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標的36 不安・畏れ・恐怖
次は雲雀さん・・・か、何でだろうあの人が負ける事は無いと分かっているよ?なのに何でこんなに私は怖いと思っているのだろう?
モスカというあのロボットに、なにか仕掛けがあるのかな?
この戦い、油断してはいけない気がする。
しかも何時の間にかにか神威は居なくなっていた。
十分に不安がすくすく育ってきてるゼ。
思考回路が可笑しくなってきた時、雲雀さんの戦いは始まって、すぐに終わった。
モスカを俊殺した。あの人って・・・人間ですか?
最近、ロボットVS人間の映画をテレビで見たけど・・・雲雀さんがいる限り、ロボットが勝つ事は、絶対に無いと確信できてしまうよ。
あの人・・・は怖い人だ、怒らせてはいけない。
・・・しかもXANXUSさんを挑発してるし、強い奴と戦いたいって思ってると思うし・・・あぁぁぁぁぁ、味方だけど怖いよ雲雀サン!!
だけど、私の不安はこの事では無い。もっと別の事だ・・・。
不安は、『ソレ』に対する畏れとなり、最終的には『ソレ』に対する恐怖になった。ナンデダロ?『ナニ』に怯えているんだろう・・・?
そんな時、モスカから何かが出てきた。
モスカの中に入っていた者は、お爺さん、だった。
なんで入っているの、お爺さん。怪我が酷いし・・・大丈夫?
この人誰だろうと思っていると、誰かが9代目!!叫んだ。
あれ??9代目って・・・
えぇっと?今沢田達は10代目ボンゴレボスの座を争っている訳でして、今んトコは9代目がボンゴレボスで、あのお爺さんがその9代目・・・
ちょっと待て、なんで9代目がモスカに入ってんだよ。
もしかして、 罠?
ずっと考えていると、周りの音をシャットダウンにしてしまったらしい。事は進んでいた。
突然、プシュッと腕輪から音かした。
なに・・・これ・・・あつい?
『ナニ』かに蝕まれて行く気がした。
毒・・・っていうのかな?これ。人の話を聞いてないから、こんな事になるんだろうね。解毒は、多分リングかな?
立たなきゃ行けないのに立てれない・・・
もう無理なのかな・・・駄目、沢田を・・・勝たせる。此の体はその為だけに生きてるようなもの。
「舐め・・・てんじゃ、ねぇ・・・」
動かない、体が言う事を聞かない。
そんな事で、諦めてあいつ等と一緒にいていい筈がない。
「動けぇぇぇ・・・!!」