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*204*
紗綾たちの願いが叶えられたかのように、キラキラしたものになって、それが綾美とリンナのもとへ飛んでいく。
それは、どうやら綾美とリンナの力になっているようで…
綾美の傷は、それによって塞がっていった。
『sky night・magic!(夜空の魔法)』
夜空の星が煌めきだし、辺りは眩い光に包まれる。
その光は、温かく、どこか懐かしい。
「な、なんだ!?」
悪魔もさすがにこれには慌て、きょろきょろしている。
さっきまでの余裕が、嘘のようだ。
―――キラッ
一瞬、上のほうで一段と星が眩く光ったと思うと、どんどん流れ星が空を舞う。
その流れ星は、宙を仰ぎ、辺りをさらに白い光で包みこみ―――。
「な、なんだ、これは!?」
周りが、漫画の世界に入り込んだように、一瞬で変わった。
まるで…宇宙。
『星降る夜に、女神は悪を浄化する』
綾美とリンナが手を握り締め、もう一度開く。
すると、そこから眩い光が悪魔に向かって辺りを舞う。
星のように煌めくその光は、とても美しく、綺麗だ。
「うわああああぁぁあああぁぁあ!!!」
悪魔は、断末魔の叫びを上げ、霧散していった。
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