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*10*
そして...加納家では
ガイキング
「いやー悪いね、戦いに協力してもらった上に晩御飯までご馳走になっちゃって」ムグムグ
渚
「気にしないで、こっちもまだ食べてなかったから」
イクサー1
「ガイキング、あれは一体?」
ガイキング
「ん、ああ...二人はここに来たばかりだから知らないか、夜にはああやって敵ロボットがやってくるんだ、ハニワ幻人だったり機械獣だったりさ」
ガイキング
「あいつ...暗黒怪獣は親父、初代ガイキングの宿敵でさ、二世である俺が代わりに行けなんて言われて」
イクサー1
「父親も『ガイキング』なのですか」
渚
「私だって母親の名前が『渚』だよ」
イクサー1
「えっ」
渚
「良くわかんないんだけど、うちの家系って長女は必ず『渚』って名前をつけるんだって」
ガイキング
「へー、人間も変わってるなぁ」
渚
「いや、ウチだけだよそんなの...」
ガイキング
「...でも!あの銀色の、シルバリオンとかいうロボットは初めて見たな」
渚
「私の知り合いが乗ってたっぽい...戦いが終わったあと何処かに行っちゃったけど」
ガイキング
「そうなのか、何か分かったら皆にも伝えてくれ」
渚
「分かった」
イクサー1
「.....」
たくっちスノー
【人工マガイモノキラー、シルバリオン!】
イクサー1
(人工マガイモノキラー...私がその言葉を知ったときには、マガイモノキラーは簡単に作られるものではないと言っていた)
渚
「ちょっと、イクサー1?」
イクサー1
「あっ」
ガイキング
「どうした?暗い顔なんかして」
イクサー1
「あっ...いえ、なんでもありません」
ガイキング
「ごちそうさま、今夜はありがとう、でもあまり無理はするなよ」
渚
「うん、また明日ねガイキング」
ガイキング
「ああ、お前達も早く寝るんだぞ!」キーン
食事を終えたガイキングは飛び去っていく...
渚
「ふう...当分はイクサーロボに乗らなくちゃいけない生活が続くんだ」
イクサー1
「前に渡したあの腕輪は?」
渚
「ちゃんと持ってるよ」
...
一方...たくっちスノー
たくっちスノー
「ただいま...」
「あ、お帰り!シルバリオンはどう?」
たくっちスノー
「ダメだったよ...マガイモノの力が機体スペックを遥かに上回る」
「そっか...でも、完成させないと上がうるさいしなぁ」
たくっちスノー
「そうなんだよなぁ...マガイモノキラーのロボットが欲しいなんて、なんて無茶ぶりを...」
「まぁ、小さな事からコツコツと!戦闘データをちょうだい」
たくっちスノー
「うん...ところで、暗黒怪獣とか機械獣ってどこから来てるんだ?」
「さあ?俺にも分からない」
たくっちスノー
(イクサー1さん...貴方も今ごろ、嫌な予感を感じているのだろう?僕もだよ、渚さんを守れるのは君だけだ...)
たくっちスノー
(僕に出来るのは...シルバリオンを完成させること!)
第二話 END