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標的47 旅は一人で
今気が付くと可笑しいと思った。
なんで日本に本家(実家)があるのにイタリアに多いんだって事に
日本津々浦々の方がまだ楽しいよ。急にイタリア語を覚えたし通じるかどうか不安だ。
何て幸先不安になりながら今飛行機の中です。引き返してぇ・・・・・・・・・
本場イタリアのご飯はそりゃぁ・・・楽しみだよ!!悪いか!!?
世界遺産も・・・見えるのが嬉しすぎてソワソワするよ!!
でも、ゆっくりしていられないんだよ・・・くそぉ
あ、ヤバ涙出てきた。
一人っきりだし、イタリア語伝わるか分かんないし。不安しかないよ。
まだ時間あるし・・・寝よう。着いたら着いたらで考えればいいし。
そう考えていると次第に瞼が重くなっていった。
暫しお休みなさい。
ハイ、着きました。眠ってからさ程、経ってないと思っていたんですが、時間は経っていたらしく着いたんです。景色全然見えてねぇ・・・
まずは、何処から行ったらいいですかね・・・?
よし聞いてみるかな。
って言えるかぁぁぁぁぁぁ!!恥ずかしいし、第一人見知りなんだよね・・・だから一人で旅行したくなかったんだよ。
トボトボと地図を頼りに歩いてみる、方向音痴なんで慎重に。
おお、此処か。でっかい家だなぁ。誰がいるのかな、こんな広い家に住むなんてどんだけ金持ちなんだろうな・・・気になる、スッゴク
えぇっと、ベル、ベルは何処かな。あ、みっけ。
ピンポーン
と音を鳴らし後悔した。知らん人が出てきたらどうするんだい。といううかそれ決定だろ。
やっちまった――――!!!!
留守であります様に!!
「嬢ちゃん、何か用かい?」
ドスのきいた声でイタリア語を喋る、黒いスーツを着たゴツイ人が来た――!!
この人何の職業をしているんだよ!?・・・・・・・・・あ、分かった。
「此処のボスはどなたでしょうか?少々お話をしたいのですが・・・(というかこの屋敷に入らせてくれ)」
「・・・嬢ちゃん、どこのもんだ?」
あ、通じている良かったぁ・・・じゃなくて、
「ボ、ボンゴレ・・・の雪の守護者です。(多分)」
威圧感が凄い。押し潰されそうだ・・・。
「何代目の?」
「じゅ、十代目・・・です(多分)」
「少し待ってろ」そう言われて数分待っていると、フッと殺気+威圧感が消えた。
「綾乃・遠藤だな。確認した。ボスがお会いになるそうだ」
第一関門クリア―――!! 良かったぁ
さてさて、ボスとは一体誰の事ですかね?