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*35*
標的28 勝敗
生きてる・・・よね?
そっと首を触ってみる。首の皮一枚も捲れていない。=首は繋がっている。
よかった
「残念でした―。」
余裕っぽく言っているけど、 怖い って 苦しい って抑え込んでいた感情が出てくる。
「アリガトね。髪を切る手間が省けたよ。」
そう、首を切られる直前に足払いして頭を下げた。そのためか、長かった私の髪は、肩につくかつかないか位の長さになった。
「っ貴様・・・」
「私は、私が嫌いだけど、自殺だけはしないし、殺されもしない。この命一つで役に立つ事があるかもしれないから、諦めない」
これは、強がり。殺されるかもしれない、だけど強がって最後まで生きていきたい。
「では命は奪わん。リングを寄こせ。」
「ヤダ★誰が渡すと思ってんの?沢田達が負ける可能性大になるじゃんか」
「さっさと負ければいい」
テメェ・・・言っていい事と悪い事位検討してくれよ
「負けろって言ったよね?負けたらアンタのとこのボスが沢田達に何かしないっていう保証あるの?あいつ等に危害が及ばない保証あるの?そうだ一つ教えてアゲル。」
そう言って、すうっと息を吸い
「あいつ等に何かあったら三途の川を渡るだけじゃぁすまさせねぇぞ!!アホヤロォォォォ!!」
そう言って頭突きを食らわしてやった。不思議だね、痛くないんだわ。これが。
「ぐっっ」
あ、地味に痛かったんだ。そりゃぁずっと喋りながら戦うもん疲れたんだろう・・・ザマァ。
「ま、リングは頂いてるからさぁ、私の勝ちだよねぇ。これ。」
ひらひらと見せびらかしてみた
文句は言わせねぇぞ?オラ すられているのに気付かない己が悪い。
これで勝ちじゃなかったらコイツを戦闘不能にするまでだ。
役に立てれたかな・・・?と、その前に、悪役染みてるね・・・私。最後の台詞が・・・
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gdgdですね・・・・・・御免なさい