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恋桜 [Cherry Love] ――完結――
作者: 華憐 (総ページ数: 176ページ)
関連タグ: 恋愛 三角関係 高校生 美少女 天然
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*紹介文/目次*
おはようございます、こんにちは、こんばんは!
華憐というものです。
今回は恋愛ものを書こうと思い、スレを立ち上げさせていただきました!
行き当たりばったりの小説になるかもしれませんが、どうぞよろしくお願いします。
ちなみに、3つほど記事を消去したことがあるため、記事番号が多少ズレております。ご了承ください。
【お客様】
・莉緒那様
一番最初にコメントをくださったお客様です♪
・くろねこ様
感動の言葉の数々、ありがとうございます☆
・あるま様
ゴマ猫樣と合作して素晴らしい作品を書き終えた素晴らしいお方です\(^o^)/
・ゴマ猫様
いつも応援して頂いているお客様です!!励みになっております(*^^*)
・修羅様
素晴らしい作品を執筆中のお客様です!!恋桜を見てくださってありがとうございます(ToT)
・夕衣様
久しぶりのお客様です♪徹くんと真奈ちゃんペアがお気に入りなのでしょうか……?
【登場人物】
>>1
【本編】
*プロローグ
視点なし >>2
*第一話...桜並木
真奈side >>3
徹side >>6
*第二話...宣戦布告
真奈side >>12
凜side >>15
徹side >>18
*第三話...思惑が交差する入学式
真奈side >>22 >>27 >>30 >>34 >>36-37
美樹side >>44 >>46-47 >>50-53
*第四話...中間テスト
真奈side >>54-59 >>61-62 >>68-72
徹side >>73
*第五話...修学旅行
真奈side >>75-76 >>79-88 >>92-94 >>96-97
>>102-103 >>105 >>108 >>110 >>112-113 >>118
*第六話...水辺に咲く花
真奈side >>120 >>122 >>124-127
徹side >>128
凜side >>129
美樹side >>130
*第七話...誰かを想う、その果てに
真奈side >>132 >>134-135
凜side >>136
美樹side >>137
徹side >>138
*第八話...お誘い
真奈side >>139-142 >>145
亮side >>148
*第九話...体育祭
真奈side >>151 >>155-159 >>161-164 >>169-173
*第十話...お月見(最終回)
真奈side >>176-177
*第零話...あとがき
作者side >>178
【番外編】
参照500突破記念
*甘いモノにはご注意を。 >>115
参照1000突破記念
*いい天気になりそうね。 >>181-183
【TALK】
>>63 >>89 >>167
10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~ 100~ 110~ 120~ 130~ 140~ 150~ 160~ 170~
*69*
「綾川さん!」
「逢坂くん。どうしたの?」
私は急に後ろから声を掛けられ、一瞬肩を揺らしたが、逢坂くんの声だと分かるや否や、笑顔で振り返る。
すると、少し息を切らした逢坂くんがそこに立っていた。
「さっき、下村先生が国際通りの班は自由だ、って言ってたでしょ?」
「確か…そんなことを言ってたような気もする」
「それでさ…その…」
そう言いながら俯き、何かを言うのを躊躇っている様子の逢坂くん。
一体どうしたのだろう?
そんな心配をしていると、隣の美樹が爆笑し始めた。
「あはは、あはは!!本当、逢坂!あんたって最高!」
「な、何だよ」
少し不貞腐れている逢坂くん。
そんな表情も愛おしい。
これが恋、なのかな?
「逢坂、逢坂の言いたいことはあたしが十分把握したわ」
「…っは?」
「もー、鈍いわねー?いいわよ、って言ってるの!」
「いいわよ、って…ええ!?いいの!?」
「いいよいいよ。ね?真奈」
いきなり話題を振られて困惑する私。
そんな私の様子に、
「やっぱり駄目だよね」
と肩を落とす逢坂くん。
一体何が駄目なの?
ていうか、そもそもいいとか悪いとか何の話してるの!?
一人、私が考えていると、美樹が私の両肩を掴みながらにっこり笑った。
「そんなことないわよ。今の真奈は嬉しすぎて言葉も見つからないってことよ」
「そ、そうなの?」
少し頬を染めながらこちらに尋ねてくる彼。
しかし、現状をよく把握していない私は取り敢えず首を縦に振ることにした。
「本当!?ありがと!それじゃあ、また後で!」
逢坂くんはそれだけ言うと、鼻歌を歌うかのような軽い足取りで、先に教室へと向かっていった。
私達はというと、そんな逢坂くんの背中が見えなくなるまで、ぼーっと突っ立ていた。
「…ね、真奈。聞いてる?」
突然美樹のそんな声が聞こえてきた。
「え?ごめん。聞いてなかった」
「こりゃあ、恋煩いだね。まぁ、しょうがない」
「こ、これが恋煩い…」
「そうよそうよ。それよりさ、早く教室に戻らないと不味くない?」
「どうして?」
「だって…あと30秒でLHR始まるよ?」
「…走ろう」
私の掛け声とともに一斉に走り出した私達。
そしてなんとかチャイムが鳴り終わるのと同時に教室についた。