完結小説図書館

<< 小説一覧に戻る

魔天使マテリアル 「ペンダントの秘密」
作者: マヤ  (総ページ数: 208ページ)
関連タグ: 魔天使マテリアル 
 >>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック

10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~ 100~ 110~ 120~ 130~ 140~ 150~ 160~ 170~ 180~ 190~ 200~

*204*

紗綾たちの願いが叶えられたかのように、キラキラしたものになって、それが綾美とリンナのもとへ飛んでいく。

それは、どうやら綾美とリンナの力になっているようで…


綾美の傷は、それによって塞がっていった。



『sky night・magic!(夜空の魔法)』




夜空の星が煌めきだし、辺りは眩い光に包まれる。

その光は、温かく、どこか懐かしい。



「な、なんだ!?」



悪魔もさすがにこれには慌て、きょろきょろしている。

さっきまでの余裕が、嘘のようだ。





―――キラッ





一瞬、上のほうで一段と星が眩く光ったと思うと、どんどん流れ星が空を舞う。


その流れ星は、宙を仰ぎ、辺りをさらに白い光で包みこみ―――。


「な、なんだ、これは!?」


周りが、漫画の世界に入り込んだように、一瞬で変わった。

まるで…宇宙。



『星降る夜に、女神は悪を浄化する』



綾美とリンナが手を握り締め、もう一度開く。

すると、そこから眩い光が悪魔に向かって辺りを舞う。


星のように煌めくその光は、とても美しく、綺麗だ。




「うわああああぁぁあああぁぁあ!!!」





悪魔は、断末魔の叫びを上げ、霧散していった。

203 < 204 > 205