二次創作小説(新・総合)

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冒険家と花売りのドキドキ物語
日時: 2024/12/31 06:08
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

こんにちは。
ロックとエアリスを主人公にしたお話を前々から描きたかったので、前作をネタ切れとして急遽閉じる事にしました。
ルールとメインとなる登場作品は前作に描いてある通りになっていますので、ご了承下さい。


第1章:新しい物語と再会 >>1-33
第2章:新しい物語と再会 後編 >>34-

21話>>34
22話>>35
23話>>36
24話>>38
25話>>39
26話>>
27話>>
28話>>
29話>>
30話>>
31話>>
32話>>
33話>>
34話>>
35話>>
36話>>
37話>>
38話>>
39話>>
40話>>

〜この小説に来てくれた人〜
エイジアさん>>7
月之海さん>>11 >>13

〜コメント返し〜
エイジアさん>>8
月之海さん>>12 >>14

〜今作のオリキャラ提供者〜
イリア・シュテル(エイジアさん)>>7

主役紹介>>20
乗り物紹介>>19
誕生日企画
クリスマス企画>>26
描きたいネタ募集>>37
世界観説明
アンケート応募>>5
オリキャラ応募>>5
(※オリキャラを応募する人は、作者の都合により1人までです)
リクエストキャラ応募>>27
コラボ企画用紙
更新状況>>25
作者の呟き>>27 >>33
作者流のBGM設定 前編 後編
登場人物紹介 前編 後編
次回予告
描写&視点説明

スレッド誕生日:12月11日

Re: 冒険家と花売りのドキドキ物語 ( No.6 )
日時: 2024/12/13 08:49
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

第5話「貴重な休日時間」


【アルブルクの町】


・ダイ視点

「よしっ。今後の事も備え、今夜はこの町で泊まろう!」
「………。うん………」
「ダイ……。もしや、マァムの事か?」
「うん。前にロックからある程度聞いた事があるんだけど、マァムがいるフェニックスの洞窟には2手に分かれなきゃ進めないダンジョンらしいんだ」
「つまり。マァムは『かつての俺』と同じように、大半の宝箱を回収してる可能性がある…という事か」

ロックは実際に経験しているから、マァムがやっている事を見抜いてしまう。
崩壊された『この世界』に呼ばれてから1年が経ったけど、マァムと俺の絆は引き裂かれていない。
その理由はね、おれたち2人にしかない『固い絆』があるからなんだ。


-----

「まず。クロコダインの主な任務にんむは武具やアクセサリーの補充ほじゅう、あたしは仲間に関する情報提供じょうほうていきょうがないかを聞き込み調査して来るよ」
「ありがとうゲルダ。こんな時に無理言って…ごめんね」
「それらの諸事情しょじじょうなら仕方ないじゃないかダイ。今日位は小さな勇者様ゆうしゃさまにもきちんとした休日を、あたしらが"しっかり”与えてやりたい位だからねぇ…」
「そうだな。オレも自分の役目を終え次第、ゲルダのサポートをする」
「ああ。あたしは道具屋か酒場にいる筈だから、用事を済ませたら…あたしのサポートを宜しく頼んだよ」
「うむ。心得ましたぞ、ゲルダ殿…!!」

こうして、前もって役割分担やくわりぶんたんを決めるのは基本中の基本だからね。
クロコダインとゲルダはちゃんと目的を果たそうとしているけど、おれとロックは何も言わなかった。
つまりロックはおれのガードとして、一緒にいてくれることになるんだね。
するとロックは食事にしないかと言って、おれと一緒に宿屋へ向かう。
その主人にも事情を話したら聞き入れてくれたのか、数分もかからない内に料理を持って来てくれたんだ。
おれは今までの事をロックに少しずつ話しながらも、2人で楽しく食事をしている。


-----

【アルブルクの町 宿屋】

「そうか。ダイたちの世界では『呪文』と呼ばれているのか…」
「うん。『この世界』のように、ちゃんと役割を与えられているんだよ」
「ヒュンケルが魔剣戦士ってことは何となく分かっていたけど…、対峙した時は辛かったんじゃないのか? ダイ」
「…………」
「悪ィ。今のは聞かないでお……「いいんだよ、ロック」……えっ?」


(BGM設定:FF7Remakeよりティファのテーマ)

「確かに。ロックの言うように最初は辛かったよ…、闘ってる最中にマァムが思い出させてくれたんだ。「ダイもこれ以上はやめて。彼は…ヒュンケルは呪われた魔剣戦士なんかじゃない、私やダイ ポップたちと共に闘う大切な仲間なのよ……!!」ってね。あの頃のマァムはね、武闘家じゃなくて…回復魔法が使える僧侶戦士だったんだ」
「えっ……?! 力とかはダイに負けてないじゃないか!!」
「まあね。初めの頃のおれは本当の『駆け出し勇者』そのものだったんだけど、魔の森にいた時…負傷していた所をマァムに助けて貰った時。この仮は必ず返したいって思ったんだ」
「………。話を聞いてると、その時からマァムはダイの事を意識するようになったんだな」
「そうなるね。おれの時は意識するまでが遅くなったんだけど、武闘家として帰って来てくれたマァムと再会した時に約束を交わしたんだ。「フレイザードと闘った時みたいに、またおれをガツンと殴ってね」って♪」
「……。おれがマァムと同じ位の立場だったら……嫌でも小さな勇者様の前で迷いもなく断固拒否だんこきょひしてたよ、ったく…!!」
「えへへへっ!www」

何だかんだ言ってるけど、ロックの気持ちは分かる気がするんだ。
幾ら共に闘う仲間であっても、そんな理由で誰かをいためつけたくないという彼の想いが痛いほど伝わって来る。
ツェンの町で再会した時、おれは大胆な行動を思い切ってやっちゃったけど…ゲルダからは後で散々つっこまれたよ。
「全く。いくら2人きりだからとはいえ…色んな人たちが見てる中で、いきなり大胆な行動を取るもんじゃないよダイ!!」て、凄く怒られてしまった事が1度だけあったからね。
その後も話が尽きない程ゆっくりしてたら、ゲルダとクロコダインがいつの間にかいた事に気付いたのは少し遅かったかも知れない…。

6話に続きます。

Re: 冒険家と花売りのドキドキ物語 ( No.7 )
日時: 2024/12/13 18:42
名前: エイジア (ID: PNMWYXxS)


どうも、エイジアです。

また新作を始めたんですね。この先どのような展開になるのやら・・・それとオリキャラを送ります。

作者の名前:エイジア
名前:イリア・シュテル
性別:女
年齢:17
敵か味方か:味方
どのキャラと仲良くなりたい?:フリーレン
そのキャラと組む場合の関係:魔法の興味による関係
何故この世界に呼ばれて来たか:「エルゼム」という魔石を求めて
使用する魔法:白or黒:黒
サンプルボイス(※常連者さんのみ5つです)

「私はイリア・シュテル、よろしく」
「私の知らない魔法・・・興味にあるわ」
「本当にこの世界にエルゼムがあるのかしら?」
「私、黒魔法には自信あるよ」
「フリーレンはホント色々な魔法を持ってるよね」

1人称と2人称:私、名前呼び

これで良いですか?

Re: 冒険家と花売りのドキドキ物語 ( No.8 )
日時: 2024/12/13 23:00
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

ありがとうございます。
ごめんなさいねぇ、ロックとエアリスの話は前から描きたかったんですよ。
ネタ切れになった事もありますが、今後の展開をお楽しみにして下さい。

イリアちゃん、頼もしいですね。
勿論、採用します。
残りのオリキャラ応募は2人です、まだの方はお急ぎください。

それでは。

Re: 冒険家と花売りのドキドキ物語 ( No.9 )
日時: 2024/12/14 05:55
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

第6話「若き大魔道士の不安と覚悟」


【モブリズの村 キッチン】


・ポップ視点

『ポップパパ〜、今日は何して遊ぶ??』
「そうだなぁ。遊びじゃねぇけど、今日はパパの冒険譚でも話そうか」
『わ〜い!!』

あの大破壊から1年…、おれはこの村に流れ着いていたんだ。
そんな俺を親切にしてくれた人たちがいて、おれは傷が癒えるまで眠っていたんだ。
その中で大きかったのは、1歳年下の女性・レオナ。
『かつて』の大戦時の頃はおれがダイの為にメガンテを使ったから、その衝撃がヒュンケルやレオナたちに大きく影響してしまった。


-----

「じゃあ。まずはクイズ形式で話してみるぜ、おれは何の職業かな?」
「あたし分かる。ポップパパの職業は大魔道士!」
「正解だ。今パパが身に付けてるこのバンダナだが、いつからトレードマークになったか分かるか?」
『う〜ん。……5歳か6歳かなぁ〜?』
「当たりだ。最後の問題だぞ、おれがこの村に流れ着いた時…何かが欠けているものがある。それは何か分かるか?」
『分かった。あの時のティナママと同じく、闘う力!!』
「………。何で分かっちまったんだよ?!」
『今のポップパパ、何だか分かりやすいもん。出来ればポップパパには…わたし(僕/俺)たちと一緒にこの村にずっといてほしい……』
「………。ありがとう…、皆」

俺も出来たら、そうしたいと考えてしまう事があるんだ。
しかし、数日前に『ある宮廷魔法使い』だったと言う茶色の髪形をしたおっさんがこの村に立ち寄ってくれた事がある。
そいつが言うには、近い内におれを迎えに来る奴らが現れる…と言う忠告だった。
確かにきもち的にはダイや皆と再び闘いたいと思いたいけど、おれは今…闘う力が残ってねーんだよ……!!


-----

『しゅうぅぅん…ピカーン』

「えっ……?! オレンジの…クリスタル?」
『駄目よポップ。あなたには何としても、『この世界』を救う為に闘って貰わなきゃいけないわ』
「あんたは……、魔人フィーナ」
『初めまして…かしら。私は持てる力でポップ、あなたに助言を伝えに来たのよ』
「………。要するに…こんな失いかけた状況だからこそ闘うべきだって言いたいんだろ?」
『そうね。例えポップが現段階で戦えなくなっていても、時間が経てば目覚め始めるかも知れないわ…』
「………。なあ、どっかで皆に会えたらおれ…どうしたらいいんだ?」
『ポップ。今あなたが謝るべき相手はダイよ、彼はバランとの闘いを何より気にしている筈だから…!!』


そうだな……、嫌でもその当時の『出来事』だけは忘れたことはねぇ。
ある日ダイが突然記憶喪失になり、希望は失いかけていたんだよなぁ。
他の追っ手から守る為に俺なりに無茶な作戦を立てて、後でヒュンケルに叱られた事も沢山あったりもする。
また同じ事をやりかねないと以前言ったら…、同じ魔法使いのよしみでもあるフェルンにすげー怒られたことが1度だけあったなぁ。
いつかフリーレンが言っていたな、フェルンは積もりに積もって感情を爆発するタイプで…その感情が最高点にまで達した時は師匠でもある彼女と一切口を聞かなくなってしまうと。


-----

「元気出して…、ポップさん!」
「ディーン……、カタリーナ……」
「大丈夫。ティナたちがこの村まで迎えに来るまで、俺たちがポップさんを守って行くから安心して欲しい!」
「ああ…。そうだな、ディーン。んじゃ、おれが何か作って来るよ。何が食べたい?」
『ポップパパ特製のシチューが食べたい♪』
「即答かよ。いいぜ、このポップ様が最高に美味い飯を作って来るからよ、出来るまではディーンたちの言う事を大人しく聞いているんだぞ?」
『はぁ〜い!!』

後でリヒターから聞いていた事がある、この村にいる大半の子供たちの両親らがケフカの野郎が放った『裁きの光』とやらによって……帰らぬ人になったらしい。
それであいつらは流れ着いたおれにもすぐに懐いてくれていたのか、道理でそんな感じじゃないかと思ったわ。
要するに『この世界』の魔大戦は1000年経った今でも……、繰り返されていると言う事になる。
少しだけの辛抱だ、それまでにおれ自身の『闘う力』その物が戻る事を祈りたいぜ。

7話に続きます。

Re: 冒険家と花売りのドキドキ物語 ( No.10 )
日時: 2024/12/14 17:22
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

第7話「試験管殺しの少女・ユーベルと再会」


【アルブルクの町 道具屋】


・ダイ視点


「あれ? もしかして君、前にメガネ君が言ってた小さな勇者様かな?」
「えっ?! その声は……、ユーベル!!」
「つまり。君がこの町で休憩してるって事は、飛空艇を探している感じかな?」
「………。ラント兄ちゃんは?」
「さあね。私はこの町で目覚めたばかりだったからあまり詳しくないんだけど、確かフェルンやエーレたちの居場所ならよ〜っく知ってるよ」
「……。ロックたちにも合わせるから、今は黙っておれに着いて来て?」
「ふふっ。ありがとう、小さな勇者様♪」


彼女がこの街に来たのは、ラントを探しているからだとすぐに気付いた。
ユーベルと共に宿屋へ戻ると、ロックとクロコダインの表情がほんの少しだけ変わっていたんだ。
逆にゲルダはあまり変わっていないけど、一目で理解したんだろうね。
まさか彼女、シャドウ…クライドの時みたいに過去に誰かを殺した経験があったりするのかなぁ。
不安たらたらにしていたら、更に奥から目を覚ましたエルフの女性がこちらに来たんだ。


-----

「お前…、ユーベルか?」
「あれ? ゼーリエさんがどうして此処にいるの?」
「私にもわからん。更なる魔法の高みを求めていたら倒れてな、気が付いたらこの宿屋で寝ていたんだ」
「そうだったんだねぇ。そう言えばゼンゼさんは?」
「あれからは1度も見ていない。そこにいる元大盗賊の娘に頼んで聞き込みをして貰った結果、雪男の洞窟内にいる事が分かったんだ」
「つまり。ウーマロがいるフロア前…って事ですよね?」
「そうだ。しかし、奴は言葉を話せるモーグリが我々と共に行動していなければ…仲間加入は出来ないぞ」

簡潔に言うと、ウーマロはモグを連れて行く可能性があるって感じだね。
後は迎えに行く最短ルートを皆で話し合った結果、マァムを迎えに行くのは1番最後になるみたい。
ベジータはマランダの町の武器・防具屋、クリリンはゾゾの町のアクセサリー屋にいる。シュタルクは多分、コーリンゲンの村のロックの家にいる可能性が高いだろうねぇ。
後は飛空艇を走行中にデスゲイズとの奇襲に遭わないことを、心から祈るしかなさそうだなぁ。

8話に続きます。


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