループでその癒される振る舞いが近頃人気急上昇中のグループである。
そんな彼女達がライブを開催するというのである。
「面白そうじゃない。同じアイドルとして研究は欠かせないわ」
真姫はパジャマから着替えて珍しくひとりで外出することにした。
万が一知り合いに会っては気まずいのでサングラスとマスクで一応の変装はしている。
後方からライブを観戦した真姫だったが、彼女達のライブパフォーマンスに息を飲んだ。
名門のスターライト学園の中でもトップを極めたスターライトクイーンが2名もいるのだから桁が違うのも頷ける。真姫は普段のキャラとは想像もできないほど大興奮してライブを満喫したが、握手会が行われるというので喜々として並ぶ。
長蛇の列に並び自分の番が来るのを今か遅しと待ちわびて、ようやく真姫の番になった。
北大路さくらの小さな手を包み込み、言葉を交わす。
「素晴らしかったわよ」
「ありがとうございます。西木野真姫様」
「!?」
突然のことに思考回路が追い付かない。
嘘。なんで私だってバレているのよ。
動揺を隠せずにいる真姫にさくらは笑顔で言葉を続ける。
「その素敵なお声でわかりますわ」
「ナンデソウナルノヨー!」
こっそりと応援する計画があっさりと破綻した真姫だったが、これはこれで良いと考え直し、イタリアンレストランで大好物のトマトがたっぷり入ったスパゲティを食べて帰路につくのだった。
おわり。
- Re: 北大路さくら劇場 ( No.31 )
- 日時: 2021/11/27 19:48
- 名前: モンブラン博士 (ID: pRqGJiiJ)
「えええええええーっ!!? さくらちゃんってラーメン食べたことないのー!!!」
あんまり驚いちゃったから口から大きな声が出ちゃったよ。
久しぶりに会ったさくらちゃんと夕方まで沢山遊んで夕方になった。
いい時間だから一緒にご飯でも食べようかなって話になったんだけど、そこで凛はさくらちゃんがラーメンを食べたことがないって知っちゃったんだ。
北大路さくらちゃん。歌舞伎の名門の北大路家のお嬢様なんだって。凛は歌舞伎とかはあんまりよくわからないけど、とっても礼儀正しくて何となくお嬢様なのかなって感じはしていたけれど、ラーメンを食べたことがないのは驚きだニャ。
そんな凛にさくらちゃんはぺこぺこと何度も頭を下げている。
「凛様、申し訳ありません」
「別に謝ることじゃないよ。ただ、ちょっと驚いちゃっただけだから。でも、そっかぁ、ラーメン食べたことがないのかぁ~、
よーし!それなら凛がとびっきり美味しいラーメンをご馳走してあげるニャー!!」
凛はさくらちゃんの手を引っ張って駆け出す。もちろん行先はいつものラーメン屋さん。
美味しいラーメンを食べにGO!ニャ!
ラーメン屋さんに入った凛とさくらちゃん。席について凛は豚骨ラーメン、さくらちゃんは王道の醤油ラーメンを注文する。
運ばれてきたラーメンをうっとりとさくらちゃんが見つめている。
「これがラーメンなのですね。なんだか日本そばに似ていますね」
「ラーメンはズルズル~ッて思いっきり啜るのが基本ニャ~!!」
凛が教えてあげるとさくらちゃんは凛の真似をして啜ろうとするけど、うまくできないのか麺をプチプチと噛み切っちゃう。
「うう・・・・・・っ、申し訳ありません。私、あまりうまくできなくて」
「まあ、さくらちゃんは初めてだからしょうがないよ。それに、凛はさくらちゃんも好きだよ」
思った通りの言葉を言うとさくらちゃんは顔を真っ赤にして俯いちゃった。
「凛様、その、少し照れてしまいます・・・・・・」
ありゃりゃ。凛、変なこと言っちゃったかなぁ?
でも、ラーメンは美味しいしさくらちゃんと一緒に食べることができて幸せニャー!!
おわり。

