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*214*
「光よ!」
レイヤの光の盾で、一撃目は防がれる。
でも、その妖怪は眉をピクリとも動かさず、余裕の笑みを張り付かせたまま。
「んー、さすがに、コレは防げちゃうかッ!じゃあコレは?」
再び大鎌による攻撃。
さすがに二撃目は辛いのだろう。
レイヤの盾にはヒビが入る。
「ッよけろ!」
レイヤが叫んだ瞬間、盾は壊れ、爆音が響き煙が立ち込める。
後ろにいたルナたちはレイヤの指示に従ったため、怪我は無い。もちろんレイヤ本人も、だ。
「・・・・へぇ!いいねいいね!もしかしたらそこの伝説の子より強いんじゃないッ?」
ニヤリと笑うと、妖怪の姿が一瞬で掻き消える。
「!?」
ルナたちはあたりを見回すが、妖怪の姿は見えない。その時。
「きゃ・・・!」
ドサリという音と共に、美羽が倒れる。
「!」
美羽のほうに振り向くと、そこには笑みを保ったままの妖怪の姿。
「どうしよう・・・・・」
「攻撃するにも、相手は大鎌・・・・太刀打ちできないな」
「俺がやる」
その言葉に、全員が「え?」という顔になる。
鳴神だった。
そう、鳴神も、大鎌を振るうのだ。
大鎌に対応できるのは大鎌のみ。
作戦が始まった。
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