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*226*
ある日の帰り道。
サーヤは珍しく一人で歩いていた。
なんだか右と左がぽっかりと開いていて変な感じがしている。
そんな事を考えながら、ふと、空を仰いで見る。
遥か高い空の上に・・・・・ポツリと、大きな鳥の影が見えた気がした。
サーヤは直感する。
ルナだ、と。
かすかに見えた、鳥の背の上に、茶色の長い髪を持つ少女と、黒髪の少年が居た。
サーヤは数秒瞬きを繰り返した後。
「ルナちゃん、タイくん、頑張って」
暖かい春の日のこと―――。
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