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*112*
「光よ、悪を断つ剣となれ!」
レイヤの攻撃は神速と呼ぶにふさわしくて、しばらく戦ってもいないはずなのに鈍っている様子など微塵も無かった。セルタに直撃したが、ダメージはさほど無い。恐らく以前侯爵から大公の位だったのだろう。
「水よ、我に加護を」
久しぶりに見る陸の強化技。相変わらずすごい威力でセルタを押していた。そして驚くのはゆのりだった。サーヤ、レイヤは始め、本当にゆのりなのかと疑った程、人格も変わっており、威力も半端無かった。
「サーヤ、僕が盾で守るから、サーヤは笛を…」
レイヤの言葉に、サーヤは頷く。
「水よ、魔を貫く槍となれ!」
「闇よ、光を斬り裂く剣となれ」
「風よ、魔を斬り裂く刃となれ!」
「…」
陸の強化した水の槍、魔梨の闇の剣、志穂の風の刃、ゆのりの氷で出来た無数の太い針がセルタを襲った。
「今だサーヤ!光よ、身を万物を弾く盾となれ!」
サーヤは自分が盾に囲まれたことを確認すると、破魔の笛をフルート位の大きさにする。
「…」
そして、あたりには久々に聞く澄んだ高らかな音色が響きわたっていた。
「うわぁぁぁぁあああ!!その笛を止めろぉおぉ!!」
断末魔を上げながら、セルタは消えていった。
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