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*62*
標的52 思い出
「そうそう、次の日に会った時、日本語を喋っていて驚いたよ」
私が、そう言うと、ディーノは、愚痴る様に言ってきた。
「あれはなぁ、リボーンに一夜で覚えれる様にたたき込まれて、そりゃもうスパルタだったんだぞ」
それは・・・・・・ご愁傷様。・・・?リボーン?
「リボーンって、あの赤ちゃんの?」
「そうだけど・・・知らなかったのか?」
イヤイヤ、知ってる訳ないじゃん。初耳だよ。・・・初耳だよね?
リボーンさんって、いま何歳なんだろう、スッゴク気になって来たんだけども。
「そういや、ディーノはドジなくなったんだね。凄いじゃん」
今のところ、特に怪我してないし、ドジしてこけてないし。
成長したんだね。やっぱり約10年の月日は、長かったんだな。
「そういや、確かアルバムがあった気が・・・、とっt・・・イッテ!」
訂正、いまだにドジだ、一生治らないんじゃ…?
て、言うかアルバムって、なんで持ってんの?仕事場だよね。ココ
「なんで、持ってんの?ココ仕事場でしょ?」
アルバムを捜しながらディーノは答えてくれた。
「ああ、少し前リボーンがお前の写真あったら見せろって言ってきて」
「なんで、リボーンさんがそんな事言ったんだよ」
可笑しい、すっごく可笑し過ぎるだろソレ。
「お前の情報を知りたかったんじゃないのか?ほらファミリーの一員になり奴の情報をしっかり見定める為にさ」
・・・・・・・・・リボーンさん、どんだけ徹底してるの?
「お、あった、あった。コレコレ」
そう言って机に持って来てくれた。何か豪華そうな表紙のアルバムだった。
豪華そう・・・、なんでこんなに豪華なんだろう・・・?
「昔の写真かぁ、懐かしいな」
そう、心底懐かしむように笑っていた。
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