二次創作小説(新・総合)
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入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 逃走中:恋路迷宮ターミナル[完]
- 日時: 2023/07/12 23:55
- 名前: 綾木 ◆sLmy/eUNds (ID: ANX68i3k)
Ride on time, fugitives.
<逃走者一覧>
愛城恋太郎(君のことが大大大大大好きな100人の彼女)
赤神明光(てんぷる)
天野エリカ(カッコウの許嫁)
綾崎ハヤテ(ハヤテのごとく!)
一姫(雀魂)
鷺森灼(咲-Saki-シリーズ)
桜衣乃(おちこぼれフルーツタルト)
桜ノ宮苺香(ブレンド・S)
志田黒羽(幼なじみが絶対に負けないラブコメ)
染谷まこ(咲-Saki-シリーズ)
雀明華(咲-Saki-シリーズ)
中野四葉(五等分の花嫁)
棗ノノ(うらら迷路帖)
羽瀬川小鷹(僕は友達が少ない)
福路美穂子(咲-Saki-シリーズ)
幕澤桜花(女神のカフェテラス)
海凪小春(スローループ)
水瀬渚(カノジョも彼女)
八重森みに(彼女、お借りします)
唯我成幸(ぼくたちは勉強ができない)
(全20名・五十音順)
<ゲーム情報>
ゲーム時間:90分
賞金:1秒200円ずつ上昇、逃走成功で108万円獲得
ハンターの数:4体
- Re: 逃走中:恋路迷宮ターミナル ( No.35 )
- 日時: 2023/06/16 23:45
- 名前: 綾木 ◆sLmy/eUNds (ID: ANX68i3k)
みに
「着いたっス!ここに特急券があるっスね!」
恋太郎
「よし、特急券を探すぞ!」
いち早くQRコードを認証した八重森みにと愛城恋太郎がショッピングモールに到着!
ショッピングモールは地下1階から2階までの3フロア構成となっており、この中のどこかに特急券が入った宝箱が隠されている!
四葉
「ハァ、ハァ……」
四葉
「ハァ……っ!あった、ありました!」
中野四葉が、ついに宝箱を発見!
四葉
「これが宝箱ですね……間違いありません!」
四葉
「それじゃあ、開きますよ!」
パカッ
四葉
「ありました!特急券ゲットです!」
中野四葉 特急券獲得
四葉
「あとは改札を抜けるだけです!行きましょう!」
復活への準備が整った!
イノ
「こ、これはマズいですよ……まさかこんなに見つからないなんて……」
苺香
「もうすぐ5分……ということは……!」
復活ゲーム開始から、まもなく5分が経過!
ハンター
「」
ハンター
「」
間もなく、停止中の50体のハンターのうち10体が再起動する!
5
4
3
2
1
[ ]
[POWER:ON]
ハンター
「…………!」
ハンター
「…………!」
ハンター、リブート……!
明光
「クソ……もう5分経ったのかよ……!」
ハンター
「…………」
みに
「うわっ、ハンターが復活したっス!あっちは危ないっス!」
10体のハンターが再び動き始め、その数は合計15体となった!
ハンター
「…………」
みに
「と……とにかく、一刻も早く特急券を見つけないと――」
ハンター
「…………!」ダッ
みに
「うわっ、そっちにも!?」ダッ
ハンター
「…………」タッタッタッ
みに
「ハァ、ハァ、ハァ……」タッタッタッ
ポン
04:42
八重森みに 確保
残り8人
みに
「つ、捕まったっス……こんなの、あっけなさすぎるっス……」
ハンターが増えれば、それだけで難易度はけた違いに上昇する……!
ハンター
「…………」
苺香
「いますね……ショッピングモールは目の前なのに……!」
ショッピングモールの目の前に来るも、ハンターが増え、思うように動けない……!
ハンター
「…………」
苺香
「こうしてる間にも時間が……あと30秒でまた10体増えてしまいます……!」
しかし、足踏みしていては状況は悪化する一方だ……!
桜花
「いないわね……行くわよ!」
ショッピングモールの2階で宝箱を探す桜花……
桜花
「あっ、宝箱ってこれじゃない!?」
ついに、宝箱を発見!
パカッ
桜花
「見つけたわ……特急券ゲットよ!」
幕澤桜花 特急券獲得
桜花
「駅に向かうわ。急ぐわよ!」
まこ
「あったわ……やっと見つけたわ」
地下1階では、染谷まこが宝箱を発見!
パカッ
まこ
「これじゃな……」
染谷まこ 特急券獲得
まこ
「じゃが、またハンター10体追加か……無事に駅までたどり着けるじゃろうか?」
ハンター
「」
しかし、再びその時がやって来る……!
5
4
3
2
1
ハンター
「…………!」
ハンター、リブート……!
ハンター
「…………!」ダッ
ノノ
「えっ……えっ!?ひゃっ!」ポン
3:57
棗ノノ 確保
残り7人
ノノ
「び、びっくりした……そっか、また10体復活したんだ……」
運悪く、再起動したハンターが目の前にいた……!
明光
「チッ、これで25体か……こっちはまだQRコードすら認証できてないってのに……!」
現在残っている中でQRコードの認証が終わっていないのは、赤神明光のみとなった……!
明光
「何はともあれトラックを探さないと話にならん……とにかく行くしかないな……!」
ハンター
「…………」
ハンター
「…………!」ダッ
だが、ハンターに見つかった……!
ハンター
「…………」タッタッタッ
明光
「時間との勝負だ……1秒も無駄にはできない!」
背後から迫るハンターに、気づいていない!
[AKAGAMI]
ハンター
「…………」タッタッタッ
明光
「前にはいないな……後ろは――おぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?!?」ポン
3:42
赤神明光 確保
残り6人
明光
「終わった……借金返済のチャンスが……!」
借金完済に向けて、三日月寺での修業はまだ続く……!
苺香
「……!見つけました、宝箱です!」
その頃、ショッピングモールでは桜ノ宮苺香が宝箱を発見!
苺香
「この中に特急券があるはず――」パカッ
苺香
「え……あれ?何も入ってないじゃないですか!」
しかし、中身は空だ……!
苺香
「これ……もしかして、誰かがもう取っていったということですか?」
苺香
「だったら開けたままにしておけばいいのに……こんなことするなんて、人間のクズですね」パタン
特大ブーメラン……!
四葉
「もうすぐ改札です!復活まであと少しです!」
特急券を手に、改札付近にやって来た四葉!
四葉
「ありました……でもハンターがいます!」
ハンター
「…………」
ハンター
「…………」
しかし、改札の前に数体のハンターが立ちふさがる……!
四葉
「最後の関門ですか……やはりそう簡単にはいきませんね……!」
ハンター
「…………」
果たしてハンターの目を掻い潜り、復活を果たすことはできるのか!?
3:30
確保者 残り6人
愛城恋太郎/桜衣乃/桜ノ宮苺香/染谷まこ/中野四葉/幕澤桜花
復活者 0人
- Re: 逃走中:恋路迷宮ターミナル ( No.36 )
- 日時: 2023/06/16 23:50
- 名前: 綾木 ◆sLmy/eUNds (ID: ANX68i3k)
四葉
「最後の関門ですか……やはりそう簡単にはいきませんね……!」
ハンター
「…………」
中野四葉が、復活へ向け改札の突破を狙う……!
ハンター
「…………」
四葉
「ですがこのまま待っていてはまたハンターが増えてしまいます……ここは多少無理しても行くしかありません!」
柱の裏でタイミングを見計らう四葉……!
四葉
「…………」
ハンター
「…………」
四葉
「……今です!」ダッ
改札に向かって走り出す!
ハンター
「…………!」ダッ
ハンター
「…………!」ダッ
その様子を見たハンターが、四葉の確保に向かう!
四葉
「強行突破です―――!!!」タッタッタッ
ハンター
「…………!?」
ハンター
「…………!?」
四葉
「ハァ、ハァ、ハァ……」
ウィーン!
四葉
「ハァ、ハァ……やりました!復活です!!」
中野四葉 復活
ハンター
「…………」
四葉
「どうですか?私を捕まえようなんて10年早いですよ!」
スポーツで鍛えた身のこなしで、見事ハンターを躱し切った……!
愛城恋太郎 桜衣乃 桜ノ宮苺香 染谷まこ 幕澤桜花
ここまで5人が確保・1人が復活を果たし、残るはこの5人となった!
恋太郎
「ハンター増えてるし、そろそろ見つけないとマズいね……」
イノ
「全然見つからないです……宝箱なんて本当にあるんですか!?」
苺香
「このままでは、捕まるのも時間の問題ですよ……」
恋太郎・イノ・苺香の3人は未だ特急券を見つけられておらず、大ピンチだ!
5
4
3
2
1
ハンター
「…………!」
復活ゲーム終了まで残り3分
さらに10体のハンターが再起動し、その数は合計35体となった!
恋太郎
「桜さん!」
イノ
「あっ、愛城くん!特急券、見つかりましたか……?」
恋太郎
「いや、それがまだ見つかってないんだ……」
共に特急券を入手できていない恋太郎とイノ……!
イノ
「これは……ピンチです……!」
恋太郎
「……どうしたんだ?そんなもじもじして――」
ハンター
「「…………!」」ダッ
イノ
「はっ、ハンターです!」ダッ恋
太郎
「来たか!」ダッ
ハンターに見つかった……!
ハンター
「「…………」」ダッダッダッ
イノ
「ちょっと……な、なんかいっぱい来てますよ!」タッタッタッ
恋太郎
「35体だからな……とりあえず、こっちのハンターは引き付けておくから桜さんは先に逃げて!」タッタッタッ
イノ
「え……そんな、いいんですか?」タッタッタッ
恋太郎
「できるだけ早く宝箱を見つけるんだ!」タッタッタッ
恋太郎がおとりとなり、ハンターを引き付けるようだ……!
ハンター
「「…………」」ダッダッダッ
恋太郎
「ハァ、ハァ、ハァ……!」タッタッタッ
ハンター
「「…………!」」ダッ
恋太郎
「うわぁぁマジかぁぁぁぁぁ!!!」
向かう先にも、別のハンター……!
ハンター
「「…………」」ダッダッダッ
ハンター
「「…………」」ダッダッダッ
ポン
2:35
愛城恋太郎 確保
残り4人
恋太郎
「こうも逃げ場がないとどうしようもないな……まぁ、でも桜さんを逃がせたし悔いはないな」
1人の女のために、散った男……!
イノ
「愛城くん、大丈夫でしょうか……?」
イノ
「……って、心配してる場合じゃないですよね。せっかくおとりになってくれたのに、このチャンスを無駄にするわけには――」
ハンター
「…………!」ダッ
イノ
「……へっ?うわぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?!?」ポン
2:28
桜衣乃 確保
残り3人
イノ
「はぁ……はっ、はぁぁぁぁぁ……」
曲がり角からの襲来を受け、脱力……
イノ
「捕まってしまいました……なんか、緊張から一気に解き放たれた感じです……」
イノ
「あれ……なんか、太ももが温かいような……」
ハンター
「…………」
ハンター
「…………」
苺香
「ハンターがいて身動きが取れません……どうしましょう……」
ハンターに道を塞がれ、思うように動けない苺香……
苺香
「あっ……あんなところに宝箱が!」
苺香
「しかも今ならハンターに見つからずに行けそうです……行きましょう!」
後ろに宝箱を発見!
ハンター
「…………」
苺香
「ハンターは来てませんね……じゃあ、開けます!」
パカッ
苺香
「あっ……今度はありました!よかった……」
桜ノ宮苺香 特急券獲得
苺香
「……って、喜んでいる場合じゃありませんね。早く駅に行かないと……!」
桜ノ宮苺香 染谷まこ 幕澤桜花
これで、残る3人全員がQRコードの認証ならびに特急券を獲得
改札を抜ける準備が整った!
―電車内―
四葉
「まだ誰も来ませんね……皆さん大丈夫でしょうか?」
特急電車の発車まで間もなく残り2分
果たして、あと何人が復活を果たせるのか!?
次回、復活ゲーム決着
2:00
確保者 残り3人
桜ノ宮苺香/染谷まこ/幕澤桜花
復活者 1人
中野四葉
- Re: 逃走中:恋路迷宮ターミナル ( No.37 )
- 日時: 2023/06/16 23:55
- 名前: 綾木 ◆sLmy/eUNds (ID: ANX68i3k)
復活ゲーム終了まで
2分
ハンター
「…………!」
まこ
「残り2分……またハンターが増えたか……!」
桜花
「もう駅までは来てるのに……ハンターが多すぎて全然先に進めやしないわ!」
苺香
「ハンターは心配ですがもう時間がありません……まずはモールから出ないと……!」
特急券を獲得し、駅に急ぐ苺香……
苺香
「……っ!ダメです、ハンターがいます!」
ハンター
「…………」
ハンター
「…………」
しかし、大量のハンターがショッピングモールの出口を塞ぐ……!
苺香
「あの出口は無理ですね……2階から行きましょう!」
2階にある別の出口に向かうようだ……
ハンター
「…………!」ダッ
苺香
「きっ、来ました!」ダッ
しかし、エスカレーター上部から別のハンター……!
苺香
「こっちもダメですか……それなら向こうの出口を使うしかありませんね……!」タッタッタッ
ハンター
「…………」タッタッタッ
苺香
「少し遠回りにはなってしまいますが……全力で走れば何とか……!」タッタッタッ
逃げながらモールの出口を探す苺香!
ハンター
「…………」タッタッタッ
苺香
「ハァ、ハァ、ハァ……」タッタッタッ
ハンター
「…………!」ダッ
ハンター
「…………!」ダッ
苺香
「そっ、そんな……あっちからも!」
逃げた先に、別のハンター……!
ハンター
「「…………」」ダッダッダッ
苺香
「お願いです、もう来ないでください……これ以上はもう無理です……!」タッタッタッ
ハンター
「…………!」ダッ
苺香
「こ、来ないでって言ったのに……!」
その先にも、さらなるハンター……!
ハンター
「…………」タッタッタッ
ハンター
「…………」タッタッタッ
苺香
「もう、終わりです……」ポン
1:25
桜ノ宮苺香 確保
残り2人
苺香
「こんなに沢山のハンター、どうしろと……」
最後まで逃げ道を模索するも、報われなかった……!
ハンター「「…………」」
苺香
「……数の暴力で勝って、貴方たちは楽しいんですか?」
まこ
「厳しいな……思うように動けん……」
桜花
「こんなのどうしろっていうのよ……いい加減にあの道を通しなさいよ!」
残るは、染谷まこ・幕澤桜花の2人!
―牢獄―
恋太郎
「もうすぐあと1分か……」
ノノ
「まだ生きてる人いるんだよね……?ここまで残ってるだけですごすぎるよ……!」
みに
「でも最後は55体っス……ここまで増えるとさすがに復活は厳しいっスね……」
小春
「でも、ここまで来たら私たちの分も頑張ってほしいね!」
ハンター
「…………」
まこ
「チャンス……今なら行けそうじゃ!」
ハンター
「…………」
桜花
「やっと流れが切れたわ……今のうちに行くわよ!」
ハンター
「」
3
2
1
復活ゲーム終了まで
1分
ハンター
「…………!」
特急電車の発車まで残り1分
対するハンターは、フルの55体となった!
―特急電車内―
四葉
「あっ、いつの間にかあと1分切ってます!」
四葉
「でもまだ時間はあります……皆さん最後まで諦めないでください!」
まこ
「ふぅ、やっとここまで来たか……じゃが……」
桜花
「うわ、何で改札の前にまであんなにいるのよ……!」
各々改札の見える位置までやって来た、染谷まこと幕澤桜花……
ハンター
「「…………」」
しかし、ゴール前に立ちふさがる大量のハンター
復活のためには、彼らに確保されることなく改札を抜けなければならない!
まこ
「55体全部動いとるのか……そりゃこんなに多くなるわけじゃ」
桜花
「おかしいでしょ……この数はどう考えても頭おかしいでしょ、どうするのよこれ……!」
ハンター
「…………」
ハンター
「…………」
まこ
「隙がない……これは一体どうすればいいんじゃ……?」
桜花
「あそこに染谷さんもいるじゃない。早く行きなさいよ……!」
大量のハンターを前にたじろぐ2人
しかし、動き出さなければ復活の権利を獲得することはできない……!
復活ゲーム終了まで
30秒
まこ
「……そろそろ動かんとダメじゃな……」
桜花
「時間がないわ……もう行くしかないのかしら?」
ハンター
「…………」
ハンター
「…………!」ダッ
桜花
「えっ、ちょっと待って!」ダッ
桜花の背後に、ハンター……!
ハンター
「…………!」ダッ
ハンター
「…………!」ダッ
桜花
「いやいやいや……こんなの無理でしょ!ハンターしかいないじゃない!」タッタッタッ
やむを得ず改札への強行突破を試みる桜花!
まこ
「……今じゃ!」ダッ
その様子を目撃し、まこも改札へ動き出す!
ハンター
「…………!?」
ハンター
「…………!?」
桜花
「ハァ、ハァ……」サッサッ
ハンター
「…………!」ダッ
桜花
「ひぃっ、嫌ぁぁっ!!」ポン
0:16
幕澤桜花 確保
残り1人
桜花
「うっ……嘘でしょーーー!!!」
粘りを見せたが、復活目前で散った……!
まこ
「ハァ、ハァ……」タッタッタッ
ハンター
「…………!」ダッ
ハンター
「…………」タッタッタッ
まこ
「よし……行ける!」タッタッタッ
ウィーン!
ハンター
「…………」
ハンター
「…………」
まこ
「やったわ……これで復活じゃ!」
染谷まこ 復活
桜花
「あ……アンタ、私を囮にしたわね!?こんなの絶対認められないわ!!!」
まこ
「すまんな……これしか手がなかったんじゃ」
最後の最後で、明暗がはっきりと分かれた……!
―特急電車内―
『ドアが閉まります、ご注意ください』
四葉
「結局、復活できたのは私だけでしたか……」
プシュー!
まこ
「ハァ、ハァ、ハァ……」
四葉
「えっ……染谷さん!?復活したんですか!?」
まこ
「ハァ……ハァ……何とか間に合ったわ……」
四葉
「よかったです!私、復活は1人なんだとばかり思ってて……」
まこ
「わしもまさか復活できると思っとらんかったわ……最後、改札の近くがハンターだらけでな……」
Prrrr! Prrrr!
―普通電車内―
クロ
「あっ、メールだ」
ハヤテ
「こんな時に?到着はまだのはずですが……」
成幸
「多分、復活ゲームの結果か何かじゃないか?」
灼
「それは気になる。まぁ、あんな厳しい条件じゃせいぜい1人だと思うけど」
明華
「とにかく、読み上げてみてください」
クロ
「[旧エリアで行われた復活ゲームの結果、中野四葉・染谷まこが復活、残り逃走者は11人となった]」
「「おぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」」
エリカ
「嘘、2人も復活したの!?あんなにハンターいたのに!?」
小鷹
「中野はともかく、染谷はQRコードも読み取って復活したってことだよな……」
渚
「2人が復活できてよかったです!何だか、こっちも勇気をもらえますね!」
美穂子
「そうね……染谷さん、さすがだわ……!」
天野エリカ 綾崎ハヤテ 鷺森灼 志田黒羽 雀明華 羽瀬川小鷹
福路美穂子 水瀬渚 唯我成幸 中野四葉 染谷まこ
過酷を極めた復活ゲームの結果、中野四葉と染谷まこの2人が復活
残る逃走者の数は11人となった!
- Re: 逃走中:恋路迷宮ターミナル ( No.38 )
- 日時: 2023/06/21 23:50
- 名前: 綾木 ◆sLmy/eUNds (ID: ANX68i3k)
――――――
~♪
『まもなく終点・〇〇駅――』
津山トシタカ《演:津田タカトシ》
「そろそろか……」
在来線に揺られること約1時間。俺はようやく、待ち合わせ先の駅に到着した。
プシュー
トシタカ
「ふぅ……時間結構ヤバいかと思ったけど、意外と余裕で着くもんだな……」
ふと電光掲示板に付属している時計に目をやる。
時刻は午前9時37分。約束の時間まではまだ20分以上ある。
トシタカ
「ハァ……今ごろ3人とも、同じ場所で俺を待ってるんだろうな……」
ただ、この状況を喜んでなどいられない。
俺は今トリプルブッキングの渦中にあり、この後どうするのか――誰を選ぶのかを決めなければならないのだ。
天森シロ《演:天草シノ(生徒会役員共)》
「あ……あれ?おかしいな……どこにあるんだ……?」
最初に誘いを受けたのは、腰まで伸びるつややかな長い黒髪が特徴的な先輩・天森シロ。
彼女は俺が通う高校の生徒会長を務めており、全校生徒からは絶大な支持率を誇っている。
その立場にふさわしく、会長は成績優秀・運動神経抜群・容姿端麗と3拍子揃ったまさに完璧超人である。
何というか……俺も尊敬の念を抱かずにはいられない、そんな存在だ。
八条マリア《演:七条アリア(生徒会役員共)》
「困ったわね……これが開けられないとお出かけできないわ……」
2番目に誘いを受けたのは、整った顔立ちとすらりとした体型が特徴的な先輩・八条マリア。
八条先輩はお嬢様ということもあり、とても礼儀正しくて仕草の1つ1つも清楚で上品だ。見ているだけなのに、引き込まれるような感覚を覚えてしまう。
また彼女は人当たりがよく、たまに廊下ですれ違ったりするときなんかも微笑んで挨拶をしてくれる。正直そんな天使のようなふるまいには惹かれる部分がある。
萩原ルル《演:萩村スズ(生徒会役員共)》
「まったく……今日に限ってこれってどういうことなのよ……」
3番目に誘いを受けたのは、ツインテールにまとめられた長い金髪が特徴的な同級生・萩原ルル。
ルルは3人の中では1番真面目で、語学力や計算能力などといったスペックも高い。
しかしながら、彼女は年齢の割に発育が遅いのかとにかく小さい。小さくてあざとい。
そんでもって、そのことをいじると両手をぶんぶんさせながら怒り出す。この子供っぽさが残るふるまいもまたいい。
トシタカ
「どうするかな……なんて言い訳をすればいいんだろうか……」
もちろん、本音を言えば3人全員と付き合ってみたい気持ちだ。
しかし、俺の身体が1つしかない以上、今日のところは2人を諦めて1人に絞らなければならない。
トシタカ
「落ち着け俺……まだ時間はある……!」
待ち合わせ場所へ向かう前に、俺はホームのベンチに腰掛けて頭を冷やし、これからのことをじっくり考えることにした。
カンナ
「ひゅ~!贅沢な悩みだね~!」
ピーリー
「本当にバカな奴だよ。自分で三股仕掛けておいて誰を切り捨てるか悩むとか、最低じゃん」
綾木
「しかしハーレムというのはやはり男のロマンだな……俺もかつては夢に見ていたものだ」
カンナ
「へぇ~そういうものなんだ~」
ピーリー
「何を無謀な。彼女の1人すら作ったことのない君にハーレムなんて無理に決まってるのに」
綾木
「うっ、うるさい!これでもそれなりにやることはやってきたんだぞ!合コン行ったり、あるいは告ってみたり……」
ピーリー
「何だ、それくらい誰だって――ん?」
カンナ
「えぇぇ告白!?何それ、気になる~~!!」
綾木
「あれはもう6・7年くらい前になるだろうか……同じ学年にどストライクの可愛い子がいたんだよ。顔もスタイルも、声も仕草も、何もかもが俺の理想でまさに非の打ちどころがなかったんだ」
カンナ
「まさに完璧で究極のアイドルって感じだね!」
ピーリー
「君には高嶺の花って表現がぴったりだな」
綾木
「同じクラスになったことはなかったんだが学祭の時期に実行委員で一緒に仕事をすることがあってな……ことあるごとに俺だけに見せる笑顔がもう最高なんだよ!」
ピーリー
「それ、絶対君だけではないけどね」
カンナ
「そんなに魅力的な子だったんだね~それで、告白っていうのは?」
綾木
「一緒に作業をしているうちにますます想いが強くなっていってな……学祭が終わった後、後夜祭で思い切って打ち明けたんだ」
ピーリー
「それで見事に振られましたと」
綾木
「お前そろそろバナナジュースにするぞ。まぁ事実なんだがな」
カンナ
「でも青春って感じだね!何だかロマンチック~」
綾木
「……って、こんな話はどうでもいいんだよ!さっさと後半戦始めるぞ!」
ピーリー
「勝手に話を広げ始めたのは君じゃないか……」
カンナ
「これからは新しいエリアでやるんだよね?前半戦とはまた違った展開になりそうだね~」
綾木
「今回はゲーム時間に対する逃走者数が多いこともあり、これまでに比べて難度を高めに設定してある……それは後半戦も同じだ。初っ端からカオスな展開を用意してある」
ピーリー
「何だ?いきなり何かあるのか?」
カンナ
「おぉ~わくわく!どんなゲームになるのかな?」
綾木
「さぁ、ここまで生き延びてきたアイツらがどこまでやれるか見届けようじゃないか!」
▶[RESTART]
間もなく、止まっていた時計の針が再び動き出す!
- Re: 逃走中:恋路迷宮ターミナル ( No.39 )
- 日時: 2023/06/22 23:30
- 名前: 綾木 ◆sLmy/eUNds (ID: ANX68i3k)
四葉
「復活しましたーーー!何だか信じられない気分です!」
明華
「ここが新しいエリアですか……さっきまでとは違って駅の外には出られないみたいですが……広い駅ですね」
クロ
「これは……またエリアの構造を調べておかないとね」
激動の前半戦を生き残り、新エリアに散らばる11人の逃走者たち……!
Prrrr! Prrrr!
渚
「あっ、メールです!そろそろ始まるのでしょうか?」
成幸
「[間もなくゲームを再開する] もう始まるのか……もう少し下見させてくれよ……」
小鷹
「[残りゲーム時間は40分 復活者2人を含め残る逃走者は11人だ] 11人……一応まだ半分以上残ってるんだな」
灼
「[10秒後、エリアに4体のハンターと6体の警備ロボットが解き放たれ、ゲームが再開する それでは、健闘を祈る] え……警備ロボット……?」
エリカ
「ちょっと待って!ロボットって何よ、そんなの聞いてないわよ!」
美穂子
「何だか、嫌な予感がするわ……!」
まもなく、恐怖のゲームがリスタートする!
[10]
ハヤテ
「本当にもう始まるのか……まだ着いたばっかりなのに……」
[9]
[8]
[7]
まこ
「ロボットって何じゃ……妙に引っかかるな……」
[6]
[5]
[4]
ロボット×6
「」
[3]
[2]
[1]
シュン!
ハンター×4
「…………」
ロボット×6
「…………」
[40:00]
[39:59]
[39:58]
ハンター×4
「…………!」ダッ
ロボット×6
「…………!」ピピピ!
ゲームが、始まった……!
Prrrr! Prrrr!
明華
「またメールです……今度は何でしょうか?」
《魚卵大好き》
《雀明華》
成幸
「[MISSION3 6体の警備ロボットによる捜索が始まった] 何だよ……再開早々ミッションかよ……!」
《女々しき断末魔》
《唯我成幸》
エリカ
「[ロボットは君たちを見つけ次第、ハンターに位置情報を知らせてしまう] えっ、それじゃあ見つかったら確保されるってことじゃない!」
《血筋はヤンキー》
《天野エリカ》
まこ
「[ロボットを停止するには、待ち合わせ広場にある3台の装置にカードキーを1枚ずつ挿入しなければならない]」
《メイド雀士》
《染谷まこ》
ハヤテ
「[装置1台につき、2体のロボットを停止させることができる]」
《借金1億超》
《綾崎ハヤテ》
クロ
「[カードキーを入手するには、エリアにいる3人の女子高校生の悩みを解決する必要がある] なるほどね……」
《恋愛策士》
《志田黒羽》
MISSION3 ロボットの通報を停止せよ!
ゲーム再開とともに新エリアに6体の警備ロボットが解き放たれた!
ロボットはエリア内を隈なく巡回し、現在残っている11人の逃走者を探し回る
ロボットは低速で移動しながら常に360度全方位を監視し、逃走者を見つけ次第近くのハンターに位置情報を伝えてしまう!
ロボットによる監視を停止するには、駅1階にある待ち合わせ広場に設置されている3台の装置に1枚ずつカードキーを挿入しなければならない!
装置1台につき停止させることのできるロボットの数は2体であり、通報を完全に阻止するには3台の装置全てにカードキーを挿入する必要がある!
カードキーはエリア内のどこかにいる3人の女子高校生が持っており、それを入手するにはそれぞれの女子高校生悩みを解決しなければならないの
ただし、女子高校生たちの場所は自分たちで探すしかない!
―牢獄―
みに
「あっ、見つけたっス!ロボットがいるっス!」
ロボット
「…………」ピュイピュイ
小春
「あれに見つかったらハンターが来ちゃうんだよね?怖~」
恋太郎
「あんなのが6体も巡回してるのか……たまったもんじゃないな」
ノノ
「ハンターだけでもう十分だよ……」
ロボット
「…………」ピュイピュイ
灼
「いきなりロボットとか……勘弁してよ……」
《ボウリングは人並み》
《鷺森灼》
渚
「しばらくはハンターだけでなく、ロボットにも注意しないといけないわけですか……油断できませんね……!」
《2番目の彼女、スペックは1番》
《水瀬渚》
ロボット
「…………」ピュイピュイ
リスタートと同時に、ハンターに位置情報を知らせる警備ロボットが6体出現した!
美穂子
「いるわ……多分あれのことよね?」
《実は機械音痴》
《福路美穂子》
ロボット
「…………」ピュイピュイ
美穂子
「見つかったらダメだわ……無闇に動けないわね……」
ロボットに見つかると、近くにいるハンターに位置情報が伝わってしまう!
ハンター4
「…………」
6体のロボットはもちろん、4体のハンターにも警戒しながら移動しなければならない……!
【ミッションどうする?】
四葉
「やりましょう!ロボットを止めに行きます!」
《学力は5人中5位》
《中野四葉》
四葉
「2回目の命ですから!やれることは全部やりたいです!」
小鷹
「さて……いきなり面倒な事態になったな」
《染め損ないのヤンキー》
《羽瀬川小鷹》
小鷹
「これは……一刻も早く阻止するべきなんだろうけど……結構エリアを動き回る必要がありそうだな」
ミッションに動くかどうかを考える小鷹……
小鷹
「……ん? ハンターいるな……」
ハンター4
「…………」
その近くに、ハンター……!
小鷹
「一旦離れるか……」
ハンター4
「…………」
小鷹
「こっちに行くしかないか……この先にロボットとかいたらたまったもんじゃないな……」
ロボット
「…………」ピュイピュイ
いる……!
小鷹
「とりあえず、ハンターは来てないみたいだな……」
ロボット
「…………!」ピー!
小鷹
「……っ!ヤバい!」
ゲーム再開早々、小鷹をロボットが襲う!
38:30
618,000円
残り11人
綾崎ハヤテ/天野エリカ/鷺森灼/志田黒羽/染谷まこ/雀明華/中野四葉/羽瀬川小鷹/福路美穂子/水瀬渚/唯我成幸
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