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〔REBORN〕人間不信の雪の守護者 完
作者: 未桜 ◆5vJ2t2Cxzg  (総ページ数: 74ページ)
関連タグ: 家庭教師ヒットマンREBORN! オリキャラ 
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*65*

標的55 イタリアの夜

・・・クッソ、ディーノめ・・・、あんなに笑うなんて・・・
普通だと思う。間違ったり失敗したりする位・・・
なのに、何であそこまで…笑うかな?

そう、ディーノに対して恨み辛みを心の中で言っていると、使用人だろうか、そんな人に話しかけられた。

「遠藤様、お部屋の準備整いました。」

言い方に一生なれることは無いんだろうな。
私は一生「遠藤様」なんて呼ばれることはあり得ないし。
そう思いながら、礼儀は必要だとしっっっかり教わったから

「あ、有難う御座います。」

お礼は言えた。でも消え入りそうな声だった。
自分ながら思う。情けねぇぇ。

案内された部屋は、豪華、というより綺麗だった。
いやいや、高そうなのは変わらないんだよ?
何て言うか、こうキンキラキンに輝いているって感じじゃなく、鮮麗された美しさってやつ?そんな感じだった。
こう、イタリアの(あ、イタリアだった)金持ちのお嬢様が使ってそうなそんな部屋だった。

「まじでココですか・・・?」

「左様で御座います」

使用人さんがいなくなってから、私は小さく呟いた。

「・・・やっすい部屋で、汚しても文句言われない部屋に変えてもらいたい・・・」

ベットに倒れ込んだ。
ディーノって金持ちになったんだなぁ・・・。マフィアってだけでもう次元が違うのに・・・。
ふと、時計を見るともう9時55分になっていた。
寝間着に着換えておこう。何があってもすぐに寝れる様に
私は無関係ですって言う様に。
私の中でのマフィアは危ないイメージで敵襲がありそうな感じだから

「こんなんで大丈夫かな・・・」

残された時間は、どんどん使われていくのに、解決方法は見つからず一日を潰してしまった。

「でも、楽しいし、いっか」

ポジティブに考えて、今日は早く寝よう。
明日、また頑張る為に

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