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魔天使マテリアル×妖怪ナビ・ルナ  ?
作者: ルル  (総ページ数: 238ページ)
関連タグ: 魔天使マテリアル 妖界ナビ・ルナ 
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*83*

今朝から妖怪や悪魔の気配と臭いがするというスネリ。
ルナとタイは早めに起き、いつでも外に出られるようにしていた。
悪魔のほうは、サーヤたちに任せられるだけ任せようと思っていた。
「・・・まだ、遠いわね。・・・でも確実にここに来てるわ」
スネリの言葉にさらに緊張が強まった。
「・・・確かに、嫌な気配が近づいてきてるな・・・・」
タイも感じ取っているようだった。
「うん・・・少し・・・寒気が、するね」
ルナも同じ反応を見せる。
そのときだった。
急激に気配が強まる。
ルナたちは方を震わせると、すばやく窓を開け放つ。
「もっけ、西の方角よ!急いで!」
「おう、任せろ!!」
ルナとタイ、スネリはもっけの背に乗り込んだ。
____________
「おはよ、サーヤ!」
「おはよう、千晶ちゃん」
「・・・・・・・」
「おはようございます、佐川さん」
サーヤ達に続き、魔梨、ゆのり、霧亜、陸・・・、と続いて挨拶をする。
レイヤの態度は相変わらずなのだが。
それでも以前よりは幾分か表情も優しくなった気がする。
「どうしたのサーヤ?」
顔をしかめるサーヤに千晶が心配そうに聞いた。
「あ、いや・・・ちょっと・・・」
最近は痛むことのなかった首筋が、疼きから確実な痛みへ変わっていく。
「・・・レイヤくん」
「・・・悪魔、か?」
「そうみたい」
サーヤとレイヤは小声で会話し、志穂とアイコンタクトを取った。
それは近くで見ていたゆのり、魔梨、陸にも伝わったらしい。

今まさに入ってきた圭吾先生に、サーヤたちは飛び掛るように走り寄る。
「圭吾先生、悪魔です」
「かなり大きいらしいな」
「今すぐ行かないとまずいな」
「・・・ああ」
マテリアルたちの言葉に、圭吾は驚きつつも、「なるべく早く帰ってきてください」といい、抜けることを許可した。
マテリアル達は顔を見合わせると、ドアを勢いよく開け、走って言った。
_______
「ここらへんだね」
「ああ」
ルナたちも、気配のした場所にたどり着いていた。
ちなみにもっけはぐったりとしている。
最近は使わなかった、最高スピードの飛行をしたためだった。
「大丈夫、もっけ?」
「だ・・・いじょうぶ・・・だ・・・・ぜえ、俺様は不死身・・・」
そんなもっけに、苦笑いしてから、相変わらず妖気の立ちこめるこの場所をぐるりと見渡す。
「うーん・・・・」
「変化しないで解るわけないだろ」
「あ、そっか」
ルナのとなりでは既にタイが変化し、赤くうずをまく目であたりを睨むように見つめていた。
「・・・封印解除、第三の目を開眼する」
+++
中途半端?かな??
まあいいや。長くかけて良かった!

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