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*6*
四話「ぐちゃぐちゃ」
「敵ー、何処だー!」
「ナツ〜…、それ何もでないと思うよ〜。」
意味のない叫びをするナツにハッピーが呆れる。
その時、目の前に白いコートの少女が現れた。
「…だ、誰?」
少し警戒気味にルーシィが問う。
少女はうっすら笑い、手をあげた。
その手に、大きな魔力が集う。
「こいつだ!」
「ああ…。」
全員が臨戦態勢を取る。
少女はまず、ルーシィを見た。
「感情魔法、『怒り』。」
「え…」
すると、ルーシィの目から光がなくなる。
「お、おい!ルーシィ、大丈夫―」
「あああああ!!」
ルーシィはナツを、星の大河で縛る。
ギリギリ、と音がした。
「ぐっあ!っやめ…!ルー…!」
「にくい…憎いんだ…止まらないよ…。」
ルーシィも今の自分がどうなっているのかわからない。
ただ、ナツに対しての感情が『怒り』になった。
ただ、それだけで。
「ルーシィッ!目を覚ませ!」
エルザがルーシィを気絶させる。
倒れようとするルーシィをエルザが支えた。
「貴様っ、ルーシィに何をしたんだ!」
「感情魔法さ、昨日桜と黒の子にやっただろ?」
ロキが言っていた魔法とはこのことか、とエルザは確信する。
こいつ等の目的は何だ。
「お前等の目的は何だ…。」
「ああ、周りに人がいるって分かったの?すごいね。」
ナツとグレイが辺りを見わたす。
周りには、少数の人が居た。
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