完結小説図書館
>>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック
10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~ 100~ 110~ 120~
*44*
渚
「フュージョンアーマーシステム?」
たくっちスノー
「そう、シルバリオンに設定を混ぜたマガイモノ製の鎧を『着せる』んだ」
イクサー1
「1から作った方が早いのでは?」
たくっちスノー
「いや、わりと時間がかかるんよ...ちゃんとしたものを作るとね」
たくっちスノー
「そこでロボットにマガイモノの力を与える!...という計画なんだけどさ」
セーラ
「マガイモノの組み合わせで発生する出力が、シルバリオンのスペックを遥かに上回るんですよ」
ジーク
「この間の自壊のときようにな」
シャープ
「組み合わせを集めてデータにしても、どのパターンでもシルバリオンよりマガイモノの力の方が強くなっちゃって...」
リーン
「でもイクサーΣって機体はマガイモノの力を普通に使えるんでしょ?いいなぁ」
たくっちスノー
「うん...シルバリオンの合金じゃ足りないのかな」
イクサー1
「イクサーロボの装甲は特殊な物を使用していますから...」
リーン
「何の合金を使ってるの!?どうすれば作れるの!?」
たくっちスノー
「緑風、真似したところでイクサーΣのスペックに追い付かないし、そんなもの作ってる時間もない!」
リーン
「あーそっかぁ...」
ジーク
「ならどうする」
イクサー1
「渚はどう思います?」
渚
「うーん、不思議よねぇ」
たくっちスノー
「不思議って?」
渚
「あ、うん...計画とは関係ないんだけど、ここにあるシルバリオンも、ガイキング達も全部校長先生が作ったんだよね?」
リーン
「うん、そうだよ」
渚
「なのに、シルバリオンはガイキング達と違って喋らないんだなーって」
ジーク
「そんなことで...」
たくっちスノー
「言われてみれば、シルバリオンは『心の無いマガイモノ』だな、なんで喋らないの?」
リーン
「ガイキング達には人工心パーツを付けているけど、上の人がシルバリオンにはそんなの必要ないって...」
たくっちスノー
「そうなのか...」
渚
「ああ、そういう部品がついているんだ...ロボットみたいな生き物なのかと思ってた」
リーン
「それは嬉しいね!心パーツは俺の最高傑作なんだ!アレを付けるとロボットがまるで生き物のように活動できるようになるんだ!」
セーラ
「その実験のために作られたのが、この学校なんですよ」
渚
「へー」
たくっちスノー
「心...そうだ!いいこと考えた!」