完結小説図書館

<< 小説一覧に戻る

満開!ロボット学園(完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 124ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 マガイモノ スパロボ? 
 >>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック

10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~ 100~ 110~ 120~

*81*

【第十五話】
『錆び付いた心』

セーラ
「ゼオライマー...さん、ですよね?」

ジーク
「木原が来ていると言うことは、何かあったということか」

シャープ
「上層部だもんね...」

ジーク
「...冥王。」

マサキ
「結論から言うと、事の発端は奴の作り上げた『心』とやらだ」


「ああ、やっぱり」

リーン
「やっぱりって何!?まず理由を明かしてよ!!」

マサキ
「そんなことも分からないのか緑風、いいかよく聞け」

マサキ
「お前が心を作るだと?」

マサキ
「確かにドクター・ライトや御茶ノ水氏など、機械に心を与えた科学者は時空に数多く存在している」

マサキ
「だがお前は機械だ、お前の感情は複雑なプログラムで作られたに過ぎないもの、心などない」

リーン
「え、そうかな?」


「確かに人間っぽい感情があるかと言われると...」

リーン
「うっそー、説明してよ」

マサキ
「良いだろう...お前はずっと、心パーツの研究をしていたな」


マサキ
「黒影が局長の頃からずっとな」

リーン
「ああ!時空監理局が無くなった頃ぐらいに、遂に心パーツが完成して、体となるロボットを作っていって...その頃に渚さんがやってきたんだ」


「なにそれ、私達は研究対象?」

マサキ
「その通りだ、お前は利用された...奴の研究に」


「.....」

リーン
「そーゆー言い方しないの」

マサキ
「この世界に見知らぬ機体が現れていることは知っているな」


「はい」

マサキ
「それらを送り出す元凶がいる」

イクサー1
「イクサー2ですね?」

マサキ
「いや奴は関係ない...元凶はこの世界のロボット、それも心パーツとやらをつけられたものだ」

リーン
「へぇっ!?」

マサキ
「.....覚えはあるか?」

リーン
「ないよ」

マサキ
「だろうな、お前は記憶機能が掛けているからな」

リーン
「...」


「その元凶って、どんなロボットなんです?」

マサキ
「こいつの不の部分だ」

イクサー1
「不の部分...」

マサキ
「イクサー1をリーンとするなら、その元凶はビッグゴールドに近いものと言えば理解できるだろう」

イクサー1
「なるほど...」

マサキ
「共通しているのは、感情が欠けている事だろうな」


「感情が?」

マサキ
「そう、例えば...」

ジーク
「木原、イクサーΣΣ接近中」

マサキ
「構わん、殺せ」

ジーク
「了解」

セーラ
「ええっ!?」


「ちょ、ちょっと待って!!」

80 < 81 > 82