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満開!ロボット学園(完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 124ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 マガイモノ スパロボ? 
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*80*

渚達は、リーンの研究所へと向かっていた


「こんなところに移動したんだ...私です、加納渚です」

リーン
「え、渚さん?悪いけどちょっと手が離せなくて...また今度に」

イクサー1
「居ますよね?ゼオライマー...いえ、あの人が」

リーン
「な、何故それを...!!」

ゼオライマー
「入れろ、俺がここに来いと言ったからな」

リーン
「え、お前が?...分かった、危害は加えないね?」

ゼオライマー
「入れろ」

リーン
「はいはい...どうぞ」

...

ゼオライマー
「渚、と言ったか...俺の事をどこまで聞いている?」


「木原マサキ...」

ゼオライマー
「!」


「古い時代を生きた科学者で、時空間にアクセスし様々な現象を引き起こす『次元連結システム』と『天のゼオライマー』を開発」


「しかし日本政府に目をつけられ暗殺、複数のクローン卵子を残してマサキの肉体は死に絶えた」

ゼオライマー
「...」


「問題はその後、貴方は次元連結システムを悪用しようとしていた」


「自身が『冥王』となるために、次元連結システムの力で世界征服を目論んでいた」

イクサー1
「ええっ!?」


「だから政府に殺された...もし卵子が残っていればたくっちスノー以上の時空犯罪者として名が上げられるだろうと言ったいた」


「間違っていませんよね?天のゼオライマー...いえ、木原マサキさん」

ゼオライマー
「...たくっちスノーめ、余計な話を」


ゼオライマー
「いかにも俺が『木原マサキ』だ」

その瞬間、ゼオライマーの装甲が弾け飛び、中から目付きの悪い少年のような人物が飛び出す、渚はすぐにクローンの1つだと理解した

マサキ
「緑風の言う『上層部』とは俺の事だ」


「じゃあ貴方がマガイモノキラーを欲しがって...」

マサキ
「その為にクローンの一人であるジークを派遣させ、俺にデータを送らせていた」


「ジークさんもだったの!?」

リーン
「そんなスパイみたいな真似をさせなくても...」

イクサー1
「しかし何故上層部?」

マサキ
「俺はかつて、時空監理局『技組』の組長に所属していた」

リーン
「技組って言うのはメカニックやロボットが多いところなんだ」

マサキ
「たくっちスノーの奴は、歪みの発端はお前だと釘を刺してきた、なんでもかんでも俺の仕業にするとは笑えるな」


「...じゃあ、そろそろ聞いていいですか?なんでマガイモノキラーを」

マサキ
「...お前達はマガイモノキラー機体を完成させている、話す権利はあるか」


マサキ
「緑風、お前の作った『心』というものがどれだけ歪かと言うことを存分に語ってやる」

リーン
「なんで!?」

第十四話 END

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