二次創作小説(新・総合)

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

逃走中:恋路迷宮ターミナル[完]
日時: 2023/07/12 23:55
名前: 綾木 ◆sLmy/eUNds (ID: ANX68i3k)

Ride on time, fugitives.


<逃走者一覧>
愛城恋太郎(君のことが大大大大大好きな100人の彼女)
赤神明光(てんぷる)
天野エリカ(カッコウの許嫁)
綾崎ハヤテ(ハヤテのごとく!)
一姫(雀魂)
鷺森灼(咲-Saki-シリーズ)
桜衣乃(おちこぼれフルーツタルト)
桜ノ宮苺香(ブレンド・S)
志田黒羽(幼なじみが絶対に負けないラブコメ)
染谷まこ(咲-Saki-シリーズ)
雀明華(咲-Saki-シリーズ)
中野四葉(五等分の花嫁)
棗ノノ(うらら迷路帖)
羽瀬川小鷹(僕は友達が少ない)
福路美穂子(咲-Saki-シリーズ)
幕澤桜花(女神のカフェテラス)
海凪小春(スローループ)
水瀬渚(カノジョも彼女)
八重森みに(彼女、お借りします)
唯我成幸(ぼくたちは勉強ができない)
(全20名・五十音順)


<ゲーム情報>
ゲーム時間:90分
賞金:1秒200円ずつ上昇、逃走成功で108万円獲得
ハンターの数:4体

Re: 逃走中:恋路迷宮ターミナル ( No.5 )
日時: 2023/05/07 23:30
名前: 綾木 ◆sLmy/eUNds (ID: ANX68i3k)

桜花
「始まったわね……!」

《喫茶Familia店員》
《幕澤桜花》



桜花
「こういうのは最初が肝心だから……まずは命大事にいきたいわね」



桜花
「せっかく参加したんだから、精一杯楽しませてもらうわよ!」










【今回の作戦は?】


小鷹
「何より、まずは見つからないことが第一だ」

《聖クロニカ学園隣人部》
《羽瀬川小鷹》



小鷹
「前回実際に参加してみて分かったことなんだが……このゲーム、見つかったらほぼ終わりだが見つからないように立ち回ることはそこまで難しくない」



小鷹
「とにかく周りをよく見て……いた、あそこだ!」






ハンター3
「…………」


早速、近くにハンターを発見!






小鷹
「そうだ……こういう風に俺が先に見つけてしまえば何の問題もない」



小鷹
「そのためにも、できるだけ無駄な動きは抑えて周りに気を付けたいところだな」






ハンター3
「…………」


ハンターには、気づかれなかったようだ……!










まこ
「えっと……ここはちょうど駅の下か……」

《清澄高校麻雀部次鋒》
《染谷まこ》



まこ
「あの階段を上がれば駅まで行けるちゅうわけか……なるほどな」



まこ
「次はあっちの方に行ってみるとするかのう」


エリアの分析を、欠かさない……!









【逃げ切る自信は?】



クロ
「自信?あるよ!一応この日のためにトレーニングしてきたからね」

《最強の幼なじみ》
《志田黒羽》



クロ
「私、ずっとバドミントンやってたし足には自信あるんだよね~」



クロ
「今回は本気で逃げ切りに来たから……自首なんて絶対しないよ」


逃走成功に絶対の自信を見せるクロ
言葉通り、最後まで逃げ切ることはできるのか……!?






ハンター1
「…………」






ハンター2
「…………」










【目標金額は?】


明光
「108万だ。ここに来たからには全額持って帰るぞ」

《好色家系の末裔》
《赤神明光》




明光
「俺には借金があるからな……全てはあのバカ親父のおかげだ」



明光
「だが、今日逃げ切れば一気に返済するチャンスだ……今回ばかりは欲張っていくぞ」


好色の父親が負った多額の借金を返済すべく三日月寺で働く明光……




明光
「……ヤバ、ハンターいるな……」






ハンター4
「…………」


その近くに、ハンター……!






明光
「一旦離れるか……」


駅前の階段を下り、ハンターとの距離をとる……!






ハンター4
「…………」






明光
「…………」










ハンター4
「…………」






明光
「……あれ?あそこにいるのは……」










エリカ
「次はあっちの方に行ってみようかしら?」


その先にいたのは、天野エリカ……!






明光
「ヤバい、アイツこっちに来てるな……早く危険を知らせないと――」






ハンター4
「…………」







エリカ
「あれ、赤神くんじゃない」


明光
「天野、あっちにハンターがいたぞ。ここは危険だ」


エリカ
「えっ、ハンター!?ヤバいじゃない、早く離れなきゃ!」










ハンター4
「…………」









明光
「待て、あんまり焦るな。そっちにもいるかもしれない」


エリカ
「わっ、分かってるわよ!で、後ろはどうなの?」


明光
「安心しろ、今のところは大丈夫だ」









ハンター4
「…………」










[________]





















エリカ
「ここなら大丈夫かしら……?」


明光
「あぁ、さすがにここまで来れば見つかる心配は少ないと思う」










ハンター4
「…………」


ハンターには、気づかれなかった……!






エリカ
「まったく……いきなり何なのよ……」


明光
「4体とは聞いていたが……まさかこんなに早く遭遇するとはな」


エリカ
「その、一応お礼言っておくわ……ありがとう」


明光
「あーかわいいなー♡」ドゴッ!(自傷)


エリカ
「え……ちょっと、赤神くん!?」


明光
「(油断していた……危うく煩悩に負けるところだった……)」


煩悩に飲み込まれては、逃げ切ることも困難だ……!






ハンター1
「…………」





ハンター2
「…………」


ハンターは神出鬼没
いつどこから現れるかは、分からない……!

Re: 逃走中:恋路迷宮ターミナル ( No.6 )
日時: 2023/05/07 23:55
名前: 綾木 ◆sLmy/eUNds (ID: ANX68i3k)

苺香
「始まってしまいました……これ、思った以上にスリルがありますね……」

《喫茶スティーレ ドS担当》
《桜ノ宮苺香》



苺香
「90分……ということは1時間半もこの状態が続くわけですか……」


ハンターを警戒しながら移動する、桜ノ宮苺香……




ハンター1
「…………」











苺香
「ハンターは4体……なかなか嫌らしい数ですね」






ハンター1
「…………」
















苺香
「いつどこから出てくるか分かりませんから……常に周りを見ておかないと――」


明華
「桜ノ宮さん、大丈夫ですか……?」


苺香
「…………!!」ギッ


明華
「…………!?」


現れたのは、明華だ……!




苺香
「……ミョンファさんでしたか。ハンターかと思いましたよ」


明華
「桜ノ宮さん……今、すごい目をしていました……」


苺香
「そうでしたか?私は全然……」


明華
「適度な緊張感をもって臨むのは大事ですが、あまり気負いすぎてもよくないですから……こういう時は、少し歌ってみると気持ちが和らぎますよ」


苺香
「歌……ですか?」




明華
「スゥ…………」








明華
「LAAAAAAAAAA♪


苺香
「!? ちょっと、ストップストップ!!」


明華
「……なぜ止めるのですか?私はただ歌を――」


苺香
「バカなんですか!?そんな大きな声で歌って、ハンターが来たらどうするんですか!」


明華
「確かに……そこまでは考えていませんでした。ごめんなさい、これからは気を付けます」







ハンター2
「…………?」


ハンターは聴覚情報にも反応
無闇に音を出せば、確保にもつながりかねない……!

















ノノ
「怖い……これ、怖すぎるよ……!」

《人形使いの見習いうらら》
《棗ノノ》


ノノ
「お姉ちゃん……私、もう心臓が破裂しそうだよ……!」


ハンターに怯えながらエリアを移動する棗ノノ……




ノノ
「どこか安全な場所に隠れたいけど……どこがいいんだろう……?」


ノノ
「とりあえず、外には出たくないし……できればこの中で探したいけど……」


駅に併設するショッピングセンター内で隠れ場所を探すノノ……






ハンター1
「…………」


しかし、ハンターはエリア内を隈なく捜索
安全な場所など、ない……!










美穂子
「それにしても、108万円って本当に実感が湧かないわね……」

《風越女子高校麻雀部先鋒》
《福路美穂子》



美穂子
「108万円もあったら、修理どころかうちの卓を全部買い替えても確実にお釣りが来るわね……」


賞金の多さをあらためて実感する福路美穂子……






ハンター2
「…………」


そこへ迫る、恐怖の足音……!






美穂子
「……でも、まずは部員だわ。何かみんなのために使ってあげたいわね」






ハンター2
「…………」
















ハンター2
「…………!」ダッ


見つかった……!






美穂子
「そうね……まずはみんなで美味しいものでも食べに行きたいわね」







ハンター2
「…………」タッタッタッ






美穂子
「えっ……ハンターだわ!」ダッ










ハンター2
「…………」タッタッタッ




美穂子
「こんなところで捕まるわけにはいかないわ……みんな、私に期待してくれているんだもの!」タッタッタッ


部員の応援を力に、ハンターを振り切ることはできるのか!?







ハンター2
「…………」タッタッタッ




美穂子
「ハァ……ハァ……」タッタッタッ










[FUKUJI]
















ハンター2
「…………」タッタッタッ




美穂子
「……っ!ハンターが来るわ、逃げて!」タッタッタッ






ノノ
「えっ……!?嘘、ハンター来てる!」ダッ


逃げた先に、棗ノノ……!






ハンター2
「…………」タッタッタッ






美穂子
「巻き込んでしまってごめんなさい……!」



ノノ
「そんな……気を付けてたのに……!」タッタッタッ


巻き添えだ……!






[FUKUJI]










[NATSUME]






ハンター2
「…………」タッタッタッ




ノノ
「や、ヤダ……こっち来ちゃダメ……!」タッタッタッ


ハンターの標的が、ノノに変わった!






ハンター2
「…………」タッタッタッ




ノノ
「ひ……ひぃっ!」ポン





86:19
棗ノノ 確保
残り19人





ノノ
「ハァ、ハァ……捕まっちゃった……」


ノノ
「うっ、うっ……お姉ちゃん……私、やっぱりダメだったよ……」


何もできず、涙の確保となった……!










Prrrr! Prrrr!



イノ
「[棗ノノ確保、残り19人] えっ、嘘……もうですか……!?」



恋太郎
「うわ、早いな……まだ始まったばっかなのに……」



ハヤテ
「始まったね……逃走中……!」






ハンター4
「…………」


ハンターから逃げた時間に応じて賞金を獲得できる……



それが…………
















Run for Money
 逃走中

Re: 逃走中:恋路迷宮ターミナル ( No.7 )
日時: 2023/05/10 23:55
名前: 綾木 ◆sLmy/eUNds (ID: ANX68i3k)

恋太郎
「駅の他にも駐車場とかショッピングセンターにも入れるのか……」

《中学時代に100回失恋》
《愛城恋太郎》



恋太郎
「これならどこかしらに隠れる場所はありそうだな……とりあえず散策行くか!」






……ガタンゴトン……ガタンゴトン……



成幸
「この線路はどうやって渡ればいいんだ……?」

《努力型の秀才》
《唯我成幸》



成幸
「……なるほど、駅を通るしかないのか……」



舞台は、とある町の鉄道駅とその周辺にあるロータリー・商業施設など、駅周辺一帯の区域
総面積にして東京ドーム約3個分のこのエリアを、19人の逃走者が逃げ回る!



【エリア概観】

             (北口側)

      商業施設 ― ロータリー ― 公園
           \   |   /
   ― ― ― ― ― [  駅  ] ― ― ― ― ― (線路)
               |
            バスターミナル
               |
             駅前広場

             (南口側)

【詳細】
<駅>
1階部分にはホームがある。改札内への進入は不可能であるため、2階の改札外の部分のみ使用可能。北口側と南口側を結ぶ唯一の通路である。
<商業施設(ショッピングセンター)>
地下1階を含めた3階建ての施設。1階はロータリーに通じ、2階は駅に通じる。1階部分は路地が入り組んでおり、複雑な構造となっているが、2階部分は幅の広い通路が数本通っているだけの比較的単純な構造。一部の店の内部は使用可能。
<ロータリー>
西側(ショッピングモール側)はバスやタクシーが通行するロータリー。全体的に見通しがいい。東側(公園側)は車が数台停まっている駐車場であり、内部に進入することもできる。
<公園>
道幅が広く逃げやすいが、野外ステージ、子供向け遊具、アンテナショップ、カフェレストラン、観光案内所などが散在するため、見通しはさほどよくない。
<バスターミナル>
1階部分に停留所、2階部分は歩道橋状の通路が数本通っている。北口のロータリーとは異なり2階部分を歩道橋が通っているため、見通しは比較的悪い。
<駅前広場>
中央に噴水があるほか樹木が散在する広場。地下駐輪場への入り口が2か所に存在し、また進入も可能である。

※道路を通行する場合、交通法規を遵守しなければならない






【目標金額は?】



みに
「もちろん108万円っス!せっかく出たからには、やっぱり最後まで逃げ切りたいっスね!」

《コスプレイヤー》
《八重森みに》



みに
「絶対に逃げ切って、水原さんのかたきをとるっス!」



賞金は1秒200円ずつ上昇
90分間逃げ切れば、108万円を獲得することができる!



さらに、このゲームでは自首も可能
北エリアのロータリーに1台存在する自首用電話から自首を申告すればゲームをリタイアし、その時点までの賞金を獲得することができる!






ハンター4
「…………」



ただし、エリア内には4体のハンター



ハンター1
「…………」



ハンターに捕まればその時点で即失格
賞金は、ゼロ……!
































「…………」

《阿知賀女子学院麻雀部副将》
《鷺森灼》



「…………」


ショッピングモールの1階の雑貨店内で息を潜める鷺森灼……





「しばらくは、ここに隠れておく」



「もしあっちから来たらこっちに逃げて、こっちから来たら逆方向に行けば……ルートはこれでいいはず」


地図を見ながら逃走ルートを念入りに確認し、ハンターの接近に備える……!










一姫
「この日をずっと待ってたにゃ……いっぱい準備してきたにゃ!」

《魂天神社の巫女》
《一姫》


一姫
「前回は本当に悔しかったにゃ……あの日からしばらくは夜しか眠れなかったにゃ!!」


前回のゲームでは12秒を残し、無念の確保となった一姫……




一姫
「私にも逃走成功ができることは分かったにゃ……今回は絶対に逃げ切って見せるにゃ!」


今回のゲームで、リベンジを果たせるのか……!?











成幸
「ハンターは……よし、来てないな」




成幸
「前回は本当に情けない結果だったからな……走るの遅い自覚はあったけど、まさかあんなに早く捕まるとは」


健闘を見せた前々回のリベンジをかけて臨んだ前回は、まさかの2番手確保となった……!




成幸
「正直、心のどこかで油断していた部分があったのかもしれない……今回は全身全霊で走りぬく!」


3度目の出場となる今回、逃走成功をつかみ取ることはできるのか……!?






ハンター1
「…………」






ハンター2
「…………」











「久しぶりの感覚です……ドキドキが止まりません……!」

《同意下で絶賛二股中》
《水瀬渚》



「この妙な静けさ……あのときと全く同じですね……!」


記念すべき第1回開催のゲームに出場し、見事逃走成功を果たした水瀬渚……!




【逃げ切る自信は?】



「……正直、今日は全然逃げられる気がしないです……」



「もう既に足が震えていて……あのときどうやって逃げ切ったのか、自分でも不思議なくらいですよ……」


過去の逃走成功者でさえ、自信を持ちきれないようだ……!





「……っ、ハンターです!」










ハンター2
「…………」


近くに、ハンターを発見!







「……とりあえず、ここを離れましょう」






ハンター2
「…………」













「……っ!?こっちにも!」








ハンター3
「…………」


しかし、向かった先にもう1体……!







「そ、そんな……挟まれてしまいました……!」








ハンター2
「…………」





ハンター3
「…………」









「……!こ、ここに隠れます!」


咄嗟の判断で、近くの物陰に身を潜める……!










ハンター2
「…………」





ハンター3
「…………」






「お願いです……見つからないで……!」


絶体絶命の元逃走成功者、その運命は!?






84:30
66,000円
残り19人
愛城恋太郎/赤神明光/天野エリカ/綾崎ハヤテ/一姫/鷺森灼/桜衣乃/桜ノ宮苺香/志田黒羽/染谷まこ/雀明華/中野四葉/羽瀬川小鷹/福路美穂子/幕澤桜花/海凪小春/水瀬渚/八重森みに/唯我成幸

Re: 逃走中:恋路迷宮ターミナル ( No.8 )
日時: 2023/05/10 23:55
名前: 綾木 ◆sLmy/eUNds (ID: ANX68i3k)

ハンター2
「…………」





ハンター3
「…………」






「ハァ……ハァ……」


2体のハンターに挟まれ、身動きがとれない水瀬渚!








ハンター2
「…………」






ハンター3
「…………」







「いる……近くに来てます……!」


果たして、やり過ごせるか!?








ハンター2
「…………」




ハンター3
「…………」







「…………っ」











[________]
















ハンター2
「…………」






ハンター3
「…………」











「……た……助かった……?」








ハンター2
「…………」






ハンター3
「…………」


うまくやり過ごしたようだ……!







「フゥ……何とか見つからずに済みました……」





「……こう、気付いたときにはすぐそこにいるのがハンターです……集中しないといけませんね……!」


逃走成功経験者の感覚は、極限まで研ぎ澄まされている……!










イノ
「うぅ……ハンター、怖いです……!」


イノ
「前から興味あったにはあったのですが……まさかこんなに怖いものだとは思いませんでしたよ……!」


ドラマの俳優としての出演経験は豊富な桜衣乃
しかし、逃走者としては今回が初参戦となる……!




イノ
「ちょ、ちょっと……お手洗いに行ってもいいでしょうか……?」



【ゲーム中はダメです】



イノ
「そ、そんな……このままでは、いつまでもつか……!」


開始早々、膀胱がピンチのようだ……!










まこ
「108万円か……これだけあれば色々できそうじゃ」



【賞金の使い道は?】



まこ
「そうだな……色々古くなってきとるし、まずは店の改装でもするかのう」


賞金は実家の雀荘Rooftopに使う予定のようだ……!



まこ
「でもって、余ったら部の皆に何かおごることにするわ」






桜花
「逃げ切ったら108万円……このチャンス、絶対に逃すわけにはいかないわ!」



【賞金の使い道は?】



桜花
「パリに旅行に行きたいわね。これだけあれば、色々なことができるはずだわ!」


桜花
「もちろん観光もしたいけど……でもとりあえず、まずはパリコレに行きたいわね。ファッションの勉強にもなるし!」


それぞれ賞金の使い道を考えるまこと桜花……






ハンター4
「…………」


そのいずれかに、ハンターが迫る……!






まこ
「ま、こんなこと話したところで逃げ切らないと意味はないんやけどな」






桜花
「隼人の思い通りにはさせないわよ……私のお金は私が使うんだから!」






ハンター4
「…………」










[________]
















ハンター4
「…………!」ダッ


見つかったのは……




















まこ
「……何じゃ……ってハンター来とる!」ダッ


まこだ……!






まこ
「気付くのが遅れた……これはいきなりマズいかもしれん……!」タッタッタッ






ハンター4
「…………」タッタッタッ










桜花
「誰か来る……なっ、ハンターまでいるじゃない!」


近くにいた桜花も、その場を離れる……!







ハンター4
「…………」タッタッタッ




まこ
「……っ!?もうこんな近く来とるんか!?」タッタッタッ






[SOMEYA]










まこ
「こ……これは無理じゃ……」ポン






82:17
染谷まこ 確保
残り18人






まこ
「ハァ、ハァ……速すぎるわ、ハンター……」


ハンターは驚異のスピードとスタミナを併せ持つ最新型のアンドロイド
一度見つかってしまえば、振り切るのは容易ではない……!




まこ
「もう終わりか……こりゃ咲や和に合わせる顔がないわ」










Prrrr! Prrrr!



一姫
「[染谷まこ確保、残り18人] また1人捕まったにゃ!」



成幸
「ハァ……初っ端からエンジン全開だなぁ……」






ハンター4
「…………」


超人的なハンターにより、早くも2人が脱落
果たして、最後まで逃げ切る者は現れるのか!?






82:00
96,000円
残り18人
愛城恋太郎/赤神明光/天野エリカ/綾崎ハヤテ/一姫/鷺森灼/桜衣乃/桜ノ宮苺香/志田黒羽/雀明華/中野四葉/羽瀬川小鷹/福路美穂子/幕澤桜花/海凪小春/水瀬渚/八重森みに/唯我成幸

Re: 逃走中:恋路迷宮ターミナル ( No.9 )
日時: 2023/06/04 23:50
名前: 綾木 ◆sLmy/eUNds (ID: ANX68i3k)

――――――






pppp……pppp……pppp……pppp……










PPPP! PPPP! PPPP!




???
「ん……んっ……」ピッ






[07:00]






津山トシタカ[演:津田タカトシ(生徒会役員共)]
「もう、朝か……フアァ~……」


俺の名前は、津山トシタカ。どこにでもいる、普通の男子高校生だ。






トシタカ
「…………」






[〇月×日(土)]






トシタカ
「いよいよ今日か……はぁ……」


今日は土曜日で、学校がない。普通なら1日中家でゴロゴロしている日だ。




……でも、今日は――






ドスドスドスドス!!






津山コトネ[演:津田コトミ(生徒会役員共)]
「トシ兄おはよー!朝だよ起きてーーー!!!」バーン!



トシタカ
「コトネ……朝からうるせぇよ……ていうか俺もう起きてるし……」



コトネ
「えっ、ホントだもう起きてるはやっ!どしたの?夢〇?」



トシタカ
「ちげぇよ!普通に目覚まし鳴ったから起きただけだ」



コトネ
「アハハ~冗談だよ冗談!それはそうと、いよいよ今日だねトシ兄!」



トシタカ
「そうだな……ハァ……」



コトネ
「……どしたの?デート、楽しみじゃないの?」



トシタカ
「えっ……いや、そんなことはないぞ!あー、デート楽しみだなー」


……そう、今日は人生初――正真正銘、生まれて初めてのデートの日なのだ。





コトネ
「……あっ、そっか。トシ兄、初めてだから緊張してるんだね!」



トシタカ
「ん……あ、あぁ、そうだな。そうかもしれない」



コトネ
「もー、トシ兄は心配性だなー。確かに気持ちは分かるけど、こういうときは楽しいことを考えれば緊張なんて全部なくなるよ!」



トシタカ
「楽しいこと……そんなこと言ってもな……」



コトネ
「失敗することばかり考えるんじゃなくて、成功した後のことを考えようよ!このデートが上手くいったあかつきには、トシ兄は愛のお告げを受ける。甘い空気の中で2人は誓いのキスを交わす。そしてきっと2人はホテルの一室で秘密の



トシタカ
「おっとそこまでだ」



コトネ
「……っていうかトシ兄、早く準備しないと!今日は絶対遅刻できないよ……初めてのデートで待たせるなんて、もってのほかだから!」



トシタカ
「朝から変な話をダラダラしてたのはどっちだよ」



コトネ
「身だしなみはきちんとね!なんだかんだ言って第一印象が一番大事だから!それじゃ、急いで着替えてね~!」



バタン!






トシタカ
「……やっと出て行ったか……」



トシタカ
「……ハァ……なんでこんなことに……」


初めてのデートだというのに、俺がこんなに暗い表情をしていることをいぶかしく思う人も多いだろう。






――これは先日、俺がいつものように高校に通っていたときの話だ。





???
「津山!」






???
「今度〇〇町で花火大会があるだろう?毎年とてもいい評判を聞くので、かねてより私もずっと行きたいと思っていたんだが……」



???
「その……だな。津山、私と一緒に行く気はないだろうか?」


俺はとても自分の耳が信じられなかった。

彼女どころか異性の友人すらままならない俺が、花火大会に誘われたのである。

それも並大抵の女子ではなく、この高校で人気No.1・才色兼備の完璧美少女に、である。






???
「わっ……私じゃ、ダメだろうか……?それとも、何か用事でもあるのか……?」


あくまで表情には出さないようにしていたが、正直内心では舞い上がるような快感を覚えた。



???
「ほっ、本当か!?私と、行ってくれるのか!?」



???
「それでは、週末にまた会おう!」


俺が彼女の誘いを承諾すると、いつもは見せないような表情が浮かんだ。

その瞬間から俺は、約束の週末が楽しみでならなかった。






……この後、さらなる誘いを受けるまでは。








???
「津山くん!」






???
「うちの財閥が××県に新しいテーマパークを作っていて、ついこの間完成したの。まだオープン前だけど、特別に1人だけ招待していいって言われたから……」




???
「……その……津山くんさえよければ、私と一緒にどうかしら?」








???
「津山!」






???
「これ、水族館のチケット。間違えて2枚買っちゃったから……もしよかったら、週末にどうかと思って」




???
「まっ、間違えて買っただけだから!別にアンタのためじゃないから、勘違いするんじゃないわよ!」




……まさか、同じ日に3人にいっぺんに誘われるとは。



気持ちはもちろん嬉しいっちゃ嬉しいんだが、こんなに悪いタイミングのめぐりあわせがあるか。








???
「津山くん……お気に召さなかったかしら?それとも……」






???
「……えっ、本当……?嬉しい……!週末、楽しみにしてるわね」






???
「で、どうするの?行くの?行かないの?」




???
「本当?それは助かるわ。それじゃ、予定忘れるんじゃないわよ」


しかもあとの2人の誘いも断りきることができず、いわゆる「トリプルブッキング」状態となってしまったのである。



……しょうがないじゃないか。
2人とも、わざわざこんな俺を誘ってくれているのに、そうきっぱりと断るわけにもいかないだろう?






トシタカ
「……ハァ……」




こうして、どうするか悩みに悩んでいるうちに、ついに約束の日を迎えてしまった。



俺はとんだバカだ。







トシタカ
「……とにかく、準備だけするか……」






トシタカ
「……地下鉄、遅れるとマズいしな」




こうして、期待1割・不安9割が渦巻く俺の奇妙な1日が幕を開けた――
















――――――



綾木
「さぁ、ミッション行くぞ」



カンナ
「来たね! ミッションターイム!」



ピーリー
「ノリノリだなぁ……」



カンナ
「最初はどんなミッションを出すの?」



綾木
「ま、最初はウォーミングアップといったところだな。このミッションで今回の逃走者のレベル測定といこうか」






▶[MISSION1]










シュン!




ハンター×3
「「…………」」




ゲームマスターにより、地下鉄の車内に3体のハンター










シュン!




そして、エリア内にレバーが出現
この後、逃走者たちに最初のピンチが襲い掛かる!


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13