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FAIRY TAIL 過去魔法 ―完結!―
作者: ハヤチ  (総ページ数: 82ページ)
関連タグ: FAIRYTAIL グレイ・フルバスター 二次創作 微グロ 流れ星 
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*6*

四話「ぐちゃぐちゃ」


「敵ー、何処だー!」
「ナツ〜…、それ何もでないと思うよ〜。」

意味のない叫びをするナツにハッピーが呆れる。
その時、目の前に白いコートの少女が現れた。

「…だ、誰?」

少し警戒気味にルーシィが問う。
少女はうっすら笑い、手をあげた。
その手に、大きな魔力が集う。

「こいつだ!」
「ああ…。」

全員が臨戦態勢を取る。
少女はまず、ルーシィを見た。

「感情魔法、『怒り』。」
「え…」

すると、ルーシィの目から光がなくなる。

「お、おい!ルーシィ、大丈夫―」
「あああああ!!」

ルーシィはナツを、星の大河で縛る。
ギリギリ、と音がした。

「ぐっあ!っやめ…!ルー…!」
「にくい…憎いんだ…止まらないよ…。」

ルーシィも今の自分がどうなっているのかわからない。
ただ、ナツに対しての感情が『怒り』になった。
ただ、それだけで。

「ルーシィッ!目を覚ませ!」

エルザがルーシィを気絶させる。
倒れようとするルーシィをエルザが支えた。

「貴様っ、ルーシィに何をしたんだ!」
「感情魔法さ、昨日桜と黒の子にやっただろ?」

ロキが言っていた魔法とはこのことか、とエルザは確信する。

こいつ等の目的は何だ。

「お前等の目的は何だ…。」
「ああ、周りに人がいるって分かったの?すごいね。」

ナツとグレイが辺りを見わたす。
周りには、少数の人が居た。



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