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*64*
「父さん・・・・」
鳴神も、母が死んで以来初めてと思われるだろう笑顔を、両親に見せた。
「・・・・そうだ。まだ続きが・・・・」
「続き?」
仲直りはできた。
が、まだ問題がある。
学校を休んでもいいか、だ。
「え・・・っと・・・ちょっと、部活・・・?みたいな集まりで、ちょっと遠くに行くことに・・・なったんだ・・・。で・・・が、学校休んで行くと思うんだけど・・・・いい?」
しどろもどろになりながらもなんとか伝えた。
『・・・・』
父たちは黙り込む。「まだ認めてないのか」と思っても仕方ないだろう。
「・・・理由は話せないのね、京一郎君」
「・・・ああ」
「・・・いつか話してくれる?」
「・・・はい・・・あ、うん」
「ですって。いいと思うわ、私は」
「・・・お前が言うなら」
「良いのか?」
「・・・いつか、話せよ」
「ああ。 ありがとう」
鳴神は嬉しそうに礼を言う。そして、椅子から飛ぶように立ち上がると、「ちょっと出てくる」といい、玄関から足音も気にせずに走っていった。
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