二次創作小説(新・総合)
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- ケロロ軍曹VS銀魂 次元を超えたコラボ篇 であります
- 日時: 2020/03/21 16:15
- 名前: 若大将 (ID: pakyHNO3)
ケロロ軍曹のキャラ達がなんやかんやで銀魂の世界に飛ばされてしまう物語です。
毎週土曜日と日曜日の間に2話か3話ずつアップする予定です。ですが、諸事情により、1ヶ月程空く場合があるかもしれないので、そこの所はご了承下さい。
注(キャラ崩壊、捏造等か若干あるかもしれません。)
〈大長篇〉
『真選組の赤い悪魔篇』>>17-33
- 第1話 物語は唐突に であります ( No.1 )
- 日時: 2018/06/24 21:01
- 名前: 若大将 (ID: gMmcUgGG)
皆さんは、アニメや漫画の世界、いわゆる2次元の世界に行ってみたいと思ったこと、ありませんか?
奥東京市某所にある一軒家、一見普通の家に見えるけど……。
「コラーー!待ちなさいボケガエル!」
「ゲーロゲロゲロゲロゲロ!待てと言われて待つバカがどこにいるでありますか!」
そこには、ガンプラ片手に家の中を縦横無尽に駆け回る緑色の生物がいた。
そう彼こそ、ガマ星雲第58番惑星宇宙侵攻軍特殊先行工作部隊隊長、ケロロ軍曹である。
そして、それを追いかける赤い髪をツインテールにした女の子こそ、ケロロ軍曹が居候させてもらってる、「日向家」の長女、日向夏美である。
「よくも勝手に私のケーキを食べてくれたわね!覚悟しなさい!」
「そんなに食べられたくなかったなら、名前でも書いとけば良かったんでありますよ!ゲーロゲロゲロゲロゲロリ!」
そう言うと、ケロロは2階へと上がり、ある一室へと逃げ込んだ。
そこには、「日向家」長男で、夏美の弟である日向冬樹がいた。
「ど、どうしたの軍曹?そんなに慌てて?」
「冬樹殿ーー!我輩、悪気はなかったのに……!夏美殿が……!」
「冬樹!騙されちゃダメよ!そいつ、私のケーキだと分かってて勝手に食べたのよ!」
「ほんとであります冬樹殿!我輩、本当に知らなくて!」
「冬樹!私を信じて!」
「ちょ、ちょっと待ってよ二人とも!一旦落ち着い」
と、突然外から衝動音が響いたと同時に、大きな揺れが日向家を襲った。
「ゲロォ!?い、一体何事でありますか!?」
「行ってみよう軍曹!」
そう言われ、3人は外に行くと、庭にとてつもなく大きい穴が開いていた。その傍らに、赤い生物が銃口をその穴に向けていた。
「夏美!怪我はないか?」
「うん。それよりギロロ、一体何があったの?」
「俺もよくわからない。銃を磨いていたらいきなり外から……。」
そう語るのは、ケロロ小隊機動兵で、「戦場の赤い悪魔」と恐れられているギロロ伍長である。
「とにかく危ないから離れるんだ。敵性宇宙人かもしれない。」
そう言うと突然、穴の中から、白い光が生じた。
「ゲロォ!眩しいであります!」
「お前たち!伏せろ!」
その光は、しばらくしないうちに収まり、穴から白い物体が出てきた。
「え……これって、ケロン人?」
その物体は、ケロロ達と全く同じ体型をしていた。白色の体に、キラキラ水色に輝く目。とても幻想的だった。
「貴様、ケロン人だな?何をしに来た?」
躊躇なくギロロはそのケロン人に銃を向けると、そのケロン人はこちらに向かって歩み始めた。そして、ギロロの前で止まると、いきなり倒れ出した。
「お、おい!しっかりしろ!」
「大丈夫でありますか!?おーい!ギロロ伍長!念のため人工呼吸を!」
「はぁ!?何で俺だ!というか脈はある!」
「あ、あるの?チェッ、つまんないなぁ。」
「つまんないってどういう事だ?そんなに人工呼吸させたかったのか貴様は?」
ギロロはケロロに銃を向けると、上空に、ヘリコプターがやって来た。日向家の庭に着陸すると、そこから、黒色の生物と水色の髪をした女の子が下りてきた。
「軍曹さーん!怪我はないですかぁ?」
「おお、タママ二等兵!我輩は大丈夫であります!」
この黒色の生物は、ケロロ小隊突撃兵で、普段はキュートでラブリーだが、キレると怖いタママ二等兵である。
「冬樹くん、お怪我の方は?」
「大丈夫。それより、来てくれてありがとう西澤さん。」
「い、いえ……。日向家から凄い音がしたので、冬樹くんに何かあったのではと心配で心配で……。」
そう言う彼女は、世界経済の約半分を占める「西澤グループ」のお嬢様、西澤桃華である。ちなみに、日向冬樹のことが好き。
「そのケロン人は一体何なんですかぁ?」
「我輩もよく分からないのであります。いきなり倒れ出して…。」
「とにかく、この子を家に入れて休ませましょう。」
「それもそうでありますな。」
ケロロがそのケロン人を持ち上げようとすると、それはいきなり目を覚まし、思い切り起き上がった。
「うわっ!ビックリした!」
そのケロン人は、周りをキョロキョロ見て、
「あり?ここって、どこ?僕今まで何してたんだっけ?」
「記憶が……無いんでありますか?」
「いや、そういう訳じゃ……、っておじさん達誰!?」
「わ、我輩はケロロ軍曹であります。そういう君は誰でありますか?」
「僕の名前はトキキだよ。」
「ト、トキキ……でありますか。」
「あ、あと僕ねぇ、時空を操ることができるんだよ!凄いでしょ?」
「(じ……時空?どういうこと?)」
そこにいる全員が、その一言が何を意味しているのか理解できていなかった。