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*40*
鋼鉄ジーグ
「あ、あの中にイクサー1の妹が...」
渚
「イクサー2...あんた、なんで捕まったの?」
イクサー2
「加納渚も居るか...私があんな奴に捕まるような存在に見えるのか?」
渚
「それはないわね、私がよく分かっている...」
鋼鉄ジーグ
「確かにアマソにはな...じゃあ、なんで?」
イクサー2
「『力』を求めていたからだ」
イクサー1
「力...マガイモノの、ですか?」
イクサー2
「お姉様も知っていたか」
イクサー1
「ええ」
渚
「どういうこと?」
イクサー1
「私とイクサー3は、あの人と巡った世界で、マガイモノの事を知りました」
イクサー1
「マガイモノ...他世界の情報から作り出された生き物」
イクサー1
「他世界の情報を集め、力に変える者を『マガイモノメイカー』と呼ぶそうです」
渚
「じゃあ、イクサー2はこの世界に来てマガイモノメイカーになったって事!?」
イクサー2
「呼び名の事などどうでもいい、私の目的はただ1つ」
イクサー2
「お姉様を...この手で殺すっ!!」
鋼鉄ジーグ
「ちょっ」
イクサー1
「イクサー2...貴方はまだそんな事を...!!」
渚
「イクサー1、受け止めて!!」
イクサーロボとイクサーΣは拳を押さえあい、せめぎあいになる
渚
「うっ...なんて力なの!!」
イクサー2
「これが『マガイモノ』の力だ、お姉様に会うまでの全ての力を、このイクサーΣに注ぎ込んだ!」
イクサー2
「パートナーなどいなくとも...倒すことなど容易い!!」グググググ
イクサー1
「くっ...!!」
渚
「こ、これが...マガイモノ...ううっ」
イクサー2
「死ねっ!!」
たくっちスノー
「ここかっ!!」 グシャッ
イクサーΣが拳を振るった瞬間、イクサーロボの影からたくっちスノーが現れ、Σの拳を受け止めるが、衝撃で左肩が吹き飛ぶ
渚
「たくっちスノーさん、どうしてここに!?」
たくっちスノー
「君らの居るところに強いマガイモノの反応が出てきたから、急いでワープしてきたんだ...間に合ってよかった!!」
イクサー2
「くっ...邪魔が入ったか!」
イクサーΣは黒い液体の粒になり消えていく
たくっちスノー
「あっ、待て...って、今のってイクサーΣ?」
たくっちスノー
「ってことは...」
イクサー1
「はい...」
たくっちスノー
「そうか...イクサー2が、マガイモノの力を」