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*19*
今の状況をわかりやすく言うと
仁香と楽は紅淫の幻想の魔法にかかって
仁香は紅淫の魔法によって生徒会室に眠り
楽はそれをなんとかしようとして、屋上にいる紅淫にむかうが
楽は幻覚魔法にかかっているため、一筋縄では、屋上にはいけないって感じです
楽「勢いおく言ったけどなんだこれ…廊下しかねーじゃねか…」
『廊下』まさにその通り廊下しかない、さっきいた生徒会室は
どこにもない、教室の扉もない、階段もない、行き止まりもない
楽「はぁー…、とりあえずどうすればいいんだ…」
紅淫「悩んでいるようだねー!」
近くに紅淫がいた
楽「…どうせ透けてるんだろ?
はよ、ヒントくれ」
紅淫「なんか、あれだな…物わかりいいね
ヒントなんかあげるわけないじゃん!
いやーただ、どんな気分なんだろうかなって」
楽「なにがだ?」
紅淫「まぁ、雑魚だったらここで怯えて泣くんだよ?
ゴールがないし?一人しかいない、寂しい
絶対的孤独…そして僕に男に溺れるんだよ?」
楽「なるほどな… お前は私そうさせるために
幻覚を使ったってことか…」
紅淫「そうだよ?そのうち時間も場所も自分の人格さえ
わからなくなるのも、今のうちだよ…」
紅淫はそう言い消えていった
楽「そうですかーそうですかー…」
屋上にいる紅淫は
紅淫「さて、どうやって正義を示す?」
楽は考えた
楽「うーん…、なんかこういう時は、よく主人公とかが
目をつぶって、心眼とかやるのかー?
よし、やってみよう…心眼!」
楽は勢いよく目をつぶった
もちろん真っ暗だった
楽「……ヤバイ…なにも見えんな…
これはやめよう…うーん…なんとかなるものかと思ったのにな…
よしここは左に手に壁に手を当てたら出られる法則をしよう!」
楽は廊下の壁に左をあて歩いた
そしてしばらくして…
楽「うん!意味がないね!
ってうん?」
楽は扉を見つけた
楽「ここは、開ける!」
楽は扉を開けた
そこには、机や椅子はないが
黒板などあるから、楽は教室だとおもった
そうするとさっき入った扉が消えた
楽「っ!…なんなんだ…」
シュン!
そうすると上から矢が落ちてきた
楽はよけた
楽「急になんなんだ!?」