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魔天使マテリアル 「ペンダントの秘密」
作者: マヤ  (総ページ数: 208ページ)
関連タグ: 魔天使マテリアル 
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「あーあ。なんだ、もう心開いちゃったか」


「―――!?アルウィス!」
※半濁点どーやってやるんですか?すみません

「くくっ…驚いたぁ?」

そう言っている間にも、植物の蔓が伸びてきて―――。


「―――きゃあっ」

「ユリ!」


ユリを連れ去っていく。

そして、絡められた蔓から精気が吸い取られていくのが分かった。
そのたびに、ユリがぐったりとしていく―――。

「ユリさん!風よ、魔を切り裂く刃となれ!」

志穂が力を発動させる。

「あはは、そんなんが当たると思ってんの?」

ひょいっと避けられてしまった。

「くっ…」

「あ、でも、さすがにこの人数を相手にするのは無理かな」

そう言うと、口の端を歪ませ、くっと笑う。

「ユリの精気を十分吸ってから、退散するつもりだったけど、ユリごともらっていこうかな―――?」

「―――!やめろ!」

   俺には、ユリしかいなかったんだ

     ユリしか、…ユリがいないと―――

       俺は、生きていけない

「雷よ―――」

力が湧きあがる。
ピリピリと、右手に雷がほとばしる。

「悪しきものを薙ぎ払え!」

「うっ…わ―――!?」

そして、ユリの体に絡みついている蔓をばっさりと切り落とす。

「ユリさん!」

飛びだした綾美が、ユリを支え、いったん安全なところに寝かせておく。
また、幸い近くに人はいなかったようで、戦いを見られずにすんだ。




「―――よ、―――となり、―――を―――へと飛ばせ」




「―――!?」

どこからか、声が聞こえてきた。
まだ少年で、いつか、聞いたことのあるような声で―――。


「―――って、うわ!?」

そして、地面をなんとなく見ると、土がある。
さっきまでいたところは、コンクリート。

周りを見渡すと、そこは、いつの間にか森の中だった―――。

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