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【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡
作者: むう  (総ページ数: 151ページ)
関連タグ: 鬼滅 花子くん 2次創作 オリキャラあり 戦闘あり 恋愛要素あり 
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 〈鏡ノ森、入山〉

 炭治郎「血の匂いがする…灰の匂いも……また誰かが死んだ…っ」
 善逸「イイ―――ヤァァァァァ! ごめん俺ムリ! 本当、今回ムリ!」
 伊之助「何逃げてんだこの野郎!(善逸の腕をつかんで連れ戻す)」
 睦彦「しかし何だここは。木の枝と枝の間に、縄、か?
    縄には鏡がいくつもぶら下がってんな…クマよけか?」
 仁乃「! 向こうに家がある」

 〜森の中の家屋の前〜

 伊之助「ボロボロじゃねえか、戸も障子も」
 仁乃「恐らく鬼が中に入って暴れたんだ。戸に返り血がついてる」
 炭治郎「……ひどいな……ここの鬼は毎晩人を喰っているのか」
 善逸「ね、ねえ何だこの音。金属同士がぶつかり合う音…」
 睦彦「鏡が風に揺れて、音を立てているんだろう。それにしても確かに不気味だな。
    早く始末しようぜ」

 炭治郎「そうだな。(くんくん)ダメだ、風で俺の鼻が機能しない!」
 善逸「仁乃ちゃん、鬼の位置は……?」
 仁乃「ずっと見ているけど見つからない…隠れているのかな」
 睦彦「伊之助、出番だぜ! 早くしろよ! 俺が真っ先に頸を斬」
 伊之助「黙れ! 集中できねえだろうが!(刀を地面に突き刺して準備)」
 睦彦「………テ、テメエ、俺の話を遮るとはいい度胸じゃねえかっ…」

 善逸・仁乃「はいちょっと静かにしてください!」
 伊之助「チッ。獣の呼吸・漆ノ型 空間識覚!!」

 〜ギュイーン〜

 炭治郎「どうだ? 見つかったか?」
 伊之助「声出すな、集中できねえ…」
 ???「君が探してるのって、もしかして俺?(背後から急に現れて)」

 かまぼこ隊一同「(バッと振り返る)」
 仁乃「子供の鬼……(二本の短刀を構える)」
 睦彦「気を抜くな。子供の姿をしてようがしてまいが、人の食うことに変わりはねぇ
   (刀の柄をつかんで)」

 善逸「嘘だろ嘘だろ!? 声をかけられるまで気づかないことある?」
 炭治郎「お前の頸は俺が斬る!」
 睦彦「馬鹿! 首を斬るのは俺だっつーの!」

 ???「元気だね。こんばんは、初めまして。俺は200年前の下弦の伍、伽札(かさね)だよ。
     君たちのお肉はおいしそうだね(手鏡を取り出してニッコリ)」


 ネクスト→かまぼこ隊VS元下弦の伍・伽札の戦い!
      このスレ初めての戦闘です! お楽しみに!
 

 

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