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*34*
標的27 求めている場所 後編
「知る前に追い出されたんだ、母親から!!」
ハハオヤニオイダサレタ? コイツもしかして同じ里出身者?
「っっっ!!?」
痛い
攻撃の早さが上がった!?
「貴様にはあるか・・・?3歳になっても力が現れる予兆が無い、無能はこの里にいらないと!!恨むなら己の無能さを恨めと!!母親に言われた事はあるか!!!?」
嗚呼、コイツがこんなに冷たくなってしまったのはそれか。母にいらないと、追い出された。冷たくなんなかったらおかしいじゃないか
「貴様は俺が追い出されたあの場所でのうのうと住めれて良かったなぁ!」
もしかしてあいつはあの場所に居たかったのか?
「あんたはあの場所に戻りたいの?」
「違う、戻りたいたいんじゃない。あの場所にいる母親に会いたいだけだ。」
なんで?母親に恨み事を言う気かい?
「なんで」
「・・・謝りたいだけだ。肩身の狭い思いをさせてしまったからな三年間も・・・」
優しすぎるぞ?おいおい。もしかしてこいつ捨てられた時から苦労したんじゃぁ・・・
「あんた苦労した?」
「特に無いな…まぁ、殺されそうになったが弱い奴ばかりだしな」
世間ではそれを苦労という(多分)
しかしその隙がいけなかった
「隙がやっと出てきたな」
!!しまった!!
隙をつくるための罠か!
「髪が長いとは不便だな」
そう言って髪を掴まれた。悔しい
「動くなよ。動かれたら楽に殺してやれんからな。」
ザクッ そんな音が聞こえた
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