完結小説図書館
>>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック
10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~
*21*
ただいま
楽と紅淫が屋上で戦っていて
屋上の二階で紫暮がみている感じの状況!
楽は紅淫が放った矢を当然の様によける
紅淫「残ねーん…それは偽物でーす」
放った矢は紅淫の幻想で作った物だった
楽「そういうことだろうと思ったよ…
でも、体が矢をよけようする…だったら!」
紅淫「ほぉー…?何か思いついたか?」
と言い紅淫は矢を飛ばす
紅淫「当たれ当たれ当たれー!」
何発も矢を放つ紅淫
楽「こんなの、全部よければいいのよ!
当ならければ、どうということはない!」
楽は陸上で鍛えた足でどんどんよける
紅淫「なんなんだこいつは…
僕の幻覚も当たらないのか!?」
楽「どうしたどうした?
さっきまでの威勢は?」
と言い、楽は紅淫に指を指した
紅淫「なっなんだ?」
楽「この意味は、あんたは『負ける』
そういう意味だ!」
そう勢いよく言うと
紅淫「なにが、負けるだ…
負けるのお前だぁー!」
と矢をまだ放つ紅淫
楽「そんな同じ戦法で、
当たるわけないだろ」
紅淫「…そんな事わかってるさー…」
そうやって紅淫が言うと
紅淫自体が消えた
楽「なっ!」
楽がよけて走った先には紅淫がいた
そして紅淫は思いっきり膝蹴りを楽の腹にヒットたした
楽「うぶぇ…」
そしてそのまま楽の頭に手を当て
紅淫「自分の夢で破滅しな…」
その瞬間楽は、紅淫の幻覚にはまった
…
目が覚めると
楽が今見ている世界は暗闇の世界だった
楽「なっなんだ、周りが真っ暗…気が狂いそうだ…」
楽はとぼとぼ歩いた
楽「ちくしょー…、頭がいてー…
震えもとまらねー…なんで体は震えてるんだ
怖いって事だな」
楽は顔が硬くなり
全身に寒気が来た
そして楽は諦めようとする
なにもかも、自分の存在意義や歩くこと紅淫から仁香を助けること
楽「ダメだ…諦めようとする自分と
諦めない自分が交差して、何もかんがえたくねぇ…」
もう考えたくない、そう思いふと爪噛んだ
そのとき一瞬でここにいる意味を思い出し
脳裏に今まであったこと思いだし
楽は爪ではなく指を思いっきり噛み
血がでるように噛んだ
楽「まだだ、私は生きている、負けてなんかいないっ!」
そして現実の世界に戻されるように光がきて
楽は紅淫の腕をつかみ
楽「まだだ…まだ終わっちゃいねぇ」
紅淫「こっこいつうううう!
僕をどこまで狂わせる!」
紅淫が矢を持ちそのまま楽の向かってさそうとする
その時矢をもってる腕を持ち
紫暮「あなたたち、うるさすぎよ?」