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*56*
「そう何度もごまかせるはず無いよな…」
鳴神が呟く。
「それに、鳴神はあれだろ。突然変異だから、身内に理解者は居ないことになる。一人で説得しないといけない」
陸が最もな意見を出した。
「じゃー、もう面倒だからマテリアルとルナちゃんたちと霧亜で鳴神君家乗り込んじゃお…フガッ」
美羽が元気に言いかけたが、翔と翼に口をふさがれ、止まってしまう。
「全く。貴方たち兄弟の妹だからもっと注意深い子だと思っていたわ」
雪乃が大きくため息をついて言った。
「ま、まぁまぁ雪乃さん…ちょっと落ち着いて… でも、本当に方法が見つかりませんね…」
「うーん…ぼくなら家出感覚で出てくか ナ」
最後がおかしくなったのはレイヤに睨みを聞かされたからである。
「ユウヤの意見は無視して、僕は頼み込むしかないと思う」
レイヤが一番現実的な発言をした。
「でも、頼んだところで目的を聞かれては意味が無いですよ?」
レイヤの意見に志穂が反対の姿勢を見せた。そんな中で、ルナたち、霧亜、ゆのりは、何も言うことができなかった。
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