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*64*
その頃、ナツ達は―
「早く行くぞ!」
「ど、どうやって?」
酷く慌てていた。
ルーシィは顎に手を当てて、考える。
すると、酷く危なげな笑みを浮かべた。
「ナツ、アタシは妖精の尻尾のメンバーよ。」
「そうだな、それがなんだよ。」
「つまり、少しは手荒な手を使ってもいいと思うの。」
今のルーシィからは、本当に危ない予感しかしない。
ナツは「何をする気だ」と言おうとするが、間に合わなかった。
「開け、『宝瓶宮』の扉!アクエリアス!」
ルーシィは近くにあった水(魔水晶製の)に、鍵を指す。
鐘の音がなり、水飛沫が作られた。
「私達を、あの舟へええええええ!」
「え?嘘だろ、ルーシィ。」
「乗員は最高5人と猫二匹だ。」
アクエリアスはそういった途端、大量の水をナツ達目掛けて撃つ。
ぎゃあああああ、と悲痛な叫びがこだました。
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