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*55*
標的45 最終手段 山本side
そこにいたのは数名の部下を連れた子供だった。
現代とは違って着物を着ていた。スッゲ〜な♪
「初めまして、私の名前は、神に奈良の奈と書いて神奈と申します。・・・今はですけど」
そう自己紹介してきた神奈。なんでこんなとこに来たんだ?
「えぇっと・・・今はですけどってどういう意味?」
ツナはそうおずおずと聞いた。そういや、そうだな。
「えっと、私は母がいる時は神なんてものは無いと書いて神無・・・読み方は同じですけど性格が変わるんです」
?性格が変わる?意味分かんないのな
「おい、ガキ多重人格ってやつか?」
へぇ〜そうなんだな、マンガみてぇ
「いえ、違います。そうですね・・・私が演じるんです。神に無いと書いた方を」
てことは、コイツ自分のお袋を騙してんのか?
「なんで自分のお袋を騙してんだ?」
オレがそう聞くと、今まで笑顔だった顔は無表情になった。
「母が欲しいのは、自分の言う事だけ聞き、力が強い操り人形です。だからあの人は私に考える事をさせてくれなかった。何もさせてくれなかった。でも私はそんな風にはなりたくないんです。だから母を欺いた、只それだけです。」
そうさらっと言いながら握り拳がどんどんと固く握られていく。
こいつも苦しんでんだな
「・・・それに、母が大っ嫌いなんで」
・・・・さらっとスッゲ―事言いやがった
「・・・・・・・・・んで?方法とは何だ、嬢ちゃん」
シャマルがやっと口いを開いた。そうだった、忘れてたのな
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