二次創作小説(新・総合)

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逃走中:恋路迷宮ターミナル[完]
日時: 2023/07/12 23:55
名前: 綾木 ◆sLmy/eUNds (ID: ANX68i3k)

Ride on time, fugitives.


<逃走者一覧>
愛城恋太郎(君のことが大大大大大好きな100人の彼女)
赤神明光(てんぷる)
天野エリカ(カッコウの許嫁)
綾崎ハヤテ(ハヤテのごとく!)
一姫(雀魂)
鷺森灼(咲-Saki-シリーズ)
桜衣乃(おちこぼれフルーツタルト)
桜ノ宮苺香(ブレンド・S)
志田黒羽(幼なじみが絶対に負けないラブコメ)
染谷まこ(咲-Saki-シリーズ)
雀明華(咲-Saki-シリーズ)
中野四葉(五等分の花嫁)
棗ノノ(うらら迷路帖)
羽瀬川小鷹(僕は友達が少ない)
福路美穂子(咲-Saki-シリーズ)
幕澤桜花(女神のカフェテラス)
海凪小春(スローループ)
水瀬渚(カノジョも彼女)
八重森みに(彼女、お借りします)
唯我成幸(ぼくたちは勉強ができない)
(全20名・五十音順)


<ゲーム情報>
ゲーム時間:90分
賞金:1秒200円ずつ上昇、逃走成功で108万円獲得
ハンターの数:4体

Re: 逃走中:恋路迷宮ターミナル ( No.50 )
日時: 2023/06/27 23:45
名前: 綾木 ◆sLmy/eUNds (ID: ANX68i3k)

まこ
「どうやら、後ろからは来とらんみたいじゃな……」






ハンター3
「…………」










ハンター3
「…………!」ダッ






まこ
「……マジか!」ダッ


染谷まこが、ハンターに見つかった!





ハンター3
「…………」タッタッタッ






まこ
「さっきの道はダメじゃ……こっちに逃げるしかない!」タッタッタッ










ハンター3
「…………」タッタッタッ






まこ
「ハァ、ハァ、ハァ……」タッタッタッ










[SOMEYA]














ハンター3
「…………」タッタッタッ






まこ
「ハァ……ハァ……」タッタッタッ










ハンター3
「…………?」


曲がり角を利用し、上手く撒いたようだ……!






まこ
「これは、しんどいな……足がもつれるかと思ったわ」






まこ
「ダメじゃ……ここで休まんととても最後までもたん」


先ほどのミッションでも体力を使っており、身体は限界が近い……!










ハヤテ
「そういえば、結構残り時間が嫌らしいな……」




ハヤテ
「あと17分って、いつもだったら最終ミッションやってる時間のはずなんだけど……」




ハヤテ
「でもこのまま何事もなく終わるとも思えないし……これから何かあるんだろうか……?」


今後のゲーム展開を予測する綾崎ハヤテ……




ハヤテ
「まぁ、何が起こるか分からないうちからくよくよ考えすぎるのもしょうがないか……」




ハヤテ
「ただ、いずれにせよまだ体力が必要なのは間違いないからな……今はこれ以上無闇に動かないようにしよう」


無駄な動きを避け、終盤戦に臨む……!










成幸
「まいったな……そろそろ隠れておきたいんだけど、意外といい場所ないもんだな……」


終盤戦に備え、隠れる場所を探す成幸……




成幸
「さっき勝手に休ませてもらったおかげで体力は戻ったけど、そもそも僕はハンターに見つかったら勝ち目はほとんどないからな……」




成幸
「やっぱり、僕にとって一番重要なのは場所取りなんだ」








成幸
「おっと……あそこにちょうどよさそうな場所があるな」


成幸が目をつけたのは、ガラス張りの窓口だ……!






ウィーン!




成幸
「こういう閉鎖的な空間はやっぱり落ち着くな……安全な場所がないことは分かってるけど」






成幸
「この裏とか、なんか隠れられそうだな――」



「…………」


成幸
「!?!?キャ―――!!!」


先客がいた……!





「うるさい、静かにして……」


成幸
「す、すまん……まさか鷺森がここにいるとは思わなくて」



「10分くらい前からずっとここにいたけど」


成幸
「へぇ、やっぱりここって見つかりづらいんだな……他に隠れられそうな場所は……」



「もう空いてる場所はないよ……諦めて別の場所を探して」


成幸
「えぇ……本当にないのか?最悪鷺森の隣のスペースとかにでも……」



「やだよ暑苦しい……」


成幸
「さすがにダメか……」



「分かったらここから出て行ってくれるかな……2人だと落ち着かないから」


成幸
「鷺森……なかなかひどいな……」


場所取りの争いは、シビアな世界だ……!










クロ
「おぉ~88万円だって。賞金結構貯まってきたね」



【賞金の使い道は?】



クロ
「今度行く旅行の資金……かな。あれ、かなり大掛かりになっちゃったから結構予算が必要なんだよね」




クロ
「むしろ108万円でも足りないくらいだからーーちょっと待って」








ハンター4
「…………」


近くに、ハンターを発見……!






クロ
「離れよう。あっちに逃げるルートがある」






ハンター4
「…………」


事前に用意していた道を使い、ハンターの接近をかわした……!






クロ
「ゴールは近くなってきたけど、最後まで何があるか分からないからね……」




クロ
「賞金とか、やっぱりこういう余計な話をするのはやめよう。気を引き締めていかないとね」











「あれ……これは一体なんでしょうか……?」


駅の掲示板にて、水瀬渚が何かを発見……





「これは……」






『逃走中×FND』
 COMMING SOON








「逃走中……FND……?」





「FNDって、何のことなんでしょう……?何かの略でしょうか……?」


新エリアに貼られた謎の掲示物
果たして、この文面の意味とは……!?






16:00
888,000円
残り6人
綾崎ハヤテ/鷺森灼/志田黒羽/染谷まこ/水瀬渚/唯我成幸

Re: 逃走中:恋路迷宮ターミナル ( No.51 )
日時: 2023/06/28 23:30
名前: 綾木 ◆sLmy/eUNds (ID: ANX68i3k)

――――――



津山トシタカ《演:津田タカトシ(生徒会役員共)》
「時間か……そろそろ行かないとな……」


予定の午前10時が近づき、俺はいよいよ重い腰をあげて待ち合わせ場所である広場へと向かい始める。




トシタカ
「ハァ……ホントにどうしたものかな……」


猶予の20分は、心理的に追い詰められた俺にとってはあまりにも短すぎる時間だった。







「津山!」




「津山くん」




「津山!」




この優柔不断な俺にとって、誰か1人を選べというのはまさに無理難題そのものだった。






「その……だな。津山、私と一緒に行く気はないだろうか?」




「……その……津山くんさえよければ、私と一緒にどうかしら?」




「……もしよかったら、週末にどうかと思って」




俺は最初、勇気を振り絞ってこんな自分のために本気な姿勢を見せてくれている人の想いを拒むことは不誠実だと思っていた。



しかし、今になってようやくわかった。



一度誘いを受け入れておいて、当日になってそれを覆すことこそが真の不誠実であるということを。

それも、俺が選ぶたった1人の目の前で、である。

相手からすれば、人生でこれ以上の公開処刑はそうそうないだろう。

立て続けに誘いを受けた日の俺は舞い上がってしまい、完全に頭が麻痺していた。




トシタカ
「ホントバカだな、俺って……」



だが、約束の時間が目前に迫った今、過去の過ちをくよくよ考えたって仕方がない。




トシタカ
「今度こそ、きっぱり決めよう」



もはや逃げ場などない。

賽は、とっくに投げられていた。



いよいよ、運命の時間だ。




















天森シロ《演:天草シノ(生徒会役員共)》
「津山のやつ、遅いな……」






八条マリア《演:七条アリア(生徒会役員共)》
「約束の時間、10時で合ってるわよね……?」






萩原ルル《演:萩村スズ(生徒会役員共)》
「初めてのデートでレディーを待たせるなんて、一体何考えてるのよ……」













トシタカ
「……やっと着いた……」

改札口から待ち合わせ広場までは思った以上に距離があり、結局俺は駅に20分以上前についていたにもかかわらず5分ほど遅刻する格好になってしまった。



広場には確かに3人がそろっていた。互いに存在を気づいていないのか、3人ともそれぞれ離れた場所で俺の到着を今か今かと待ちわびている様子だった。





トシタカ
「とっ、とにかく行かないと……!」



心の準備は全くできていなかったが、俺は既に遅刻してしまっておりこれ以上彼女たちを待たせるわけにはいかなかった。



俺は、夢中で彼女たちのいる広場に駆け寄った。






トシタカ
「ごめん!お……お待たせ!」






シロ
「おぉ……津山!遅かったじゃないか……もう10時過ぎてるぞ」


マリア
「あら、津山くん。よかったわ……このまま来ないんじゃないかと心配していたところよ」


ルル
「一体今まで何をしていたのかしら?この私を5分も待たせるなんて、いい度胸じゃない」






シロ
「…………ん?」


マリア
「あら……?シロちゃんに、ルルちゃん?」


ルル
「2人とも、何でここにいるんですか!?」


シロ
「いや、それはこっちのセリフだ!今日は私と津山の……デートのはずだが……」


マリア
「デート……?えっ、私も今日はその予定で来たんだけど……」


ルル
「2人とも、冗談はやめてくださいよ……今日は私と津山のデートの日ですよ!?」






トシタカ
「あ……あぁ……」



修羅場を前に、俺はただ立ち尽くすことしかできなかった。

だが、この状況は紛れもなく俺が招いた結末だ。

全ての責任は、この俺にある。






ルル
「津山~?これは一体どういうことかしら?」


マリア
「津山くん……私、何がなんだかさっぱりで……」


ルル
「教えてくれ、津山……本当のデートの相手は、誰なんだ?」






トシタカ
「え、えっと……そのですね……」



俺は、3人にあの日のことをありのままに話した。

3人から同時に誘いが来たこと。デートの日がたまたまこの日にバッティングしてしまったこと。
そして、俺がその誰のことも拒むことができなかったこと。

言い訳なしで全てをさらけ出した。






トシタカ
「その……この度は、本当に申し訳ありませんでした!」






ルル
「津山……」


マリア
「津山くん……」


シロ
「……まさか、津山が三股していたとはな……驚いたよ」


その声は、いつになく真面目なトーンだった。

発せられる言葉の1つ1つが、刃物のように俺の胸に突き刺さった。

3人が真実を聞いてどれだけのショックを受けたかは、もう俺の口から語るまでもないだろう。

俺はただ、頭を下げて謝り続けることしかできなかった。






トシタカ
「その……これで解決になるかは分からないですけど……お詫びなら、何でもします」




ルル
「…………」


マリア
「…………」






シロ
「…………いいか……よく聞け」




トシタカ
「…………はい…………」



会長が頭を下げる俺の前に歩み寄ってきたのを感じた。

俺の謝罪では気が済まず、怒りをぶつけに来たのだろう。
彼女が俺に憤るのも無理はない。
3人の中で1番早く俺に声をかけたのは会長であり、彼女からしてみれば後手を踏んだ2人と一緒くたの三股という、これ以上ないほどの不本意な状況に陥っているのだから。






シロ
「…………津山」




トシタカ
「…………?」













シロ
「4pがしたいなら、堂々とそう伝えろーーー!!!」






トシタカ
「…………はい?」


シロ
「津山、君は今まで何てことでくよくよと悩んでいたんだ。そんなこと、全く隠す必要はないじゃないか」


トシタカ
「え……いや、その……」


マリア
「そうだよ津山くん!確かにあの時は2人じゃないとダメだって言ったけど、一回相談してくれれば私だって上の方に掛け合ってあげたのに!」


トシタカ
「あの……4pじゃ……」


シロ
「花火の後は時間にも余裕があるし、余興としては悪くないだろう。1人よりも2人、2人よりも3人だ」


マリア
「私だって、ホテルには4人同時に入れる広い部屋が――」


ルル
「えぇーーーい!やめんかーーー!!!」




トシタカ
「……ルル……?」


会長と、彼女に便乗した八条先輩による猛烈な勢いの火は、ルルによって消し止められた。

俺たち3人の掛け合いを見るに堪えなかったのか、彼女は背伸びしながら小さな身体で存在をアピールしてきた。




シロ
「おっと、ルルじゃないか。完全に忘れていたよ」


マリア
「ごめんなさい……私たち、つい我を忘れていたみたいだわ」




ルル
「アンタも、何か少しくらい言い返しなさいよ」


トシタカ
「……ルル……」



どうやら、ルルは俺が困惑している様子を察知して先輩たちを止めに入ってくれたらしい。

ルルだって、トリプルブッキングの事実が明るみになって心穏やかではないだろうに。




トシタカ
「……怒って、ないのか……?」


ルル
「バカ、怒ってるわよ。当たり前じゃない」


トシタカ
「で、ですよねー……」


ルル
「アンタがまさかダブルどころかトリプルブッキングしてたなんて……ホント最低」


トシタカ
「返す言葉もございません……」


ルル
「…………でも、いつも真面目なアンタがそこまでするってことは、それだけ私にも興味があったってことでしょ?」


トシタカ
「えっ?……それは……確かにそうだけど……」


ルル
「まさか最後に声掛けた私のことをキープするだなんてね。三股は最低だけど……その気持ちは、少し嬉しかったわ」


トシタカ
「……ルル……」


マリア
「そうね。さっき話を聞いたときは少しビックリしたけど……それも全部、津山くんの優しさゆえのことだったのよね」


トシタカ
「……八条先輩……」


シロ
「チェリーボーイの君がいきなりトリプルブッキングとは、意外と大胆なところがあるじゃないか。なかなか、気に入ったぞ」


トシタカ
「……会長……」



予想外なことに、3人とも俺のトリプルブッキングに対して寛容な面持ちを見せている。



普通だったら、ここで3人全員の信用を失って見損なわれていたことだろう。



ここまで全員に優しくされると、ますます誰のことも諦められなくなってしまう。







ルル
「それで、津山は結局誰にするのかしら?」


トシタカ
「……へ?えっと、何が?」


ルル
「とぼけるんじゃないわよ。今日は誰とデートするの?会長か、八条先輩か、私か」


トシタカ
「あ、あぁ……そうだよな、選ばなきゃ――」


シロ
「えっ?今日はこれから全員で4pじゃないのか?」


マリア
「私、ホテルの部屋確認しておくわ。できるだけ大きい部屋が――」


ルル
「アンタらはもう喋るなーーー!!!」



ルルの鋭いツッコミで4pという夢――いや外道が排除されたところで、いよいよ俺は運命の選択を迫られる。






ルル
「誰にするの?」




マリア
「津山くん……」




シロ
「……津山」








トシタカ
「…………」



何度も言うが、誰1人として諦めたくないというのが本音だ。



しかし、この世に道徳という概念が存在する以上、俺はここで誠実にならなければならない。






トシタカ
「……すまん……少しだけ、時間をくれ」



















カンナ
「うわぁぁぁ……これ、どうなっちゃうの~!?!?」


ピーリー
「入り込んでるところ悪いけど、なんなんだこのクソ脚本は……まぁ、元から内容に期待なんてしてなかったけど」


綾木
「ハァー何1つ分かってないみたいだな。この素晴らしいシナリオをクソ呼ばわりするなんて、君には俺の美学を理解するのは100年早いようだ」


ピーリー
「はいはい、すごいすごい」


カンナ
「ここまでの展開もまた、ゲームに関わってくるのかな?」


綾木
「その通りだ。物語が大きな分岐点を迎えたところで、逃走者の諸君にも大きな決断をしてもらう」


ピーリー
「つまり、これからミッション出すってこと?」


カンナ
「時間的にこれが最後になりそうだね!」


綾木
「さぁ……これからの未来を決めるのは、君たち自身だ!」






▶[MISSION]










ゲームマスターがラストミッションを発令



この後、6人の逃走者たちは運命の選択を迫られる!

Re: 逃走中:恋路迷宮ターミナル ( No.52 )
日時: 2023/06/29 23:30
名前: 綾木 ◆sLmy/eUNds (ID: ANX68i3k)

Prrrr! Prrrr!



ハヤテ
「メール……このタイミングで?」


メールだ……!





「[MISSION4 現在、50体のハンターを乗せたバスがエリアに向かっている] 嘘でしょ……まだ何かあるの?」





「[残り10分になると到着し、乗っているハンターがエリアに解き放たれる 放出を阻止する方法はない] えぇっ……じゃあ、私たちはどうすれば……」




まこ
「[大量ハンターを回避するには、普通電車・新幹線・地下鉄いずれかの改札を通り抜けてエリアから脱出しなければならない]」




クロ
「[ただし、それぞれの改札内は広さとハンターの数がそれぞれ異なる どのエリアを選ぶかは君たち自身だ] つまり……私たちがこれから逃げるエリアを選ぶってことだね」




成幸
「[残り10分になると全ての改札口が通行不可となる 急ぎたまえ] なるほどな……」










MISSION4 逃走エリアを選択せよ!

現在、50体のハンターを乗せた大型バスがエリアに向かって走行中
残り10分になるとエリアに到着し、解き放たれる!
放出を阻止する方法はなく、大量ハンターを回避するには改札を抜けてエリアを移動するしかない!
新エリアは全部で3種類、それぞれの特徴は以下のとおりである

            場所   ハンターの数   エリアの広さ
 新幹線エリア     2階     5体       大
 普通電車エリア    1階     3体       中
 地下鉄エリア    地下1階    1体       小

どのエリアを選ぶかは逃走者次第、ただし1度改札を抜けてしまうと後戻りはできないため、慎重な選択が必要だ!











「まさかまだミッションがあるなんて……時間的にもうミッションはないと思ってたのに……」





ハヤテ
「やっぱりこのままじゃ終わらなかったか……それにしても、また50体とは……」





成幸
「新エリアは3種類あるのか……どのエリアを選ぶのがいいんだ?」



50体のハンターから逃れるべく用意された新エリアは全部で3つ
ハンターの数を優先するか、エリアの広さを優先するかの判断は各々に委ねられる!






クロ
「何はともあれ、改札に行こう。ここにはこれ以上いられないからね」






「はぁ……また動かないといけないのか、辛いな……」





まこ
「とりあえず、改札の場所を調べるとするかのう」


現在逃走者たちがいるエリアは間もなく逃走不可となってしまうため、全員強制移動だ……!










ハンター
「…………」


残り10分以降の終盤戦をどのエリアで過ごすかが、逃走者たちの運命を左右する……!










―牢獄―


恋太郎
「これはまたややこしいミッションが来たな……」


みに
「皆さんだったら、どのエリアにするっスか?」


一姫
「もちろん地下鉄にするにゃ!ハンターが少ないのが1番いいに決まってるにゃ!」


小春
「私もそうする!1体ということは、挟みうちされる心配もないしね!」


美穂子
「でも、エリアが狭いのは少し不安だわ……私だったら、いざというときに逃げ道が多い新幹線エリアを選ぶかも……」


ノノ
「私も……広い方が、隠れるところも多そうだし……」


明華
「これは……思った以上に難しい選択ですね……折衷案の普通電車も一考の余地がありそうですし……」











「……待って。そういえば、新しいエリアに自首用電話ってあるの?」


新エリアに自首用電話はないため、エリア移動後は逃げ切るしかない……!





「自首するなら今のうちってことか……」











「……決めた。ここで自首する」


新エリアに移動せず、自首に向かうようだ……!







「えっと……電話の場所は……」




灼の現在地から自首用電話までの距離はおよそ200メートル
果たして、無事に自首を成立させることはできるのか!?










ハヤテ
「どのエリアにするかは考えものだけど、時間が全然ないんだよな……」


タイムリミットの残り10分まで4分半
それまでに3つのエリアのうち1つに移動する必要がある!




ハヤテ
「地下鉄エリアのハンター1体も魅力的だけど……逃げる場所を確保できた方が、僕としては安心材料になるからな……」




ハヤテ
「……決めた。新幹線エリアにしよう!」


ハンター5体の新幹線エリアに移動する決意を固めた!










【エリアは決めた?】




成幸
「結構悩みどころだけど……やっぱりハンターが少ないに越したことはないからな」




成幸
「俺は地下鉄エリアにする」


一方の唯我成幸は、ハンターの数を優先して地下鉄エリアを目指すようだ……!




成幸
「ハンターが1体っていうことは、そのハンターにさえ気を付ければ絶対に確保される心配がないってことだからな」










ハンター4
「…………」


しかし、成幸の近くにハンター……!






成幸
「エリアがどれくらいの広さなのかは分からないけど……俺でも1体相手なら逃げられそうな気がするからな」









ハンター4
「…………」










成幸
「……ん?ハンターだ!」
















ハンター4
「…………!」ダッ


成幸、逃げ切れるか!?






14:00
912,000円
残り6人
綾崎ハヤテ/鷺森灼/志田黒羽/染谷まこ/水瀬渚/唯我成幸

Re: 逃走中:恋路迷宮ターミナル ( No.53 )
日時: 2023/06/29 23:45
名前: 綾木 ◆sLmy/eUNds (ID: ANX68i3k)

成幸
「……ん?ハンターだ!」
















ハンター4
「…………!」ダッ


1体のハンターが、唯我成幸を発見!








成幸
「うわっ、ヤバい見つかった!」タッタッタッ







ハンター4
「…………」タッタッタッ










成幸
「ハァ、ハァ、ハァ……!」タッタッタッ










ハンター4
「…………」タッタッタッ















ハンター1
「…………」


成幸の逃げた先に、別のハンター!







成幸
「ハァ……ハァ……!」タッタッタッ






ハンター4
「…………」タッタッタッ










ハンター1
「…………!」ダッ




成幸
「うわっ!?うわああああぁぁぁぁぁ!!!」ポン






13:37
唯我成幸 確保
残り5人






成幸
「ハァ……ハァ……そんな、挟み撃ちかよ……!」


3度目の出場も、逃走成功はならなかった……!




成幸
「地下鉄エリアにさえ行ければ、こういうこともなかったんだよな……」









Prrrr! Prrrr!


ハヤテ
「[唯我成幸確保、残り5人] これで男性陣は僕だけか……」





「私も確保されないうちに、早く自首しよう……」











「ど、どうしましょう……どこに行けばいいんでしょうか……?」


移動先のエリアに頭を悩ませる水瀬渚……





「ハンターの数が少ない方がいい気がしますが、エリアは広い方がいいですし……」







「分からない……全然分かりません……!」


確信が、持てない……!










クロ
「あったあった。ここが新幹線の改札口だね」


新幹線の改札口の前にやって来た、志田黒羽……




クロ
「私、ここにする。最後の10分間はここにしようと思う」



【理由は?】



クロ
「私の予想だと、大多数はハンター1体の方に行くと思うんだよね。やっぱり、ハンターが少ないのは正義なところあるし」




クロ
「でも、狭いエリアに大勢が集まったら結局逃げづらくなって、みんな共倒れになることも考えられる」




クロ
「だから、私はあえてここにしたってわけ。結局、なんだかんだで広い方が逃げやすいしね」


冷静な分析を元に、新幹線エリアを選択したクロ……







クロ
「じゃあ、いくよ」


モバイルを改札にかざせば、改札内へ進入することができる……!






ウィーン!






クロ
「……よし、とりあえずミッションは完了だね」




クロ
「あとは最後まで生き残るだけ……見てて、ハル!」


幼なじみの末晴に、逃走成功の勇姿を見せることはできるのか……!?










まこ
「あと3分か……そろそろ行き先を決めた方がよさそうじゃな」


ハンター放出までのタイムリミットは残り3分
それまでに、3つのエリアいずれかに移動する必要がある!




まこ
「……よし、わしは地下鉄エリアにするわ」



【理由は?】



まこ
「エリアが狭いのは厄介じゃが……ハンターが少ない方が逃げやすいからのう」



まこ
「1体ならそのハンターだけに集中すればいいわけじゃから……やはりそっちの方が安心じゃ」


ハンターの少なさを優先し、地下鉄エリアを目指す!











ハヤテ
「よし……あったあった、ここが改札だな」


一方、新幹線の改札口には綾崎ハヤテが到着……!




ハヤテ
「この改札を抜けると、もう後戻りはできない……か」




ハヤテ
「どうする……?本当にここでいいのか……?」


改札口を前に、考え込む……!






ハヤテ
「……でも、多分地下鉄の方は結構人がいそうだからな……」




ハヤテ
「そうなると、ハンターが少なくても結局見つかりやすくなるからな……かえってリスクになる可能性がある」




ハヤテ
「……かといって中途半端な選択は不安だし……ここはやっぱり新幹線にしよう!」


クロと同じく、あえての選択のようだ……!







ウィーン!






ハヤテ
「これで後戻りはできない……あとは逃げ切るだけだ!」


果たして、この判断は吉と出るか凶と出るか……!?









ハンター1
「…………」


最終ミッション終了まで残り2分
それまでに3つのエリアのいずれかに逃れなければ、確保は免れない!






12:00
912,000円
残り5人
綾崎ハヤテ/鷺森灼/志田黒羽/染谷まこ/水瀬渚

Re: 逃走中:恋路迷宮ターミナル ( No.54 )
日時: 2023/06/29 23:55
名前: 綾木 ◆sLmy/eUNds (ID: ANX68i3k)

MISSION4終了まで
    2分








「あっ、あと2分です……早くエリアを決めないと……!」





まこ
「そもそも間に合わんと話にならん……少し急ごう」


ハンター放出までの猶予は残り2分
まだ新エリアへの移動が完了していないのは全部で3人!











「……よし、見えた。あれが自首用電話だね」


そのうちの1人・鷺森灼は自首用電話の近くにやって来た……!





「……よし、誰もいない」ダッ


周りの安全を確認し、電話へ向かう!







「ハァ、ハァ……」タッタッタッ

















「よし、早く電話をかけよう。えっと、番号は……」


自首用電話から自首を申告すれば、その時点までの賞金を獲得しゲームからリタイアできる!



現在の賞金額は93万円
この大金を確実に持って帰れるか!?









「……よし、発信!」ピッ






Prrrr……Prrrr……










ハンター4
「…………」









Prrrr……Prrrr……





「……長い……早く出て……」











ハンター4
「…………」






























ハンター4
「…………!」ダッ





「…………!?!?」ポン






11:20
鷺森灼 確保
残り4人






ハンター4
「…………」




「…………え…………え?」


あと一歩で、自首ならず……!





「もう、最悪だよ……何で、早くかかってくれれば間に合ったのに……!」











まこ
「あと1分……改札はどこじゃ……?」






「もう、時間がありません……!」


新エリアへの脱出が完了していないのはこの2人!







ハンター×50
「「…………」」


50体のハンターが放出されるまで残り1分
それまでにいずれかのエリアへの脱出を完了させなければ、逃走成功は不可能となる!






ミッション4終了まで
    1分







「とりあえず、着きました……」


水瀬渚がやって来たのは、まだ誰も進入していない普通電車エリアだ……!





「ハンターかエリアか、私には5分では選べませんでした……」





「とりあえず間をとることにしてみたのですが……今考えるとやっぱり地下鉄の方がよかった気がします」





「でも、今から移動したら間に合うか分かりませんし……ここにするしかありませんね」


ハンターの数とエリアの広さ、選びかねた渚は中間の普通電車エリアへの進入を決意!





「いっ、いきます!」






ウィーン!








「は、入ってしまいました……他に、誰かいらっしゃるでしょうか……?」


ここまでただ1人の選択となったが、果たしてこのエリアで逃走成功を果たすことはできるのか……!?










まこ
「マズいな……もう時間がない」


これで、新エリアへの移動を終えていないのは、染谷まこただ1人となった!






まこ
「あっちに改札があるのは分かっとるんじゃが……ハンターが邪魔じゃ……」







ハンター3
「…………」


まこの行く手を、1体のハンターが遮る……!







まこ
「早く、行ってくれんかのう……?」










ハンター3
「…………」











ハンター×50
「「…………」」






ミッション4終了まで
    30秒







まこ
「……もう、時間が……」









ハンター3
「…………!」ダッ





まこ
「げっ、見つかった!」ダッ


目測を誤り、ハンターに見つかった……!







ハンター3
「…………」タッタッタッ




まこ
「な、何をやっとるんじゃわしは……こっちは逆方向じゃというのに……!」タッタッタッ


地下鉄エリアから離れるように階段を駆け上がる……!







ハンター3
「…………」タッタッタッ






まこ
「やむを得ん……目的地変更じゃ!」タッタッタッ


仕方なく、地下鉄エリアは諦めるようだ……!







ハンター3
「…………」タッタッタッ






まこ
「あそこに改札がある!もうあそこでええ!」タッタッタッ


目の前に見えた改札へ、一直線!







ミッション4終了まで
    10秒







ハンター3
「…………」タッタッタッ







まこ
「あと……少しじゃ……!」タッタッタッ






















ウィーン!






ハンター3
「…………」




まこ
「あっ……ぶな……!何とか間に合ったわ……!」


残り数秒で、滑り込みセーフだ……!




まこ
「ここは新幹線エリアか……全く真逆のところに来てしまったのう」











ハンター×50
「「…………」」




そして……








プシュー!







ハンター×50
「「…………!」」ダッ


大型バスが到着し、50体のハンターが放出!







ハンター×50
「「…………」」ダッダッダッ


旧エリアは、ハンターで埋め尽くされた……!












ハンター
「…………!」ダッ





ハンター×3
「「…………」」ダッ





ハンター×5
「「…………」」ダッ


さらに、3つの新エリアにもそれぞれの電車が到着し、ハンターが放出!
最後の10分が、幕を開けた……!






Prrrr! Prrrr!



ハヤテ
「なになに……[MISSION4の結果、普通電車エリアに水瀬渚・新幹線エリアに志田黒羽・綾崎ハヤテ・染谷まこが移動]」




クロ
「[以降互いのエリアは移動不可能となる] 何だ、ここ3人も来たんだ……っていうか、地下鉄エリア0なの?本当に?」





「えぇ!?じゃあ、私以外はみんな新幹線エリアに行ったっていうことですか!?」




まこ
「当初の予定とは違うが……まぁ、エリアが広いのも悪くないかのう」


最後の10分は、別々のエリアでの逃走が繰り広げられる!






9:30
966,000円
残り4人
新幹線エリア:綾崎ハヤテ/志田黒羽/染谷まこ
普通電車エリア:水瀬渚


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