二次創作小説(新・総合)

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ニコニコRPG(く ) 10年の時を経て(完結)
日時: 2018/10/08 07:42
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

たくっちスノー
「あれから10年、同時執筆はーじまるよー」

【俺はニコニコを滅ぼしに来た】

旧・メイドウィンシリーズの始まりニコニコ動画

の人気者を集めた大人気RPG『ニコニコRPG』の二次創作を書いていきたいと思います

【注意】
この作品に出てくるのは皆ニコニコ関係
前作は知らなくてもいいけど原作のネタバレは結構出てくるよ
原作と比べニコニコネタ多し
マガイモノも出てくるやで
最近のニコニコは何が人気かさっぱりです、情報求む

目次 >>104

Re: ニコニコRPG(く ) 10年の時を経て ( No.21 )
日時: 2018/06/26 09:06
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

トール
「ねぇ、田所さん」

野獣先輩
「何?」

トール
「10年前、カオスを倒した者達って今はどこに居るんですか?」

野獣先輩
「もう殆ど...コンテンツとして死を迎えているゾ」

K
「いないってことか?」

野獣先輩
「一発ネタみたいなのが多かったっすから...」

アライグマ
「じゃあ、殆どいないのだ...」

K
「弱ったな...協力してもらおうと思ってたのに」

野獣先輩
「残っていたとしても...ブームが切れ、ほぼ忘れられたコンテンツが力になるとは思わないっすけど」

アライグマ
「.....」

野獣先輩
「なーんて言ってたら先人に失礼っすね、さっさと行くゾ」

K
「ああ、ここにも害悪動画生物が居るはずだ」

...

一方ミク達も、野獣先輩とは別のところを歩いていた

ゆかり
「ミク先輩」

ミク
「何?」

ゆかり
「その...聞いてもいいですか、カオスを討つ旅に付き合っていた頃、貴方はどんな方だったんですか?」

ミク
「え?今とそう変わらないよ?」

ミク
「違うところと言えばまだ新人で、弟や妹のようなボーカロイドも出来てなかった事かな」

ゆかり
「へぇ.....」

ミク
「ゆかりちゃんは友達のボイスロイド沢山居るよね?」

ゆかり
「まぁ沢山いますね、最近はUTAUなんていうのもありますし」

ミク
「そっかー、10年も経つと色々変わるんだね」

ミク
「一人ぼっちだった私が、気が付いたら色んな人が側に居てくれるようになった」

ミク
「私はね、新人の頃から人気者になるより色んな人と仲良く歌うのが夢だったんだ」

ミク
「これも、私や仲間の皆が頑張ってカオスを倒して、平和を取り戻したから、かな?」

ゆかり
「.....」

ミク
「だけどなー、なんだか懐かしくなっちゃった、また皆と旅がしたいなぁ」

ゆかり
「先輩もそんなこと考えたりするんですね」

ミク
「うん、もう一回だけ世界を越えて冒険をしてみたいなーって時々思うの」

ミク
「今度は悪い人をやっつけるとか、そういう目的のためじゃなくて、皆で楽しむための冒険をね」

ゆかり
「冒険.....」

突然、アナウンスが流れる

『避難要請、避難要請、エリアB周辺にお住まいの方はただちに避難してください』

ゆかり
「エリアBって、確かさっきの近くじゃ...」

ミク
「...ごめんゆかりちゃん、少しだけ遅刻するね!」

ミクは野獣先輩達の居た方向へと走り出す

ゆかり
「ちょっと...先輩!?」

Re: ニコニコRPG(く ) 10年の時を経て ( No.22 )
日時: 2018/06/26 18:00
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

数分前...

野獣先輩
「お、おいあんたら...」

田所達の前に、三人の男が立ちはだかる

「ひでを倒したか...」

「だがひでは我ら四天王の中でも最弱...」

「そもそもあの人余ってたから取り付けただけですし」

野獣先輩
「いや、余り物かよ...」

アライグマ
「なんなのだこいつら...!?」

K
「四天王..いかにもな幹部格が現れたな」

「久しぶりだな田所、お前ニコニコワールドに帰ってきたんだな」

野獣先輩
「葛城...まぁ、そうなるっすね、あんたらから見て俺は裏切り者ってことになる」

葛城
「オオ?」

野獣先輩
「あるんだろ?第二のカオスが...俺たちはそいつを潰しに来た」

葛城
「カオスを潰す...本気か?」

野獣先輩
「頼まれたもんでね、あんたらとは古い付き合いだけどしょうがないね」

「蓮さん、ひょっとして奴は気付いてないのでは...」

葛城
「いや、どっちでもいいだろ...やることは変わらねぇ」

「ええ...では葛城、ここは任せましたよ」

葛城
「あ、いいっすよ」

「残りの四天王どうします?」

葛城
「ゆうさくとかでいいだろ」

葛城と呼ばれた男以外の四天王は時空の渦に乗り、消えていく

葛城
「そんなわけだ、覚悟はいいか田所」

野獣先輩
「オッス...お願いします」

K
「あいつは強いか?」

野獣先輩
「ええ、うちの知るマガイモノでは指に入るくらい」

トール
「なるほど...」

シュンッ!!

葛城は高速じみた動きでKの背後に回り込む

K
「速い!?」

葛城
「YO!!」ペシィッ!!

トール
「危ない!!」

バッシイイイイイ!!

葛城の振るう木刀を、トールが左手で受け止める

葛城
「俺の木刀を見切ったのか」

トール
「なんて力...貴方、本当に人間ですか!?」

葛城
「人間じゃねぇ、この世界に生を受けた視点でやめたさそんなの」

野獣先輩
「葛城、なんで味方してくれないんだ、カオスはこのニコニコワールドを...あんたらの世界さえも消してしまうかもしれないんだゾ?」

葛城
「それは10年も前の話だろ...分かっていない、10年も俺たちを見捨てたお前には、分かりはしない!」


葛城
「俺の目的はお前を始末することじゃない...」


ミク
「やっぱりあそこに居た!さっきの人!」

K
「初音ミク!」

葛城
「見つけた、初音ミク...あいつを消してコンテンツを終わらせる!」

Re: ニコニコRPG(く ) 10年の時を経て ( No.23 )
日時: 2018/06/26 11:42
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

葛城
「死ねやオラァ!!」

ミク
「えっ...!?」ガキン!

木刀を手に飛びかかった葛城をミクはネギでガードする

葛城
「チッ...流石御三家、そう容易くは死なないか」

アライグマ
「あいつ、結構強いのだ!」

ミク
「貴方はもしかして、カオスの...どうして、こんなことを!?」

葛城
「分からないままでいい、あんたにはいくらでも【居場所】はあるんだからな」

ミク
「え?」

葛城
「ひとまず...あんたには消えてもらうっ!!」

ミク
「ううっ...!!」

アライグマ
「すごい、互角なのだ!」

K
「いや、わずかだが向こうが押されている...」

黎斗
「何をしている、木刀で抑えられている今がチャンスだ!」

野獣先輩
「流石悪役、そういうことに頭回るなぁ」

アライグマ
「それは流石に卑怯だと思うのだ...」

K
「言っても無駄だよ、もうヤル気満々だし」

黎斗
「まずは一人目、取ったぁ!!」

黎斗は野獣先輩から刀を受け取り、葛城の背へと


ゆかり
「先輩!」ブオオオオン

ミク
「えっ」

野獣先輩
「ファッ!?」

葛城
「ええ!?」

ガツーン

前から結月ゆかりが走り込み、マイクで頭を殴り付ける

黎斗
「ぐほっ」

葛城
「ンーーー!?」

野獣先輩
「おい社長にも当たったぞ」

ゆかり
「あ、すみません」

ミク
「ゆかりちゃん!」

頭を叩かれ、葛城は拘束を解く

葛城
「オー...仲間が増えてやがったか」

ミク
「ありがとう、助かったよゆかりちゃん」

ゆかり
「いえ...それよりこの方は?」

アライグマ
「さっき言っていたカオスって奴の手下なのだ!」

ミク
「ええっ、そうなの!?」

黎斗
「しかし...田所だったか、君は奴を知っているように見えるが?」

野獣先輩
「知ってるもなにも、アクシード四天王も、ひでも...というか害悪動画生物自体、俺と同じ存在だからな」

葛城
「...はっ、そうだったな、裏切り者」

野獣先輩
「俺は裏切りじゃない、あんたらより先に見切りをつけたんだ」

葛城
「先生や先輩後輩があんたを探してたぞ?いずれ刺し違えることになるだろうがな」

野獣先輩
「...その時は、一思いにやれって伝えておいてくれ」

葛城
「OK、OK牧場」

葛城は立ち上がり、時空の渦を開ける


葛城
「今回は頭も痛いし引き上げるが、これだけは忘れるなよ」

葛城
「ニコニコはもう昔に戻れない、カオスがいようと、いなくともな」


そう言って葛城は渦へと消える


野獣先輩
「...ああ、そうっすね、だからこそ、俺はここから逃げ出したんだ」

part4 END

Re: ニコニコRPG(く ) 10年の時を経て ( No.24 )
日時: 2018/06/26 14:57
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

【part5】
『fighter』

トール
「例のアレ?」

野獣先輩
「ニコニコワールドの世界はカテゴリ分けされてるんだよ、初音ミクや結月ゆかりは『ボーカロイド』アライグマやトールは『アニメ』」

野獣先輩
「で、俺や黎斗、葛城達が属するのが『例のアレ』」

黎斗
「檀黎斗神だぁ!」

ゆかり
「例のアレって、一体どんな世界なんですか?」

野獣先輩
「常人お断りのカスみたいな世界さ」

ゆかり
「なんですかそれ...」

野獣先輩
「初音ミクはビリー・ヘリントンを知ってるっすよね?あれも例のアレっす」

ミク
「うん、そんな人居た!」

K
「どうりで...」

野獣先輩
「くわしくは頼むぞ上司」

たくっちスノー
「はいはい...人使い、いやマガイモノ使いが荒いんだからもう」

トール
「あっ、さっきの」

たくっちスノー
「うわぁすごい、本物の初音ミクだ...おっとそうじゃなかった」

たくっちスノー
「田所、君の言ってた通りだ...調べてみたところ、害悪動画生物は『例のアレ』のカテゴリで構成されていた」

野獣先輩
「だろうな、ニコニコ動画で害悪なもの...消されるようなものといったら俺らしかない」

K
「そうなのか...」

アライグマ
「でも...なんでなのだ、どうしてタドコロの友達がカオスっていうのをうんぬんかんぬ...」

アライグマ
「そもそもカオスってなんなのだ?」

ミク
「カオスその物の事は私も知らないけど...ほっといたら、また世界が滅んじゃうかもしれない」

たくっちスノー
「あの、ミクさん...かつてカオスに挑んだ貴方に頼みたいんです、田所と一緒に...」

ミク
「...申し訳ありません、私では無理です」

アライグマ
「なんでなのだ!?」

ミク
「さっき見たように...どうやら、全盛期ほどの力が出せなくなってしまったんですよ」

たくっちスノー
「そんな...!!」

ミク
「私では力になれませんよ」

たくっちスノー
「そこをなんとか...」

ゆかり
「.....」

野獣先輩
「たくっちスノー、別に無理して誘わなくてもいんじゃねーの」

たくっちスノー
「それは...そうだけど」

ゆかり
「...全く、しょうがありませんね」

ミク
「え?」

ゆかり
「その旅は私が同行します、先輩」

K
「えっ」

たくっちスノー
「ええっ!?」

ミク
「え、えーと...いいの?」

ゆかり
「大丈夫ですよ、私は歌よりゲーム実況がメインなのでいくらでも時間があります」

ゆかり
「それに、結月ゆかりはいくらでも代わりはいますから」

トール
「どうするんです?」

たくっちスノー
「結月ゆかりも人気の人物だから、まぁ...」

ミク
「えっと...そういうことなら、ゆかりちゃんをよろしくお願いします」ペコリ

ゆかり
「行ってきます、先輩」

Re: ニコニコRPG(く ) 10年の時を経て ( No.25 )
日時: 2018/06/26 16:09
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

野獣先輩達は新たに結月ゆかりを迎え入れ、

黎斗
「さて...カオスの跡地までどれくらいかかる?」

ゆかり
「先輩は結構深くって言ってましたが」

たくっちスノー
「うん、ニコニコ動画の奥深くにある」

アライグマ
「疲れるのは嫌なのだ...なんかこう、近道とか無いのだ?」

トール
「いやいや、近道なんてそんな都合のいいものは...」

たくっちスノー
「時空の旅人を雇えば可能かもしれない」

野獣先輩
「出来るんかい」

ゆかり
「時空の旅人?」

野獣先輩
「俺やKみたいに自由に色んな世界を飛び回ってる奴の事っすよ」

K
「でもニコニコワールド出身の旅人なんて他に居たっけ?」

たくっちスノー
「ちょっと連絡いれてみる...数分かけるからちょっと待ってて」

そう言って、マガフォンが自動的に切れる

野獣先輩
「はぁ~疲れたも~ん、しばらく待機っすね」

トール
「時空間って結構長くて疲れましたよ~」

K
「私ぐらいになると、時空間を歩いてるときが一番楽しく感じるんだがな」

アライグマ
「あっ、そういえばタドコロ...聞きたいことがあるのだ」

野獣先輩
「聞きたいこと?」

アライグマ
「ほら、裏切り者とかいうの」

野獣先輩
「あー、それね...なんで俺があいつらと敵対してるかって?」

K
「確かに私もハグレ王国に居た頃は切らなかった事実だ...何故?」

野獣先輩
「言うほどの理由でも無いからっすよ、ほら、バンドとかであるでしょ?方向性の違いだよ」

黎斗
「つまり、君だけが反対したと」

野獣先輩
「そう、葛城達はある議論で賛成派だった、俺は反対派、奴等とはついていけないと思って離れていったんだ」

野獣先輩
「そしてたくっちスノーと出会い雇われた」

トール
「なるほど~、そういうのウチの世界でもよくありますよ」

ゆかり
「その反対派って貴方だけなんですか?」

野獣先輩
「いや、他にも居る...俺同様、奴等の元から離れていったから居場所は知らんが」

アライグマ
「議論って、何を話していたのだ?」

野獣先輩
「そいつは...」

野獣先輩が話していると、再びマガフォンにたくっちスノーのビジョンが写る

たくっちスノー
「おまたせ!君らの居るところに来てくれるってさ!」

K
「居たのか...」

野獣先輩
「話は済ませたんだな?」

たくっちスノー
「ああ!」

アライグマ
「...タドコロ。」

野獣先輩
「悪い、また今度にしてくれ」


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