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FAIRY TAIL 過去魔法 ―完結!―
作者: ハヤチ  (総ページ数: 82ページ)
関連タグ: FAIRYTAIL グレイ・フルバスター 二次創作 微グロ 流れ星 
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19話「兆年の孤独」



「っ貴方達…ナツ達がいってた!」

『妖夢の鍵』を手にしていたのは、メアとイムサ。
その顔はとても嬉しそうで、皮肉の笑いだった。

「あっはは!ばぁーか、横取りとか考えなかったの?」
「くっそ!それを渡しやがれぇ!」
「いやだ…、これを使うんだ…これで寒い世界とわかれられる……。」

メア達は「独創の鍵も取りに行こっと」といい、消えていく。
使命を終えてしまったシエルは、悪魔の弓と同様に光に包まれていった。

「あ……、」
「シエルッッッ!」
「…僕はいいんです、お願いします!兆年孤独唄は蘇らせたら…!」
「ああ、分かっている。俺達はそれを止めに来た。」

リリーの言葉にシエルは安堵の笑みをうかべ、空へと消えていった。
とにかく報告だ、レヴィ達はそのままギルドへと向かった。


















「あれ?全員そろったわね。」

どうやら、ナツ達はレヴィ達の5分前に帰ってきたようだ。
全員はリオンが解読している、『兆年の孤独』に集まっている。
レヴィ達も、そこに加わった。

「……あらかた説明すると、」

リオンが俯いて、ポツリポツリと話し出す。


「メイキースは、造型魔法で願いを具現化する魔法をつくった。…それが兆年孤独唄だ。
 それでも…兆年孤独唄は恐ろしい魔法だった、 人を孤独に。
 そして人間の体の時を進めたりも、戻したりもできる。
 ソレを恐れて、兆年孤独唄は深い深い何処かにおいた…。」

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