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*80*
渚達は、リーンの研究所へと向かっていた
渚
「こんなところに移動したんだ...私です、加納渚です」
リーン
「え、渚さん?悪いけどちょっと手が離せなくて...また今度に」
イクサー1
「居ますよね?ゼオライマー...いえ、あの人が」
リーン
「な、何故それを...!!」
ゼオライマー
「入れろ、俺がここに来いと言ったからな」
リーン
「え、お前が?...分かった、危害は加えないね?」
ゼオライマー
「入れろ」
リーン
「はいはい...どうぞ」
...
ゼオライマー
「渚、と言ったか...俺の事をどこまで聞いている?」
渚
「木原マサキ...」
ゼオライマー
「!」
渚
「古い時代を生きた科学者で、時空間にアクセスし様々な現象を引き起こす『次元連結システム』と『天のゼオライマー』を開発」
渚
「しかし日本政府に目をつけられ暗殺、複数のクローン卵子を残してマサキの肉体は死に絶えた」
ゼオライマー
「...」
渚
「問題はその後、貴方は次元連結システムを悪用しようとしていた」
渚
「自身が『冥王』となるために、次元連結システムの力で世界征服を目論んでいた」
イクサー1
「ええっ!?」
渚
「だから政府に殺された...もし卵子が残っていればたくっちスノー以上の時空犯罪者として名が上げられるだろうと言ったいた」
渚
「間違っていませんよね?天のゼオライマー...いえ、木原マサキさん」
ゼオライマー
「...たくっちスノーめ、余計な話を」
ゼオライマー
「いかにも俺が『木原マサキ』だ」
その瞬間、ゼオライマーの装甲が弾け飛び、中から目付きの悪い少年のような人物が飛び出す、渚はすぐにクローンの1つだと理解した
マサキ
「緑風の言う『上層部』とは俺の事だ」
渚
「じゃあ貴方がマガイモノキラーを欲しがって...」
マサキ
「その為にクローンの一人であるジークを派遣させ、俺にデータを送らせていた」
渚
「ジークさんもだったの!?」
リーン
「そんなスパイみたいな真似をさせなくても...」
イクサー1
「しかし何故上層部?」
マサキ
「俺はかつて、時空監理局『技組』の組長に所属していた」
リーン
「技組って言うのはメカニックやロボットが多いところなんだ」
マサキ
「たくっちスノーの奴は、歪みの発端はお前だと釘を刺してきた、なんでもかんでも俺の仕業にするとは笑えるな」
渚
「...じゃあ、そろそろ聞いていいですか?なんでマガイモノキラーを」
マサキ
「...お前達はマガイモノキラー機体を完成させている、話す権利はあるか」
マサキ
「緑風、お前の作った『心』というものがどれだけ歪かと言うことを存分に語ってやる」
リーン
「なんで!?」
第十四話 END