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*184*
有り難う〜!
***
「はぁ…」
綾香が酔いつぶれ二階に運ばれ数分後。圭吾と伊吹、サーヤ、レイヤ、ユウヤは揃ってため息をついた。 ちなみにルナたちは帰宅している。
「母さん…飲み過ぎ…」
「…」
「あはは…」
「全くです」
「あいつあんなに酒癖悪かったのか…」
もう一度はぁぁとため息をついてから、圭吾が言った。
「明日は綾香さんを強制連行ですね」
「ああ。取りあえず元マテリアル全員に会わせないとな」
二人の言葉に、サーヤたちが反応する。
「それ…、お母さん、柊会の人に責められるんじゃ…」
サーヤの言葉に、圭吾は苦い顔をする。
「…なら」
「ぼくたちも行く」
レイヤとユウヤが、サーヤの考えを読みとったかのように圭吾に訴えた。
「…君たちも罵られたり、いやなことを言われるんですよ?」
諭すように言われても、引く気はない。
「お母さん一人で受けるよりマシです」
『同じく』
圭吾と伊吹は、サーヤたちの綾香に対する信頼と親子の愛を感じた。
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