二次創作小説(新・総合)

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カオスcross混屯物語(消失)『完結』
日時: 2019/04/22 21:46
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: a.r6qXLT)

もう、ここには何も無い。


あるのは、俺の歴史と藤堂晴香の最後の足掻きだけだ。


たくっちスノーに頼んで痕跡は残しておいた



振り返るとバカバカしい物語だが、どうか見て行って欲しい




【ロストメイドウィン・ザ・ダストヒューマンより】

Re: カオスcross混屯物語 ( No.124 )
日時: 2019/04/21 10:05
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: PSeVuljm)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【悪魔王】レッドデーモンズ・ドラゴン・タイラント
【地底王】Asgore・Dreamerは消滅した!
残りの十黒柱は2体だ!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

晴香
「………奈津子?なんで、なんで十黒柱が母さんの名前を?」

奈津子
【最後に残ったのは………あいつね】

晴香
「あっ、母さん………貴方と十黒柱はどんな関係で………」

奈津子
【晴香、身の程を知りなさい……エージェントがそんなこと知る必要は無いわ、指示に従って帰還しなさい】

晴香
「いいえ、私は貴方の組織のエージェントだけど、貴方に忠誠を誓ったつもりは無い」

晴香
「むしろいつか裏切りたいと思っていた、それは貴方も分かっていたはず」

晴香
「十黒柱を倒している時、本当にこれでいいのかと何度も悩んでいた………せめて最後にははっきりさせたい」

晴香
「岡田以蔵の目的は真庭蟷螂で私たちとは無関係、なのに何故私たちを接触させたんですか?」

晴香
「それが答えられないなら私は………」

奈津子
【………はぁ、まあいいわ、貴方はそういう選択を行うことも想定していたから】

晴香
「え?」

奈津子
【貴方はいつも愚かね、おとなしく私の言うことを聞いていれば生きていられるのに】

晴香
「何を言って……」

奈津子
【貴方はいつも余計なことに首を突っ込んで、私の言うことを無視して………】






ダーン!!


奈津子
【だから、死ぬ】

晴香
「………え?」

冴子
「…………!!」

那雄宏
「………」ニッ


晴香
「………!?」

冴子
「晴香さん!!」

弘司
「晴香!!」

晴香
「うぐっ………」ドサッ

奈津子
【そういえばそこの二人も裏切り者だったわね、始末しなさい 】

那雄宏
「任せとけ」チャキッ

弘司
「松山、お前………逃げるぞ、冴子!」

冴子
「は、はい!」

那雄宏
「あ、てめぇ………ちっ、逃がしちまった」

奈津子
【構わないわ、今更あの二人が集まったところでどうにでもならないし】

那雄宏
「それもそうか、クローンどもはどうする?」

奈津子
【まだ破棄はしないわ、使い道はあるから】


………

〜???〜

晴香
「う、うぐ………」

「怪我はないか」

晴香
「う、うん………?」

ボーマン
「気がついたか」

晴香
「貴方さっきの!?」

Re: カオスcross混屯物語 ( No.125 )
日時: 2019/04/21 13:28
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: 0o.LlNAm)

【第零話】
『これまでの全て』

晴香
「私は一体………他の皆は?」

ボーマン
「君は血まみれで倒れていた………残念ながら仲間は見つからなかった」

晴香
「仲間………ああ、そういえば私、松山に撃たれてた」

ボーマン
「そちらも何か動きがあったようだな」

晴香
「うん、時空犯罪者とやらには話してもいいかな………私は世界征服のために活動していた」

ボーマン
「ほう」

晴香
「元はと言えば私の組織の寄生体が野に放たれて、送り込んできた奴を探るのが目的だったはずなのにいつの間にか十黒柱退治をすることになっていた」

晴香
「これは一体………」

ボーマン
「私からも1つ聞いていいだろうか?」

晴香
「いいわ、今度は何を知りたいの?」

ボーマン
「君の交友関係を聞かせて欲しい」

晴香
「私の友人を?どうして?」

ボーマン
「確かめたいことがある、それが分かればこの世界についてはっきりと結論が出る」

晴香
「そうなんだ………えっと、松山と冴子は同期、弘司はエージェントだけど大学でも知り合いで………あれ」

晴香
「大学………弘司の他に……誰かいたような………」

ボーマン
「やはりそうか………」

晴香
「やはりって、何を知ったの!?」


ボーマン
「あの後、私は君から教えてくれた『十黒柱』を探した末にここに辿り着いた」


ボーマン
「それが彼の場所だ」

晴香
「彼?」


ボーマン
「ここは『始まりの地』」



ボーマン
「5000万年ものの間ずっと隠された禁断の聖地」

ボーマン
「しかし、たった一人ここに佇む者はこの場所をこう呼ぶ」




ボーマン
「【時空監理局】と」

晴香
「じ、時空監理局………?わけがわからない」

ボーマン
「私より彼に聞いた方がいいだろう、出てくるんだ」

「………時空犯罪者、騒々しくなるから客は呼ばないでくれ」

晴香
「あれ、貴方は?」

「俺、俺は………確か………ああそうだ、何千年も名乗ってない名前だが1つある」


「ずっと前、悲劇が起きる直前……それまで俺は………」



たくっちスノー【オルタ】
「たくっちスノーと名乗っていた」

Re: カオスcross混屯物語 ( No.126 )
日時: 2019/04/21 14:42
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: bEG99oLF)

晴香
「た、たくっちスノー………?」

たくっちスノー【オルタ】
「わかりやすく言えば神様みたいなもんだ、余計なことばかりする………な」

ボーマン
「そして、君が求めている十黒柱の1人だ」

たくっちスノー【オルタ】
「肩書きは特に決めていないが………」

晴香
「ねぇ神様教えて、この世界は一体?」

たくっちスノー【オルタ】
「今更話したところでどうこうできるわけじゃないが、いいか?」

晴香
「ええ、せめて何か知っておきたい」

たくっちスノー【オルタ】
「………ボーマン、さっきと同じ話をもう一度するがいいか?」

ボーマン
「構わない」

………

たくっちスノー【オルタ】
「時を遡って5000万年も前のこと、世界は一つではなかった」

晴香
「1つではない?」

たくっちスノー【オルタ】
「仮面ライダーの世界、マリオの世界、onepieceの世界………作品は独立していた、世界を超えない限り作品を超えた展開なんて出来なかった」

ボーマン
「銀河に流れる惑星のように、それぞれ独立した世界があったということだ」

たくっちスノー【オルタ】
「………俺は時空監理局、つまりはそういった数多くの世界の治安を守る組織のトップに立っていた」

たくっちスノー【オルタ】
「が、ある日の事だ」

………

たくっちスノー
「じ、時空が!?」

「沢山の世界が1つになろうとしています!!」

たくっちスノー
「だっ、ダメだ!!時空間が潰れる!!ぐわあああああああああ!!!」

……

たくっちスノー【オルタ】
「突如時空間は爆発し、全ての世界は飲み込まれた」

晴香
「爆発って………なんでそんなことが?」

たくっちスノー【オルタ】
「知らん……どう考えても誰かがやったという証拠も無い………台風や嵐みたいな自然現象だったんだろう」

たくっちスノー【オルタ】
「そして、気が付いたら数百、数千………いや、数え切れないほどの世界は1つになっていた」

たくっちスノー【オルタ】
「そしてキャラクター達は全てがリセットされたかのように新世界に対応されて過ごして行った」

晴香
「………貴方は?」

たくっちスノー【オルタ】
「俺は監理局だ、世界がどうなってしまおうと守る義務があった」

たくっちスノー【オルタ】
「だが、俺は1人だった………たった一人で世界を操作した」

Re: カオスcross混屯物語 ( No.127 )
日時: 2019/04/21 16:25
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: deFTje6r)

たくっちスノー【オルタ】
ボーマン「」
「辛かったよ、何をすりゃいいのか分からなかった」

たくっちスノー【オルタ】
「時には繁栄の為に戦争だってやった」

たくっちスノー【オルタ】
「人として触れてはならない領域にもしょっちゅう足を突っ込んだ」

たくっちスノー【オルタ】
「やれること、思いつくことはとにかくやった、失敗してもお構い無しだ」

たくっちスノー【オルタ】
「………気が付いたら5000万年も経ってた」

晴香
「なにその経歴………」

たくっちスノー【オルタ】
「で、過去についてはこんなところ……【十黒柱】について話すか」

たくっちスノー【オルタ】
「世界そのものの管理は俺がやっていたが………細かいところまでは手が届かなかった」

たくっちスノー【オルタ】
「だから、そういうのは強いやつに任せてもらうことにした」

たくっちスノー【オルタ】
「それが十黒柱、選ばれし10人のキャラクター」

晴香
「やっぱり十黒柱は世界を管理していたんだ………」

たくっちスノー【オルタ】
「今回の8人は例えるなら」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

万物の命を救い、生命を守る者
【治療王】ナイチンゲール

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
空と地底、2つの魔界でモンスターを管理する王

【地底王】Asgore・Dreamer
【決闘王】ジャック・アトラス

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

剣士という戦士の1つであり、その強さの頂点に立つもの

【剣豪王】ダン・オブ・サースデイ

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

人々に知恵を与え、賢さを与えるもの

【教育王】エルシオン

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

人から離れた王者、食物連鎖の頂点

【彗星王】バルファルク

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

大自然を支配し、環境を調節するもの

【台風王】ウィンディ

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

たくっちスノー【オルタ】
「そして1番最初から最近まで、十黒柱を管理してきた【永遠王】真庭狂犬……」

晴香
「狂犬が5000万年も!?」

Re: カオスcross混屯物語 ( No.128 )
日時: 2019/04/21 18:02
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: 3FE4SaFA)

晴香
「じゃあ、やっぱり十黒柱を倒したのはまずかったんだ………」

たくっちスノー【オルタ】
「いや、あんままずくない」

ボーマン
「この世界の住民は亡くなったとしてもまた別の立場になり蘇る………だったな?」

晴香
「あっ、オルフェノクの資料で見たことある」

たくっちスノー【オルタ】
「そう、キャラクターは死んでもいつのまにか生まれ、新たな役目を持って生きる」

たくっちスノー【オルタ】
「これは俺も原理がよく分からん、時空がひとつになったことによる作用………かもしれん」

たくっちスノー【オルタ】
「が、そんなものが上手く動いていたのは数百年は前だったか」

晴香
「え?」

ボーマン
「劣化だ」

晴香
「れっ………か?」

たくっちスノー【オルタ】
「この5000万年、何度も何度もお前は死んだ、何度も死んだ……十黒柱を倒している間にも数回位な」

たくっちスノー【オルタ】
「そうして死んでいくうちに、【本来あった】設定は失われていき、本質が抜けていった」

たくっちスノー【オルタ】
「乾巧やカトリーエイルなんかはその予兆もあっただろう」

晴香
「………」

たくっちスノー【オルタ】
「これに関しては十黒柱も例外じゃない、命を救うことに手段を選ばなくなったナイチンゲール、本来の性格を失い残虐非道な存在となったウィンディなんかも劣化している」

たくっちスノー【オルタ】
「そして最終的に………」

晴香
「復活しなくなる?」

たくっちスノー【オルタ】
「察しがいいな、その通りだ」

たくっちスノー【オルタ】
「キャラクターは死んで、死んで死んで設定を失っていき、やがて肉体すらも消えてなくなる」

たくっちスノー【オルタ】
「………ぶっちゃけると、ここの住民は皆消えるギリギリ程度しか設定が残っていない」

たくっちスノー【オルタ】
「藤堂晴香、お前もそうだ」

晴香
「………消える寸前ってことは十黒柱の皆は」

たくっちスノー【オルタ】
「消滅したな」

晴香
「世界征服どころか、世界を滅ぼす事をしてたんだ、私」

たくっちスノー【オルタ】
「気にするな、どっち道滅ぶ運命だった、手を下さずともな」

晴香
「で、でも……消えていった者達は、あの人たちはどうなって」

ボーマン
「気に病む事は無い、彼等は肉体を失ったが魂が消滅したわけではない」

晴香
「えっ?」

たくっちスノー【オルタ】
「分からないか?ずっとそばにいただろう」

たくっちスノー【オルタ】
「そこにいるわけでもないのに、お前の会話に茶々を入れていた奴が………」

晴香
「!!」

晴香
「外野って………そういうことだったの………」


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