二次創作小説(新・総合)
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- 「もしも」で始まるRTP世界(完結)
- 日時: 2018/10/09 12:57
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: 1lEcCkWN)
「ドコなんだよ・・・ココは・・・」
元ネタ:VIPRPG
個人で書くいつものメイドウィン小説はこっち
『注意』
原作が原作なだけに超カオス
キャラクター超多い
ほぼ一発ネタ
マガイモノ
昔っぽいネタ?
たくっちスノー
「VIPでやれとツクールでやれは禁句な!!!」
テンプレ >>24
カザヤ(ルルミーさん)【>>27】カレン【>>38】
鈴(霊歌さん)【>>29】
エルミー(Miruraさん)【>>31】
リニャ(シャドーさん)【>>35】アミュ【>>41】
ミオ&レオ(花音さん)【>>43】
目次
>>115
- Re: 「もしも」で始まるRTP世界 ( No.78 )
- 日時: 2018/05/11 10:53
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
ヒールⅢ
「奴等は眠ったか?」
鈴が耳元を扉に当てると、山賊のようなイビキが響く
鈴
「...そうっぽい」
ヒールⅢ
「よし、そろそろ潜入だ...音をたてるなよ」
鈴
「せ、潜入?」
ヒールⅢ
「ここの主人には話をつけてある、これは公認されている仕事だ」
鈴
「え、ええー?」
ヒールⅢ
「...治療開始」ガチャッ
ヒールⅢは扉を開け...眠っている男の近くに治療器具を設置する
鈴
「え、何を?」
ヒールⅢ
「見ればわかるだろう、治療だ...こいつ、相当不衛生な生活していたな...宿屋に8000Gはふんだくってやらないと」
鈴
「えっ、治療?宿屋で?えっ?」
ヒールⅢ
「ぼさっとするな、そこの器具取ってくれ」
鈴
「わ、分かった!」
...
ダッツ
「ヒールⅡ!」
ダッツの方は回復魔法で戦士の傷を癒す
アレックス
「ははぁ...なるほどね、宿屋に止まるとHPが全回復するのを不思議に思っていたが、こういうタネがあったのか」
ダッツ
「僕たち僧侶はこうやって冒険者を治療して宿屋からお金をもらうことを収入源としているんです」
ダッツ
「回復という唯一無二の個性を活用できるいい仕事ですよ」
アレックス
「ああ...でもさ、宿屋ってMPも回復するだろ?あれはどうしてるんだ?」
ダッツ
「あ、それは普通に聖水飲ませるんで大丈夫です」
アレックス
「あ、そうなの...」
...
ダッツ
「ひるみさん、交代しましょう」
ヒールⅢ
「ある程度治療は済ませた、回復は任せたぞ」
ダッツ
「はい」
鈴
「...色々とすごかった」
アレックス
「そっちは一体何してたんだよ...」
そして、次々と新しい客が入ってきて...治療は夜まで続いた
アレックス
「あーもうクタクタ...」
鈴
「あっちこっち動き回って疲れたよ...」
ダッツ
「でも今回はそれなりに収入を得ましたねひるみさん」
ヒールⅢ
「ああ...」
アレックス
「いくらぐらい貰ったんだよ?」
ヒールⅢ
「今日働いた分で12万Gだろうか」
鈴
「じゅ、120000!?」
ダッツ
「僕はそんなに使わないので、この内の一万Gをアレックスさんに譲りますよ」
ヒールⅢ
「渡しておかないとたくっちスノーの奴がうるさいだろうし、私も一万Gをこいつに...で、残った五万Gを分けあって解散だ」
アレックス
「一日で...一万G...これなら...」
- Re: 「もしも」で始まるRTP世界 ( No.79 )
- 日時: 2018/05/11 14:11
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
翌日...
アレックス
「ほら、一万G稼いできたよ」
レナックス
「一万!?あんた、その金どうしたの...まさかギャンブルでもやったんじゃないわよね?」
アレックス
「ちげーってちゃんとした仕事だよ!僧侶の手伝い!」
レナックス
「本当に?」
アレックス
「ほんとだって!」
レナックス
「一日で一万なんて...僧侶ってそんな稼げたっけ?」
アレックス
「いやー俺もそう思ってたけどねー、結構稼げるみたいだよ」
レナックス
「ふーん、僧侶でも稼いでるってのにあんたは...」
アレックス
「あーもううるさいな...いつになったら魔王把握出来るんだよ」
と、そこにリナックスが帰ってくる
リナックス
「ただいまー」
アレックス
「お帰りリナ...どうだった?ポテチスキー城」
リナックス
「完全にダメだこりゃって感じだねー、なんかもう魂抜けてるよ王様」
アレックス
「そうかー、なら当分無理っぽいかな~」
レナックス
「まぁ、ポテチ全部無くなったそうだしああもなるわね...」
リナックス
「可哀想とは思わないけどね」
アレックス
「ほんとなー、自業自得だよ普通に」
リナックス
「でもいいの兄ちゃん、このままじゃ働けないよ」
アレックス
「あー、それに関しては心配なくなった」
リナックス
「え、ほんと?」
アレックス
「ああ!」
アレックス
「俺、明日から僧侶に転職するわ」
リナックス
「えっ」
レナックス
「えっ」
アレックス
「僧侶になって回復しまくれば金がむっちゃ手に入るだヒャッホー!」
リナックス
「兄ちゃん頭でもぶつけておかしくなったの?」
レナックス
「実はかくかくしかじか」
リナックス
「えっ、なにそれ胡散臭い」
アレックス
「でもそれだけ稼いでるとこ見たしさー!ダッツでも出来るんだから俺だって」
ライチ
「待てやアレックス、あんた私以外に契約できる魔法ないのにどうやって回復させるつもりなの」
アレックス
「勇者だから光魔法Ⅰしか覚えられないのかもしれないじゃん!」
ライチ
「もしそうなら【職業:勇者】クソ性能過ぎでしょ」
レナックス
「父さんがわりと脳筋だったからねぇ...」
アレックス
「僧侶になって億万長者になるぜーははははは」
ライチ
(こんな欲望だらけなのに僧侶にとかなれるかなー)
END
- Re: 「もしも」で始まるRTP世界 ( No.80 )
- 日時: 2018/05/11 15:01
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
【第十三話】
『もしもアレックスが僧侶だったら』
高く稼げることを知ったアレックスは僧侶に転職することを決める
回復魔法すら使えないアレックスは僧侶になれるのか...?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
アレックス
「ところで転職するにはどうすればいいんだろ」
リナックス
「知らないんかい!」
レナックス
「でもまぁ、私たち勇者一族って基本的に転職する必要ないからね...」
アレックス
「そうだなー、転職ってどんな感じなんだろ」
レナックス
「本職に聞けばいいんじゃないの?」
アレックス
「それだ!ちょっと行ってくる!」
アレックスはテレポートで何処かへと向かった
リナックス
「ねー、もしかしてさ...勇者って実質無職なんじゃない?」
レナックス
「え、ええっ!?どうしたの急に」
リナックス
「いやー、あくまで勇者って称号に過ぎないんじゃないかなーって」
レナックス
「...それって、私も無職同然ってことに」
リナックス
「.....」
レナックス
「.....」
レナックス
「ちょっとタウン○ーク買ってくる」
リナックス
「...ごめん、姉ちゃん」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
~キャロルの城~
アレックス
「おーいキャロル!デイジー呼んでくれない?」
キャロル
「あんた、私を通さないと誰にも会えないの...?まあいいけど」
キャロルは携帯を使ってデイジーにメールする
キャロル
「で、なんでデイジー探してんの?」
アレックス
「僧侶になりたくてさー、本職なら僧侶のなりかた知ってるんじゃないかって」
キャロル
「そう...あんたも脱・無職になるのね」
アレックス
「変な言い方はやめろキャロル、友達だろ」
キャロル
「友達だからこうやってはっきりと言えるのよ、私これでもあんたやブライアンのストッパーのつもりなんだから」
アレックス
「はいはい、ご苦労さん」
デイジー
「はい、来ましたよ」
キャロル
「早かったわねキャロル、今回はパシりじゃないから安心して」
デイジー
「じゃあなんで?」
キャロル
「アレックスが僧侶に興味をもったみたい」
デイジー
「本当ですか!?」
アレックス
「ああ、どうやって僧侶になるのか知りたくてな...俺に教えてくれないか?」
デイジー
「アレックスさんの為なら喜んで...さ、こちらに」
キャロル
「気を付けなさいよー、アレックスの事だからどうせやましい気持ちでなろうとしてるわよ」
- Re: 「もしも」で始まるRTP世界 ( No.81 )
- 日時: 2018/05/11 16:25
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
デイジーはアレックスを大きな協会へと案内する
アレックス
「な、なんだここ?」
デイジー
「僧侶の協会です」
アレックス
「え?教会?」
デイジー
「漢字が違います...協会!僧侶達の連合みたいなものです!」
アレックス
「僧侶にそんなのあるんだ...」
デイジー
「地方によって僧侶が崇拝する神も違いますし、こうやってまとめあげる施設が必要なんですよ」
アレックス
「へー、デイジーは何の神なの、カナエール?エターナル?」
デイジー
「いえ、私はメヒテノレトチオノリモヒノオヤハヨ神です」
アレックス
「はい?今なんて?」
デイジー
「メヒテノレトチオノリモヒ」
アレックス
「やめて、頭の中が変な気分になる」
デイジー
「はぁ...では、会長にパンフレット貰ってくるので待っててください」
アレックス
「ああ...」
一人になったアレックスは辺りを歩き回る
僧侶
「ブツブツブツブツブツブツブツブツ」
一心不乱に念仏を唱える者や
僧侶
「ああああ...ヒピポ神様あああああ」
文字通り神にすがるもの
僧侶
「私のリメーリ教に入れば貴方の悩みも全て...」
見るからに怪しい勧誘を行っている者
アレックス
「なんか胡散臭いやつらばかりだなー...」
デイジー
「お待たせしましたアレックスさん、これが契約書です」
アレックス
「契約書?」
デイジー
「はい、一応仕事ですのでこういった資料を書いていただく必要があるんです」
アレックス
「ふーん...まず生年月日を書いて...そのあと名前は...アレクサンダー・レクサス・クルセイダー・スミスっと」
デイジー
「えっ、アレックスってあだ名だったんですか?」
アレックス
「まあな、クルセイダースミスが名字だ、父さんがアレクサンダー、母さんがレクサスを思い付いたけど決められなかったからまとめてるんだ」
デイジー
「そんな寿限無みたいな...」
アレックス
「ちなみに父さんはレオナルド・クルセイダー・スミスで姉貴はレナード・クルセイダー・スミス、最後にリナはリナクシール・ナズルカ・クルセイダー・スミスだ」
デイジー
「わりと中二臭い名前だったんだね皆...」
アレックス
「勇者一家ですから...で、住所はポテチスキー王国近く、レオックス村...」
デイジー
「そこって確か貴方のお父さんの功績を称えて作られた村でしたっけ?」
アレックス
「そうそう!」
- Re: 「もしも」で始まるRTP世界 ( No.82 )
- 日時: 2018/05/11 22:33
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
デイジー
「それでここからが重要なんですよー」
アレックス
「え?ここから?」
デイジー
「ほら、ここ...」
デイジーは契約書の大きな字の部分を指差す
アレックス
「えーとしっかり見ておかないとな...えっ」
【貴方の神の名前を決めてください】
アレックス
「神の...名前...?」
デイジー
「はい、その下の欄にはどのような神か、人間にどのような効果をもたらすか...」
アレックス
「いやいや待って待って、え?」
アレックス
「神様って自分で考えるの?」
デイジー
「え?そうですよ?神をこちらで考えて、オリジナルの宗教を...」
アレックス
「いやいやいや、それは流石にまずくないか」
デイジー
「え?何がですか?」
アレックス
「その...色々と罰当たりじゃね?勝手に何かその...実在しないものを作ってあたかも存在しているように振る舞うなんて」
デイジー
「宗教なんて5割がそんなものですよ」
アレックス
「おい、その発言は色々とやばいだろ」
デイジー
「僧侶になりたいんですよね?それなら適当に神をつけておくんです神が背中にいるだけでどことない安心感が湧いてくるんですよ」
アレックス
「あ、ああ...」
アレックス
(やばい)
デイジー
「後は定義文さえ考えておけばいいわけですよ、こうやって村に押し掛ければ信仰心の深い老人なんかはコロッと...」
アレックス
「...」ゾクッ
アレックスは気づく
僧侶は神の...宗教の仕事
触れてはいけないブラックな領域に入り込もうとしていたことに...気付いてしまった
アレックス
「ご、ごめーん今日はちょっと考えていいかな~」
デイジー
「えー?なんで?」
アレックス
「さ、最初は軽い気持ちだったんだよ!金稼ぎたいなーって、そう思っただけなんだ!」
アレックス
「でもなーこんな面倒なら俺もすぐへこたれるだろうしなー!」
アレックス
「お、俺やっぱり違う仕事にするよ、キャロルにはごめんって言っといて、じゃあな!」
デイジー
「ちょっと、アレックスさん?」
話を遮って、アレックスはテレポートで消えていく
デイジー
「...失敗した」
クレアス
「ご愁傷さまだな、よそのデイジー」
デイジー
「クレアス...その口ぶりからして【例の】クレアスですか」
クレアス
「そうだな、敵でも味方でもない例のクレアスさんだ」
デイジー
「...貴方なんなんです?なんで私やアレの邪魔をするんですか?」
クレアス
「そうだな...俺は別にあいつの味方ではない、この『世界』が消えるのが嫌なだけだ」
クレアス
「次は誰が、何をするつもりだろうな?」
デイジー
「.....」
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