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*224*
…………
そして…………
詩伍郎
「…………ふーー!!今日もいい天気!!」
詩伍郎は起きる、今日は晴天………小鳥とカーテンが揺れる音と共に目が覚める
詩伍郎
「…………はっ!!もしかして寝すぎて遅刻なんてことは無いよね!?」
愛弓
「そんなことはないぞ兄ぃ」
詩伍郎
「あ、愛弓!それならよかっ」
愛弓
「あと少しで8時だ」
詩伍郎
「待ってそれ充分遅刻じゃない?」
……………
カルマ
「おはようございます詩伍郎様」
詩伍郎
「か、カルマぁ………ごめん、今日朝ごはん食べれない」
カルマ
「いけません、朝食は取るべきです………仕事のためにも」
詩伍郎
「………う、そうだよな」
カルマ
「分かりました、そんな事を言うかと思ってピザトーストを用意しました、車の中で召し上がってください」
詩伍郎
「…………う、でも金持ちでもないのにメイドに乗せてってもらうのは」
愛弓
「良いじゃないか、子供にも人気なんだろあの運転」
詩伍郎
「まぁ、人気だけどさ…………まぁ、いい歳して…………」
愛弓
「いい歳ってまだ20代だろ」
詩伍郎
「もうすぐ三十路だよ………」
カルマ
「………食べないのですか?」
詩伍郎
「あ、ああ食べるよ!すぐ支度するから」
カルマ
「分かりました………あ、これも忘れず」
詩伍郎
「アコギター?………あ、やっべー………子供に演奏するって約束だったよ、新曲も入れておかないとな」
愛弓
「…………兄ぃ、いってこい」
詩伍郎
「ああ、行ってくるよ」
…………
詩伍郎
「お、結構いけるなピザトースト」
カルマ
「良かったのですか?」
詩伍郎
「………何が?」
カルマ
「バンドマンの夢を諦めて」
詩伍郎
「いいのいいの、夢も良いけど好きなことや、こういうのも悪くないって思った道を進みたいんだ」
詩伍郎
「………それに、ファンはあそこでも作れるからね」
カルマ
「………貴方らしい答えです、行ってらっしゃいませ」
詩伍郎
「ああ!送迎ありがとう!」
…………
詩伍郎
「おはようございます!」
愛咲さん
「おはようございます、坂東さん!」
子供
「詩伍郎先生ー!!」
詩伍郎
「あっはっは!皆おはよう!」