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満開!ロボット学園(完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 124ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 マガイモノ スパロボ? 
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リーンの研究所は、校舎の裏へと移り...


シャープ
「あー!数日ぶりの太陽の光!」

ジーク
「ふん、邪魔な奴もいなくなったか...」

リーン
「これでバレることを気にするまでもなく、一気に研究が出来るぞーっ!!」

シャープ
「あれ?そういえば...たくっちスノー先生は?」

リーン
「時空間!」

ジーク
「何?」

リーン
「なんでもあいつ...時空監理局を作り直したいんだってさ」

リーン
「俺やあいつが愛したメイドウィンの時のような、清く正しい正義の組織をね」

シャープ
「で、そのために準備と...いつ帰ってきてもいいように、セイブルヴィクスを整備しておかないと...あれ、セイブルは?」

リーン
「あっち」

リーンが指差した先には、セーラと一緒にテレビを見るセイブルヴィクスの姿が

シャープ
「何してるの?」

セーラ
「たくっちスノー先生がセイブルヴィクスにマガイモノ回路を入れたんですよ、自分なりに心のある機体を作りたいって」

セーラ
「でも自分は忙しいからって...知力のある私に任されたんです」

セイブルヴィクス
「私の思考回路は正常に学習しています」

シャープ
「凄い、もう喋れるんだ...で、何を見ているの?」

セーラ
「【アトム・ザ・ビギニンズ】という別世界の情報です、たくっちスノーさんによると優しいロボットのお話って...」

シャープ
「別世界の...?」

リーン
「アニメのこと!」

セイブルヴィクス
「セーラ様、ここに映るA106は何故ロボットを破壊しないのでしょうか」

シャープ
「え?破壊しない?」

セーラ
「はい...これに出てくる機体は特定のケーブルを千切ったり、アンテナを抜いたり...最大限ロボットや人を傷つけない戦法を取るんです」

セイブルヴィクス
「理解不能です、相手の損傷を最大まで抑えるメリットが感じられません」

セーラ
「うーん...それはきっと、優しいから、かな?」

セイブルヴィクス
「ヤサ、シイ...?」

シャープ
「たくっちスノー先生が、貴方に求めている感情だよ」

セイブルヴィクス
「...了解、学習カリキュラムに記録しておきます」

ジーク
「ロボットなんだから破壊に専念したらどうだ」

セイブルヴィクス
「ミスター・テンマと同じことを言いますね」

ジーク
「何?」

セイブルヴィクス
「ロボットに強さを求める者、ロボットに愛を求める者」

セイブルヴィクス
「貴方は集計したところ、前者に値します」

セイブルヴィクス
「たくっちスノー様により送られてきたデータによると、貴方は前から心パーツに反対派と記録されています」

ジーク
「...セイブルヴィクス、バルムンクの戦闘テストに付き合え」

セイブルヴィクス
「了解です」

セーラ
「あっ、まだ話の途中...」

ジークはセイブルヴィクスを連れて外へと出る

シャープ
「...隣、いい?」

セーラ
「良いですよ、この資料は我々の研究に深い意味を持っていると言っていました...一緒に見ませんか?」

シャープ
「もちろん!」

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