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*79*
そして、一週間後...
ゼオライマーの家に(勝手に)忍び込み、パーティーの準備をしていた
ゴーショーグン
「ケーキ買ってきたぞ!」
鋼鉄ジーグ
「すっげー!ホールケーキじゃん!」
D-1
「ほらこれ、全員分のクラッカー」
ザブングル
「おお、一度で良いからこれをパーンッ!てしてみたかったんだよ!」
ガイキング
「ほら、料理」
ダン
「お前料理とか作れたのかよ」
ガイキング
「まあな」
...
そして、渚とイクサー1は外で準備していた
渚
「.....」
イクサー1
「渚....」
渚
「イクサー1、貴方は手伝いにはいかないの?」
イクサー1
「はい」
渚
(イクサー2が来なければいいけど)
イクサー1
(事前に話は済ませておきました)
渚
(素直に応じてくれる人じゃないけどね...)
渚
(...ただ、あの事)
イクサー1
(たくっちスノーの、忠告...)
D-3
「お、そろそろ来るぞ!」
渚
「ええっ!?」
ガイキング
「プレゼントは隠せ、皆クラッカー持て!」
イクサー1
「渚、そろそろ話した方が...」
渚
「...パーティーが終わった後でいいわ、場合によってはすぐ聞いてみるけど」
イクサー1
「...」
渚
「天の...ゼオライマー...」
...
ゼオライマー
「ほう...」
ゼオライマーが家に上がり、ドアノブに触れると...
ゼオライマー
「機械反応探知、数は約30機」
ゼオライマー
「この程度ならこれでいい」
ゼオライマーは左手の甲に付いた光の玉を掲げると、扉の奥から物音が
「ワーッ!!」
渚
「!」
イクサー1
「今の声は...」
渚
「たくっちスノーさんの言ってた通りだ!行こう!」
渚が家の中へ入っていくと...
ゼオライマー
「今度は生命反応が二つ...」
渚
「ゼオライマー!」
ゼオライマー
「何なんだ?お前達は...ロボットというのは、他人のプライベートに土足で上がり込むのが流行りなのか?」
イクサー1
「酷い...」
パーティーの部屋は、何かが潰れたようにメチャクチャになっていた
ガイキング
「ゼオライマー、な、何故...」
ゼオライマー
「何故だと?俺が何も知らないとでも思っていたか?」
ゼオライマー
「『全て』知っていたさ、お前たちが無粋な事をしていたことも全てな」
ガイキング
「無粋?」
ゼオライマー
「たかが製造日を誕生日などと捉え、くだらん祝い事で弄ぶ...愚かな機械どもだ」
渚
「その口ぶり...貴方はやっぱりあの人に作られた機械じゃない!貴方は、たくっちスノーさんの...」
ゼオライマー
「なるほど、貴様は奴を知っているか」
ゼオライマー
「来い、あの場所にな」
ゼオライマーは腕を掲げ、姿を消す
イクサー1
「あの場所とは...?」
渚
「あそこだよ、多分...」